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7/23・秋田戦 デジタルマッチデープログラム

・「見開きバージョン」を印刷する場合
PDFをダウンロードし、A3用紙に印刷してください。その際、印刷サイズは用紙に合わせてください。出力した2枚の印刷していない面を貼り合わせて二つ折りにすれば、1/2縮尺サイズのマッチデープログラムになります。

・「単ページバージョン」を印刷する場合
PDFをダウンロードし、A3用紙に印刷してください。表紙とP2、裏表紙とP3の組み合わせで印刷していない面を貼り合わせ、さらにホッチキスなどで留めれば原寸に近いサイズのマッチデープログラムになります。


32歳のルーキー

24節の岩手戦から、栗本広輝は4試合連続でフル出場している。ダブルボランチの一角を担う。

「自分は試合をやるほどに、コンディションが上がっていくタイプです。その意味で、どんどん良くなっていくかなと思っています」

26節の東京V戦では、富山貴光の先制点をアシストした。左サイドからのクロスが得点に結びついた。

「周りの選手に気持ち良くプレーしてもらうじゃないですが、良い意味で自分が目立つことなく、特長を持った選手に力を発揮もらう、というのが自分のスタイルだと思っています。できる限りボールの流れをスムーズにしたりとか、11が得意な選手にそういう場所を作ってあげたりしたいですね。僕自身がゴールへ向かうプレーは相馬さんから求められていますので、今後もそういったシーンを作っていきたいです」

チームは7試合ぶりの白星をめざす。栗本にとっては、自らが出場した試合で初勝利を求める戦いだ。勝点0を「1」に、勝点1を「3」に変えていくために、背番号20はさらなる存在感を発揮していく。

「ポジション的に周りの選手への声掛けは意識していて、苦しいときに踏ん張る、勝ち切る雰囲気を作っていかなければいけないと思っています。シーズン初めから勝ち切れないのが大きな課題で、それがまだ改善できていない。細かい部分の積み重ねを、地道にやっていくことが大事だと思います」

NACK5スタジアム大宮でのホームゲームは、いつも以上に闘志が湧き上がる。最高の雰囲気のなかで戦える充実感が、栗本を奮い立たせる。

「メチャクチャいいですよね。サッカー専用スタジアムというのはもちろんですけど、僕らに大きな力がもたらされて、対戦相手にすごい圧力がかかるというか。アウェイで他のスタジアムへ行くと、『やっぱりいいよな』と実感して、チームメイトとそんな話をよくしています」

勝点4差の秋田との一戦は、順位に大きな影響を及ぼす6ポイントマッチだ。アウェイに続いて勝利をつかみ、勝点差を縮めていきたい。

「いまは苦しい順位にいますが、この場所にいるべきチームではないと思いますし、この状況だからこそ戦う姿勢をピッチで表現したい。普段から力をいただいているファン・サポーターの皆さんに勝利を届けたいです」

JFLからアメリカ経由でJにたどり着いた“32歳のルーキーは、チーム浮沈のカギを握っている。

(戸塚 啓)

PREVIEW OMIYA
リスタートに活路。10番の爆発にも期待

前回対戦は相馬監督の就任3試合目で、1-0の勝利を飾った。途中出場の泉澤がシーズン初得点をつかみ、新体制での初白星となった。

その試合を最後に、6試合連続で勝点3をつかめていない。そのうち5試合で先制点を許している。追いかける展開をひっくり返すには、相当なパワーが必要となる。リスクも背負わなければならない。先制点の重要性を、いま一度確認したい。

好材料はある。第25節の岡山戦から3試合連続で、CKFKをきっかけに得点を挙げている。さらに言えば、岡山戦と東京V戦は複数得点だ。リスタートを得点パターンにできているのは、接戦をモノにしていく裏付けになるだろう。そのきっかけを作っている武田の左足は頼もしい。

秋田はシンプルな縦パスやクロス、ロングスローを使ってくる。ゴール前でのバトルで競り負けないのはもちろん、セカンドボールの素早い回収がポイントになりそうだ。

攻撃では菊地と富山が好調だ。菊地は岡山戦と琉球戦で1点ずつを、富山は東京V戦で2得点を挙げている。チームが勢いに乗っていくためには、河田にも得点が欲しいだろう。ここまでチーム最多の6得点を記録しているが、第13節を最後にゴールネットを揺らしていない。周囲からゴールを求められ、自身もゴールに飢えている背番号10の爆発が期待される。

(戸塚 啓)

予想フォーメーション

DATA ANALYSIS
通算成績
ランキング
大宮アルディージャ ブラウブリッツ秋田
ゴール アシスト ゴール アシスト
河田 篤秀 6 柴山 昌也 6 武 颯 3 飯尾 竜太朗 4
菊地 俊介 4 小島 幹敏 3 吉田 伊吹 3 池田 樹雷人 2
富山 貴光 4 茂木 力也 2 青木 翔大 2 小柳 達司 1
矢島 慎也 3 武田 英寿 2 齋藤 恵太 2 千田 海人 1
新里 亮 他1名 2 河田 篤秀 2 井上 直輝 2 江口 直生 他8名 1
※データはすべて2022年7月22日現在
PREVIEW AKITA
11試合未勝利も、やるべきことをやるだけ

秋田は前節、山形とのホーム戦を0-2で落とした。大黒柱の稲葉が約2カ月ぶりにスタメンに名を連ね、さあここからと臨んだ21分、決定機阻止で千田が一発退場となり、残りの約70分を10人で戦うことになる。そこから前半のうちに2失点し大勢は決したが、秋田の選手たちは下を向かなかった。「後ろの選手はもう1点もやらせないという覚悟があった。それは確実に次につながる」と稲葉が話したように、体を投げ出す粘り強い守備でさらなる失点を防ぎ、カウンターで敵陣に迫った。結果的に得点には至らなかったが、最後までチーム一体となってファイティングポーズを取り続けたプレーぶりは、11試合未勝利という長いトンネルのなかにあっても、秋田が目指すべき方向であることは間違いない。

こうして迎える大宮戦。降格圏に近いチーム同士の6ポイントマッチの重要性は秋田の選手たちも十分理解しており、池田も「次の試合が本当に大事」と引き締めている。

とはいえ秋田がやることは変わらない。前線からの連動したプレスで相手を追い込み、高い位置でボールを奪ってカウンターを狙う。押し込んだ状態でセットプレーを獲得できればチャンスにつながるだろう。前節の粘り強い守備を継続し、無失点の時間をできる限り長くして勝機を見いだしたい。

(エル・ゴラッソ秋田担当/竹内 松裕)


PICK UP PLAYER
MF23 稲葉 修土

ピッチ内外でチームを鼓舞するキャプテンであり、豊富な運動量と競り負けないフィジカルでボールを奪うボランチ。第17節からケガで離脱し、第26節で約2カ月ぶりに実戦復帰。前節スタメンフル出場を果たした。まだ試合勘を取り戻している段階だが、球際の寄せなど局面の鋭さは戻りつつある。中盤の大黒柱として3ラインが連動するコンパクトな陣形を構築し、良い守備から良い攻撃を実現する。

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