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4/30・マイ仙台戦 デジタルマッチデープログラム
ダービーに快勝し勢いに乗るか。代表帰りの二人にも注目

昨年9月にスタートした2021-22 Yogibo WEリーグは、「WE ACTION DAY」を含めて残り4節となった。NACK5スタジアム大宮で行われるホームゲームは2試合を残すのみ。シーズンを通して積み上げてきたことをすべて出し切り、笑顔でクライマックスを迎えたい。

サンフレッチェ広島レジーナと対戦した前節のアウェイゲームは、大宮アルディージャVENTUSにとって特別な一戦になった。0-3で迎えた80分、ケガで調整を続けていた阪口夢穂、鳥海由佳の2人がWEリーグ初出場を果たしたのだ。

これでチームのギアが一気に上がった。鳥海はピッチを縦横無尽に駆け回り、何度もチャンスを演出した。阪口も前線でくさびを受けて、攻撃を活性化。途中からボランチの位置に入り、ボールを左右に散らす役割を果たした。大きなアクションで味方に的確な指示を出すなど、チームの雰囲気を明らかに変えた。アディショナルタイムには、縦へのフィードで吉谷茜音のシュートをお膳立てしている。

「なかなかピッチに立てず申し訳なく思っていたので、第一歩として試合に出られたことはうれしく思います。公式戦のピッチは1年4カ月ぶりでした。変な緊張もなく、同い年の3(有吉佐織、鮫島彩、上辻佑実)がピッチにいてくれたので心強かった」

試合後にこう話した阪口。出場時間は少なかったが、背番号10が残したインパクトの大きさは計り知れない。

マイナビ仙台レディースとは今シーズン2度目の対戦になる。アウェイで行われた第3節は、スコアレスドローで勝点1を分け合った。

しかし、スタッツだけを見れば、多くの時間を守備に費やしていたことがわかる。立ち上がりから相手にペースを握られ、岡本武行監督も「怖さゆえに引いてしまい、前に押し出すことができなかった」と振り返っている。それでも、GKのスタンボー華を軸に無失点でしのぎ切ったことはプラスの材料と考えていい。

チャンスもあった。前半はCKからDFの坂井優紀がヘディングシュート。さらに前線からプレッシャーをかけ、高い位置でボールを奪った仲田歩夢がそのまま持ち込んでミドルシュートを放っている。いずれも枠をとらえることはできなかったが、ここでゴールネットを揺らしていれば、違った展開になっていただろう。互いの力関係は、それくらい僅差だった。

現在、5位のマイナビ仙台レディースとの勝点差は「7」。勝てばその差を縮められるが、負ければ6位以下が確定する。

しかし、チームのモチベーションは極めて高い。サンフレッチェ広島レジーナ戦のあと、阪口は「今シーズンも残り3試合。試合に絡んだときは『おっ!』と思ってもらえるようなプレーをしたい」と言った。ここまですべての試合に出場している乗松瑠華も「全体で守備をすることを、もっとやっていかなければいけない」と前を向いている。

チームにとって集大成の一戦。いまこそ、一人ひとりのベクトルを合わせるときだ。

(岩本 勝暁)

監督コメント
 監督 岡本 武行

今節対戦するマイ仙台は、自分たちよりも順位が上のチームなので、ここから順位を上げていくためには負けられない試合になります。相手は縦に速いサッカーをしかけてくるので、チーム全体でどのように対応するかがカギになると思います。攻撃面では激しいプレスをどうはがしていくのかを皆で共有して戦っていければと思います。負傷離脱していた選手たちも戻ってきて、チーム内で競争が生まれてきていると感じます。そのなかで新しく入るメンバーがチームの雰囲気やゲームの流れを変えることができれば、全体のレベルアップにつながると思います。残り3試合となりましたが、毎試合トーナメントを戦う気持ちで臨みます

選手コメント

本職はボランチですが、後半戦に入ってからはサイドハーフで出ることが多く、新たなチャレンジをしています。最初は動き方がわからないこともありましたが、チームメートに助けられながら少しずつサイドハーフとしての動きを自分のなかに落とし込んで、ピッチで体現できるようになってきました。ただ、相手のハイプレッシャーのなかではうまく対応できないこともあるので、そういった場面でもしっかりと自分たちのやりたいサッカーを表現して、得点につながるプレーをしていきたいです。ホームゲームではいつもたくさんのサポーターの方に応援に来ていただいていますが、後半戦はまだ勝利を届けられていないことを申し訳なく思っています。マイ仙台戦では、果敢にゴールを目指す意識をもっと出して、勝利という結果で恩返ししたいです

前節は3失点で負けてしまい、とても悔しい試合になりました。相手の攻撃陣の距離感が良く、そこに対して最終ラインが下がったことで間延びしてしまい、うまく対応できませんでした。マイ仙台戦では、相手に前にボールを蹴らせないことを第一にしながら連動した守備をするために、ラインコントロールをしっかりすることが必要だと思います。個人としては、相手FWにボールが入ったときに奪いにいく強度をもっと上げていかなければなりません。結果を出すことは、チームとしても個人としても求められることだと思います。1対1の場面では、自分でもやれる手応えはあるのでもっともっとチャレンジしていきたいですし、そこに注目してもらいたいです

前節のフォーメーション
選手紹介
・右足のフィードと球際の強さが売りのセンターバック。
スーパーウルトラポジティブで、“87”がどれだけ久保ちゃんをイジってもぜんぜんへこたれません(笑)。
・お気に入りのコーデはハイジみたいな赤色のワンピースらしいです!
・たぶん料理が得意で、デパ地下で売ってそうなサラダをみんなに差し入れしてくれます♪
・熱すぎるセンターバックNo.1で、ヘディング、チャレンジ、カバー、全部が強くて熱いです!
・たまに隣でヤケドしそうになるくらい熱いんで、消火させてもらっています(笑)。
・趣味はたぶん筋トレです。毎朝筋肉量チェックしてるらしいです(笑)。
・好きな食べ物はパンとネギです。涙を流してまで、たくさんのネギたちを切ってます(笑)。
高さを生かしたセービングが得意です!
・ピッチでもベンチでもたくさん声を出してくれます。とっても大きな声で、すぐにどこにいるかわかります(笑)。
・顔はモデル並みに美人だけど、しゃべると残念なキャラです(笑)。
心がピュアすぎて、ついていけないときもあります。ただ顔はほんとに美人(笑)。
・最後の最後までグラウンドに残ってボールを蹴ったり、逆立ちをしたりしています!
実家が驚くほど自然いっぱいの場所にあるそうで、おかげさまでほんとにイノはよく走ります!
・ボールを持った方が速く感じるくらいスピードに乗ったドリブルが得意です!
・ほんとに心優しい良い子で、ちょっと普通よりだいぶ抜けています(笑)。
・ゆきちゃんとずっといっしょにいます。ニコイチって言葉は2人のためにある言葉だと思います(笑)。
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