2024年度彩の国カップ 第29回埼玉県サッカー選手権大会 代表決定戦
2024.5.11 [SAT] 14:00 NACK

大宮

  • 120+3' 清水 祐輔
1 - 0
0 前半 0
0 後半 0
0 延前 0
1 延後 0

東国大FC

試合経過
監督コメント
リーグ戦は続くので一喜一憂するというよりは、最後にどうなっているかなので、いつもどおりです。結果はわかりませんが、連敗をしないという意思は絶対に必要なので、そこはみんなで共有してチームとして連敗しないというところから立ち上げました。

次は彩の国カップになりますが、リーグ戦と変わらず目の前の試合は勝利を目指していくので、またしっかりと準備して臨みたいと思います。一発勝負なので何が起こるかわからないですし、いつもどおりに、特別なこともしないですし、しっかり準備したいと思います。

まだ相手の選手たちを生で観たことはなく映像でしか追いかけていないですが、人間の能力はそんなに変わらないので、必死になってやれば当然、世界中でジャイアントキリングが起きるわけですし、受けちゃダメだなというところはしっかり整理していこうと思います。

先や上を見るのではなく、まず1試合1試合、いきなり頂点を見ても始まらないですし、1試合1試合やっていって気づいたらここまで来ちゃったというのがトーナメントなので、あまり大きく構えずに、大きく構えたらトーナメントは目の前を見失ってしまうので、一戦一戦やっていきたいです。
選手コメント
ここ最近は3バックのときも4バックのときもありますが、どんなシステムであっても与えられたポジションで結果を出すことが、より出場機会を増やしたり、プレー時間を伸ばすために必要だと思います。

鳥取戦はスタートで出場しましたが、個人のパフォーマンス的にはあまり良くなかったですし、チーム的にもスコアほどの内容ではなかったと思います。もうちょっと自分自身の質などを高めていって、もっと貢献したいです。あのポジションは琉球でも京都でもやったことはありましたが、やっぱり一つのポジションしかできない選手だと生き残れないですし、いろいろなポジションで使われるような選手にならなければいけないなと思うので、そこは意識しながら質と強度を高めて、いつどんなアクシデントがあるかもわからないですし、そういった中でも対応できるようにしていきたいです。

チームとしてずっと勝てていれば優勝も見えてきますし、それはいいことなのですが、いつか必ず負けるときが来るとみんなが思っていると思います。そのときのリバウンドメンタリティというか、ここから跳ね上がるその力をもう一度みんなで出していかなければいけないと思いますし、(長澤)徹さんも試合後にそう言っていました。直近で彩の国カップがありますし、今月はリーグは残り讃岐戦だけですが、どの選手が出るかわからないですし、いろいろな選手にチャンスが回ってくると思うので、チームでしっかり跳ね返していきたいです。

次は大学生が相手ですが、難しい試合になることは覚悟していますし、簡単なゲームはないと思います。誰が出るか、どのシステムでいくかもわからないですし、徹さんがどう判断するか、どうするか、それにみんなが対応していくだけだと思います。落としていいわけはないので、しっかり勝って次につなげたいと思います。

一つ負けて落ち込んでいる選手はいないと思いますし、スタメンの選手たちも次に向かっていて、サブであったりメンバーに絡んでいない選手たちは、もちろん試合に負けていいわけではないですが結果が出なければチャンスも回ってくると思うので、いい競争をしながら活気のある練習ができていると思いますし、これをやり続けていければと思います。
個人としては徐々にコンディションが上がってきていて、(長澤)徹さんもそれを観てくれていると思いますし、自分の感覚的には悪くない状況です。今はクローザー的な役割で試合に出ていくことが多いですが、スタメンで出てチームの勝利に貢献したいという思いはあります。

自分自身はずっと準備してきた中でやっと出場できたのがルヴァンカップの名古屋戦で、もうやるしかない状況でしたし、出たら何かを残してやろうと思って試合に入りました。CBなども含めてどこで出場してもやれる自信はありますし、どこで出ても水準以上のプレーができるように準備するだけだと思っています。

昨年に自分自身としては初めて大きい怪我をして、でもプレーできない期間にいろいろ準備したりして、その中でやれることを自分なりに考えてやってきました。合流してすぐはまだ身体が追いつかなかったり、プレースピードが大学と違ったりして苦労しましたが、今はだいぶ慣れてきて途中から試合に出てもやれる自信はあります。

次は彩の国カップですが、自分をアピールできる場だと思いますし、リーグ戦やルヴァンカップと変わらず、同じ気持ちでやるだけだと思っています。チームとして連敗はしないので、全員で一つになって勝利につなげられればと思います。

対戦する東京国際大学FCは、同じ東京国際大学のトップチームに勝ったチームなので強いと思いますが、そこで自分たちが油断するようなことはまったくないですし、しっかり勝って個人としてもアピールできればと思います。一番アピールしたいのは対人の強さ、守備では絶対に自分のところでやらせない部分で、スキがあったらどんどん攻撃参加して結果を出せるようにやりたいです。
メンバー

スターティングメンバー

90+1'
68'
73'
61'

控えメンバー

90+1'
68'
73'
61'
61'

監督

長澤 徹

スターティングメンバー

GK 1 田中 公大
DF 30 西山 正悟
DF 4 岡部 羽弥
DF 5 石井 偉理亜
DF 3 花松 隆之祐
MF 14 鈴木 遥麻
MF 10 箕輪 竜馬
86'
MF 6 菅原 悠司
103'
MF 19 佐藤 瑠河
120'
MF 7 熊田 龍輝
66'
FW 11 若松 隼人
90+1'

控えメンバー

GK 21 大津 丈椰
DF 27 川口 航平
86'
DF 29 徳永 来輝 ジョシュア
120'
MF 22 永田 一輝
103'
MF 40 井田 順正
90+1'
MF 45 牧野 陸
FW 9 小西 利空
66'

監督

武藤 真一
試合詳細
13 シュート 9
10 GK 23
11 CK 5
7 直接FK 12
1 間接FK 3
0 PK 0
試合データ

主審

田邊 裕樹

副審

坂田 純平

副審

多田 稔

第4の審判員

永井 郁充

入場者数

2,020人

天候

ピッチ状態

全面良芝、水含み

気温/湿度

29.8℃/28.9%

HIGHLIGHT

延長戦ラストプレーのFKで清水がプロ初ゴールの決勝点、天皇杯出場へ
今季は、J3所属で天皇杯の自動出場権がない。東京国際大学FCと埼玉県の代表権を争う試合に臨んだ。合計13チームを擁する東京国際大学のセカンドチームに位置し、社会人が多い関東サッカーリーグを戦っているチームだ。決して侮れない相手だが、天皇杯の出場権を獲得するだけでなく、リーグ戦に向けた底上げの機会にもしたい戦いだ。

先発には、今季の公式戦初出場となるGK志村を筆頭に、リーグ戦の出場時間が少ない選手が多く名を連ねた。3バックに貫、濱田、鈴木。中盤は右から関口、阿部、高柳、植田。前線は右に中野克、中央にシュヴィルツォク、左に泉澤というラインナップだ。

試合が始まると、連続してチャンスが生まれた。1分、阿部が鋭いクロス。合わせようとした中野克がオフサイドになったが、決定機だった。続けて3分、中野克が切り返して左足でシュートを狙った。

その後は、後方で丁寧に左右を変えながらボールを保持。相手を引き出し、背後への縦パスからサイド攻撃を仕掛けた。しかし、相手も中央への侵入は許さない。12分、中央に移動した中野克が関口から斜めのパスを受けると、ワンタッチでスルーパス。シュヴィルツォクがシュートを狙ったが、うまく当たらなかった。

「開始からフルスロットルで行こうと思っていた」と話した関口は、精力的な位置取りと積極的なパスで攻撃を活性化した。ただ、15分を過ぎると、攻撃は停滞。ボールホルダーをフリーにさせない相手の守備に対し、パスを回すだけの時間が増えてしまった。

長澤監督は、ハーフタイムで「パスサッカーに逃げてしまった、という言い方をした」と攻撃面の課題を指摘。追い越しをかける動き、ゴールへ飛び込む動きの不足を修正するよう指示したという。しかし「目的と手段が入れ替わりそうになったゲーム」と振り返ったように、簡単には試合の流れをつかめなかった。

後半も序盤はチャンスがあった。54分に関口のクロスを中野克がヘディングで狙い、59分には植田のスルーパスからシュヴィルツォクにチャンスが訪れた。気温が高い中で相手を走らせ続けた効果は、少しずつ表れ、相手が守備で前に出てこれなくなる中、交代策で圧力をかけた。

61分に富山と種田、68分に清水を投入。73分、負傷した植田に代わって泉を投入。75分、中野克のスルーパスに高柳が抜け出すが、シュートは打てず。終盤に1点を争う接戦となり、84分には相手に直接FKをポストに当てられて冷や汗をかいた。後半終了間際、クロスに飛び込んだ富山がヘディングで合わせたがゴールとはならず。

勝負は、延長戦に突入。敵陣に押し込んだが、102分にはGK志村の好守で辛くもシュートを防ぐピンチもあった。延長後半に入り、107分に中野克が狙ったシュートは、ゴールの左。109分、カウンターのピンチは、延長戦から投入された市原がスライディングで防いだ。112分、中野克の右CKを富山が反らし「いつもならこぼれを狙うけど、キッカーならあの位置に来てほしいと思った」という清水が狙うが決まらず。

延長戦終了間際は、泉のドリブルを起点に猛攻。クロスから市原が頭で合わせたが、ゴールの枠を捉えず。PK戦突入かと思われたが、泉のドリブルでペナルティアーク付近でFKを獲得。「あの距離だと壁に当てやすい。越えれば入ると思っていた。蹴った瞬間に入ると思ったが、コースが良すぎた」と振り返った清水の会心の右足FKは、ニアを鮮やかに射貫いてプロ初ゴールとなった。同時に試合終了の笛が鳴り、劇的な決勝点となった。

苦戦したが、トーナメントは勝利がすべて。天皇杯1回戦は、5月26日。福井県代表チームと対戦する。次戦は、明治安田J3第14節のアウェイ讃岐戦。リーグ戦は首位に立っているが、前節に初黒星を喫した。今回の勝利で仕切り直し、再び連勝街道を走りたい。

(総評:平野 貴也)

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監督コメント
2,000人ちょっとのサポーターが入ってくれて、最後は唯一の枠内シュート1本だと思いますが、サポーター側に入ったというのはおそらく力をくれたと思っています。トーナメントなのでとにかく勝ち抜けることだけが目的なので、一つ勝ち抜けて天皇杯本大会にいけるということで、しっかり一つでも先に進んでいけるようまた準備したいと思います。

ゲームの方は典型的なゲームというか、世界中でジャイアントキリングが起こるという話をミーティングでしたのですが、なぜかと言うと、やっぱりつなぐとか蹴るとかそういうことではなく、相手のチームに敬意を持つところから入らないと、マインドセットを間違えてしまうとというところで、そういう意味ではうまくいかない部分はあるのですが、最後までああやってちゃんと我慢できるというか、それはもう今年のチームの非常に成長している部分で、前節のリーグ戦で少し崩れてしまって、初めて崩れてしまった部分でもあったので、それを含めてしっかりチームとして修正できたことはすばらしかったと思います。

やっぱりメンタルスポーツというか、相手チームはすばらしかったと思います。俗にいう球際とか、フィジカル的にもしっかり身体をぶつけてきてとか、本当にそういったところでゲームというのは瞬間、瞬間で持ってこられた場面もいっぱいあったので、そこは大いに学ぶべきゲームでしたし、うまくいく、いかないというのは局面の中であるのですが、その中でいかにゲームを進めていくかという部分で、前半に関してはハーフタイムで修正したのですが、パスサッカーに逃げてしまったという表現をしました。ちょっと厳しい言い方になってしまいますが、数的有利というのは後ろから人が追い越していったり参加して来ないとできないですし、そういう部分ではパスを動かしてそっち側に逃げたという、ちょっと表現は悪いのですが、サイドラインに5人か6人溜まって回してるのですが肝心のゴール前に誰もいないという、ちょっとアンバランスな状況が前半から続いていたので、その辺はチームとしては修正していかなければいけないと思います。やっぱり原則どおり、ゴールを目指す、ゴールを守る、その中でゲームの中でリズムを作ったりという部分なので、そこの目的と手段がちょっと入れ替わりそうになったゲームなので、そこはしっかりとまた修正してリーグ戦、天皇杯の本戦に向かっていきたいと思います。
選手コメント
まずは勝ててよかったと思います。延長までいってしまって、ゴールも流れからではなくセットプレーでしたけど、第一の目標である勝利するということができてよかったですし、チームとして公式戦で連敗しなかったこともよかったです。

前半はゴール前に入る人数が少なかったので、ハーフタイムで修正して後半から徐々に人数を増やせたり、カウンターに出ていく人数は増やせたんですけど、その質が低かったりとか、合わせられなかったりとか、そういった部分で精度を高めていかないといけないですし、回数を増やしていかないといけなかったかなと思います。

次はリーグ戦に戻りますけど、リーグ戦だけで見たときにも連敗しないために次のアウェイゲームも大事な試合になってくるので、またチーム全体で勝ちに向かってやっていければと思います。
結果を見れば勝利することができたのでそれ以上はないですが、個人としては安定していて、結構相手も観れて一番最適な判断ができていたかなと思いますし、一つセーブもできました。個人的には満足のいく試合でしたが、チームとしてはあまり良くないゲームだったと思いますし、課題が多かったと思います。そこはチーム全体としてもそうですし、DFラインとして、個人として、また修正していければと思います。

攻撃のところでの決定力であったり、前半は後ろから見ていて勢いが弱かったですし、そこは僕が前半のうちにチーム全体に伝えることができていれば、また結果は違ったのかなと思います。少しこねすぎるというか、シュートを打たないで終わってしまう場面も多かったと感じます。普段と異なるメンバーで、戦い方も少し変わったりした中で、それをやろうとしすぎたのか、ちょっとみんながていねいに入りすぎた部分はあったかなと思います。

今日はカテゴリの異なる相手で、カテゴリが上の方は追われる立場で少し難しい部分はあると思いますが、そこは(濱田)水輝くんであったり、僕もそろそろ経験のある立場になってきているので、もっとうまくバランスが取れたらと思います。今日はDFラインはある程度バランスが取れていたと思うので、もっともっと浸透させていけたらと思います。

天皇杯に出場できることはうれしいですし、次もよりいい試合ができるようにトレーニングしていきたいです。
難しい試合になるというのは分かっていましたし、実際なかなか点が入らなくて相手のペースになっていたり、セカンドボールを拾えなくなっていたので、自分が出て攻撃を活性化したいと思って交代で入りました。

東国大FCはとてもモチベーション高くきていましたし、僕たちは大学生相手だからとかなくいつもどおりやるっていうのが大事なんですけど、やっぱり選手みんなどこか動きが硬かったので、そういうのもあって苦労したかなと感じました。最後のFK以外にも僕自身何回もチャンスがあったので、そこで決め切れていれば、もっとラクにゲームを運べたのかなと思います。

FKは去年も大学リーグですけど決めていましたし、練習も結構していたので、いいイメージも持っていたんですけど、まさか決まるとは思ってなかったので決まってよかったですし、うれしかったです。プロ初ゴールがこんな形で決まると思っていなかったので、本当に最高でした。

僕自身はどの試合でも出たらしっかり結果を残すだけだと思ってやっていますし、モチベーションは高く保っていました。今日出たメンバーがもっと試合に出れるように脅かせないといけないと思いますし、そうなっていければチームとしてももっと迫力が出せると思うので、チーム全員で戦っていきたいと思います。
フォトギャラリー

(写真:早草紀子)

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