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このたび、大宮アルディージャVENTUSは、令和5年度スポーツ産業の成長促進事業「スポーツオープンイノベーション推進事業(地域版SOIPの先進事例形成)」(主催:スポーツ庁、運営:株式会社eiicon、関東エリア地域パートナー:一般社団法人さいたまスポーツコミッション)において、関東エリアで採択された「eatas株式会社(イータス)」と、スポーツを軸に新規ビジネス創出と地域社会への貢献を目的に「女性アスリートの怪我防止・パフォーマンス向上を起点に食で子どもたちの強いカラダをつくる」をテーマに「進化ごはん・VENTUSナポリタン」を開発し、3月21日に行われた成果報告会を経て、「審査員特別賞」を受賞しましたので、お知らせします。

SOIPとは、スポーツ界と他産業界が連携することで新たなサービスが創出される社会の実現を目指すスポーツ政策です。

eatas株式会社と連携し、本事業の「事業持続性とオープンイノベーション」を実現するために、「地域×スポーツチーム×栄養管理」を体現する商品の開発を目標としました。商品化のために以下の4段階の施策を通じて、実証実験を行うと同時に大宮ならではの商品の特色を作りました。

(1) 選手の栄養管理
選手の栄養管理や、アカデミー選手と保護者を対象とした栄養セミナーを行い、選手のパフォーマンスアップを図りながら、商品化のためのデータを取得しつつ、アスリート食としての信頼性を取得しました。

(2) 女子中学生への栄養講座
さいたま市が実施する女子中学生のサッカー応援企画「JFAなでしこひろば in スマイルプロジェクト」において、練習会直後30分の間に捕食を摂りながら実践的な栄養講座を行いつつ、ターゲットである子どものデータを取得しました。

(3) 市内中学校の給食メニュー考案
選手と一緒にメニューを検討し、地元大宮のご当地グルメである「大宮ナポリタン」と埼玉がうどん消費量が多いこと、消化にもよいことから、有限会社翁の郷の「地粉うどん」を組み合わせた「VENTUSナポリタン」を開発し、さいたま市内の中学校にて提供し、選手と生徒が一緒に給食を食べました。学校給食に採用されることで、信頼性や話題性を獲得しました。

(4) VENTUS考案商品の販売
商品化における実証実験(PoC)として、3/20・東京NB戦にてスタジアムグルメとして販売しました。大宮ナポリタン会や選手も販売のサポートをしてくれて、あっという間に目標の200食が完売しました。

以上のプロセスを詰め込んで、成果報告会にて発表を行いました。会場には、共創パートナーの皆さまも応援に駆けつけていただきました。選手、共創パートナーの皆さまと一緒にVENTUSナポリタンを作り上げ、「地域版SOIPの体現性」を評価いただき、「審査員特別賞」を受賞しました。
■望月ありさ 選手コメント
私たちがいろいろな部分で意見を出し合い、試行錯誤した「VENTUSナポリタン」がこのような賞をもらえて大変うれしく思います。今後もさまざまなことにチャレンジし、社会貢献や地域活性化にも努めていたいと思ってます。たくさんの方にスタジアムに来てもらいたいので試合も頑張ります!

■五嶋京香 選手コメント
「VENTUSナポリタン」が審査員特別賞を受賞しました! たくさんの方の協力があり受賞できたと思います。五大栄養素が全部揃っていることと、地元のご当地グルメである大宮ナポリタンにしました。また、学校給食やスタジアム販売するということで「冷めても美味しい」や「パサつき感」を考え、翁の郷さんの「うどん」にして、「クリーム」を入れる事により軽減され、美味しくできたので本当に嬉しかったです。今回の活動のようにアスリートならではの視点から地域の子ども達へアプローチし、女子サッカーの裾野が広がっていけばいいなと思います。

■共創パートナーの皆さま(順不同)
大宮ナポリタン会、有限会社翁の郷、株式会社若(わかな)菜、株式会社アスレプランニング、高橋ソース株式会社、大塚製薬株式会社、株式会社木下製餡、さいたま市、さいたま市教育委員会、さいたま市立大宮西中学校・宮前中学校、さいたまスポーツコミッション、FM NACK5、埼玉新聞社、テレビ埼玉

共創パートナーの皆さま、関わったすべての皆さま、誠にありがとうございました。

＜参考＞
【スポーツ庁 × eiicon】「スポーツ×他産業」の共創が生み出す10のプロジェクトが実証の成果を発表。最優秀賞・審査員特別賞・オーディエンス賞が決定しました! (2024年3月22日)