明治安田生命J1リーグ 2nd 第6節
2016.7.30 [SAT] 19:00 ノエスタ

神戸

  • 55' 高橋 峻希
1 - 0
0 前半 0
1 後半 0

大宮

試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 18 キム スンギュ
DF 6 高橋 峻希
DF 4 北本 久仁衛
DF 39 伊野波 雅彦
DF 44 橋本 和
67'
MF 24 三原 雅俊
MF 10 ニウトン
73'
MF 17 田中 英雄
MF 19 渡邉 千真
FW 7 ペドロ ジュニオール
90+4'
FW 11 レアンドロ

控えメンバー

GK 30 徳重 健太
DF 2 田中 雄大
67'
DF 8 高橋 祥平
DF 34 藤谷 壮
MF 14 藤田 直之
73'
MF 15 小林 成豪
90+4'
FW 9 石津 大介

監督

ネルシーニョ

スターティングメンバー

GK 1 加藤 順大
DF 22 和田 拓也
DF 4 山越 康平
69'
DF 3 河本 裕之
DF 20 大屋 翼
MF 18 横山 知伸
MF 23 金澤 慎
MF 16 マテウス
59'
MF 17 横谷 繁
FW 7 江坂 任
FW 9 ネイツ ペチュニク
84'

控えメンバー

GK 21 塩田 仁史
DF 13 渡部 大輔
MF 15 大山 啓輔
MF 39 泉澤 仁
59'
FW 8 ドラガン ムルジャ
69'
FW 11 播戸 竜二
84'
FW 14 清水 慎太郎

監督

渋谷 洋樹
試合詳細
7 シュート 10
14 GK 9
6 CK 3
9 直接FK 22
1 間接FK 3
0 PK 0
試合データ

主審

木村 博之

副審

五十嵐 泰之

副審

蒲澤 淳一

第4の審判員

小曽根 潮

入場者数

11,212人

天候

晴、弱風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

27.3℃/82%
夏の正念場で攻撃に課題、今季2度目の連敗
厳しい結果を突き付けられた。明治安田生命J1 2ndステージ第6節、神戸とのアウェイゲームは0-1で敗れた。前節の新潟戦では逆転負けを喫しており、2連敗となった。シーズンを通して安定して戦うためには、連敗は避けなければならない。単に勝点を積み上げられないだけでなく、チームの勢いを削いでしまうからだ。今季ここまで成績が安定していたのは、1stステージの第3節、第4節以降、連敗がなかった点に起因するところが大きい。夏場を迎えてシーズン2度目の連敗。正念場だ。

試合の前半は、相手の強力3トップに脅かされながらも無失点でこらえたが、全体のリズムは悪かった。「こちらの攻撃が良くなく、奪われたボールを速く縦に入れられてカウンターを受けた。守備が良くなかったのではなく、相手のリアクションに対応する形が多くなっていたと思う」と、MF金澤。構えた状態での守備ではなく、いずれもカウンター気味に攻撃されたことをピンチの理由に挙げた。ただし、押し込まれれば当然ピンチは増える。前半4分、6分とFWペドロ ジュニオールの快足アタックに脅かされ、31分にはレアンドロにクロスバー直撃のミドルシュートを打たれた。

それでも耐えられれば良かったが、ハーフタイムを経て立て直そうと思った矢先、クイックリスタートから右サイドを崩され、クロスは阻んだものの、こぼれ球から逆サイドに展開され、右サイドバックの高橋峻に先制点を奪われてしまった。試合前のミーティングで共有された分析結果として、流れの中からの失点は上位チームと変わらないが、セットプレーやその直後の失点は上位チームの倍くらいだったという。守備面は、セットプレー対策が課題と言える。

攻撃の形が作れないままリードを許して苦しい展開に追い込まれ、渋谷監督は泉澤、ムルジャ、播戸を次々と投入。しかし、攻撃を急ぎ過ぎる傾向は変わらず、精度を欠いて決定機を作り出すことができなかった。アディショナルタイムに入ってからは一度、良い場面があった。左サイドから大屋が斜めにパスを入れ、播戸がフリック気味にパスして、ムルジャがシュート。播戸は「戻してもらって俺がシュートか、そこからもう一度ムルジャが動き出すか。でも、あのボールは打ちたくなるよなとは思ったけど」と、ワンツーを狙っていたことを明かした。アタッキングエリアでもう一工夫する余裕があればと思わずにはいられない試合だった。

FWで先発し、途中から右サイドハーフを務めた江坂は、「どうしても前線が孤立していて、1人でいってしまう場面が多かった。そこからワンツーや3人目の動きがあれば、崩せたのではないかと思う。ボールが前に入ったときにスイッチを入れ、全体を前にコンパクトにできれば、攻撃の人数を増やせた」と悔しがっていた。前線にスペースがある場面では突破を仕掛けやすい。しかも、数的不利で孤立した状態ではキープが難しいため、どうしても速攻が多くなりがちだ。ボールキープに長けた家長が負傷欠場中とはいえ、単調な攻撃だけでは厳しい。

次節はホームで福岡と対戦するが、攻撃面では速攻ばかりでなく、精度を意識して取り掛かりたい。シーズンの目標である勝点48を達成するためには、3連敗は絶対に避けなければならない。確実に勝点を獲得し、勢いを取り戻したい。

(総評:平野貴也/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 渋谷 洋樹
今日も神戸の地まで約700人のファン・サポーターの方々に来ていただきましたし、夏休みで神戸の皆さんもたくさんいらしていましたので、リーグの発展のためにもいい試合をしたいという思いで臨みました。選手には、とにかくアグレッシブに戦うことを意識するように伝えました。相手の強力な3トップに対して、どれだけコンパクトなサッカーができるかという点では、オフサイドになるかならないかというギリギリの場面で前半に何度か突破されましたが、それ以外は非常に集中力を高く保ってくれました。ただ、攻撃面で前線の選手の距離感が少し良くなかったと思います。先日の新潟戦、そして今日の神戸戦と、2ndステージで初めて、年間では2回目の連敗をしてしまいました。連敗は許されませんが、下を向いても仕方がありません。とにかく前を向いて選手とともにしっかりと準備し、次の福岡戦に向けてトレーニングの中で意識合わせをしつつ、トレーニングで積み上げていくことを意識しながら戦っていきたいと思います。神戸さんに負けたことをしっかりと受け止め、危機感を持って今後の戦いに臨まなければいけないと感じました。

Q.神戸が想定とは違うシステムでしたが、どのように対応したのでしょうか。また、相手のシステム変更が攻守にどんな影響を与えたのでしょうか。
それは、あまり感じませんでした。相手はビルドアップのときに最終ラインを3枚にしたり、アンカーの選手を使ったりしてきましたが、我々の対応を意識してボールを動かしているのではなく、ロングボールを蹴ってこぼれ球を拾い、そこからクロスやシュートを狙うという展開でしたので、守備に関してはシステム変更のストレスはなかったと思います。相手は中央エリアにいる人数が多いので、セカンドボールを拾われて押し込まれる状況を作られてしまいましたが、それは想定していた4-4-2システムだったとしても、あれだけ強力でキープの高い選手が前線にいたら時間を作れますから、それほど変わらなかったと思います。攻撃においては、前半に相手のスペースを突くパスを入れられませんでした。後半は少し見られたので、前半からサイドチェンジやサイドバックの裏を意識した攻撃ができれば良かったですし、展開が狭かったと思います。前半は、相手のプレスの強さにボールの動きが止められてしまっていたので、スムーズさがなかったのは仕方がなかったと思います。それでも失点ゼロで前半を終え、後半勝負と考えていた中で先に失点してしまいました。失点も偶然ではなく、先日の新潟戦の2点目と同じような形ですので、しっかりと改善したいと思います。

Q.途中から横谷選手をボランチにしたのは、先程おっしゃっていた相手のスペースを突くパスが入れられていなかったからでしょうか。
横山選手と金澤選手のコンビは守備を意識しての起用でしたので、負けている状況で攻撃を仕掛けたいと考えたときには、横山選手は最終ラインでボールを動かせますし、横谷選手をボランチに下げてボールを動かすことを意識しました。ボランチから縦にパスを入れる展開をイメージしていましたが、急きょ変更した中でも良くやってくれたと思います。
選手コメント
FW 8 ドラガン ムルジャ
センターバックとサイドバックの間を突いて、スペースに飛び出していくように指示を受けてピッチに入りました。追いかける展開の中、全力を尽くしてチームに貢献したいということだけを考えていました。残念ながら、しばらく試合に勝てていない状況ですが、サッカーはどうしても結果が伴わないときもあります。切り替えて次の福岡戦のことを考え、全力を尽くすことに集中したいと思います。
DF 20 大屋 翼
チャンスはあったので悔しいです。今日は、同サイドの中盤の選手が突破力のあるマテウスと仁だったので、良いパスを入れることを意識していましたが、もう少しコンビネーションで崩すシーンも出せれば良かったです。連敗してしまったので、次の福岡戦で悪い流れを断ち切らないといけません。ホームですし、絶対に負けないようにチーム全員で戦えればと思います。
DF 22 和田 拓也
前半をスコアレスで折り返せたので、後半は自分たちに分があるかと思いましたが、相手のプレスに引っ掛かってしまいました。中盤で数的優位を作れば、ボールをもう少し前に進められたのですが、うまく修正できませんでした。3トップが前線に残っている中で、自分自身は前に出ていくことが難しかったです。

先に失点して難しい試合にしてしまっていることが多いので、まずは後ろがしっかり守ることが必要だと思います。そうすれば前線が点を取ってくれると思うので、先制点を与えないことが大切だと思います。
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