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5/22・I神戸戦 デジタルマッチデープログラム
今季最終節。オレンジに染まるNACKで王者を迎え撃つ

数々のドラマを生み出してきた「2021-22 Yogibo WEリーグ」もついにフィナーレを迎えようとしている。

最終節の相手は奇しくも、912日のオープニングマッチと同じINAC神戸レオネッサだ。0-5で敗れた一戦は、相手にボールを支配されてほとんどの時間を自陣で過ごした。早い時間に失点したことも、チームから勇気を奪う要因となった。前線でプレッシャーがかけられず、球際で競り負けた。前半で4点を献上。20212月のチーム発足から積み上げてきたものを出し切れず、悔しい結果だけが残った。

そのINAC神戸レオネッサは、ここまで19試合でクリーンシートが13試合。1試合の平均失点が「0.36」と圧倒的な守備力を誇る。ゴールをこじ開けるのは簡単ではないが、攻撃力では井上綾香、髙橋美夕紀をツートップに構える大宮アルディージャVENTUSも負けていない。仲田歩夢らサイドからの押し上げも強力な武器だ。直近のAC長野パルセイロ・レディース戦では、CKのこぼれ球に反応した鮫島彩のミドルシュートがバーを直撃した。何より、再び巡ってきたリベンジのチャンス。しかも、相手はWEリーグ初代チャンピオンの看板を引っ提げてNACK5スタジアム大宮にやってくる。間違いなく最強の相手だが、もう勇気は失わない。貪欲にゴールを狙いに行き、勝って有終の美を飾りたい。

開幕から8カ月が経ち、チームは着実に成長を遂げてきた。第4節の三菱重工浦和レッズレディース戦では、カトラー・グレイス・エリンが外国籍選手としてWEリーグ初ゴールを挙げた。続くサンフレッチェ広島レジーナ戦で井上がハットトリックを達成、チームはWEリーグ初勝利を手にしている。

乗松瑠華、井上がなでしこジャパン(日本女子代表)候補トレーニングキャンプに招集されたことも、明るいニュースだ。林みのりをはじめ、途中から加わった選手もチームにフィット。第16節のさいたまダービーは、髙橋、有吉佐織のゴールで逆転勝利、多くのファン・サポータを勇気づけた。阪口夢穂、鳥海由佳らケガで戦列から離れていた選手も復帰を果たし、チームは一枚岩になりつつある。

前節の「WE ACTION DAY」は、1週間にわたって「手話」を使った活動を行った。11日は地元メディアを訪ねて、活動の内容や企画の意図を説明。15日には「VENTUS ACTION WEEK」の最後の取り組みとして、40名の参加者とサッカー教室を実施した。手話を使って様々なコミュニケーションを取ることで、地域におけるクラブのあり方を再認識した。最終節に向けてモチベーションがアップしたことは言うまでもない。望月ありさは「日頃の応援に対する恩返しとして、皆さんに笑顔になっていただける試合をしたい」と意欲を燃やした。

最終節は「ZEROONE 大感謝祭」と銘打って、大宮アルディージャVENTUSの試合を観たことがない人にも足を運んでもらえるような様々なサンクス企画を実施する。アルディージャファミリーはもちろん、小中学生を含めた25歳以下の若者も無料で招待。記念グッズやハズレくじなしの「スピードくじDX」も販売される。テーマは「1万人のオレンジ大作戦」だ。オレンジ一色に染まったNACK5スタジアム大宮で、華やかに大団円を迎えたい。

(岩本 勝暁)

監督コメント
 監督 岡本 武行

AC長野戦ではボールを持っている時間はありましたが、ゴール前でシュートまでいけない場面が多かったので、どのようにシュートまで持っていくかを、チームとして取り組んできました。I神戸はクオリティの高い選手が多くいるので、守備面では粘り強く守って失点をなくし、攻撃面では相手の堅い守備を崩すための選択肢を持てるよう、準備をしてきました。開幕戦で悔しい結果に終わっているので、勝点3を取ってリベンジしたいです。守備をするだけでは勝てないので、攻撃面も重視し、最後の試合はみんなで喜んで終わりたいです。

選手コメント

連敗が続いていますが、ネガティブになることはなく「勝ちたい」という気持ちで、高いモチベーションを持って準備ができています。I神戸は失点したあとにひっくり返すことが簡単な相手ではないので、試合開始直後の失点を絶対にしないことがポイントになると思います。自分たちがボールを持ったときに、自分たちのミスでリズムを崩してしまうことが多く、選手の距離感が遠いときもあるので、ポジショニングや自分からボールに関わる意識を大切にしていきたいです。開幕戦で0-5で負けたI神戸との対戦なので、自分たちが成長した部分を見せたいです。古巣との対戦になりますが、I神戸のサポーターもたくさん観戦に来てくれると思うので、そのなかで試合ができることが楽しみですし、出場すれば髙瀬(愛実)選手とマッチアップができる可能性があるので、それも楽しみにしています。

AC長野戦は自分がボールを持ったときにはチャンスがありましたが、決め切れず難しい試合になってしまいました。失点後も1点を取り返す力がなかったので、I神戸戦では先制点が大事になると思います。開幕戦のI神戸戦(0-5)は自分たちが何もできなかった試合でしたが、後期になって良い形で攻撃ができている時間帯もありますし、この1年間で積み上げてきたものをピッチで見せたいです。攻撃の選手として最後の決め切る部分が重要になると思うので、そこは意識したいです。チームとしてできることが増えてきているので、最終節は勝ちにこだわって戦いたいですし、ホームでたくさんのファン・サポーターの方が来てくれると思うので、必ず勝って終わりたいです。

前節のフォーメーション
選手紹介
・みなさんご存知のとおり、顔はかわいいけど中身はサバサバしていて、色白だけど膝だけ少し焼けています(笑)
・顔に似合わず、サッカーはパワフルで、あゆのドリブルから何度も攻撃のチャンスが生まれます!
・食べものはエビが好きで、飲み物はカフェラテをよく飲んでいます(笑)。
・写真を撮るときのあゆのキメ顔がジワります(笑)。
球際が強く、前にも推進力があって、ミドルシュートも得意で果敢にゴールを狙っています!
・自分自身で性格を表すなら「適当」らしいです(笑)。
・得意料理は肉じゃがで、実家では牛肉で作るけれど、一人のときは豚肉で作るそうです(笑)。
・焼肉が好きで特にハラミが好きです! 結局は牛肉が好きみたいです(笑)。
・とても落ちついた性格で、たぶん中学生のころから「鳥さん」って呼ばれていました(笑)。
・小柄だけど、とてもスピードがあってドリブルや裏への抜け出しがうまいです!
・アイスが好きらしくて、ケアの最中はもっぱらアイストークをしています!
・見かけによらず、めちゃくちゃ大きい車に乗っています(笑)。
・攻守ともに、フィジカルを生かしたプレーが得意で、特にオーバーラップするスピードは本当に速くて力強いです!
・こその好きなものはまったく知らないけど、ホワイトチョコが食べられないそうです(笑)。
なにわ男子が好きらしいですが、真相はわかりません(笑)。
いじられキャラで、すべてのいじりにていねいにツッコんでくれます(笑)。
・漫画みたいに、GKごとふっとばすんじゃないかってくらいのシュートを打ちます!
・とにかくシュートがえげつないです!
・目に入った食べものは全部自分のものだと思っているみたいで、すぐに手にとって食べようとします。たぶん生粋の食いしん坊です(笑)。
クレヨンしんちゃんが好きらしく、しんちゃんの巾着袋をたくさん持っているような気がします(笑)。
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