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「VENTUS ACTION WEEK」実施レポート
2021-22 Yogibo WEリーグ第21節は、WEリーグの理念である多様性社会の実現に向けた活動を行う「WE ACTION DAY」にあたり、大宮アルディージャVENTUSでは「VENTUS ACTION WEEK」と銘打ち、選手たちが1週間をかけて活動しました。

WEリーグの理念である、「女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人ひとりが輝く社会の実現・発展に貢献する」ために、選手自身が多様性を理解し理念を推進していくことを目的として、「子どもたちへ元気を届けること」や「障がいへの理解」等をテーマに、選手たちが主体的に各種の施策に取り組みました。

大宮アルディージャのJリーグ公式戦では、「サッカー応援も、ノーマライゼーション」を合言葉に障がいのある人もない人も一緒にスポーツを楽しむべく、毎年「手話応援デー」を実施していますが、今回の「VENTUS ACTION WEEK」では、大宮アルディージャVENTUSの選手たちが「手話」を使った活動を行いました。


埼玉県立特別支援学校大宮ろう学園選手訪問
日時:5月11日(水)
場所 :埼玉県立特別支援学校大宮ろう学園
参加選手:坂井優紀 選手、鮫島彩 選手、有吉佐織 選手、井上綾香 選手

小学部6年生・中学部2年生の約15名との交流会では、先生に通訳をしてもらいながら、事前に覚えた手話や筆談を交え、児童・生徒から選手たちへの質問、そして選手からも児童・生徒たちへ質問を行いました。サッカータイムでは、選手が自分たちでメニューを考え、ストレッチや鬼ごっこ、ミニゲームなどを行い、最後にはプレゼント交換も行いました。選手たちが自分の名前の手話の仕方を教わるなど、学びの多い時間となりました。

■坂井優紀 選手 コメント
小学部のみんなは元気があふれて、その明るさに逆に私たちが助けてもらいましたし、中学部のみんなは進行まで事前に考えてくれていて、とても良い時間を過ごすことができました。手話の重要さや、とにかく「伝えよう」という気持ちが何より大事だということを感じました。事前に選手同士で話し合って、私たちはサッカー選手らしく何よりサッカーで楽しんでもらおうと考えていたので、実際にボールを一緒に蹴ってもらって、サッカー、スポーツの楽しさを感じてもらうことができたと思いますし、ぜひ一緒にサッカーをしたいです。そしてあらためて大宮アルディージャVENTUSが地域に必要とされる、地域の役に立つ存在となりたいと思いました。

地元メディアへの企画説明
日時:5月11日(水)
場所:埼玉県庁、さいたま市役所
参加選手:仲田歩夢 選手、田嶋みのり 選手、スタンボー華 選手

さいたま市記者クラブと埼玉県記者クラブの方々に、選手自ら今回の活動の意図や内容の説明を行いました。訪問前は緊張した様子の選手たちでしたが、それぞれが準備をして自らの思いを含め取材のお願いをすることができました。また、普段お世話になっている自治体の方々にもご挨拶に伺いました。

■仲田歩夢 選手 コメント
前回のVENTUS ACTION WEEKの際もメディアキャラバンに伺いましたが、今回は2回目ということもあり意図や目的をより一層はっきり認識できた上で企画の説明、取材のお願いをすることができました。また、チームを支えてくれている地域の方々の協力があってVENTUSの活動ができているので、皆さんへの感謝を忘れずにこれからも地域に根付いたチームにしていくために積極的に様々な活動に取り組んでいきたいです。

さいたま市聴覚障害者協会による手話講習
日時:5月12日(木)
場所:クラブハウス「オレンジキューブ」
参加選手:長嶋洸 選手、乗松瑠華 選手、山崎円美 選手、阪口夢穂 選手、小島ひかる 選手、仲田歩夢 選手、鳥海由佳 選手、田嶋みのり 選手、スタンボー華 選手、髙橋美夕紀 選手

今回のVENTUS ACTION WEEKのテーマでもある「手話」を学ぶ取り組みとして、さいたま市聴覚障害者協会より講師をお招きし、手話講習会を行いました。日常の挨拶をはじめ、個々の名前や応援のフレーズなどを教えていただきました。自己紹介ができるようになりコミュニケーションが取れると、自然と笑顔になって終始楽しい雰囲気で受講することができました。

■乗松瑠華 選手 コメント
日常生活ではなかなか手話を学んだり手話を使って会話する機会がないのでとても良い経験になりました。耳の聴こえない人たちにも試合観戦を楽しんでもらいたいですし、手話を使うことで声が出せなくても、サポーターの方々とよりつながることができると思いました。

選手による手話を使ったサッカー教室
日時:5月15日(日)
場所:アルディージャ練習場
参加選手:全選手

VENTUS ACTION WEEKの最後の取り組みとなる今回のサッカー教室には、リハビリなどで参加できない選手を除く全選手が参加しました。事前応募で当選した40名の参加者の皆さんとともに手話を使いながら様々なコミュニケーションをとり楽しい時間を過ごしました。

■望月ありさ 選手 コメント
テーマが手話を使ったサッカー教室ということで、事前に手話を学びました。最初に応援でも使える「頑張れ」や「愛してる」といった手話を参加者の皆さんにお伝えしたのですが、実際にサッカー教室中に手話でコミュニケーションをとる場面もありました。小学生から大人まで多くの方にご参加いただき、皆さんの笑顔が見られたことで自分たちも元気をもらえました。日頃からの応援への恩返しとして、皆さんに笑顔になっていただける試合をしたいです。
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