山形
- 17' 藤本 佳希
- 35' 藤田 息吹
大宮
もちろん勝てたことはうれしいですし、戦う部分やインテンシティの部分は出せたと思いますが、同じようなことをホーム岡山戦でできて、そのあとできずに連敗を喫したので、次の山形戦で継続できて試合に勝てれば、本物だと思います。1勝したからといって状況が大きく変わったわけではないので、気を引き締めないといけません。千葉に勝ったあと同じことをもう一回できるか、勝ったなかでもう一つ改善をして次の試合に臨めるか、強くなっていくためにはその部分を求めなくてはいけないですし、やっていない選手が浮いてしまうような雰囲気をトレーニングから作っていきたいです。
周りから大宮のことを心配する言葉をかけられますが、2年連続でこの順位ですし、できていないことを受け入れて、跳ね返していく気持ちを持ち続けたいです。本当に自分たちがうまくなっているのか、強くなっているのか自問自答しながら、トレーニングに励まなくてはいけません。
まだ一つ勝っただけですし、他のチームも勝てば順位は変わりません。僕たちは連勝や負けなしということを続けていかないと上にはいけないので、まずは連戦の初戦である山形戦が重要な一戦になります。
まず1つ勝てたことは良かったですが、次が大事です。山形に所属していたので負けたくない気持ちが強いですし、チームとしても個人としても大事な一戦になります。山形のサポーターには成長した姿を見せたいですが、まずは大宮のこの勢いを止めないように、勝ちにこだわってプレーしたいと思います。
千葉戦を振り返ると修正する部分は多かったので、しっかり準備して次戦に臨みたいです。山形には愛媛FC時代のチームメートである山﨑浩介選手や藤本佳希選手がいますので対戦が楽しみですし、山形は攻め残りしてくる選手もいますので、リスク管理やバランスには注意しなくてはいけません。ここ数試合、右サイドで髙田選手とコンビを組んでいますが、彼のスピードとドリブルを生かすためにも、守備の負担を減らせるようにサポートしたいです。
原さんには、僕がアンダーカテゴリーの日本代表合宿に参加した際などに、声をかけていただいていましたが、あらためて大宮でもいろいろな話を聞くことができて、身が引き締まります。
勝ったあとの試合で勝てるかどうかがとても大事ですし、その重みは昨年の愛媛でも経験しています。勝てるか勝てないかで今後が決まるという気持ちで試合に臨みたいです。
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
14 | シュート | 8 |
---|---|---|
9 | GK | 10 |
3 | CK | 8 |
10 | 直接FK | 3 |
2 | 間接FK | 1 |
1 | PK | 0 |
主審
副審
副審
第4の審判員
入場者数
天候
ピッチ状態
気温/湿度
HIGHLIGHT
立ち上がりの10分は山形にボールを支配された。しかし、センターバックの田代が最終ラインを巧みにコントロールし、相手にゴール前への侵入を許さない。中盤はアンカーの大橋が、インサイドハーフの小島、大山とともに逆三角形を形成。危険なスペースを消し、相手の攻撃を未然に防いだ。
しかし、17分に失点。大きな展開から左サイドを突破され、グラウンダーのクロスを藤本に押し込まれた。攻撃の糸口が見つからないアルディージャはセットプレーに活路を見出す。20分、FKに変化を加えてゴール前にボールを配球。枠をとらえることはできなかったが、髙田の折り返しに合わせた西村がヘディングシュートを放った。これがチームにとってのファーストシュートとなった。
35分にPKで2点目を献上した。反撃の流れを作りたいが、前線に蹴り込んだボールをつなげることができない。セカンドボールは山形に回収され、河田が孤立する場面もあった。わずか1本のシュートで、前半を終えることになった。
風上に回った後半、髙田に代えて中野、奥抜に代えて柴山を投入。両ウイングを代えてきた。攻撃の圧力を強め、47分、カウンターからチャンスを作った。48分には柴山が左サイドを突破してCKを獲得。50分には右サイドバックの茂木のクロスに合わせた中野がヘディングシュートを放っている。
59分、大山に代わって武田が入り、フォーメーションを4-4-2に変更。河田と中野がツートップを形成し、武田が右サイドハーフに入った。62分には、CKのこぼれ球をつないで、柴山のクロスをゴール前に残っていた西村がヘディングシュート。ボールは枠を外れたが、後半に入って攻撃にかける時間は確実に増えていた。
74分、菊地をピッチに送り込んで攻撃の厚みを増した。ゴール前に入ってくる人数も増えた。80分には三門を投入。菊地がポジションを一つ上げ、交代した河田に代わって中野とツートップを組んだ。さらに西村を最前線に残してパワープレーを展開した。
87分には左サイドを柴山とのコンビで崩した菊地がクロス。西村の頭上を超えたボールは、走り込んでいた茂木にわずかに合わなかった。89分には田代のクリアボールに中野が抜け出すが、シュートは相手GKに阻まれた。最後までゴールを割ることができずタイムアップ。0−2で敗れた。
山形まで足を運んだサポーターに勝点を届けることはできなかった。次節は中3日の27日(水)、ホームのNACK5スタジアム大宮に群馬を迎える。そこに向けて最大限の準備をすることが、今は何よりも重要だ。
(総評:岩本 勝暁)
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後半に見せたプレーを最初からできれば、もう少し締まったゲームになったと思いますが、風の影響もあり、なかなか自分たちの戦い方が攻守においてできなかった前半でした。それでも0-0に抑えていれば後半はまた違った展開になったかと思いますが、2点目のPKも痛かったですし、非常にもったいないゲームになってしまいました。
意図的ではなく、プレスのはめ方がいつもとは違うはめ方になってしまい、それをなかなか修正できないまま前半に失点してしまいました。それだけが失点の原因ではないですが、風があって陣地を挽回することができなくて、奪ったボールをクリアするだけになってしまいボールをつなげなかったりと、前半は思ったようなサッカーができなかったというのが正直な感想です。
後半の頭からは内容もよかったですし、ボールもよく回って、僕らがやりたい攻撃がだいぶ出てきたので、1点取れれば追いつけると思ったのですが、その1点がなかなか入りませんでした。チャンスは作ったけれども得点ができなかったことに関しては、仕組みの問題、個人の技術の問題、判断の問題など、全体的にレベルを上げていかなくてはいけないと思います。
後半に見せてくれたスピリッツみたいなものを本当は持っているはずなので、それをなぜ前半から出せなかったのかというところを、もう一度全員が反省をして、修正をして、中3日ですが次はホームで戦えますので、もう一度千葉戦のように、戦う姿勢を取り戻して臨みたいです。
後半は前から勢いを持ってプレスにいけましたし、奪われても相手にクリアを背後に落とされることなく前向きで拾うシーンがたくさんありました。前から圧力をかけられたことで相手の自由を与えず、2次攻撃、3次攻撃とつなげられたと思います。ゴールを奪うことができず悔しいですし、最後の質の部分はまた取り組んでいく必要があると思います。
連戦ですぐ次の試合がありますので、まずはしっかり次に向けて全員ができることをやって、群馬戦で戦う姿勢を見せたいです。今日の前半のような難しい展開であってもまずは0に抑えて後半に盛り返すことができればよかったですし、群馬戦では試合の入りから勢いを持って相手に圧力をかけたいです。
前節同様に長いボールも交えながら、まずは相手の背後を突いてサッカーをしたかったのですが、風の影響もあってなかなかいいボールがつけられずに、間伸びしてしまいセカンドボールを拾えない状況が続きました。蹴らなくていい場面で蹴ったりなど、状況判断のところはもっと改善しなくてはいけないと思います。
前節の勝利を生かせず、山形まで来てくれたサポーターの皆さんに申し訳なく思いますし、1つ勝っただけでは何も変わりません。相手も変わってやり方も少し変えないといけない部分もありますし、すべてが同じようにはいかないので、相手に合わせて自分たちの良さを出していくことをやっていかないといけないと思います。
中3日で連戦になりますが、まずは失点をしないことと、いい守備からいい攻撃につなげていきたいです。次節はホームゲームなのでしっかり勝ち切りたいです。
最初はワイドの位置でプレーしましたが、最近の練習で自分の良さが出せるようになってきているのでそれを出すことと、ビハインドなので点を取にいく必要がありましたし、どんどんゴール前に入っていくことを求められて入りました。
裏を取れている場面もありましたし、柴山を中心に左サイドからクロスも上がっていたので、チャンスは来ると思っていましたが、2回、3回とあったチャンスを自分が決め切れず、責任を感じています。
今シーズンはなかなか出場時間が勝ち取れていなかったなかで、今日45分のチャンスをもらえたので、目に見える結果を出したいと思ってプレーしましたが、まだ自分の力不足だと思います。
個人としては体は動けていて、イメージも悪くないですし、「次、やってやるぞ」という強い気持ちは持っていますので、それを絶やさないことが大事だと思いますし、準備はできています。スタートであろうがサブであろうが、自分が出るからには得点やゴールに関わる部分を求められていると思うので、そこに強い気持ちを持って、こだわって、ピッチで表現できるようにやっていきたいです。
千葉戦は分析から、持たせるところ、やらせてはいけないところを共有できていれば、問題ないと考えていましたし、うまく対応できました。今まで自陣でのミスから失点を重ねていたので、少しラフなボールで敵陣に入ってもサポートとセットでマイボールにすることを優先しました。その部分はある程度できたと思いますが、もう少し敵陣でマイボールの時間を増やしたかったので、そこは修正していきます。
今週はチームの積み上げを意識させながら、千葉と山形は別の特長を持つチームですし、どうやって勝つかは変わってきます。今週はその部分を落とし込みたいですし、失点を減らすためには千葉戦のように粘り強い守備をしなければいけないので、原点に立ち返ってトレーニングを積んでいます。
山形は順位も近い相手ですし、勝ちたいという気持ちと、勝つための引き出しを多く持っている方が勝利に近づくと思っています。一つ勝てば次もまた勝ちたくなりますし、そういったエネルギーを次の試合に出して、前節同様に戦う姿勢を前面に出していきたいです。