横浜FC
- 40' 齋藤 功佑
- 46' 小川 航基
- 90+3' クレーベ
大宮
- 61' 茂木 力也
- 64' 矢島 慎也
開幕を前にコロナ陽性者が出てしまいましたが、選手は開幕戦に向けてメンタル面も含めてよい準備ができていますし、出られない選手の分まで戦おうという気持ちが強いです。
チームのやりたいサッカーが浸透してきていますし、コミュニケーションもよく取れていて、良いプレシーズンを過ごせたと思います。個人としてはまだまだ成長しなくてはいけませんが、迷いなくプレーができています。
横浜FCは今季から監督が代わって、サッカーについては試合をしてみないと分からない部分が多いですが、試合の中で相手を見て修正しながらプレーしてきたいと思います。J1でやっていたチーム相手に、どれだけ自分たちのプレーができるか楽しみです。攻守において迷いながらプレーしていてはいけませんし、全員で意思を合わせて戦いたいと思います。
始動してキャンプからここまですごく充実した日々を過ごせていますし、霜さんがコロナのことや日程のこともずっと話してきてくれたり、誰が出ても質が落ちないサッカーをしようということをずっと言い続けてくれたので、コロナにより9選手がいないことは残念ですが、準備してきたところをしっかりみせたいと思います。
今季でプロ生活25年目となりますが、若い時にこの年齢までサッカー選手でいられるとは想像すらしていませんでした。開幕戦は42分の1試合であることは変わりないですし、42試合を終えたところで昇格できる位置にいることが大切です。ただ、この開幕戦のカードを見たときは、仕組まれたのかなと思いましたが、また三ツ沢でプレーできることはとても楽しみです。
毎年、J2に関しては楽なシーズンはないと思いますが、昇格できるチームは勝点1を3にしたり、勝点0を1にしたり、理屈ではない部分で勝ち切るチームだと感じています。長いシーズン、上手くいくときといかない時がありますし、チームは生き物なのでいろいろなことがあると思います。
みんなでブレずに結果に一喜一憂せず、自分たちがやるべきことをしっかりやっていきたいです。
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
15 | シュート | 9 |
---|---|---|
7 | GK | 16 |
8 | CK | 6 |
12 | 直接FK | 10 |
2 | 間接FK | 3 |
1 | PK | 0 |
主審
副審
副審
第4の審判員
入場者数
天候
ピッチ状態
気温/湿度
HIGHLIGHT
2022年の明治安田生命J2は、アウェイの横浜FC戦からスタートする。直前に新型コロナウイルスの陽性者が出たことで、メンバー編成が心配されていたが、霜田監督は「どのチームでもあり得ること。うまく付き合っていかなければいけないので、あまり気にしていません」と冷静だ。
霜田監督は4-1-2-3のシステムを組んできた。GKは南で、DFラインは右から茂木、西村、新里、小野が4バックを形成する。アンカーには大橋が入り、右インサイドハーフに三幸、左インサイドハーフに武田が立つ。2トップは右から矢島慎、河田、柴山だ。
試合の入りは悪くなかっただろう。開幕戦だけに相手のシステムや先発が読み切れないが、敵陣で落ち着いてボールを動かしていく。15分には武田がペナルティエリア手前から、右足でシュートを放った。
20分には相手守備陣を脅かす。西村のパスを受けた柴山が、左サイド奥へパスを通す。走り込んだ小野が、ゴール前へクロスを入れる。河田がニアサイドへ飛び込むが、惜しくもDFにクリアされた。このシーンをきっかけとして、バイタルエリアに少しずつボールが入るようになる。35分には矢島慎が右足ミドルを放った。
しかし40分、先制点を許す。西村が相手のプレスを受けてボールを失い、ショートカウンターからネットを揺らされてしまう。前半は0-1で終了した。
後半開始早々の46分にも、2失点目を喫した。いきなりビハインドを広げられたが、アウェイまで駆けつけたファン・サポーターの声援を受け、大宮は反撃を開始する。
まず53分、柴山が左サイドを突破してゴール前へクロスを通す。フリーになった河田が左足を振り抜いたが、インパクトの直前にバウンドが変わった影響で、シュートは枠をとらえられなかった。
55分には霜田監督が動く。武田を下げて富山が起用され、富山が右ウイングに入る。左インサイドハーフには矢島がポジションを変えた。
この交代が得点を呼び込む。61分、左サイドの矢島慎がクロスを入れると、右SB茂木がゴール前に走り込んでいた。ファーサイドでDFに競り勝った背番号22が、鮮やかなヘディングシュートをゴール左に突き刺した。
さらに64分、流れるようなコンビネーションで同点とする。茂木が三幸とのパス交換で右サイドのスペースへ侵入し、グラウンダーのクロスを供給する。ややマイナス気味のラストパスを、矢島慎が左足のワンタッチシュートでゴール左へ流し込んだのだ。
わずか3分で同点に追いつくと、71分には柴山が左サイドからシュート性のクロスを入れる。河田と矢島慎が反応するが、押し込むことはできない。その直後には相手ゴール前でボールを奪い、富山が至近距離からシュートを放つ。しかし、左ポストに弾かれてしまった。
72分、霜田監督が2度目の交代をする。矢島を下げて大山を投入する。81分には富山が負傷交代し、中野が送り込まれる。前半に比べてややオープンな展開のなかで、大宮は3点目を狙っていく。
86分、大橋がゴール正面から強烈な右足ミドルを浴びせるが、際どくバーを越えていく。90分には柴山が左サイドからドリブルで持ち上がり、そのまま左足でフィニッシュする。勢いのある一撃が、相手GKの正面を突く。
3分のアディショナルタイムも守りに入ることはなく、勝ち切ることを目指して戦った。ところが、PKを与えてしまう。90+3分、途中出場のクレーベに決められ、2-3で敗れた。
試合後の霜田監督は「最後の失点はもったいなかった」と悔やんだが、「後半は相手陣内でコンビネーションを発揮して、しっかり崩して点が取れた。そこは続けていきたい」と評価した。
開幕戦特有の雰囲気に包まれて、固さもあったのだろう。そのなかでも、攻撃面ではチームの狙いが表現されていた。ホームのNACK5スタジアム大宮で戦う次節へ、期待を抱くことのできる内容だったのは間違いない。
(総評:戸塚 啓)
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必ずしも僕らが目指しているサッカーができたわけではないですが、それでも0-2のビハインドから追いついて、ひっくり返すチャンスもたくさん作り、あそこでポストに当たっていなければというような、たらればになりますがそういったチャンスもありましたし、交代で入った選手も含めて皆でしっかり戦ってくれたので、これを続けていきたいと思います。
ただやはり、最後の失点の部分もそうですが、そういったところが勝敗を分けるので、突き詰めていきたいです。
後半の入りは失点してしまって良くなかったのですが、追いつけたことはチームとして良かったと思いますし、あとはもう少し粘り強く戦えればもっと良かったと思います。
得点シーンは、ヤジくんが左の角で持ったときにファーにクロスを入れるという形はキャンプのときからやっていましたし、一番ワイドの選手には競り負けないなと思っていたので、そこに飛び込んだら本当に良いボールが来て、あとは思いっきり叩くだけでした。
今日は勝つことはできなかったですが、ホームでは必ず勝利に貢献できるように、また結果を残したいと思います。来週はホームでの応援をよろしくお願いします。
そこで失点するのではなく、むしろ自分たちが点を取れるようにしなくてはいけないと思います。前から行きたいという監督のやりたい形は少なからず出せたと思います。ただ、そこを外されたシーンもありましたし、自分たちがプレッシャーを掛けられずに、相手に背後への質の高いロングボールを入れられたり、ワイドで張っている選手へサイドチェンジをされてしまうこともあったので、今日はできなかったことの方が多かった印象です。
攻撃に関しても前半は攻守において相手のプレーに圧倒されてしまった部分があったので、ショートパスをつなぐことにこだわらずに、後半のようにロングボールも交えながらやっていくと前に勢いが出ますし、そういった部分でベンチから指示が出る前に自分たちが変えていくことがまだできませんでした。
得点シーンは、あの位置に入っていくことがインサイドハーフとして当たり前ですし、1つ前で出ているときもクロスには絶対入っていくというやり方なので、それがうまく出せたと思います。
去年から取りこぼす試合が多くてなかなかその壁を乗り越えられないので、上に行くためにも改善しなければいけないですし、そういった部分が横浜FCとの差かなと感じました。
あれだけ追い込んでマンツーマンでついてくるという横浜FCのやり方は特殊なので、練習のなかで想定して準備してはいましたが、なかなか剥がし切れませんでした。
後半トミが入ってロングボールを入れるとかなり回収できて押し込む時間も長くなり、明らかに相手が嫌がっているのを感じたので、前半のうまくいかない時間帯からそういった切り替えができても良かったですし、つなぐことに固執しすぎず、相手の嫌がるプレーをもう少しやっても良かったのかなと感じました。
沖縄キャンプが終わってからコロナ陽性者が出てしまったので心配はしていますが、ケガ人は出ていませんし戦術を落とし込むキャンプでは、ほとんどの選手がトレーニングできましたので、戦術面は積みあがっていると思います。
コロナ禍のシーズンということもあり、編成の段階から複数のポジションをこなせるポリバレント選手を獲得して準備してきました。今持っている力を結集してピンチをチャンスに変えて戦いたいです。
開幕戦にむけて私自身はワクワクしていますし選手たちが躍動してくれると信じています。横浜FCのスカッドを見れば実力のある選手がいますし、外国人選手もたくさんいますが、自分たちのやり方をピッチで体現できればいい戦いができると考えています。
見に来てくださる方に何かを届けるために、ピッチで躍動感をもって戦えるように準備していきたいです。アウェイ開幕となりますが、多くのサポーターが来てくださりますし、DAZNで応援してくださる方もたくさんいると思いますので、大宮アルディージャのサッカーは面白いなと思っていただけるように戦いたいと思いますし、勝点をしっかり持って帰ってきたいと思います。