Jリーグ ディビジョン1 第5節
2012.4.7 [SAT] 16:00 NACK

大宮

0 - 3
0 前半 0
0 後半 3

C大阪

  • 53' 清武 弘嗣
  • 55' キム ボギョン
  • 67' キム ボギョン
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 1 北野 貴之
DF 30 渡部 大輔
57'
DF 2 菊地 光将
DF 20 キム ヨングォン
DF 22 下平 匠
MF 6 青木 拓矢
MF 5 カルリーニョス
MF 13 渡邉 大剛
MF 9 チョ ヨンチョル
MF 16 金久保 順
77'
FW 10 ラファエル

控えメンバー

GK 21 江角 浩司
DF 34 片岡 洋介
DF 4 深谷 友基
MF 23 金澤 慎
MF 7 上田 康太
57'
FW 27 市川 雅彦
FW 32 長谷川 悠
77'

監督

スターティングメンバー

GK 21 キム ジンヒョン
DF 3 茂庭 照幸
DF 4 藤本 康太
DF 17 酒本 憲幸
DF 20 高橋 大輔
MF 2 扇原 貴宏
MF 6 山口 螢
MF 7 キム ボギョン
MF 8 清武 弘嗣
84'
MF 10 ブランキーニョ
70'
FW 9 ケンペス
82'

控えメンバー

GK 1 松井 謙弥
DF 23 山下 達也
MF 5 舩津 徹也
MF 13 柿谷 曜一朗
70'
MF 25 黒木 聖仁
FW 11 播戸 竜二
82'
FW 19 永井 龍
84'

監督

試合詳細
9 シュート 15
10 GK 8
2 CK 8
19 直接FK 14
3 間接FK 4
0 PK 1
試合データ

主審

西村 雄一

副審

中野 卓

副審

高橋 佳久

第4の審判員

塚田 智宏

入場者数

8,180人

天候

曇、中風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

9.8℃/20%
前半互角もPK失点から大崩れ、悪夢の公式戦連敗
J1第5節、アルディージャは聖地NACK5スタジアム大宮にC大阪を迎えた。清武、山口、扇原と五輪代表組をそろえるC大阪は前節から約1週間の間隔で迎える試合だが、アルディージャはヤマザキナビスコカップの鹿島戦から中2日と厳しい日程だ。しかし、チョ ヨンチョルは「代表戦などで海外まで移動するのに比べれば楽」、下平も「ACLに比べれば問題にならない」と言い訳を封印。強気な姿勢で試合に向かった。鹿島戦ではカルリーニョスをトップ下で起用したが、この試合ではボランチに戻した。金久保がトップ下に入り、渡邉が右MFで先発に復帰した。前半は、一進一退の攻防だった。7分にはカルリーニョスからサイドチェンジのパスを受けたチョ ヨンチョルがドリブルシュート。27分には下平がアーリークロスを送り、コーナーキックからの流れで前線に残っていた菊地が胸トラップから鋭いシュートを飛ばしたが、ゴールの枠をわずかにそれた。終盤はC大阪に押し込まれてピンチが続いたが、北野のセーブやゴールポストに救われた。ハーフタイムまでの流れは悪くなかったように見えた。しかし、後半に試合の均衡は崩れた。52分、相手FKの場面で渡部がファウルを取られてPKを献上。清武に決められて先制を許した。この時点ではラファエルがジェスチャーで「落ち着け」と合図を送っていたが、再開からすぐに右サイドを破られ、アーリークロスから最後はキム ボギョンにシュートを決められた。あっけない追加点は、アルディージャの選手の足と心におもりをつけたようだった。攻撃面でミスが増え、インターセプトからのカウンターを何度も浴びた。それでも65分に渡邉のクロスをラファエルがコントロールしてシュートを決めたが、オフサイドの判定でゴールは認められなかった。67分にはプレスの遅れをパスワークでかわされ、最後はゴール前でフリーになったキム ボギョンに3点目を奪われた。

アルディージャは第2節の新潟戦以外に勝利がなく、公式戦連敗。リーグ戦だけを見ても第5節を終えて勝点4と苦しんでいる。内容面でカルリーニョスや下平、チョ ヨンチョルらの新戦力が実力を見せているものの、チーム全体の流動性には改善の余地があるだろう。終盤は下平のクロスに頼る場面が増えたが、アルディージャが本来目指しているサッカーは、特定のキーマンに頼った戦い方ではないはずだ。2点を失った厳しい場面から途中出場した上田は「負けていたので、交代してからはとにかく前にボールを運びたかった。ただ、全体を通して見ると、ゆっくりと回す場面を作れたのではないかと思う。サイドで縦に押し込めるのは、今の大宮のストロングポイント。でも、中央の守備を特に固められていたわけではなかったし、それだけになってしまうと相手も対応する。サイドの深い位置まで攻めているのだから、前を向いた状態でボールをもらえる選手が多いということ。(クロス一辺倒ではなく)違うコースからくさびのパスを入れても良かったように思う」とバリエーションを増やす改善案を口にした。失点から落ち込むメンタル、一本調子になる攻撃、どちらもチーム全体でのファイトが必要なのは言うまでもない。第6節は、まだ公式戦で勝ち星のない横浜FMとの一戦。何としても巻き返しのきっかけとしたい。

(総評:平野 貴也/写真:早草 紀子)

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監督コメント
監督 鈴木 淳
前半からプレッシャーをしっかりかけて主導権を握るというのがゲームプランでした。前半はわりとプレッシャーを掛けることができたと思います。お互いに、奪ったら攻める、という動きのある前半だったように思います。
後半に入ってセットプレーで1失点して、その後はかなり前がかりになって守備も前からどんどん行くようになりましたが、それが逆にC大阪の攻撃のパワーを助長してしまったように思います。2失点目が1失点目の直後だったのですが、あの辺をもう少し辛抱できないところがいけませんでした。選手は良く頑張ってくれましたが、また次のゲームに向けてしっかりトレーニングをしたいと思います。

Q:相手の攻撃陣に対する今日の守備はどうだったか?
ケンペスに長いボールやクサビを入れてくる、あるいはサイドに流れるので、そこをしっかりと抑えるという狙いでしたが、前半についてはそれはできていたと思います。ただ、失点をしてしまってからはかなり前掛かりになってそこを空けてしまい、ケンペスを起点にカウンターアタックを受ける場面がかなりありました。

Q:ボールは保持していながら決定機を作れていないが要因は?
サイドまでボールは行くのですが、なかなかクロスがうまく入らずにサイドを崩せない、あるいは、そこからクサビを入れてのコンビネーションプレーがほとんどありませんでした。そこから背後に出るような動きが少なかったと思います。例えば、(チョ)ヨンチョルのところにボールが行っても、ドリブルをするのをみんなが周りで見ているだけで、そこに何か動きが絡んでくればいいのですが、その動きがないのが決定的な場面を作れていない要因の1つだと思います。

Q:リーグ戦5試合を終えて勝点4、目標とする勝点50達成に向けてどう考えているか?
もっと取りたいというのがもちろん本心ですが、今は辛抱するしかありません。しっかりと辛抱して次につなげていきたいと思います。
選手コメント
MF 6 青木 拓矢
Q:PKでの失点から立て直すのが難しくなってしまったように見えたが、その要因は?
相手にPKを決められた後も、みんなで鼓舞して声を掛け合いながらやれればよかったのですが、それができなかった部分が2失点目につながってしまったのではないかと思います。

Q:ボールを保持しながら決定機を作れなかった原因は?
(ヤマザキナビスコカップの)鹿島戦でもそうでしたが、サイド攻撃ばかりでなかなかうまくいっていません。今までずっとそうだったので、来週1週間で修正できるようにしたいと思います。

Q:次節の横浜FM戦へ向けて。
こういう状態なので、もっとみんな一人ひとりが気持ちを持って戦えるように、練習から声を掛け合ってやりたいと思います。
DF 2 菊地 光将
Q:今日はゲームキャプテンとしての出場だったが?
責任感もありましたが、結果につなげられず残念です。

Q:C大阪の攻撃陣に対しどのようなテーマを持って臨んだのか?
チャレンジ&カバーをしっかりすることで、前半はそれほど怖い感じはありませんでした。ずっと課題である後半の立ち上がりに押し込まれ、小さいミスが重なって失点につながるようなことになってしまいました。立ち上がりについてはずっと言っていたことなのですが、またか…という感じですね。

Q:次節横浜FM戦へ向けて。
今は勝利が本当に大事です。結果にこだわって、しっかり準備してチーム一丸となって頑張っていきたいと思います。
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