金沢
- 49' 庄司 朋乃也
大宮
- 41' 河田 篤秀
- 81' 中野 誠也
前節2点リードされたなかでも後半に3点をとって勝ち切れたことは、自信につながりました。ハーフタイムでも全員から『後半に取り返せる』という雰囲気が出ていたので、チームとしてまとまれたことを、これからの試合でも続けていかなくてはいけませんし。ボールを保持する時間を長くできれば、群馬戦のように必ず点を取れると思いますし、良いリズムでプレーできると感じています。
金沢は監督が代わっていないものの、多少選手の入れ替えがあったので、個人的には新しいチームとして対戦する気持ちで試合に入りたいですし、まずは失点をしないことを第一にプレーしたいです。どう迎えられるかはわかりませんが、温かい金沢のサポーターの前で、元チームメイトと対戦できることはとても楽しみです。他のアウェイゲームにいく時とは全く違う心境ですし、古巣相手に勝ちたい気持ちが強いです。
失点が多いことは改善しないといけませんが、前節は勢いがつく勝ち方ができました。後半に3得点できて最後は守り切れたことは大きな意味のある勝利だったと思いますが、これを続けて次も勝たないといけません。僕たちはいい試合をしたあとに不甲斐ない試合をしてしまってきているので、今節は自分たちが変われるチャンスだと思いますし、とても大事な一戦です。
群馬戦でのPKストップは、相手選手の癖も分かっていましたし大山啓輔選手から岩上選手の蹴り方の話を聞いていました。あの場面で3点目を取られていたら試合はとても難しいものになっていたと思いますので、止められてよかったです。勝つチームはGKが試合の流れを変えるプレーをみせて勝利を引き寄せると思うので、これらかも勝利のために貢献していきたいです。GKのミスで試合の勝ち負けやチームの流れを変えてしまうこともありますので、トレーニングから自分ができることにフォーカスすることを心がけています。チームとしてはサイドの守備に課題を感じていますので、準備期間は短いですが修正して金沢戦へ臨みたいです。
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
9 | シュート | 10 |
---|---|---|
8 | GK | 8 |
4 | CK | 6 |
11 | 直接FK | 9 |
0 | 間接FK | 0 |
0 | PK | 0 |
主審
副審
副審
第4の審判員
入場者数
天候
ピッチ状態
気温/湿度
HIGHLIGHT
試合の入りは悪くなかった。開始早々に相手DFのクリアを拾った河田が、ロングレンジから右足を振り抜く。意表を突いた一撃が相手GKを慌てさせた。
4分には決定機をつかむ。武田の右CKを西村がヘディングで合わせる。惜しくもバーを直撃し、先制点とはならなかった。
守備陣も奮闘する。11分、GK南がロングシュートを弾き出す。13分には相手の右CKからピンチを招くが、ゴールカバーの西村がかき出した。
ここからは両ゴール前での攻防が続く。
31分、左サイドから柴山がクロスを入れ、ヘディングでクリアされたボールを河田が収める。ペナルティエリア内から右足で狙う。このシュートはDFにブロックされるが、直後の右CKを菊地が中央で競り、ファーポスト際の茂木が押し込むが、ここもDFにブロックされた。
35分にはGK南がチームを救う。ペナルティエリア内右からのヘディングシュートをセーブする。直後のCKも、しっかりとパンチングでクリアした。
両チームともに相手ゴールへ迫るなかで、41分に先制した。武田の右CKを西村が競り、浮き球になったボールを河田が至近距離から右足ボレーでたたき込んだ。前半は1-0で折り返す。
後半開始直後にもスコアが動く。歓喜に沸いたのは大宮ではない。相手選手のミドルシュートを西村がブロックするものの、コースが変わった一撃がGK南の逆を突いてしまった。
不運な形での失点となったが、気落ちすることなく試合を進めていく。
63分、霜田監督が動く。柴山を下げて中野を投入する。71分には2枚替えで流れを変える。矢島と菊地が退き、小島と富山がピッチに立つ。
76分にはアクシデントに見舞われる。西村がピッチに倒れ込んでしまい、80分に田代がCBに入る。同じタイミングで河田も交代し、三幸が出場する。
その直後だった。小島が右サイドからドリブルでボールを運び、ゴール前へ柔らかなクロスを供給する。DFラインの外側から入り込んできた中野が、ヘディングシュートでネットを揺らした。4試合連続で途中出場の中野は、シーズン初ゴールだ。81分、2-1とリードする。
残り時間の戦いぶりは安定していた。局面でしっかりとバトルをしつつも守備重視になり過ぎることなく、自陣ゴール前での攻防も落ち着いてしのいでいった。
3分と表示されたアディショナルタイムは、勝利へのカウントダウンだった。選手たちは最後まで集中を切らさず、2-1のまま終了のホイッスルを聞いたのだった。
厳しい日程のなかで、今シーズン初の連勝を飾った。順位もJ3降格圏から抜け出し、20位に浮上した。次節もアウェイゲームとなるが、チームは上昇気流に乗りつつある。
(総評:戸塚 啓)
続きを読む
連勝はもちろんうれしいですが、途中から出た選手が活躍してくれましたし、チーム一丸となって、一体感を持って戦うことができました。今日の勝利はクラブ全体の勝利だと思っています。
いまは、やることを明確にして、徹底して、彼らの能力を最大限に信じて、彼らの力が一番出るようなやり方を、勝てるまでやろうと取り組んでいます。結果が出れば少しずつ自信もつきますし、いま僕らに必要なのは勝つことであり、「こうすれば勝てる」という自信だと思いますので、こうやって戦いながら真剣勝負のなかで自信を積み上げていきたいと思います。そういう意味では今日は本当に大事な試合だったのですが、チーム全員の力で勝利することができて良かったです。
先制したあとにアンラッキーな形で失点して、これまでは下を向くこともありましたが、途中から入った選手がもう一度チームに元気を与えてくれて、誠也のゴールにつながったと思います。
誠也はずっと調子が良くて、ずっと使いたくて、居残りで2人でシュート練習もしていたので、誠也が決めてくれたことは本当にうれしいです。僕らは11人で戦っているわけではなくグループで戦っていて、最初から出た選手がゲームをしっかり作って、途中から出た選手がゲームを決めるというのが理想なので、この連戦のなかで、途中から出たFWが点を取って試合を決めてくれたということは、非常に勢いに乗れるかなと思います。
相手の守備が特徴的でそれが彼らのストロングポイントでもあるので、そこを抑えつつひっくり返したいと思っていました。決勝点のように逆サイドが飛び込んでくる形は練習どおりで、みんなのイメージがシンクロできて良かったです。
ピッチのなかで迷っている時間よりも、まとまってプレーできている時間の方が長く感じます。割り切って蹴っていたとしても、そのあとに自信を持ってつなぐと自分たちで判断することもできているので、スタートの割り切りはうまくハマっているかなと思います。
自分のプレーはミスが多く、反省が多い試合だったのですが、うまくいっていないからこそゴール前の決める部分だけはと思っていました。CKのときは普段はニアにいるのですが、今日はこぼれ球を狙うためにあえて中にいて、そこにボールが来ました。GKの位置もゴールも見えていなかったので、ただ強く当てることだけ考えました。
連勝すると試合直後のロッカーの雰囲気も良く、反省点をみんなで話し合っていますし、勝ちながら反省できることは大事なので、まずは勝つことを最優先していければと思います。
チームの勝利につながるゴールを奪えたことはうれしいですし、個人としてもベンチが続いたりとなかなか苦しいスタートだったので、「自分が決めて勝たせたい」という気持ちをすごく持っていました。
腐らないでやり続けることを自分のなかでも意識していましたし、それで霜さんに使ってもらえて結果を出すことができたので、自分としても良い糧になりますし、いろいろな感情がこもったゴールだったと思います。自分がどういう思いでやっていたか、みんなが分かってくれていたと思うので、ゴール後にみんなが祝福してくれてうれしかったです。
1点目を取ることは重要なことなので、少し時間がかかってしまいましたが、ここからどれだけ積み上げていけるかですし、まずはチームのためにやることをやった上で、個人としても結果を残せるようにやっていきたいです。
試合に出れたり出れなかったりすることが続いていましたが、練習や練習試合では決して悪くなく、コンディションも良かったので、どこかで自分にチャンスが回ってくると思っていましたし、そこで結果を出したいと思っていました。今日は短い時間でアシストできましたが、時間が短くても長くても、得点やアシストという結果を意識しようと思っています。それを続けていれば出場時間も増えていくと思うので、今日のように思い切り良くプレーしたいです。
システムが4-4-2になって、みんなやることはわかっていますし、選手同士の距離感も良くなり、うまくいっている印象です。ボールも回るようになって押し込めるようになったと感じます。
降格圏は抜けましたが、まだ上にも下にもいく可能性がありますし、このまま連勝だったり負けないことを意識してやっていきたいです。直近4試合で3勝できていることで、選手のメンタル的にも徐々に良くなってきていると思いますし、自信がつけばまた良いプレーも増えてくると思います。
群馬戦はこういうチーム状況なので、どんなゲーム内容でも勝点3を取りたかった試合でした。そして、この先こうやって勝点を積み上げていくぞという手ごたえも欲しかった試合でした。先に2点を取られてしまったことは大きな反省ですが、そこから心折れることなく諦めず戦って試合をひっくり返せたことは、チームの地力を発揮できたからだと思います。100%手放しで喜べる勝利ではありませんし、まだまだやるべきことはありますが、選手も変えシステムも変え、新しい引き出しを開けて戦った試合での勝点3でしたので、これを次に繋げたいと思います。先に失点してしまうとゲームを難しくしてしまいますが、良い守備をしっかりして僕らがボールを長く持てれば勝つ確率が高まることを、選手は感じてくれていると思います。試合に向けて熱い気持ちを持つことは大切ですが、それと同時に冷静に戦う部分を持たなくてはなりませんので、そこはチームで共有したいと思います。
相手がどこでも僕らは勝負強さを身につける必要があります。どちらに転ぶかわからない試合を自分たちへ転ぶようにチーム全体で戦わなければいけないし、それを普段の練習からやらないといけません。連勝できたチームは順位を上げていますし、ここから上に行くには絶対に連勝が必要です。連戦が続きますが、選手の疲労度を見極めながら起用を考え、誰が出ても戦えるチームにしていきたいです。アウェイが続きますが、皆さんの応援をよろしくお願いします。