岩手
- 10' 中野 雅臣
大宮
右サイドハーフやサイドバックなど様々なポジションでピッチに立っていますが、どのポジションでもいいので何より試合に出ることが大切ですし、試合に出て活躍しなくてはいけません。前線のポジションで試合に出て点を取れなかったことはとても悔しかったですし課題を感じました。攻撃的なポジションで出場したら、ゴールを取れるように積極的にプレーしたいです。
金沢戦ではプロになってから初めてFWでプレーし、あまりボールに触れる機会はありませんでしたが、前線からの守備や効果的なランニングはこれからも続けていきたいです。
岩手は全員がハードワークしてくるチームですので、自分たちはそこに負けていては今まで積み上げてきたものが意味のないものになってしまいます。勝点3を取るために、練習からこの試合に向けてみんなで突き詰めていきたいですし、勢いをもって積極的な試合をみせてファン・サポーターに勝利を届けたいです。
今節は勝つしかない相手との対戦ですし、覚悟を決めて自分たちが持っているものをすべて出さなくてはいけない試合です。守備は少しずつ強度やチームとしてやるべきことが落とし込まれていて安定してきていますが、攻撃では特に得点の部分がまだまだ足りないですし、流れの中からチャンスを作ってゴールを取れていません。攻守ともに相手を上回って勝利につなげなくてはいけないと思っています。
岩手は攻撃陣に個の力のある外国籍選手がいて、ボールが収まったり仕掛けてきたりする印象があります。そういった選手たちに、まずは一人ひとりが相馬さんが求めている際の部分で負けないことが大切ですし、チームとしても全員がカバーしあいながら戦っていきたいです。
ここまでファン・サポーターの期待を裏切っている結果ですが、それでも毎試合熱く応援してくださる皆さんに勝利を届けられるように、良い準備をして試合に臨みます。
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
7 | シュート | 10 |
---|---|---|
11 | GK | 4 |
4 | CK | 11 |
6 | 直接FK | 9 |
3 | 間接FK | 4 |
0 | PK | 0 |
主審
副審
副審
第4の審判員
入場者数
天候
ピッチ状態
気温/湿度
HIGHLIGHT
ポジションに変動があった。泉澤が菊地と2トップを組み高い位置でプレー、左サイドハーフの矢島慎と連動して左サイドを攻略した。第7節以来のスタメンとなった栗本はダブルボランチの一角に入った。さらに今シーズン初スタメンの吉永が左サイドバックに。そして、これまで左サイドバックが定位置だった小野が右サイドハーフに入って数々のチャンスを演出した。
試合はいきなり動いた。開始早々に右サイドから攻めると茂木のクロスに合わせた矢島慎がヘディングシュート。枠をとらえることはできなかったが、この試合の狙いがはっきりしたシーンだった。しかし、10分、CKから失点。序盤から1点を追いかける展開になった。
その後もボールを支配し、随所で岩手の3バックの脇に空いたスペースから攻撃を仕掛けた。セットプレーも大きなチャンスになった。23分には左サイドを突破した泉澤のクロスに、ゴール前に残っていた西村がシュート。惜しくも相手GKにボールが収まった。
球際の激しい競り合いも続いた。34分の右CKは変化を加え、逆サイドに抜けたボールを西村が折り返して大山がシュート。36分には、右サイドの小野から前線へ。泉澤が抜け出して左足でシュートを放つが、惜しくも相手GKのファインセーブに阻まれた。何度も攻撃を仕掛けたが、岩手の粘り強い守備の前に0−1で前半を折り返した。
後半も序盤からチャンスを得た。48分、中盤でボールを奪うと、素早く前線にボールを送り込んで中に入った小野が左足でミドルシュート。51分には左サイドの泉澤が上げたクロスに、ゴール前に走り込んでいた茂木がヘディングシュートを放った。いずれもゴールネットを揺らすことはできなかったが、確実に相手のゴール前を脅かしていた。
ピンチの場面では、GK志村が守備範囲の広さを見せた。ベンチも動いた。62分、河田、小島、高柳の3人を同時にピッチに送り出した。特別指定選手の高柳にとってはデビュー戦だ。直後には、相手の意表を突いた矢島慎が、鋭い突破からシュートを放った。ボールは惜しくもクロスバーをたたいたが、攻撃のギアが一気に上がった。
河田が前線を縦横無尽に駆け回り、相手の守備に揺さぶりをかけた。右サイドハーフの高柳も、積極的に攻撃に絡んだ。80分には奥抜を投入。83分、左サイドを突破した河田が中央に折り返したが、相手DFにクリアされた。直後には、高柳が左サイドからゴール前にクロス。西村のダイビングヘッドは相手GKに阻まれた。
88分の右CK。キッカーは高柳。ファーサイドに上がったボールを西村が頭ですらし、茂木が胸で押し込もうとしたが相手GKの正面を突いた。途中から入った富山をターゲットにして、最後まで攻め込んだ。90+2分には、左サイドからのクロスを富山がヘディングシュート。ゴールネットを揺らしたが、その前にオフサイドがありノーゴールとなった。90+5分、右からのCKが相手にクリアされたところで試合終了のホイッスル。0−1で敗れた。
悔しい敗戦だ。何度も攻めながら、ゴールをこじ開けることができなかった。しかし、戦う姿勢は保ち続けなければいけない。次節は中3日で岡山戦。アウェイゲームが続くが、勝点奪取が最大の命題だ。
(総評:岩本 勝暁)
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今日のゲームのなかで、選手たちに対してまずは「戦う」という部分で相手を上回る、そういうものを見せてほしいと話をしました。結果的に負けてしまい、取り切る部分、そして取らせない部分、そこで勝ち切れなかった、上回り切れなかったということになると思いますが、一つひとつの戦う部分や、相手に仕掛けていく部分で、選手たちは前回のゲームよりもかなりやってくれたところはあると思っています。
ただ、これを勝ちに変えていくには、もちろん私自身のベンチワークを含めて、もう一段上げなければいけません。それでも、選手たちの今日の頑張りというものは、本当に次につながるものだと思っていますし、これをしっかりとつないで勝ちに変えていけるようにしたいです。
最初は滑りやすいピッチや環境の違いであったり、右サイドハーフは去年、一昨年は大学でもプレーしていたのですが、今年は違うポジションで試合に出ることが多かったので、慣れるのに時間がかかった部分はありました。それでも数分経ってからは慣れてきましたし、自分の持ち味や、やりたいことを見せられた部分もあったなかで、結果につなげられなかったことはすごく悔しいです。
自分の持ち味であるボールコントロールで1枚はがすことや、チャンスを作ったり、ゴール前まで持っていくシーンは何度か作れましたが、得点に結びつけることであったり、相手にとって怖いプレーはまだまだできていないということは、今日出場してみて感じた部分ですし、そこは自分自身にもっと求めていかなくてはいけないと思います。
CKは大学のチームでも蹴っていて、今日は何度かチャンスがあったなかでしっかり合わせることができなかったのは自分の精度の問題なので、もっと練習が必要だと感じました。
今後は大学との兼ね合いもあるなかで、どちらの重点を置いて活動していくかは現状わかりませんが、どちらでプレーするにしても、今後に向けて自分がやらなければいけないことがたくさんあるので、そこに注力していきたいです。
相馬さんの求めている「どんどん前に行くサッカー」をもっと体現していかないと点は入らないと思いますし、そういったなかでサイドバックがいかに関われるか、どんどん上がってCKを取ったり、チャンスを作れるかという部分が大事だと思うので、そこは求められたことを自分がもっと引き出して得点につなげられるように、自分にベクトルを向けて取り組まなければいけないと感じています。
前半にシュートまで持っていったシーンがありましたが、その1本で終わらせるのではなく、サイドバックだからということは関係なくどんどんやっていかないと、チャンスはなかなか来ないと思うので、自分がやらなければいけないという気持ち、自分が決めるという気持ちを持ってプレーしていきたいです。
今日はボランチで大山選手とのコンビになりましたが、自分が求められていることはすごくシンプルなので、コンビを組む選手によって少し調整はしますが、大きな部分は変わらないと思っています。
自分の予測であったり、周囲から声でサポートを受けたりしながら、ピンチを潰せるシーンもありましたが、やはり勝ちにつながらないと意味がないと思っていますし、そういった意味ではまだまだ不十分だと感じています。
得点を奪うことができませんでしたが、本当に小さい質の部分で、もっともっとチャンスを作ることも、もっともっと相手のチャンスをなくすこともできると思いますし、今日も最初のチャンスで失点しましたが、相馬さんが言う「際」の部分がまだまだ足りないので、このような結果になっていると思います。
いまは悔しい気持ちが強いですが、またすぐ次の試合があるので、しっかりと今日の試合を振り返って、悪かったところを改善できるように、チーム一丸となって修正していくしかないと思います。
勝点を伸ばすことは簡単ではないと思っていましたが、ベースの部分はできつつありますので、これを試合で勝ちに変えていかなくてはいけませんし、めげずに続けていくしかないと思っています。距離感の良い試合も増え、我々のイメージに近いボール奪取から攻撃へつなげるシーンが増えてきていますので、良い時間帯でゴールを奪ったり先に失点をしない部分だったりを突き詰めていきたいです。
暑さの影響もありますが、連続性や切り替えの部分で抜け落ちてしまうところがあるので、今週はトレーニングで共有しました。自分たちの素早い攻撃を吸収されたあとに迫力ある攻撃ができていないので、イメージを合わせていきたいですが、まずはゴールに向かう迫力を高めていかなくてはいけません。簡単なボールロストはよくありませんが、相手が嫌がったり怖がったりするプレーを、チーム全体で共有し選択していけるようにしたいです。
映像を観ると、岩手はここ数試合で勢いを取り戻している印象があります。どの試合も大事な一戦でありますので、相手のことを強く意識するのではなく、勝つために自分たちが準備してきたものを出したいです。