明治安田生命J2リーグ 第7節
2023.4.1 [SAT] 15:00 味スタ

東京V

  • 65' 深澤 大輝
1 - 0
0 前半 0
1 後半 0

大宮

試合経過
監督コメント
大分戦はスコアこそ3-0でしたが、どこかで1点取られていたら全然違う結果になったかもしれません。それは選手たちにも話しましたが、サッカーはそういうものですし、どんなゲームでも同じですが、全てがうまくいったわけではありませんし、次も同じようになるということではありません。ただ、そのなかでも選手たちがしっかりと隙を作らない戦いをしてくれたと思いますし、球際の部分も含めて自分たちが主導権を握れる、ここという場面で体を張るなど、良かったシーンもたくさんあったと思います。

攻撃で相手の最終ラインを破くという意味では、コンビネーションの部分は日頃のトレーニングから継続してやってきていますし、大分に対して我々が狙ったことがうまく噛み合わさった部分もあったと思います。全部がということでは当然ありませんが、相手陣内プレーするという点では、守備にしても攻撃にしても、良い部分は出てきていると思います。

ここまでアウェイで勝てていないことは事実ですが、それでもやるべきことは変わりませんし、アウェイですべてができていないかというと、そういうわけでもありません。それを勝利に変えるためには、先にスコアを動かすこと、ひっくり返されないように隙を作らないことなど、プラスアルファが必要になってきます。ただ、徐々にアウェイでもゲームの内容の積み重ねの部分は出せるようになってきているとも思うので、そこを勝利に変えたいですし、選手たちもモチベーションを持ってやってくれていると思います。

東京Vはいまの順位を見てもそうですし、失点も少ないチームで、簡単なゲームには当然ならないと思います。我々としてはそこに対してチャンレジしていく、チャレンジャーとしてぶつかりにいくゲームになると思います。
選手コメント
大分戦でのゴールは練習から取り組んでいた形でしたし、高柳選手が良いボールをくれて、茂木選手も僕のマークの選手をブロックしてくれて、本当に全員でつかんだゴールだったと思います。ホームゲームということで、サポーターの皆さんがウォーミングアップから本当に良い雰囲気を作ってくれていたので、なんとしても勝ちたかったですし、それが結果になって非常にうれしく思います。「大宮アルディージャのために」という思いは常日頃から持っていますし、「このクラブとともに僕自身も強くなりたい」という思いで、毎日必死に頑張っています。

東京Vはうまい選手が多いですし、守備もだいぶ整理されていて堅いチームだと思うので、難しい時間や苦しい時間は間違いなくあると思います。そういったときに僕自身もそうですが、全員が声を出しながら集中を切らさず、しっかり耐えることができれば、いまの僕たちは必ず点を取ることができると思いますので、辛抱強く守りながら最後にしっかり点を取って勝てるようにやっていきたいです。

まだアウェイでは勝てていないので、東京V戦ではなんとしても勝点3をもぎ取るという強い気持ちで、しっかりトレーニングをして、勝点3を持って帰れるように頑張りたいです。

栃木戦のように多くのファン・サポーターの皆さんが駆けつけてくれて、一緒に戦ってくれることで、僕たちもよりパワーを出すことができます。また一緒に戦ってください! 応援よろしくお願いします!
大分戦は、チームとしてやりたい形が結果に表れた試合だったと思います。前半開始早々に良い形で先制点を演出することができましたが、監督からも言われていたクロスからの形でしたし、自分の仕事ができたことは良かったです。左サイドでの出場はひさしぶりでしたが、練習からクロスの部分は意識していましたし、去年自分が左サイドで出場したときの映像を振り返ったり、感覚を取り戻しながら準備しました。

今年はゴールやアシストの数字にこだわっているので、いまは焦りも感じながらプレーしています。J1昇格に向けてチームの勝利に貢献すること、個人としては当初掲げていた10ゴール10アシストという目標に向かって、貪欲にやっていきたいです。

東京Vは、チームとしての堅い守備をベースにうまさや得点能力の高さがあると感じていますが、そこをチームとして上回りたいと思います。まだアウェイで勝利がないので、この試合でしっかり勝利に貢献したいです。ホームゲームでは、サポーターの皆さんの熱い応援に背中を押されて3連勝を達成することができましたが、それを継続しながらアウェイでもしっかり勝利できるようにしたいです。
メンバー

スターティングメンバー

GK 1 マテウス
DF 6 宮原 和也
DF 16 山越 康平
DF 5 平 智広
DF 2 深澤 大輝
MF 7 森田 晃樹
79'
MF 13 林 尚輝
MF 26 加藤 蓮
68'
FW 29 河村 慶人
79'
FW 11 阪野 豊史
46*'
FW 4 梶川 諒太
60'

控えメンバー

GK 41 飯田 雅浩
MF 8 齋藤 功佑
60'
MF 18 バスケス バイロン
46*'
MF 23 綱島 悠斗
68'
FW 14 マリオ エンゲルス
79'
FW 27 山田 剛綺
79'
FW 30 佐川 洸介

監督

城福 浩

スターティングメンバー

GK 1 笠原 昂史
DF 3 岡庭 愁人
DF 5 浦上 仁騎
DF 25 袴田 裕太郎
DF 22 茂木 力也
MF 16 石川 俊輝
87'
MF 7 小島 幹敏
MF 48 柴山 昌也
66'
MF 32 高柳 郁弥
66'
FW 28 富山 貴光
66'
FW 9 中野 誠也
18'

控えメンバー

GK 40 志村 滉
DF 17 新里 亮
87'
MF 15 大山 啓輔
66'
MF 8 栗本 広輝
66'
MF 39 泉澤 仁
66'
MF 31 阿部 来誠
FW 33 室井 彗佑
18'

監督

相馬 直樹
試合詳細
7 シュート 6
5 GK 10
5 CK 2
11 直接FK 5
0 間接FK 5
0 PK 0
試合データ

主審

大坪 博和

副審

塚越 由貴

副審

緒方 孝浩

第4の審判員

松本 康之

入場者数

5,683人

天候

晴、弱風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

20.3℃/24%

HIGHLIGHT

遠かった1点。アウェイ初勝利は持ち越しに
明治安田生命第7節は、東京Vとのアウェイゲームだ。前節からのスタメンの入れ替えはひとりで、アンジェロッティがメンバー外となり、中野が2試合ぶりにスタメンに名を連ねる。

敵地の味の素スタジアムには、オレンジのファン・サポーターが多く詰めかけている。彼らの後押しを受けてアウェイ初勝利を目ざす一戦が、15時03分にキックオフされた。

試合の入りは悪くなかっただろう。しっかりとオーガナイズされた守備組織が、相手にスキを与えない。15分前後には連続してCKを獲得し、セカンドボールを石川が狙う場面もあった。

アクシデントが起こったのは18分だ。中野が自らピッチに座り込み、負傷交代を余儀なくされる。代わって室井が出場する。

20分過ぎからは、敵陣でボールを動かせるようになる。ボールを失っても回収し、連続性のある攻撃を繰り広げる。

37分には相手の守備ブロックの間で、柴山がボールを受ける。すかさず富山へスルーパスを通そうとするが、これはつながらなかった。

44分には左サイドから崩され、ペナルティエリア内からシュートを浴びる。危険なシーンだったが、袴田が身体を張ってブロックした。前半は0-0で終了する。

後半は開始早々にビッグチャンスをつかむ。右サイドからのFKの流れで、茂木が左サイドからクロスを入れる。大外で待ち構えた柴山が、至近距離から右足で狙う。GKの左わきをかすめたシュートは、惜しくも右ポストに嫌われてしまった。

柴山は58分にもゴールに迫る。右サイドから持ち出し、ペナルティエリア外から左足を振り抜いた。この一撃はGKの正面を突く。

0対0のまま推移するなかで、65分にスコアを動かされてしまう。左サイドからのクロスを、ヘディングで決められてしまった。

66分、相馬監督は高柳、富山、柴山を下げ、泉澤、栗本、大山を起用する。選手の立ち位置も変わる。室井が1トップに入り、小島がトップ下のようなポジションを取る。大山は右サイドに、泉澤は左サイドに立つ。

いつもとは違う立ち位置のなかでも、相手ゴールへ迫る。82分、栗本の縦パスを室井がフリックし、小島がフリーで抜け出す。DFと競り合いながらゴールへ迫っていくが、バランスを崩して倒れてしまい、シュートには持ち込めない。

87分には最後の選手交代が行なわれる。石川が下がってDF新里が送り出され、最終ラインが浦上、新里、袴田の3バックとなり、岡庭と茂木がワイドなポジションで高い位置を取る。

1点を追いかける大宮は、88分にもチャンスを作り出す。小島のパスを受けた大山がペナルティエリア右から右足を強振するものの、GKにセーブされてしまう。

最終盤は茂木と袴田がゴール前へ上がり、直接FKをきっかけにチャンスを作った。相手守備陣を脅かしたが、得点をつかむことはできない。最後まで1点は遠く、0-1で敗れてしまった。

アウェイでのシーズン初勝利は持ち越されたが、準備してきたものを出せた時間帯はあった。内容は悲観するようなものではない。視線を落とすことなく、戦っていきたい。

(総評:戸塚啓)

続きを読む

監督コメント
関東圏ということもあり、本当にたくさんのサポーターの皆さんが、なかなかアウェイで勝てていないにもかかわらず、一緒に戦いに来てくださいました。良い雰囲気、良い空気を作っていただき、本当にありがとうございました。選手たちも最後まで戦ってくれたと思いますが、サポーターの皆さんと一緒に勝利を喜べなかったことは残念です。

立ち上がりは、自分たちの時間がある程度長かったかなと思います。前半の終盤あたりから、徐々に背中を取られる回数が増えてきてラインが下がり始め、敵への圧力があまりかからなくなりました。後半に向けて修正したかったのですが、立ち上がりに我々の時間ができていたことで、だいぶパワーを使った部分があったと思いますし、足を出し切れなかったところもあったと思います。

交代の準備をしていましたが、先に失点してしまったことは非常に悔しいですし、ベンチワークとしては私が早く決断すべきだったとあらためて思っています。ただ、選手たちが本当に最後まで諦めずに、来てくれたサポーターの皆さんと、なんとか勝点1でも持って帰ろうという姿勢を見せてくれたことには感謝していますし、これをしっかりと次につなげることが大事だと思います。

今日はアクシデントもありましたが、来週からは連戦になりますし、しっかりと戦える準備をしていきたいです。
選手コメント
お互いに堅い試合の入りで様子を見ながらの部分もありましたが、難しい時間や耐える時間もあって、後半もしっかり耐えれれば自分たちのチャンスもあったのかなと思います。ボールを持てる時間もありましたが、逆に少し後ろが重たくてボランチの位置も低かったと思います。もう少し高い位置でプレーできれば良い展開を作れたと思います。

誰が出てもチームとしてやることは変わらないですし、それが良い方向に向くように、練習からしっかりやって、誰が出ても結果を残せるように、良い競争をしていければと思います。最後の部分でやられないように、そこは徹底的にやっていかなければ、勝っていくことは難しいと思います。

相手は良いチームだったと思います。負けてしまったことは残念ですが、次に対戦するときはしっかり勝ちたいです。
相手のペースの時間が長くて苦しい試合でしたし、そのなかで失点してしまい、そこを耐えられれば良かったのですが残念です。特に、後半は自分たちの時間があまりなくて、シュート数も少なかったので、やはりチャンスが作り出せないということは課題だと思います。

セカンドボールや球際の部分でも、相手が早くて強かったです。そこで負けないように、自分たちがしっかりボールを握って時間を作らなければいけなかったのですが、後半はほとんど時間が作れなかったので改善したいです。

負傷交代のようなハプニングは絶対あることですし、そのなかで選手たちがどう対応できるかが大事だと思います。言い訳はできないですし、いるメンバーでしっかり結果を出さなければいけないので、メンバーが代わってもポジションが違っても、しっかり勝ちたいです。

次はホームゲームですが、まだホームでは負けていないですし、そのホームで2連戦できるので、このあとの3連戦でしっかり3連勝できるように頑張ります。応援よろしくお願いします。
これまでより長い時間の出場になりましたが、チャンスが来たなかで自分の良さをあまり出せなかったことは不甲斐ないです。

相手が背後を警戒しているなかでは、もっと足元でボールを受けに行かなければいけません。また、警戒されているなかでも、もっと自分の良さを出してそこを破るような、そういった部分で上回らなければ勝つことは難しいですし、もっともっと自分の良さを出して、次は絶対点を取りたいです。

アウェイの栃木戦にも多くのファン・サポーターの方々が来てくれましたが、今日もすごく大きな声援で選手を後押ししてくれました。結果を残せなかったことがとても残念ですが、次は勝つしかないですし、チームのために自分の良さを出して結果を残したいです。
フォトギャラリー

(写真:早草紀子)

カテゴリー


X

パートナーバナー