SOMPO WEリーグ 第5節
2024.10.14 [MON] 14:00 NACK

大宮V

0 - 0
0 前半 0
0 後半 0

AC長野

試合経過
監督コメント
前節はメンバーを入れ替えて臨みましたが、コンディションのところで一番フレッシュな選手を起用したというところと、その一人ひとり良さを出すためにシステムを変えたり、そういった立ち位置だったりっていうところがあったので、その中でしっかりとそれぞれが自分の良さを出せるようにプレーしようっていうことは、試合前に選手に伝えました。

前半も何度かゴールに迫るシーンでゴール前に飛び込む人がいないとか、ゴールを取らなければサッカーは勝てないので、そういったところはハーフタイムに選手にも伝えましたし、後半は前に前に出て行くシーンがあったり、逆に行きすぎてしまったうえにセカンドの対応がイマイチだったり、といろいろなことがあったと思います。一つPKを取って欲しかった場面もありましたが、ペナルティボックスの中でそういったシーンがあったということは、そこまで入っていけているということだと思うので、あと一つゴールを決めるっていうところは突き詰めてやっていかなければならないと思います。

3バックうんぬんよりも、VENTUS U18の佐藤(百)があれだけ戦えたことはすばらしいことだと思いますし、彼女が今後私たちの大きな力になることもわかりました。また、ウイングバックの杉澤や奥津があれだけ前に出て行けたことも収穫だと思います。あとはシーズンをとおして出場している乗松、五嶋も力強さが出てきていますし、個々で見ればとても収穫が大きかったかなと思います。

AC長野は前に推進力がありますし、攻守においてハードワークができるチームだと思います。そのうえで、前線の選手は運動量の多い選手やクオリティの高い選手もいるので、そこは集中して守り切らなければならないと思いますし、 DFラインには昨季ウチにいた坂井(優紀)が加わって、より高さと強さが増していると思うので、ボールに対していかに相手よりも一歩早く飛び込んでいけるのか、もしくはその回数をどれだけ増やせるのかっていうところは大事になってくると思います。

毎回言っていますが、つねに勝つことにフォーカスして選手たちも取り組んでくれていますし、 そういった中でゴールを奪えていないっていうことは、チームとしても重くとらえているところではあります。ただ、どこかのポジションとかっていうよりかは、チームでいかに押し込んでいくかっていうところだと思うので、自分が決めてやるっていう気持ちをピッチで表現できるかどうかだと思います。

選手コメント
前節は初めて3バックのシステムでやってみて、特に守備の部分はお互いの距離感だったり、近い選手とつねにコミュニケーションを取りながら紅白戦も含めて取り組んできました。その中で試合でもうまくハマる部分があったところは、一つ収穫だったと思います。

球際や奪われた後の回収が圧倒的にS広島Rの方が早かったし、強度も高かった印象でした。また、自分たちがボールを奪える場面で奪い切れなかったところからの失点だったので、そこは相手が自分たちよりも勝っていた部分だと思います。ただ、そういったところを自分たちが勝ることができなければ、試合に勝つことは難しい状況なので、そこは突き詰めてやっていかなければならないですし、足りない部分が明確に出た試合だったと思います。

マイボールの時間を長くできなかったことと、自分にボールが入った後の攻撃がうまくつながれていなかったので、そこは課題に感じます。また、自分のところからチャンスを作れた回数も少なかったですし、後半に関して言えば、あまりボールも自分のところに入らない状況だったので、そこは悔しいところでもありますし、改善していかなければならないと思います。

今のチーム状況的に言えば、相手がどこだからどうというよりも、シンプルに自分たちが目の前の相手に負けないっていうところをもっと前面的に出さなければならないと思いますし、そこの部分を一人ひとりが出せれば全然戦えるチーム状況だと思うので、1対1の場面では絶対にしかけて剥がすことや、守備で言えば、1対1の局面で絶対に負けないというシンプルなところをそれぞれがしっかりと立ち返って、どん欲にゴールを目指していこうと思います。

今自分が何を言ってもあまり伝わりづらいと思いますし、結局はサッカー選手である以上、ピッチで見せるしかないと思います。言葉で言うのは簡単だと思いますが、その言葉をピッチで体現することがとても難しくて、ここ数試合は自分たち自身も気持ちとピッチでの動きがマッチできていないことにもどかしさを感じます。ただ、そういう時期はサッカーをやっている中では絶対にあることだと思うので、言葉よりも自分はプレーを見てほしいですし、そこに関して責任と覚悟を持って、 また観に来たいと思ってもらえるようにしたいと思います。また、今この状況にもかかわらず毎回足を運んでくださっている方はVENTUSを、そして大宮を心から愛してくれていると思いますし、いつも変わらずに応援してくれているので、今このチーム状況を変えるために、というよりも自分はその人たちのために勝ちたいって思っているので、 どんな試合でもどんなゲーム内容だったとしても、とにかく結果にこだわっていきます。
マイ仙台戦は途中交代で出場して、自分の中ではいい準備をして試合に臨めましたが、出場時間が短かったということもあって、なかなか自分の良さを出せませんでした。リズムを作るっていうのが自分自身のスタイルである中で、序盤の流れや試合の持って行き方はできたことの一つだったと思います。

前節は初めて3バックのシステムで試合に臨んで、前半は少し下に重くなってしまった部分もありましたが、その中でも中盤の受けるタイミングやボールが入らなくても継続して関わり続けることはできていたと思います。ただ、選択するのかしないのかの判断のところは、チームとして高めていく必要があります。

後半はシステムが変わった中で、ビルドアップのときに自分が受けてそこから作り直すことや、受ける回数が減ってしまったことは、後半に重くなってしまった原因だったと思いますし、攻撃が単調になってしまった理由の一つだと思います。

今までの試合を振り返っても、中盤からのゴールの意識っていうところは少なかったですし、上からだったりベンチから見ていた中でも、相手が引き切っているシーンにもかかわらず、ミドルシュートが少ないと感じていたので、入る入らないではなくその一本を打つだけで相手が出てきたりっていうことも戦略の一つだと考えて、そこは自分が試合に出たときは意識しています。また、ミドルシュートは自分の武器でもあるので、試合の中で一本は必ず打つことは決めていますし、スキがあれば狙っていきたいと思っています。

AC長野はチームとして作っていくというよりかは、その場の個人判断に長けている選手が多いというイメージなので、球際の強さはカギになると思います。次節のメンバーやシステムもわからない中で、自分たちの今足りていない攻撃力やシュートの意識というところは全員がさらに持つべきですし、また後半になると重くなってしまう傾向もあるので、そこはチームとして気づいた人がもう一つ押し上げて前から行けるようにしていかなければならないと思います。今勝利がない状況なので、もうどんな形であろうととにかく勝つことは意識していきますし、何が何でも勝って、サポーターの皆さんと喜び合いたいと思うので、応援お願いします。
メンバー

スターティングメンバー

DF 33 佐藤 百音
46*'
46*'
61'
61'

控えメンバー

46*'
83'
46*'
61' 83'
61'

監督

柳井 里奈

スターティングメンバー

GK 1 伊藤 有里彩
DF 5 岩下 胡桃
DF 29 坂井 優紀
DF 25 奥川 千沙
DF 3 岡本 祐花
MF 14 菊池 まりあ
81'
MF 8 村上 真帆
71'
MF 28 稲村 雪乃
81'
MF 18 伊藤 めぐみ
FW 17 髙橋 雛
67'
FW 13 大内 梨央

控えメンバー

GK 21 梅村 真央
MF 7 三谷 沙也加
81'
MF 6 源間 葉月
71'
MF 15 中野 琴音
81'
FW 9 中村 恵実
FW 19 安倍 乃花
FW 11 川船 暁海
67'

監督

廣瀬 龍
試合詳細
11 シュート 11
15 GK 11
2 CK 7
5 直接FK 7
0 間接FK 2
0 PK 0
試合データ

主審

柳 彩乃

副審

中本 早紀

副審

山本 真理

第4の審判員

小野田 伊佐子

入場者数

982人

天候

晴、弱風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

25.1℃/31%

HIGHLIGHT

監督コメント
今季はなかなかゴールが取れていない中で、今節は前の人数を増やしてゴールを何としてでも取るっていうところだったのですが、なかなか最後の最後でチャンスを決め切れないことが今日の結果だったと思います。

守備のところで言えば、五嶋や乗松を中心に最後の最後に体を張って守り切るということを継続できているところはすばらしいところではありますが、やはり勝点3を取るためにはゴールを取らなければいけないので、そこは自分たちがシビアに日常から意識していかなければならないと思います。

杉澤の縦への推進力や普段左サイドで起用している仲田を右に入れて、足元で受けたときの逆サイドというところを考えて、あのポジションで投入しました。後ろが5枚になる時間よりも、前にウイングバックが出て行くシーンが多かったところは、彼女たちの気持ちの強さだと思いますし、相手のカウンターに対してもしっかりと対応できていたことはすばらしかったと思います。
選手コメント
前半はベンチから見ていて、自分たちが攻撃しているときに逆サイドに大きなスペースができていたので、自分が入ったらそこを積極的に狙うことはイメージしていましたし、監督にも同じようなことを言われたので、そこは意識して試合に入りました。

前半も何個かチャンスはありましたし、自分が途中交代で入ってからも決定機が何個かあった中で、チームとして一つも決め切れなかったっていうことが、ここ9試合で勝てていない明らかな原因だと思います。自分としても決定機が何個もあったので、決め切れなかった責任がありますし、申し訳なさを感じます。

後半はチーム全体が背後を取れなくなってしまっていたので、自分が入ることでどんどんそこを狙うことは意識しました。それによってまた相手のDFラインとボランチのあいだが空いて、そのスペースを有効的に使ってチャンスを作れていたところは良かったですが、やっぱり最後に決め切らなければ意味がないと思います。

惜しいとかあと一歩とか、それでは絶対この先もこのままですし、勝てないと思うので、チーム全体で決め切るっていうところにフォーカスして、次の試合に臨みたいと思います。
試合の全体をとおして、割と優位にゲームを進められたと思いますが、やっぱりあと一歩のところで得点できなかったことは、チームとして大きな反省点だと思うので、しっかりと点を取って勝ち切りたかったというのが一番の感想です。

(杉澤)海星とは昨季から同じサイドを組んでいたので、お互いのプレーの共有はできていましたし、やりやすさはありましたが、ハーフタイムから交代で入って、勝ちに行くぞっていうチームの動きの中で、それが達成できなかったことは課題になるとは思います。ただ本当にあと一歩のところなので、そこはチーム全員で続けるところは続けて、変えるところは変えていかなければならないと思います。

内容うんぬんはありますが、全員が気持ちを出して勝つことだけにフォーカスして、試合を進めていきたいと思います。今は勝利するためにいい準備をしていきたいと思いますし、なかなか勝てない試合が続いてる中でも、こうやってスタジアムに足を運んで応援してくれるサポーターの皆さんが多くいるので、その方々のために次こそ必ずNACKで勝って、今後のいい弾みをつけられればと思います。
フォトギャラリー

(写真:高須力)