Jリーグヤマザキナビスコカップ 予選リーグ Bグループ 第3節
2014.4.16 [WED] 19:00 NACK

大宮

  • 37' 橋本 晃司
1 - 1
1 前半 0
0 後半 1

  • 55' 橋本 和
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 21 江角 浩司
DF 27 今井 智基
DF 2 菊地 光将
DF 17 高橋 祥平
DF 30 渡部 大輔
MF 4 橋本 晃司
80'
MF 18 横山 知伸
MF 23 金澤 慎
76'
MF 9 チョ ヨンチョル
FW 32 長谷川 悠
71'
FW 20 ラドンチッチ

控えメンバー

GK 31 清水 慶記
DF 26 村上 和弘
MF 5 カルリーニョス
MF 22 和田 拓也
76'
MF 41 家長 昭博
80'
FW 11 ズラタン
71'
FW 28 富山 貴光

監督

スターティングメンバー

GK 21 菅野 孝憲
DF 4 鈴木 大輔
DF 3 近藤 直也
DF 23 渡部 博文
DF 22 橋本 和
MF 13 高山 薫
MF 8 ハン グギョン
46*'
MF 7 大谷 秀和
88'
MF 18 田中 順也
FW 11 レアンドロ
FW 9 工藤 壮人

控えメンバー

GK 1 桐畑 和繁
DF 5 増嶋 竜也
DF 27 キム チャンス
MF 28 栗澤 僚一
88'
MF 20 茨田 陽生
46*'
MF 26 太田 徹郎
MF 14 狩野 健太

監督

試合詳細
7 シュート 14
9 GK 7
1 CK 7
7 直接FK 12
2 間接FK 1
0 PK 0
試合データ

主審

扇谷 健司

副審

西尾 英明

副審

数原 武志

第4の審判員

大友 一平

入場者数

5,082人

天候

晴、弱風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

18.8℃/48%
橋本のゴールで先制するも、後半に追いつかれて勝点1を分け合う
不退転の覚悟で臨む一戦である。ヤマザキナビスコカップの決勝トーナメントに進むためにも、そして、リーグ戦に弾みをつけるためにも、結果を残さなければいけない。相手は前回王者の柏。J1リーグ戦の第5節は、2点のビハインドから終盤の猛攻で勝点1をもぎ取った。あの一戦から、アルディージャのメンバーは6人が入れ替わった。ゴールマウスには、今季初めて江角が立った。ボランチで金澤とコンビを組むのは横山。チョ ヨンチョルが左サイドに入り、長谷川がツートップの一角を担う。渡部も4月2日のさいたまダービー以来となる出場でチャンスをつかんだ。NACK5スタジアム大宮はほぼ無風。絶好のコンディションの中、19時2分にキックオフの笛が鳴らされた。

3-4-3の柏は両翼の橋本と高山がタッチラインいっぱいまで開き、ワイドな布陣を敷く。対するアルディージャは、DFからFWまで3ラインを形成。前線から長谷川が果敢にアプローチを仕掛け、中盤でのパスカットを狙った。ボランチの横山、金澤がハードワークを見せ、たびたび中盤でのボール奪取に成功した。相手のパスコースを限定するなど、サイドの橋本、チョ ヨンチョルも守備で貢献した。しかし、ボールを奪ってもサポートの距離が遠く、カウンターが機能しない。16分には左サイドで粘ったラドンチッチがFKを得たが、大きな得点チャンスにはつながらなかった。守備ではGK江角がたびたびビッグセーブを見せるものの、柏のペースで試合が進行した。

試合が大きく動いたのは37分だ。相手選手がヘディングでクリアしたボールを金澤が豪快ミドル。右のポストを叩いたボールをチョ ヨンチョルが折り返し、ゴール前に入った橋本が冷静に押し込んだ。1-0。待望の先制点で、アルディージャの動きが変わった。45分+1には、ゴール前で橋本のパスを受けたラドンチッチが決定的なシュートを放つ。惜しくも相手GKに阻まれたが、アルディージャの攻勢を期待させたまま前半を折り返した。

だが、後半のアルディージャは再び防戦を強いられることになる。我慢の時間が続く中、柏の橋本に同点ゴールを献上。試合は激しさを増し、アルディージャがシュートを打てないまま時間だけが経過した。71分にはズラタンを送り込み、さらに負傷した金澤に代わって和田がピッチに立った。しかし、流れは変わらず、81分にはカウンターから柏のレアンドロにシュートを許した。その直後にもミスからピンチを招くなど、予断を許さない時間帯が続いた。アルディージャは最後に得たCKも生かせず、1-1のままタイムアップ。勝点1を分け合う結果となった。

「先発メンバーが気持ちの入った試合をできていたので、リーグ戦につなげて行きたいと思います」
試合後の大熊監督はこう振り返った。課題は明白だ。シュートの数は柏の14本に対して、わずか7本にとどまっている。「自分たちが主導権を握ってボールを動かす中で、もっと攻撃を仕掛けていきたい」と橋本。横山も「シュートを打って、こぼれ球やセカンドボールを拾えたら攻撃の回数も増える」と言う。やるべきことはわかっている。あとは3日後のG大阪戦で結果を残すのみだ。

(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 大熊 清
リーグ戦からは多少、メンバーを入れ替えましたが、ボールを奪う、ゴールへ向かうという面では、(積極的な)パスや攻撃にかける人数、気持ちの強さなど大切な原点の部分が出ていた試合だったと思います。ただ、前半は主導権を握っていたので、後半に落ち着いて追加点を取る方法など、メンバー交代を含めて整理が必要かなと思います。いずれにしても先発メンバーが気持ちの入った試合をできていたので、リーグ戦につなげて行きたいと思いますし、良い競争と協調が出来ればいいと思います。

Q:金澤選手、横山選手のボランチコンビの評価を
非常にバランスも良く、ボールへのアプローチも良いのかなと感じていました。横山は最後までよくボールに行けたなという感想です。彼に関して言えば高さもあるので、チームにとって大きな武器になるのではないかと思います。ただ、全体が間延びしてしまう場面で、チームとして後ろ(最終ライン)とコミュニケーションを取ることや、前線の選手をプレスバックさせることなどをもう少しできないと、(試合の)流れを最後に変えられてしまう可能性があるので、もう少しメンバー交代も含めて整理が必要だと思います。あとは、久々の出場だった和田も少し引き過ぎて相手ボランチに(プレッシャーをかけに)行けなかったというようなところを整理すれば、安定した試合ができるようになっていくと思います。
選手コメント
MF 4 橋本 晃司
柏は3バックで、大宮が4バック。システムのミスマッチが生まれるので、どっちが主導権を握るかというところで、相手に主導権を握られてしまいました。厳しい立ち上がりでしたが、先制点を取ってからボールを落ち着かせられる場面が増えました。やはり最初の主導権争いで主導権を取れれば、楽に試合を運べるのに、という反省が残りました。

Q:得点シーンを振り返ってください。
あまり覚えていないのですが、ハセくん(長谷川選手)かラドン(ラドンチッチ選手)がニアに入って行ったので、その空いたスペースに飛び込んでいこうと思っていました。その中でちょうど大輔(渡部選手)から良いパスが来ました(※実際はチョ ヨンチョル選手)。あれは外してはいけないシュート。決められて良かったです。

Q:前回のヤマザキナビスコカップ 浦和戦に続いてゴールを決めましたが、ご自身の手応えはいかがですか?
個人で結果を残すことがチームの結果につながると思っています。自分が点を取って勝つことがベストですが、相手も素晴らしかったです。今日はチームの勝ちを得られなかったので、次は勝てるように、決勝点を挙げられるように頑張りたいと思います。

Q:ホームでは初出場となりましたが、雰囲気はいかがでしたか?
お客さんとの距離も近いですし、気持ち良かったです。

Q:収穫と課題を教えてください。
個人としては点を決めるという目標で臨みましたので、その点では良かったです。ただ勝てなかったことが課題ですし、主導権を握ってボールを動かす中で攻撃をしかけていくということは、次につなげていきたい部分です。
GK 21 江角 浩司
チームが(公式戦)連敗中でしたし、自分たちはホームで戦えることも含めて、勝利にこだわって試合に入りましたが、結果として引分けという形で終わったことは非常に悔しく思います。

Q:柏戦を迎えるにあたり、意識したことを教えてください。
相手のシステム、そして1トップ2シャドーや両サイドの流動的な動きに対して、ディフェンスラインやボランチがマークの受け渡しやポジショニングでうまく対応していかないと、ギャップでやられてしまうので、菊地や祥平(高橋選手)が中心となって、ボランチも含めてうまく対応してくれました。危ない場面はありましたが、しっかりみんながハードワークをして最後まで体を張って守ってくれた部分が多かったと思います。

Q:前半は好セーブがありました。守備面を振り返ってください。
集中して試合に入れました。その中で自分は、最低限守るべきところを守れたと思います。そこは皆が一丸となって、守備の部分でできた結果だと思います。

Q:ホームの雰囲気はいかがでしたか。
自分としては久しぶりの公式戦の出場で、しかもNACK5スタジアム大宮での試合でした。手術をして、またこうしてピッチに立てる喜びをあらためて感じましたし、もっとピッチに立ち続けて、たくさんのファン・サポーターの方々に勝利をプレゼントしたいという気持ちが、より強くなりました。

Q:今日の試合を今後、どのように生かしていきたいですか?
清水戦に比べてハードワークして走れていました。そういった部分を継続することは必要不可欠だと思いますし、次は中2日でアウェイG大阪戦を迎えますが、コンディションを全員で戻して、勝利を引き寄せることで流れは変わります。良い準備をして臨みたいです。
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