明治安田生命J2リーグ 第11節
2023.4.22 [SAT] 14:00 NACK

大宮

0 - 3
0 前半 1
0 後半 2

清水

  • 20' 乾 貴士
  • 56' カルリーニョス ジュニオ
  • 87' 神谷 優太
試合経過
監督コメント
今シーズン初めての連敗になりましが、ここから取り返しがつくものでは当然ないですし、あと残り32試合、目の前の試合にどう立ち向かえるかで、下を向いていても強くなったり勝ちが近づくわけではないので、しっかり切り替えてやっていこうという話を選手たちにもしました。

清水はすごく良い状態ではないかと思います。今週はルヴァンカップもありますが、基本的にはやはり新しい監督の言葉が届く状態にあると思うので、どんな相手とやるときも一緒ですが、我々も最大限のパワーをかけなければいけないですし、簡単なゲームにはならないと思っています。

我々がチャレンジャーであることに変わりはないですし、自分たちの立ち位置が変わったわけでもないので、そういった部分がどこかでズレてきてはいけないと思っています。もちろん負けたくはないですし、勝ちたいですが、いまは色々なことにチャレンジするなかで、できることや全体で共有できていることも増えてきています。ただ、それが勝ちに結び付いてはいないので、それをどう勝ちに近づけていくか。そこに対してチャレンジする姿勢が変わってしまうと、やり方云々ではなくすべてが変わってしまうので、そこがズレないように、ブレないように、勘違いしないようにしなくてはいけません。いまの状況は勘違いしようがないとは思いますが、それをネガティブにとらえ過ぎてしまうのではなく、自分たちが良い姿勢でやればどんな相手にも十分勝つチャンスがあるということを忘れないようにしたいです。

これまでのゲームを見ると、少し内容と結果がリンクしていない部分があるのも事実だと思うので、これをどうリンクさせていくかは、僕自身も考えなければいけないですし、チーム全体としてもそこに目を向けてできることを探していかなくてはいけない、チャレンジすることを忘れずにやっていかなくてはいけないと思っています。
選手コメント
リーグ戦も10試合を終えましたが、ホームで連勝ができたり、アウェイで勝ち切れなかったりと複雑な印象です。ポジティブにとらえれば、良い面も悪い面も明確に出たのかなと思います。

自分自身の手応えとして、すべてがうまくいっているわけでは決してないですが、チャレンジし続けることはできていると思います。ただ、チームを勝利に導けるような結果を出すことはできていないので、そこはやり続けながらうまく修正することと、10試合が終わったなかで自分自身の迷いをしっかり整理して、もう一度自分の良さを確認して、残りの試合に臨んでいきたいです。

ここまでは全試合でフル出場していますが、連戦もあったので多少の疲労はあるものの、1試合1試合が本当に大事ですし、自分のなかでは疲労に関してはそれほど気にはなっていません。

清水は監督が代わってチームが良い方向に進んでいると思いますし、切り替えや球際の部分でも、前監督のときより厳しくなっている印象があります。間違いなく難しい戦いにはなると思いますが、自分たちも初めて連敗してしまい、ここでなんとか留まりたいところでもあるので、一つひとつのプレーを大切にやっていきたいです。勝利するためには、自分を信じて、仲間を信じて、いま積み上げているものを信じて、どんな状況になってもやり続けることが大事だと思います。

アウェイで勝ち切れなかった悔しさを晴らすためにも、気持ちよく勝ちたいと思いますし、ファン・サポーターの皆さんが一緒に戦ってくれることがチームにとってすごく力になりますので、ぜひ信じて、一緒に戦っていただければと思います。
ここまで10試合を終えて、ホームでは勝利を重ねられているものの、アウェイでは勝利できていないですし、結果的に負け越してしまっているので納得がいくものではありません。アウェイでも勝点を重なる、積み上げることがこれから大事になってくると思います。

個人としては、与えられたポジションで求められたことを常にできればと思っていますが、結果に直結するプレーがなかなかできていないので納得はしていないですし、途中から出るからには結果であったり勢いを与えるプレーをしていかなくてはいけないと思っています。

清水はJ1から降格してきたチームですし、戦力を見てもすばらしい選手が揃っていて、ここに来て調子も上がっている印象なので、間違いなく難しい試合になると思いますが、ホームのアドバンテージを生かして、アグレッシブに戦っていければと思います。

群馬戦では今シーズン初めてホームで負けてしまいましたが、ホームでしっかり勝って勢いを取り戻せるように頑張りたいと思います。
メンバー

スターティングメンバー

GK 1 笠原 昂史
DF 37 関口 凱心
62'
DF 5 浦上 仁騎
DF 25 袴田 裕太郎
DF 22 茂木 力也
MF 16 石川 俊輝
MF 8 栗本 広輝
62'
MF 48 柴山 昌也
73'
MF 7 小島 幹敏
MF 39 泉澤 仁
62'
FW 28 富山 貴光
73'

控えメンバー

GK 40 志村 滉
DF 17 新里 亮
DF 3 岡庭 愁人
62'
MF 15 大山 啓輔
62'
FW 49 大澤 朋也
62'
FW 13 山崎 倫
73'
FW 33 室井 彗佑
73'

監督

相馬 直樹

スターティングメンバー

GK 57 権田 修一
DF 15 岸本 武流
DF 38 井林 章
76'
DF 50 鈴木 義宜
DF 28 吉田 豊
MF 14 白崎 凌兵
MF 3 ホナウド
MF 11 中山 克広
65'
MF 10 カルリーニョス ジュニオ
57'
FW 33 乾 貴士
65'
FW 9 チアゴ サンタナ
57'

控えメンバー

GK 1 大久保 択生
DF 4 高橋 祐治
76'
DF 5 北爪 健吾
MF 7 神谷 優太
57'
MF 29 ディサロ 燦シルヴァーノ
65'
FW 20 オ セフン
65'
FW 45 北川 航也
57'

監督

秋葉 忠宏
試合詳細
10 シュート 17
8 GK 8
3 CK 3
14 直接FK 9
6 間接FK 3
0 PK 0
試合データ

主審

佐藤 誠和

副審

塚田 智宏

副審

亀川 哲弘

第4の審判員

畠山 大介

入場者数

9,316人

天候

曇のち晴、弱風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

23.2℃/20%

HIGHLIGHT

今季初の3連敗、主導権を奪われ続けて3失点の完敗
明治安田J2第11節は、清水を迎えてのホームゲームだ。前節は、敵地で秋田に敗れて今季初の連敗を喫した。昨季までJ1を戦っていたチームを相手に、悪い流れを変える勝利を目指す。相馬監督は、山梨学院大に所属する特別指定選手のDF関口を先発で起用。控えでもMF山崎が今季初のメンバー入りを果たした。試合の立ち上がりは、両チームとも積極性が目立った。

3分に自陣左からカットインシュートを打たれたが、笠原がセーブ。5分には、柴山のFKを茂木がヘディングシュート。相手GKに弾かれて得た右CKもこぼれ球を小島、関口が続けてゴールを狙った。

しかし、あっという間にピンチの方が多くなり、笠原の出番が増えた。8分、自陣左サイドから低いクロスを入れられ、こぼれ球の連続シュートをセーブ。14分には味方がドリブルでかわされて1対1になり、前に出た笠原がブロック。18分にも至近距離からのボレーシュートを笠原が体で止めた。相手のワントップに最終ラインを下げられ、手前のスペースを乾や白崎に使われたのは、悪い流れになった要因だ。遅れて集結するとサイドに展開され、連動する守備ができなかった。

相手の重量級FWと対峙した袴田は「背後を狙って来るので、ラインを相手より早く下げることを意識して臨んだけど、セカンドラインとの間のスペースが結構空いてしまった。ファースト(最初の競り合い)で弾ければ理想的だったけど、収められて前向きの選手を使われてしまった部分もあった」と渋い表情で試合を振り返った。

相手にプレッシャーがかからない流れを脱却できず、20分、サイドチェンジで揺さぶられた直後に対角へ飛ばすクロスボールを入れられると、清水の乾にヘディングシュートを決められた。マークしていたのは、大宮Jr.ユース(現U15)出身で初めてプロのピッチに立った関口。「自分のマークで後ろから叩かれた。正直、見えていなかった。大学では出てこない足や頭が出てくるので(普段との)差を感じた」と悔しがった。

その後も押し込まれていたが、33分には押し返した後のプレッシングからショートカウンター。インターセプトした石川が右に展開し、柴山がカットインシュートでゴールを狙った。

後半は、押し返そうとするロングボールを拾われ、中盤が間延びしたところを攻められた。56分、中盤でプレスがかからず、自陣左からアーリークロスを入れられ、ヘディングシュートがクロスバーに当たったところを押し込まれて失点。打開策が見えないままリードを広げられた。

62分、相馬監督は3人を同時交代。66分、カウンターで小島が抜け出し、フォローに走った柴山が追い越してボールを受けるとドリブルでGKをかわしてクロス。飛び込んだ大澤の頭には惜しくも合わなかったが、スピーディーに決定機を作り出した。2点をリードした相手が引いて守るようになり、ボール保持率は高まったが、中盤から危険なカウンターを受け、オフサイドで救われる場面も少なくなかった。

73分に室井、山崎を投入すると、トップ下の小島が中盤で大山、石川とトライアングルを形成。左の大澤、右の山崎が高い位置を取り、4-3-3に近い形となった。岡庭のクロスのこぼれ球を小島が狙ったり、岡庭がロングシュートを放ったりと反撃を試みたが、試合の流れは変わらず。

87分、何度も受けていたカウンターから3失点目。一度はシュートを笠原が止めたが、こぼれ球を押し込まれた。残り時間は交代枠を使い切った後に大澤が負傷でベンチに退いたため、数的不利。結果、守っても、攻めても相手のペースを崩すことができず、0-3で完敗を喫した。

次節は、アウェイでの千葉戦。第9節の群馬戦前まではホーム全勝だったこともあり、勝って悪い流れを変えたいのは当然だが、2年連続残留争いからの学びを忘れてはならない部分もあり、まずは、連敗を止めることが最優先となる。

(総評:平野 貴也

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監督コメント
非常にたくさんのサポーターの皆さんに集まっていただき、ありがとうございました。アウェイ側も含めオレンジ一色で、すごく良い空間を作っていただきました。そのようなホームでの試合でしっかりと勝ちたかったのですが、0-3という結果になり、非常に悔しいですし、申し訳なく思っています。

立ち上がりから相手が背後を狙ってくるなかで、我々のラインが下がり、自陣に押し込まれる時間が長くなりました。中山選手が出てきた時点で、その狙いはある程度想像ができていましたが、そこで一つポイントを作られてしまったので、もう数メートル我々が上げることができれば、もう少し前のブロックでボールを奪って攻撃に移ることができたのではないかと思います。そこで重さが出てしまい、守備の時間が長くなってしまいました。

それでも、笠原を中心に粘り強くやってくれていたのですが、1失点目の時間帯を我慢できていれば、展開が変わっていたと思います。ここ最近は相手の流れの時間で最終的に取り切られてしまうことが続いています。自分たちの時間を作ることはもちろん大事ですが、相手の時間を何とか凌ぐということも、ポイントとしてはすごく大事ですし、そこは改善できるようにしたいです。

それ以外のコンタクトの部分やボールを動かす部分でも、我々が狙いとする奪ったあとにすばやく敵陣に入ることを含めて、前半のうちから自分たちの時間を作れるようになっていったと思います。あとはそこからどうゴールを奪うかで、ボックスのなかでシュートを打ち切るシーンを増やしていかなければいけないと感じています。

選手たちは本当にトライをたくさんしてくれたと思いますし、重量級の選手も相手にいたなかで、本当に粘り強く戦ってそれをマイボールにすることをやってくれました。苦しい状況ですが、頭を下げることなく、やれている部分と、やらなければいけない部分をまた整理して、次はまた3連戦になりますので準備していきたいです。
選手コメント
ひさしぶりの公式戦でしたが、やることは変わらないので、自分のプレーをすることに集中していました。交代で自分が入ったときに何ができるかは状況によって異なりますが、いま自分ができる100%の力を出すだけです。今日は本当に勝ちたかったですが、まだまだ足りないところが多かったです。

とにかく前に前に、ゴールに向かっていくことを意識してプレーしました。自分の持ち味は推進力やドリブルなので、そこで1つ、2つ違いを作れればと考えてピッチに入りました。

途中から出場して失点はしたくないですし、出たからには自分のプレーで流れを持って来なくてはいけないですが、単純に能力や球際、切り替え、ハードワークの部分で相手に負けていました。

試合は続きますので、とにかく切り替えて前に進むしかないと思います。3連敗になりましたが、次節は勝利を絶対条件として、戦う姿勢をファン・サポーターの皆さんへ見せるだけだと思いますので、気合を入れてやっていきます。
小さいころから憧れていたスタジアムでデビューすることができましたが、最初はすごく緊張していました。ただ、ピッチに入る前にスタンドを見たらサポーターの皆さんが背中を押してくれる感じがして安心しました。

今日は試合に勝つことができず、悔しいです。まずは1対1で負けないことを意識して試合に入って、相手はドリブルなどで仕掛けてくるタイプの選手でしたが、守備は自分のなかではある程度やれたと感じています。ただ、失点は自分のマークだったので、それはすごく悔しいです。

サイドバックなのでもっと攻撃参加して、クロスで終わるようなプレーが必要でしたし、ニアゾーンに侵入したり、シュートで終わることができれば良かったのですが、そこは自分の課題だと思います。

自分の持ち味はスピードを生かした対人守備で、相手に仕掛けられるシーンもありましたが、ついていくことはできていたと思います。ただ、シュートを打たれる場面もあったので、1回でも打たせないようにして失点しないようにしたいです。

今後は、大学の試合でもアルディージャの試合でも、勝ちたいという気持ちは変わりませんし、どちらの試合でも自分のゴールやアシスト、守備で貢献をして、チームに欠かせない存在になっていきたいです。
立ち上がりから押し込まれるシーンが多くて、そこでしっかり跳ね返すことができれば良かったのですが、失点してしまいました。前半を1失点で帰れたことは良かったのですが、後半に追加点を許してしまい、前に前にというなかで3点目を奪われ、厳しい試合になりました。

10,000人近いサポーターの皆さんがスタジアムに来てくださって、本当に力になりましたし、そのなかで勝利できなかったこと、3連敗となってしまったことが本当に申し訳ないです。次はしっかり勝てるよう準備をしていきたいです。

次節のアウェイ千葉戦からまた連戦になりますが、もうやるしかないですし、この現状がいまの僕たちの力だと思います。そこに真摯に向き合って、次の試合に向けてしっかり準備をして勝つだけです。
フォトギャラリー

(写真:早草紀子)

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