水戸
- 9' 曽根田 穣
大宮
まずは1つ勝利が欲しいですし、勝点を積み重ねていくことが重要になってきます。こういった結果が続くと自信を持ってプレーすることは簡単ではありませんが、原さんからも週明けのミーティングで「まずはJ2残留を決めよう」という言葉もありましたので、しっかり残留という修正された目標に向けてやっていくしかありません。
ミカさん(三門選手)はチーム内で大きい役割を担っていましたし、キャプテンが抜けたことはチームにとっては大きな出来事です。個人的にはミカさんに良くしてもらっていたので、いろいろな想いがあります。走力やキャラクターなど真似できない特別なものを持っていましたし、4年半、真横で一緒にプレーをしてたくさん吸収したことがあったので、それは大事にしていきたいです。
縦にシンプルに速い攻撃を出していくことが自分たちのスタイルですが、水戸の特色として対人の部分で強さを発揮するチームです。監督からも言われていますが、特に1対1の攻防での戦いが大事になってくると思います。
自分と年齢が近い選手が多く、横浜FCでお世話になった田代さんもいて良い雰囲気でトレーニングができました。チームは厳しい状況ですが、最終ラインのCBの選手として失点を減らすことだけではなく、左足のキックで多くのチャンスを作っていきたいです。一日一日の練習を大事にして多くの選手とすり合わせていきたいですし、相馬監督とも守備の決まりごとなどを確認しました。J2残留は最低限の目標ですし、一つでも上の順位に上げられるように貢献したいです。
磐田を離れるときに、伊藤彰監督や渋谷洋樹ヘッドコーチから大宮の選手の個々のキャラクターやプレーの特長を色々教えていただいたので役立てたいです。小野選手とは明治大の同期で一緒にプレーしていましたので、コミュニケーションの部分では上手くとれますし、彼の特長もわかっています。お互い良さを引き出しながらプレーしたいですし、左サイドで縦関係でもプレーできると思っています。
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
10 | シュート | 4 |
---|---|---|
7 | GK | 11 |
5 | CK | 2 |
9 | 直接FK | 11 |
1 | 間接FK | 1 |
0 | PK | 0 |
主審
副審
副審
第4の審判員
入場者数
天候
ピッチ状態
気温/湿度
HIGHLIGHT
声出し応援の運営検証試合として、最高の雰囲気でゲームがスタートした。立ち上がりからピンチとチャンスが続いた。3分には相手に抜け出されたが、新里がうまく対応した。6分にはチャンスが訪れる。左サイドの小野のクロスに合わせた菊地が左足でボレーシュート。ボールは枠を外れたが、細かいパス交換からいい攻撃を見せた。しかし、9分に失点。相手のマークが甘くなった瞬間を突かれた。早くも追いかける展開となった。
その後も積極的に前線にボールを入れていくが、水戸が球際で高い集中力を見せてくる。それでもチャンスはあった。18分には大山のフィードを河田がくさびになり、矢島慎がミドルシュート。しかし、ボールはバーを越えていった。飲水タイムのあとも拮抗した展開が続く。ボールを支配している時間は変わらないが、アタッキングサードに入ってからのあと一歩が足りない。30分を過ぎた頃から防戦が続いた。
水戸の狙いははっきりしていた。何度もディフェンスラインの背後を突いてきた。必然的にセンターバックの運動量が多くなった。サイドバックの茂木、小野も守備に費やす時間が長くなった。45+1分には茂木のロングスローからチャンスを伺ったが、1点ビハインドのまま前半を終えた。
後半も水戸にボールを支配された。球際での競り合いにも苦しんだ。48分には水戸の杉浦に至近距離からシュートを打たれたが、GK志村がファインセーブで防いだ。ベンチの動きも早かった。55分、茂木に代わって岡庭がピッチイン。大山に代わってチームキャプテンに就任したばかりの富山が入った。その富山がいい形でくさびに入り、岡庭も右から好クロスをゴール前に入れた。ゲームの流れが変わった。
78分、泉澤、武田、奥抜の3人を一気に投入する。これで5枚のカードを使い切った。82分には、交代の効果があらわれる。左サイドを泉澤が突破。折り返したボールを奥抜が受けると、反転してシュートを放った。ゴールはならなかったが、後半に入ってもっとも大きなチャンスだった。
残り時間が少なくなっていく。ボールを奪いにいくプレーにも迫力が生まれた。しかし、なかなか前線でボールが収まらない。アディショナルタイムは5分。ボールを動かすが、水戸のブロックを崩せない。袴田が前線に上がってパワープレーを仕掛ける場面もあったがタイムアップ。0−1で敗れた。
厳しい敗戦だ。球際の競り合いで苦しんだ。走り負けする場面もあった。相馬監督は「敗因は戦う部分で負けたこと」と言った。次節は8月6日の横浜FC戦。この1週間で取り戻さなければいけないものは、決して少なくない。
(総評:岩本 勝暁)
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前回の水戸との対戦でも、コンタクト、接点の部分、1対1の部分で後手を踏んだなかで敗戦してしまったのですが、今日もスタートから、一番最初のコンタクトのところからそのようなゲームになりました。わかっていたはずですが、相手に勢いを持っていかれてしまった、そしてそのなかで失点してしまい、非常にもったいないゲームにしてしまったと思います。その部分を含めて、応援してくれている方々には申し訳ないと思っています。
戦えない、走れないでは勝つに値しませんし、それは言い続けてきていることですが、できていないのも事実です。次のゲームまで1週間しかありませんが、戦える状態を作って、次のホームゲームではこういったことがないようにしなくてはいけないと思っています。
一つひとつの球際の部分で相手に負けていてはダメだと思いますし、本質的なところで一つひとつ勝っていかないと、こういった試合内容になるのかなと思います。
今週はいろいろな出来事がありましたが、一人ひとりがやることは変わらないですし、この試合に臨むにあたっていろいろな準備をしてきたなかで、単純にそれを表現できなかったことが試合の結果につながったと思います。自分たちが置かれている状況からしても、一人ひとりができることをやるだけだと思うので、表現するということをもっともっとやっていかなくてはいけないと思います。
新加入の選手たちもこの試合のなかで特長を発揮していましたし、これから自分たちのチームにとってプラスになると思います。選手内での競争原理も働くと思うので、よりチームとしてもっともっと力強さを高め合えればと思います。
次はホームゲームになりますが、やはり気持ちを見せることが一番大事だと思っています。今シーズンは、気持ちが見えかけたゲームをしたあとで、また気持ちが見えないゲームになってしまうようなことを、ずっと繰り返しているので、しっかりそれを受け入れた上で、もっと血眼になってプレーしないといけないと思います。
両チームのサポーターの声があるなかで試合ができることは、自分自身もひさしぶりで、そのなかでも大宮のサポーターが本当に熱く、声を届けてくれていました。その熱い応援に対して応えられなかったことは、サポーターに対して本当に申し訳なく思っています。
監督がやりたいサッカーをやっていくなかでも、ピッチのなかで自分たちでうまく工夫してやれる部分があったと思いますし、シンプルに配給してチャンスを作ることができなかったので、そこの質はもっともっと高めていかなくてはいけません。前半にクロスから失点してしまった場面も、改善すべきところはあると思うので、そういったところを練習からやっていくしかないと思いますし、来週の試合で勝つために、切り替えて良い準備をしていきたいです。
来週対戦する横浜FCは、自分自身が3年間お世話になったクラブで知っている選手も多くいます。自分にとってはNACKで初めて試合ができるので、勝点3を取れるように、サポーターの期待に応えられるようにしたいですし、大宮はもっともっと上にいなくてはいけないチームだと僕は思っているので、その助けになりたいです。
このような声出し応援のなかで、自分の大宮でのデビュー戦を戦えたことをありがたく思いますし、すごく鳥肌が立って、「絶対にこのチームのために、勝利のために戦うぞ」という気持ちをより強くさせてくれました。そのなかで勝利を持ってくることができず悔しいですが、ここから跳ね返していきたいです。
相馬監督からは勢いを持ってプレーするように言われて、そこは意識できたのですが、まだまだチームとしても個人としても怖い存在になっていかないと、これから勝点を積み上げていけないと思います。普段の練習から、自分がこのチームを変えていくという気持ちで取り組んでいきたいです。
次は上位の横浜FCとの試合になりますが、ホームですし勝点3を取りたいです。いまは勝利が遠くなっていますが、選手一丸となって、辛くても前を向いて走って戦って、ファン・サポーターの皆さん、大宮に関わるすべての皆さんに勝利を届けられるようにやっていきたいです。
今週はクラブを離れた選手もいましたし新しく加わった選手もいますが、この世界では常に起きることですので、チームをポジティブな方向に持っていきたいです。シーズンは残り14試合となりましたが、すでに終えた28試合を振り返っても何も取り戻せないので、1試合1試合目の前の試合で勝つために戦うだけです。
勝利を得ることがチームの基準も高めることにつながると思いますが、毎試合対戦相手は変わりますし、自分たちの基準が高まっていても相手がいることなので、準備してきたものをすべて上手く出せるとは思っていません。ゴール数が伸びていませんが、自分たちがトレーニングしてきた形からゴールを決められれば、勢いをつかめるのではないかと思います。
ホームでの水戸戦は失点するまでは悪い内容ではなかったのですが、ファーストチャンスを決められてしまったので、今回はその反省を生かして、際で戦う部分をあらためて選手には求めていきたいです。