大宮
- 90+4' アンジェロッティ
磐田
次は磐田との対戦になりますが、チーム全体として粘り強くタフに戦うという部分は変わらないですし、そのなかで自分は点を取るという仕事で、チームの力になれたらと思います。相手どうこうよりも、まずは自分たちが大事ですし、自分たちのやり方をしっかり見つめ直して、良い戦いができればと思います。
まずは自分がゴールを決めて、皆さんの前で活躍する姿を見せたいです。応援よろしくお願いします!
最近はセットプレーのキッカーを任されることも多いですが、セットプレーは自分たちのチームの武器ですし、そのキッカーというのは大変な役割だと思いますが、責任を持って蹴るようにしています。
前節の熊本戦は、相手にボールを持たれる時間が多くて、自分たちが修正できずに崩れてしまったこと、前半のうちに2失点してしまったことが敗因だと思っています。また同じような展開になることがあったとしても、そこで崩れずに自分たちが立ち直れるかどうかだと思いますし、自分たちでしっかり修正できるようにしたいです。
熊本戦では情けない結果に終わってしまいましたが、次節の磐田戦では気持ちの部分を見せて、ファン・サポーターの皆さんと一緒に勝利をつかみ取りたいです。リーグを戦っていく上で連敗はできないですし、ホームで連勝できるように全力で頑張ります。応援よろしくお願いします!
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
10 | シュート | 13 |
---|---|---|
6 | GK | 6 |
2 | CK | 6 |
12 | 直接FK | 16 |
2 | 間接FK | 1 |
0 | PK | 0 |
主審
副審
副審
第4の審判員
入場者数
天候
ピッチ状態
気温/湿度
HIGHLIGHT
明治安田J2第4節は、磐田を相手に迎えるホームゲームだ。開幕から黒星、白星、黒星で1勝2敗と負け越しているが、第2節に続いてホームで勝ち、星を五分に戻したい。前節で退場処分を受けたDF浦上に代わってDF新里が先発。新加入のDF大森が初のベンチ入りを果たした。試合の立ち上がりは、相手に先手を取られた。中盤を自由に動く磐田のMF金子を捕まえられず、全体が中央に寄ったところで元日本代表MF遠藤にサイドへ展開され、立て続けにクロス攻撃を浴びた。自陣でボールを奪ってもプレスを受け、押し返せない時間が続いた。12分には、磐田のFW杉本にゴール左へわずかにそれる際どいシュートを打たれてヒヤリとした。30分にGK笠原が好セーブで防いだ大ピンチがあったが、31分には小島がようやくチームのファーストシュートを放って反撃。直後、敵陣でボールを奪ったFWアンジェロッティのスルーパスからFW中野がシュートを放つ場面もあった。少しずつ、FWアンジェロッティにグラウンダーのパスが入るようになり、ポストプレーから押し返す場面が増えた。44分には、DF袴田、MF栗本の2人で左から対角へ展開。MF柴山のキープから攻撃参加した右DF岡庭へつないでクロス。ゴール中央でアンジェロッティが相手と競る、惜しい場面を作った。逆に、前半終了間際は危険な場面が続いたが、GK笠原が好セーブで防ぎ、スコアレスで前半を終えた。DF袴田は「相手の時間が多かったが、ボールを握られながらも、極力ラインを下げないで頑張ろうと選手間で話をしていた。GKの笠(原)君を中心に守れたのは大きかった」と、相手ペースの時間をしのいだ手応えを語った。
後半は、試合再開から互角。56分、左でMF高柳の縦パスを受けたアンジェロッティが中央へ流して中野がターンを仕掛けた攻撃は、鋭さがあった。相馬監督は61分にFW室井を投入。対する磐田も高卒2年目のMF古川、191センチの長身高校生FW後藤を同時に投入し、互いに点を奪いに行った。直後、磐田のMF古川のドリブルからクロスを受ける展開が続き、守勢が続いた。73分にMF大山、MF泉澤を同時に投入したが、なかなか流れは変わらなかった。81分にはCKからヘディングシュートを打たれたが、またもGK笠原が好反応。こぼれ球もDF茂木が体を投げ出してブロックした。終盤は、互いに選手交代で攻撃を加速。アディショナルタイム、自陣右サイドで守備のサポートに入ったMF大山が、こぼれ球を左足ワンタッチでクリア。「ペナルティーエリア周りまでは行くけど、エリアの中に入れていないと思った」とアンジェロッティへの早い段階でのパスを優先していた大山は、この場面では前線の動きまでは見えていなかったというが、このキックが奇襲となり、抜け出したFW河田が倒されてFKを獲得。磐田DF中川を退場に追い込んだ。FK入らなかったが、左スローインから攻撃を再開して、アディショナルタイムが目安の4分に到達する中、泉澤が左から送ったクロスをDF袴田がファーからヘッド。「裕太郎の立ち位置を見て、勢いよく叩けないと思ったので、折り返しだろうと思った」と完ぺきに予測したFWアンジェロッティが押し込んだ。加入後初得点を決めたストライカーは、興奮のままにメインスタンドへ走り、総立ちのスタンディングオベーションを浴びた。試合は間もなく終了。苦しい時間を守護神がしのぎ、新エースが最後にゴールを決めて勝つ、ドラマチックな試合となった。好守連発で勝利に大きく貢献したGK笠原は「苦しい時間が長かったけど失点しなかったことで最後にチャンスが巡って来た。このスタジアムで勝つって気持ちいいし、素晴らしいことなので続けていきたいが、次が大事。アウェイでも勝てるようにやっていきたい」と次に勢いをつなげる姿勢を示した。次節は、栃木とのアウェイゲーム。2勝2敗とした後の試合で今季初の連勝を飾って白星先行に持ち込みたい。
(総評:平野貴也)
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立ち上がりからずっとマイボールにならずに、ボックス付近から出られないような展開になってしまったのですが、そこで失点しなかったことは非常に大きかったと思います。GKの笠原はもちろん、セカンドボールに対しての反応も、DF陣が本当によくやってくれたと思いますし、最終的にはそれが結果につながったと思います。
立ち上がりに自分たちの時間を作れなかったことは、前節の熊本戦でもありましたし、そこはしっかりと見直さなければいけません。それでも、今日は前半のうちに自分たちの時間を作ることができたのは大きなポイントでしたし、そのなかで、「後半も行ける」と選手も我々ベンチも思えたことは大きかったと思います。
後半は自分たちのリズムの時間もありましたが、相手がアイデアや視点を変えて、選手を入れ替えてきたあたりから、押し込まれる時間が増えてしまいました。そのあとは我々も動いて、もう一度自分たちの時間ができるようになりましたが、しっかりとマイボールにすることであったり、球際のところで行き切れるのか行き切れないのか、ちょっとしたボールを落としてしまうのか落とさないのか、そういった部分が流れを大きく左右するということを感じるゲームでした。
選手たちが良くやってくれて、サポーターの皆さんと一緒に喜べたことは良かったですし、しっかりとまた次につなげていきたいです。90分間ずっと強いと言えるわけではないですが、どこか変わったと思ってもらえるようなアルディージャを少しは見せることができたかなと思います。ただ、これが1試合ではしょうがないので、また次のゲームに向けて、良い準備をしたいです。
アンジェロッティとは練習でも感触がよく、守備ではお互いに声をかけながら、攻撃ではお互いのやりたいようにやっているだけでバランスが取れるので、とてもやりやすい選手という印象です。
前節の熊本戦でのボレーシュートや、今日のファールをもらったところなど、両方を得点に結びつけることができていれば、自分はもっと良いFWだと思います。自分のコンディションはそこまで悪くないですが、試合に出るたびに得点を取らなくてはいけないと思いますし、今日引っ掛けられたところなどはもう一歩踏ん張って、相手をゴールまで引きずっていけるぐらいになりたいです。
磐田はすばらしいチームで、すばらしい選手もいます。自分は攻撃はもちろんですが、守備でも相手のビルドアップの邪魔をすること、しっかりとプレッシングしたなかでボールを取り切るなことなど、練習でやってきたことが出せましたし、役割をこなすことができたと考えています。
得点シーンは、クロスに対して(袴田)裕太郎のポジションからではボールを勢いよく叩けないと思ったので、自分はエリアに動き、折り返しにうまく合わせて決めることができました。
苦しい時間もありましたが、自分たちの攻撃リズムになったときも含めて粘り強く戦えたと思いますし、自分がゴールを決めたときにサポーターや仲間たちが非常に喜んでくれてうれしいです。これからもゴールだけではなく、アシストも含めて、自分がやるべきことをしっかりやって、チームを勝たせたいです。
GKは、このような試合で流れを変えることができるポジションだと思います。今日は良いパフォーマンスだったと思いますが、次が約束されているわけではないですし、トレーニングからブレないようにやっていくことが大事だと思います。
常に練習から良い準備、良いアクションをすることを心掛けていて、頭で考えすぎずに本能的にボールに食らいつく部分が出たと思います。GKグループ4人で、切磋琢磨して良いトレーニングができているので、この状態を切らすことなく、続けていくことが大事だと思います。
NACK5スタジアム大宮は、自分にとって特別なスタジアムです。ここでは絶対に負けない雰囲気をサポーターの皆さんが作り上げてくれていますし、ホームでは絶対に負けたくないと思ってプレーしています。勝利の瞬間は気持ち良いですし、すばらしいことなので続けたいと思いますが、アウェイでも良いゲームをして勝てるようにしっかりとやっていきたいです。
これほどスタジアムが盛り上がる瞬間というのは、なかなか作り出せるものではないと思います。皆が最後まで走って走ってゴールまでつなげてくれて、あのような瞬間をスタジアムの全員で共有できることは、日常ではなかなかない、すばらしいことだと思うので、どんどん続けていきたいです。
失点の場面でもそうでしたが、前から行ってやられるのではなく、前から行けなくなってやられてしまう形になったことは、もったいなかったなと思っています。そこはトレーニングでも意識しながら、前からチャレンジできるようなベースを作れればと思います。もう一度前から行こうと話して臨んだのがあの試合の後半ですし、自分たちのストロングになるように、自信を持てるようにしなければいけないと感じています。
磐田は前節勝利したことで、勢いを持って試合に入ってくると思いますし、フィジカル的な部分を押し出してくる印象を受けています。ただ、それに怯むのではなく、まずは自分たちがやっていることに自信を持って、そこを合わせることが大事なポイントになると思いますし、相手よりも攻撃でも守備でも、様々な面で早く準備をすることに力を使っていけるようにしたいです。