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さいたまシティカップ 前日記者会見 レポート
 さいたまシティカップを翌日に控えた2月8日(土)、大宮アルディージャクラブハウス“オレンジキューブ”で公式記者会見を行いました。

 冒頭では大会概要が説明され、45分ハーフで決着がつかない場合は引分けとし、選手登録は国際試合と同じ23人で、交代は12人まで認められることが確認されました。

 続いて両クラブが用意したギフトの交換が行われます。アルディージャからは特製のダルマが、クラブ・ナシオナル・デ・フットボールからはプレートが贈られ、高木琢也監督とグルタボ ムヌア監督、キャプテンを務める三門雄大選手とセバスティアン フェルナンデス選手、それに森正志社長とイバン アロンソGMが、笑顔で写真に納まりました。

 フォトセッション後は両監督と選手がマイクの前に座ります。高木監督は「我々もナシオナルさんも開幕前の貴重なゲーム。その先のリーグ戦につなげられるように、いい結果、いい内容のゲームを皆さんにお見せできるように頑張りたい」と意気込みを表わし、「伝統あるチームと戦えることは、我々の財産になっていく。この機会をチームとしても生かして、J1へ昇格できるように頑張っていきたい」とまとめました。

 一方のムヌア監督も、今回のさいたまシティカップを重要な試合と位置付けています。「日本を含めたアジアのチームは、ダイナミックで相手チームと競争力のある試合をすると聞いています。今回、我々の登録メンバーには若い選手が多いので、こういった大会に参加するのはいい経験になります。全力で真摯に取り組みたい」と語りました。

 どちらもシーズン前であることから、相手チームの情報収集には限りがあります。その点について聞かれた三門選手は、「南米の選手は高い個人技があるので、そこをしっかり抑えていくのが大事だと思います。ただ、相手よりも自分たちが昨年からやってきたこと、キャンプでやってきたことがどれだけ通用するのか、どれだけできるのか、ということにフォーカスしています。自分たちが持っているものを最大限にぶつけることで、たくさんのことを得られるのでは」と意欲を示しました。三門選手は「南米とチームと対戦するのは初めて」とのことで、「ドキドキ、ワクワクしています」とも話しました。

 ナシオナルのフェルナンデス選手は、オレンジキューブの印象を聞かれ「非常に素晴らしい」と目を輝かせました。その上で試合については、「来日前からシーズン開幕に備えて様々な準備をしてきている。明日の試合ではポゼッションサッカーを見せたい。自分たちが主役になって、それをしっかりと勝利につなげたい」と、すでに臨戦態勢です。

 そのフェルナンデス選手が表情をほころばせたのが、さいたま市国際ジュニア大使からの質問です。今回の会見には7名の中学2年生が参加し、英語で質問をしたのです。フェルナンデス選手だけでなく、ムヌア監督やアロンソGMは、「日本とウルグアイは気候が違う、その中で気をつけていることは?」といったサッカーに関連したものから、ウルグアイのカーニバルや観光名所などについて、笑顔を交えながら熱心に答えていました。

 記者会見は和やかな雰囲気の中で進み、およそ1時間で終了。最後にムヌア監督が「明日はいい試合になると思う」と力強く宣言し、さいたまシティカップへの期待がより一層高まりました。

(構成:戸塚啓/写真:早草紀子)


2月9日(日) 13:00キックオフ
NACK5スタジアム大宮
大宮アルディージャ vs クラブ・ナシオナル・デ・フットボール


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