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塚本 泰史アンバサダー 仙台自転車チャレンジレポート

 7月31日(木)~8月2日(土)、塚本 泰史アンバサダーが大宮から仙台まで自転車で移動するチャレンジを実施いたしましたので、その模様をお伝えします。

 これまで「同じ病気で戦っている人たちを勇気づけたい」、「これまで支えてきてくれた人たちに、自分が頑張っている姿を見せることで、少しでも恩返しをしたい」という想いを持って、2012年には東京マラソン、2013年にはゼロ合目からの富士登山にチャレンジした塚本アンバサダー。今年の目標に掲げたのは、自転車で大宮を出発し、8月2日(土)にユアテックスタジアム仙台で行われる仙台 vs 大宮に向かうことでした。

 以前よりトライアスロンに挑戦したいという目標を掲げているなかで、まずは自転車のトレーニングを始めるにあたり、トレーニング用ということで、ベルギーで90年の歴史を持つ老舗メーカー「THOMPSON」の自転車を日本総代理店の株式会社HAMASHO様よりサポートいただけることとなり、自転車トレーニングの一環として今回のチャレンジを設定しました。

 7月31日(木)の早朝、まずは氷川神社にて安全祈願を行い、NACK5スタジアム大宮を出発です。スタート地点には、20名のファン・サポーターの皆さま、ご家族がお見送りに来ていただき、6:30に仙台に向けた道程をスタートいたしました。

 今回も塚本アンバサダーのチャレンジを一番近くでサポートしてくれるお兄様とともに、さいたま市内を抜け、県道を走り国道4号線に出ます。スタートから2時間ほどで利根川を渡り、茨城県古河市に入りました。徐々に日が昇りひた走る塚本アンバサダーの身体に容赦なく太陽の光が照りつける中、黙々とペダルをこぎ、午前11時半には栃木県の宇都宮市に到着しました。そして宇都宮市内での休憩ポイントで嬉しいサプライズ。なんとご家族が激励に来られました。本人には全く知らされていなかったようですが、たくさんのパワーをもらい、しっかりと休息をとって、午後の出発を迎えました。
 午後はさらに日差しが強くなり、また高低差のある道は少しずつでありますが確実に2人の体力を奪っていきましたが、非常に整備された道であったため、快調に距離を伸ばしていき、17:30に1日目の宿泊地である黒磯駅に到着し、大宮から138kmの移動を達成しました。



氷川神社で安全祈願

スタート地点にはたくさんのファン・サポーターの皆さまが

ひとりひとりと握手をしてスタートします

暑い日差しの中、着実に前進します

宇都宮市に入ります

上り坂も懸命にこぎます

「午後も頑張ります」のガッツポーズ

自然の中を快走します

那須塩原市に到着

1日目完走!
 2日目となり8月1日(金)は朝5:30にホテルを出発し、涼しい時間帯で距離を稼ぐ作戦を立てましたが、黒磯駅から白河までの長い上り坂が2人を待ち受けていました。長く厳しい坂ではありましたが、前日の疲れを物ともせず強い推進力をもって前に進みます。朝の9時には郡山市に到着。日が昇り徐々に2人の体力を奪っていきました。二本松市から福島市の途中には、再び長い上り坂もあり、時折厳しい表情を見せるものの足を止めること無く前進しました。2日目の昼休憩ポイントである福島駅についたのは13:00頃。ここでも再びのサプライズがあり、ご家族に激励に来ていただきました。長い上り坂による疲れの表情もご家族からの激励で、いつもの明るく勇気に満ちた表情となりました。
 ところが休憩所に入った瞬間に空模様が急変、雷雨に見舞われ、午後の予定の変更も想定しましたが、予定通りの休憩時間を経て外に出てみると空も明るくなり雨も止んでおり、天気も塚本アンバサダーの味方をしてくれました。午後は雨で濡れたアスファルトの走行のため、より一層の注意を持って距離を進めます。曇空の中、順調に前進を続け、16:30には宮城県に入りました。阿武隈川と並行する国道349号線は長い下り坂で快調に進み、17:45には2日目の宿泊地 角田市に到着しました。2日目は150kmを走行し、大宮から288km地点となります。



2日目は朝5時半に出発

上り坂を駆け上ります

郡山市に入りました

休憩ポイントではしっかりとストレッチ

安全走行のために自転車のメンテナンスもしっかりと

快調に前進します

笑顔も見せる塚本アンバサダー

2日目も残りわずかです

阿武隈川沿いを走ります

2日目も無事完走
 最終日となる8月2日(土)は前日までの疲労を取り除くため、ゆっくりとした朝を迎えました。強い日差しを感じる日ではありましたが、スタート地点の角田市から沿岸部に入りました。2012年にクラブが復興支援活動を行った亘理町を通り、沿岸部を北上していきます。震災で被災に遭われた地域を自らの足で進み、自らの目で見ることで、塚本アンバサダーの表情は一層引き締まるとともに、強い思いを胸に期する姿がありました。少しずつ復興が進んでいる地域もあれば、3年前から時が止まってしまっているような場所もあり、「自分に何かできることがあれば、やらないといけない」という思いを強くしました。
 沿岸部を抜け多賀城市に入ったところからラストスパートとなります。仙台市街地を抜けるため、交通量が増えてきましたが、残された体力と気力を振り絞り、細心の注意を払い目的地に向かいます。
 そして16:00。スタジアムでは仙台戦を共に闘うたくさんのファン・サポーターの皆さま、そしてご両親に迎えられ、ついにユアテックスタジアム仙台に到着しました。
 サポーターに皆さまから盛大な拍手と歓声をいただき、塚本アンバサダーには3日間の移動による疲労の中、チャレンジを達成した充実感が全身から溢れでていました。

 さらにフィニッシュ地点には、もう一つのサプライズがありました。2012年に出会った梅崎太助さんのご両親の姿があったのです。梅崎さんは佐賀県小城市に生まれ、子供のころからサッカー少年団でボールを追いかける日々を送っていました。しかし中学生の頃に足に骨肉種を発症、「サッカーを続けたい」という思いで、足を切断しないで治療を続けましたが、残念ながら14歳の夏にお亡くなりになりました。さまざまなご縁があり、一昨年から交流を重ねておりました。そして今年5月にお会いした時に塚本アンバサダーから今回のチャレンジの話しを聞き、ぜひゴール地点で彼を迎えたいということで塚本アンバサダーには内緒で佐賀県から仙台まで来られたのです。



最終日のスタートです

究極の坂に挑みます

被災地の今を目にする塚本アンバサダー

暑い日差しを浴びながら前に前にと進みます

もう少しでフィニッシュを迎えます

無事完走!!

たくさんのサポーターの皆さまにむかえていただきました

サポーターの皆さまと一緒に記念撮影
 たくさんの方々に支えられながら、自らの足で前進を続け、総移動距離341.7kmを走りきり、3日間のチャレンジは終了しました。

●塚本泰史アンバサダー コメント:
約350kmという長い道程でしたが、クラブスタッフをはじめ、自転車をサポートいただいた㈱HAMASHO様、家族、サポーター、応援してくださる全ての皆さんのおかげで無事走破することができました。
長い上り坂は本当にきつかったですが、登り切った後の充実感、下り坂の爽快感は人生とも通じるものだと思いました。これからも厳しい道程ではあると思いますが、一歩一歩前に進んで夢の実現に向けてチャレンジしていきたいと思います。
本当にありがとうございました。



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