明治安田生命J2リーグ 第27節
2022.7.17 [SUN] 18:30 タピスタ

琉球

  • 50' 金井 貢史
1 - 1
0 前半 0
1 後半 1

大宮

  • 61' 菊地 俊介
試合経過
監督コメント

試合内容が良くなっていても結果につなげられていないですし、まだまだ足りない部分があります。そのなかでも、チーム全体としてボールを前へ持っていくポイントは合わせられつつあると思いますし、守備でもセットして守る部分と前へプレスをかけにいく部分が揃ってきています。沖縄の気温や湿度が高いことも頭に入れなくてはいけませんが、だからといって揃える基準を落とすのではなく、チーム全員でアグレッシブに戦う時間を増やしたいです。次こそ勝点3を取るために、より積み重ねていくところと課題を解決するところの両方を準備をして、試合に臨みたいです。

琉球は監督が代わって、よりダイレクトなプレーが増えた印象があります。前節は仙台を相手に良い守備からカウンターを仕掛けて勝点3を手にするチャンスがありましたので、しっかり相手の特徴をチームで共有して臨みます。

選手コメント

前節は最後の最後のところで追いつかれてしまったので、今週はトレーニング一つひとつのなかでも最後まで厳しくプレーすることをやってきました。前節はアシストできましたが、ゴールのチャンスがあったので、決め切れるようにならなくてはいけません。チームのコンセプトとして際の部分の戦いを大切にしているので、まずは1対1の戦いで全員が勝たなくてはいけません。

琉球の選手はボールをつなぐ技術がとても高いと思いますし、ホームで対戦したときは、長い時間相手にボールを持たれてしまい、苦しい試合でした。だからこそ、僕たちはしっかりボールを保持する時間を増やしていきたいです。琉球とは今季3度目の対戦となりますが、いまのところ連勝できていて良いイメージを持てている相手ですので、この大事な一戦でも必ず勝利を手にしたいです。

点を決め切るところや守備で体を張るところ、一つひとつのプレーに対して全員が体を張れるかどうか、体が勝手に反応するくらいもっと高めていければ、勝点3を取れる確率は高まると思います。トレーニングからできなければ試合でもできないので、各々がしっかり心に刻んでプレーしないといけません。個人としては得点を取れていますが、もっと流れの中からチャンスを作ってゴールを決めたいですし、そのためにはまず背後へのランニングなど、相手の嫌がるプレーを増やして攻撃の回数を増やしていきたいです。

琉球戦は大事な試合となりますが、まずは自分たちに目を向けて、勝点3を取るためにミスを恐れずどんどんチャレンジしていくことが必要です。

メンバー

スターティングメンバー

GK 1 ダニー カルバハル
DF 22 上原 牧人
DF 28 大森 理生
DF 27 中川 創
DF 15 大本 祐槻
MF 7 田中 恵太
87'
MF 8 池田 廉
MF 25 武沢 一翔
MF 11 中野 克哉
MF 6 金井 貢史
81'
FW 16 阿部 拓馬

控えメンバー

GK 26 田口 潤人
DF 3 村瀬 悠介
DF 4 岡﨑 亮平
DF 9 李 栄直
87'
MF 33 ファム バン ルアン
FW 24 ヴィニシウス ドスサントス
FW 29 人見 拓哉
81'

監督

ナチョ フェルナンデス

スターティングメンバー

GK 40 志村 滉
DF 46 貫 真郷
DF 17 新里 亮
DF 24 西村 慧祐
DF 41 小野 雅史
MF 26 小島 幹敏
81'
MF 20 栗本 広輝
MF 14 武田 英寿
90'
MF 11 奥抜 侃志
56'
FW 28 富山 貴光
56'
FW 9 菊地 俊介
81'

控えメンバー

GK 50 若林 学歩
DF 8 田代 真一
MF 15 大山 啓輔
81'
MF 19 矢島 慎也
56'
MF 18 髙田 颯也
81'
MF 39 泉澤 仁
90'
FW 10 河田 篤秀
56'

監督

相馬 直樹
試合詳細
7 シュート 7
9 GK 9
6 CK 5
10 直接FK 12
3 間接FK 3
0 PK 0
試合データ

主審

先立 圭吾

副審

松井 健太郎

副審

蒲澤 淳一

第4の審判員

佐藤 貴之

入場者数

2,285人

天候

曇、中風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

29.8℃/63%

HIGHLIGHT

菊地が貴重な同点ゴール。勝点1を分け合う
前節の東京V戦は、終了間際に同点ゴールを許して勝点2を失った。5戦勝ちなしと苦しい戦いが続いている。

ここからのV字回復を実現するためにも、今日の明治安田J2第27節は、極めて重要な一戦である。最下位のFC琉球との勝点差は4。天皇杯を含め今季2勝している相手だけに、確実に勝って勝点3を持ち帰りたい。

立ち上がりから攻勢に出た。3分、小島が中盤でボールを奪うと、素早い切り返しから富山がシュート。ボールは枠を外れたが、最初のビッグチャンスだった。その後も球際の激しい競り合いが続く。守備では、ボランチに入った栗本、小島の献身が光った。セットプレーからのピンチもあったが、GK志村を中心に堅い壁をゴール前に築いた。

果敢に攻撃を仕掛けた。左サイドに入った奥抜がうまく相手からファウルを誘ってセットプレーを獲得。武田の精度の高いキックが何度も相手のゴール前を脅かした。その後も長いボールで相手の裏を取りに行く。武田が中に入ってボールを引き出し、一気に前線へ。2トップの富山、菊地が絡んでチャンスを演出した。

37分には、ルーズになったボールに対してスピードに乗った武田が抜け出し、角度のないところからシュート。相手GKに阻まれたが、躍動感のあるプレーを見せた。40分には2試合連続スタメンの貫がロングスローで決定的なシーンを生み出した。スコアレスで前半を終えたものの、ボールを支配した時間も長く期待を抱かせる内容だった。

後半に入ってゲームが大きく動いた。50分、相手陣内でボールを奪われるとカウンターから先制点を許す。1点を追う展開になった。さらに琉球のギアが一段階上がった。ここでベンチが動く。56分、富山に代えて河田を、奥抜に代えて矢島慎を投入。前線の動きが活性化された。

同点ゴールが生まれたのは直後のことだった。前線に抜け出した河田が好位置でFKを獲得。61分、武田が狙ったシュートはクロスバーをたたいたが、跳ね返ったボールを菊地が押し込んだ。

飲水タイムが明けた直後の72分にも決定機が生まれた。左サイドでボールを奪った小野が矢島慎との連携からゴール前にクロスを入れる。河田が頭から飛び込んだが、シュートは惜しくも枠をとらえることができなかった。

81分、大山、髙田を同時にピッチに送り出した。拮抗した展開が続いた。アディショナルタイムは4分。最後のカードに泉澤を投入した。守る時間が続く。相手の攻撃をしのぎ切って試合終了のホイッスル。勝点1を分け合う結果となった。

激しく体力を消耗するタフなゲームとなった。次節は23日、秋田とのホームゲームだ。今日の勝点1をポジティブにとらえ、前を向いて進んでいきたい。

(総評:
岩本 勝暁)

続きを読む

監督コメント
まずは、遠く沖縄まで駆けつけてくれたサポーターの皆さんに感謝したいと思います。関東とは違う暑さがあるなかで選手たちと一緒に戦ってくれたことを本当にありがたく思っています。

ゲームは予想していた以上に琉球が縦のボール、それもかなりアバウトに入れてくる展開でスタートしました。立ち上がりは慌てる時間だったり、風の影響もあってボールが止まるところも含めて、少し相手に流れを作られてしまったかなと思っています。ただ、そこをしっかり凌いで、途中からは自分たちがボールを動かしていく、相手陣内に入っていくということができるようになったと感じていました。

後半は相手がやったことと同じように、我々も背後を使いたかったのですが、お互いに縦長になってしまう展開の中からルーズボールを前向きに持っていかれて、失点してしまいました。カウンターというよりはルーズボールを拾われたところからの展開だと思いますが、先に点を失う形になりました。後半は少し長いボールで陣地を挽回されるような時間が多かったかなと思っています。

人を替えたなかで、背後を取るという部分を出せるようになって、そこから実際にチャンスを作って、セットプレーからでしたが点を取れました。ただ、後半は相手にうまく風上を利用されてしまったなかで、どうしても攻撃の時間が少なくなってしまい、追いついた勢いを維持できなかったかなと思っています。

今日は6ポイントマッチで勝ちたかったゲームでしたが、勝点1で帰ることになりました。その部分は僕以上に選手たちの方がプレッシャーを感じていたと思います。これから試合数が少なくなってくるにつれて、我々がもっと自信を持ってプレーしなければいけないと、今日あらためて感じました。そういったことを含めて、また次の1週間で僕がやることはたくさんあると思っていますし、しっかりと準備をして次に向かいたいです。
選手コメント
前半はセットプレーが多かったので、そこで一つ取りたかったです。CKも多かったですし、そこで取れればもう少し違った展開になったのかなと思います。ピンチもほとんどなく、全体的に押し込めている感じはありましたし、相手は背後を嫌がっていて、侵入するところまではできたのですが、シュートまで持っていくことができませんでした。

失点シーンは、どちらかと言うと自分たちチャンスになりそうな場面で奪われて相手の得点になっているので、切り替えの部分はもちろんそうですが、ちょっとしたところで相手にボールが行ってしまうと、これだけ暑いなかでの試合だと一つ戻るのもきついですし、そこで後手を踏んでしまうとあのような失点につながってしまうと思います。ピンチらしいピンチもあまりなかったと思うので、ワンチャンスで取られてしまうとやはり難しい展開になります。

カワ(河田)の特長は分かっていますし、なるべく近くにいてサポートすることを意識していました。すごく推進力を出してプレーしてくれるので、僕自身もやりやすかったです。チャンスも結構作れていて、逆転できるチャンスもありましたし、そこまで悲観する内容ではないかと思います。

得点シーンは、うまくポジションを取って、GKが弾くかバーに当たるかはわからなかったですが、頑張って走っていればあのように自分のところにこぼれてくると思いますし、チームのためにハードワークした結果かなと思います。

次節対戦する秋田は勝点が近い相手ではありますが、相手どうこうではなくホームで勝てていないので、僕らもそうですしサポーターの皆さんもモヤモヤしていると思います。なんとか結果を出したいです。
前節に続き、自分たちには勝点3が必要な状況のなかで、まずは先制されてはいけなかったですし、自分たちが先手を取りに行くという部分を、どうやって先手を取るかを含めて、もっとパワーを出していかなくてはいけないと思います。

相手も同じようなことを狙ってきているなかで、少しのスキが大きなチャンスになるようなゲームでしたが、お互いにシュートに持ち込めないような場面が多かったと思います。

ここ数試合は4-4-2のボランチで出ることが続いていますが、相手が毎回違うのでそれに合わせながら、もちろん自分のポジショニングだったりやることも少しずつ変わってきます。一緒に出る選手の特徴を少しずつ理解できていて、予測もできるようになってきているので、自分もプレーしやすくなってきています。

サポーターの皆さんには、ホームでもアウェイでも、いろいろな場所から力強いサポートをいただいていますし、前節ホームで引分けで終わったあとに厳しい声を掛けていただきましたが、それは大宮アルディージャというチームに対する期待や、「自分たちのチームはまだまだこんなもんじゃない、こんな位置にいちゃいけない」ということだと思っているので、次節ホームでしっかり勝って、まずは少しでも早く降格争いを抜け出せるようにしなくてはいけないと思っています。
FKがうまく得点につながったことは良かったですが、ゴールにもアシストにもなっていないので、次はしっかり決め切れるようになりたいです。

いまは自信を持ってプレーできていますし、右サイドの関係性や距離感もうまくいっていて、受けたい位置で受けられることも増えてきました。自分自身もそうですし、チームとしても整理されて、少し落ちつかせるような部分もできてきたので、それが自分のプレーにも良い形でつながっていると思います。

琉球は古巣ということもありますが、なかなか勝てていないので、まずは勝つことを意識していました。順位を考えても絶対に負けてはいけない試合だという思いで試合に入りました。展開やチャンスの数、ピンチの数を考えても、しっかり仕留めて勝ち切らないといけない試合だったと思いますし、勝点3を持って帰りたかったです。

もう勝ち続けるしかないですし、次に向けてまたチーム全員で良い準備をして、個人としても良い準備をして、良い雰囲気で試合に臨みたいと思います。
フォトギャラリー

カテゴリー


X

パートナーバナー