大宮
- 88' 山崎 倫
仙台
- 32' 郷家 友太
仙台戦は、やはりベースとして戦う部分が大事になってくると思います。準備期間も長くないので大きく変えることは難しいですが、一人ひとりがやるべきことをしっかりやって、戦って、内容というよりも勝点3が取れるようにしたいです。
以前からそうですが、皆が「この状況を変えたい」という思いでもがきながらやっていますが、それをしっかり結果につなげられるように、僕も周りをサポートしたいですし、僕自身もやるべきことをしっかりやって、勝点3を取りたいです。
結果が出なかったり難しい時期はあるものですし、これをどうとらえて向き合えるかが大事だと思うので、ここを我慢して皆で成長することでチームが強くなるように、応援してもらえるようにやっていかなければいけないと思っています。
次は連戦の最終戦になりますが、もう負けられないですし、本当に勝利だけを求めてやっていきたいです。毎試合、たくさんのサポーターの皆さんがスタジアムに駆けつけてくれているなかで、勝利を届けられていないことが本当に申し訳ないですし、早く自分が点を取ってチームを勝利に導きたいです。次こそ、チーム全員で戦って、サポーターの皆さんと一丸となって、勝点3を取りたいです。
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
スターティングメンバー
控えメンバー
監督
9 | シュート | 8 |
---|---|---|
5 | GK | 9 |
7 | CK | 5 |
11 | 直接FK | 13 |
2 | 間接FK | 2 |
0 | PK | 0 |
主審
副審
副審
第4の審判員
入場者数
天候
ピッチ状態
気温/湿度
HIGHLIGHT
試合の序盤は、サイドから押し込まれた。ボールを保持する相手に中盤の中央に引き寄せられ、サイドのスペースに走り込まれてクロスをブロックする守備場面が多かった。それでも大山が球際で激しく競り合うなど対抗。8分には右サイドをオーバーラップした貫がワンタッチのアーリークロスを送り、オフサイドの判定を受けたが室井が鋭い飛び出しでゴールに迫った。
15分が過ぎて試合が落ち着くと、攻撃に変化が見られた。直近の数試合では、ツートップへのロングパスが目立っていたが、大山が最終ラインからボールをピックアップ。柴山が中央に絞って貫が高い位置を取り、ショートパス主体でビルドアップを目指したのは、監督交代による明確な変化だ。経由点になる大山が狙われて機能し切れず停滞感が漂ったが、守備の時間が減る部分はあり、一方的な相手ペースになることを回避した。
大山は「つなぐことが目的ではないけど、どうやってゴールに向かうのか。簡単に相手ボールにしないのは、監督のポリシーだと思う。前半は僕から前に差し込めなかったけど、そのぶんセンターバックがフリーになって侵入できた場面もある。そういう使い方でも良い」と手応えを語った。
しかし、32分に守備が機能せずに失点した。ボールサイドに寄った場面で、サイドチェンジに対するスライドが間に合わず、オーバーラップしてきた選手にフリーでクロスを蹴らせ、ヘディングシュートを決められた。40分には室井が負傷で交代するアクシデントもあった。
後半も大山が中心となって攻撃を組み立てた。51分、大山が相手に潰されながらも中央から左へ流すと、袴田の縦パスから茂木がアーリークロス。ゴール方向へ戻る相手の逆を取った軌道でファーサイドへ流れると、貫がフリーでシュートを狙う決定機となったが、ゴール右に外れた。
原崎監督は、67分に泉澤を左サイドに投入。今度は、サイドのオープンスペースで1対1からフィニッシュにつなぐ形が明確になった。75分、泉澤が左で起点になると、前線に飛び出した小島にパスが渡り、対角へシュート。わずかに右に外れたが、惜しかった。82分には山崎、石川、岡庭を同時に投入。
直後の84分、小島が左サイドをドリブルで運んでカウンターアタック。クロスを富山がファーサイドで合わせたが、相手GKに防がれた。そして、諦めることなくサイドを起点に攻めた88分、右から岡庭が切り返して左足でクロス。「あの場面では(岡庭は)縦に行かない、切り返すと思った。ボールを蹴ってから動こう、相手がボールウォッチャーになると思った」と中央で待ち構えた山崎が巧みにゴール方向へそらすヘディングシュートでプロ初得点。同点に追いついた。
その後も勝点3を求めて猛攻を仕掛けたが、タイムアップ。新体制での初勝利とはならなかったが、勝点1をもぎ取り、意地を見せた。
次節は、J1昇格プレーオフ圏内の4位に順位を上げた甲府とのアウェイゲーム。袴田は累積警告で出場停止となる。次節が第18節。あと4試合でリーグは一巡。1カ月も経たないうちに、折り返しを迎える。勝点3を早いタイミングでつかみ、新体制による巻き返しの狼煙を上げたい。
(総評:平野 貴也)
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今日のゲームに関しては、勝点1しか取れなかったという印象ですし、ファンサポーターの皆さんに勝点3が届けられなかったことが一番悔しいです。
前半は、相手の攻撃に対してのトレーニングをしてきたなかで、想定していたような形になることはあまりなく、むしろ自分たちの守り方で対応できたと思いますが、前半の途中からロングボールが増えてきて、その対応で後手を踏んでしまいました。これまでの試合でもDFラインの背後を狙われて苦しむ試合がありましたが、そこでペースを握られたかなと思います。
後半は、怖がらずに前に行く意識を持って、人数のかけ方、攻撃の仕方を変えて、積極的に、本当によくトライしてくれたと思っています。
2日間という準備期間のなかで、いろいろなことを選手たちに要求しましたが、「まずトライしよう」という姿勢をトレーニングから示してくれましたし、この勝点1を必ず次の甲府戦につなげられるように、またしっかりやっていきたいです。
監督が交代になりましたが、チームとしてやることはそれほど変わらず、その形を残したまま、ボールをつなげる場面ではつなぐことも大事にしていこうと話がありました。今日の特に後半は良いサッカーができたと思うので、こういうサッカーを続けていきながら勝利をつかめるように頑張りたいです。
個人として、ここ数試合は不甲斐ないプレーが多かったので、一度整理して気持ちを作るのに少し時間が必要だったのですが、ピッチに入ってサポーターの応援で気持ちが入って、点を取ることができました。得点の場面は岡庭選手が上げてくれると信じて、最初は相手の少し後ろにいたのですが、蹴った瞬間に前に入って相手の死角でうまくミートできたので良かったです。
いまは順位的にも失うものはない状況ですし、個人的にもあまり良いパフォーマンスができてなかったので、気負わずに思い切ってプレーすることができました。
1本目のヘディングのチャンスで叩けなかったことや、最後の左足でのシュートシーンで決めきれないことは課題ですし、まだ経験不足、努力不足だと思うので、そこを修正してチームを救えるような選手になりたいです。
次はアウェイでの甲府戦ですが、この最低限の勝点1をつなげられるように、ここから連勝していければと思います。
チームの転機となるタイミングで自分を起用してもらったことに非常に感謝していますし、その期待に応えたいという一心で、強い気持ちだけを持って、自分にできることをすべて出そうと思って試合に入りました。
僕が使ってもらえるということは、ボールを動かすことを大事にしてほしいということだと思っていますし、そこは勇気を持って、自信を持って、つなぐところや配給は大事にプレーしたいと思っています。
監督が交代して準備期間も連戦で短かったので、実戦形式で落とせる時間は少なかったですが、そのなかで原崎監督ができるだけシンプルに、僕らがわかりやすいように整理して伝えてくれたので、そこまで迷いなく、自分たちでやることはっきりして臨めた部分は良かったと思います。ただ、前半シュートまでいけるシーンが少なかったので、後半のように攻撃も形になってきてアタッキングサードでの迫力が出せればと思います。
これだけ結果が出てないなかでも、ホームにこれだけのサポーターの方が集まってくれるというのは、サポーターの皆さんの戦う気持ちで、まだ諦めていないという表れだと思いますし、僕らをなんとか支えようと思ってくださっている証だと思うので、今日は勝点1しか拾えなかったですが、次はしっかり勝点3を取ってまた一緒に喜び合えるように、来週からしっかり準備していきたいです。
まだまだ監督から伝えてもらうことはたくさんあると思うので、そこにしっかり耳を傾けて、自分たちがどういうやり方で戦っていくかという部分がよりブラッシュアップされていくと思いますし、これからどんどん積み重ねていけるようにしたいです。
アウェイゲームでも関係なく、僕らには勝点3が必要な状況なので、甲府戦でなんとしても勝点3を持って帰れるように、もう一度気を引き締めて、戦う気持ちを持って、全員で戦いたいと思います。
つなげるところではしっかりつないで同点に追いつけたとこまでは良かったですが、逆転できなかったのはまだまだ自分たちの力不足だと思います。
準備期間は短かったですが、練習から「しっかりした立ち位置を取れば自分たちはボールを回せる」ということを監督からも言われていて、自信を持ってピッチに送り出してもらいましたし、ボールを回すというベースの部分はできていたと思います。ゴールに向かうパワーもあったと思いますが、シュートの精度が明らかに低いですし、一人ひとりの課題です。正直、勝点3がほしい試合でしたし、これだけの雰囲気を作ってくれたサポーターの皆さんに勝利を届けたかったので残念です。
勝点3は取れませんでしたが、この勝点1を意味のあるものにしなければいけないですし、自分たちに足りないものを今日の試合でまた認識できたと思うので、1週間でしっかり準備して、次のアウェイ甲府戦で勝点3を取れるようにしたいです。
ミーティングでは、選手とスタッフに対して、「もう一度自分自身に矢印を向けよう」という話をしました。「この状況は僕ら自身が作った状況で、全部含めて自分たちのせいなので、自分たちで跳ね返して戻していくしかない」と伝えました。
試合まであと2日ですが、自分自身もずっとこのクラブにいたので「2日しかない」とはあまり思っていなくて、僕のなかではある程度準備ができていますし、それを選手たちにしっかり共有して、一番良い状態で試合に臨みたいです。
この試合で一番大事したいことは、自分たちがどういうサッカーをするかを明確に示すことだと思っています。もちろん勝たなければいけない状況ですし、勝ちに行くのですが、そのなかでも「大宮ってこういうサッカーをするよ」というものは示していかなくてはいけないと感じています。思い切って自分たちが仕掛けて点を取りに行くことであったり、自分たちの守備組織をしっかり保つことであったり、自分たち主導でサッカーがしたいと思っていますし、サポーターに伝わるような試合がしたいです。
この状況は本当に悔しいですが、これまでやってきたことが全部悪いわけではないですし、積み上がっている部分も絶対にあると思います。継続することは継続して、そこに上積みをして、勝利をつかんでいきたいです。
ホームはもちろん、アウェイでも、この負けている状況でも多くのサポーターの皆さんが来てくれていて、僕自身も熱くなるものがあります。皆さんにも本当に悔しい思いをさせてしまっていますが、自分たちが戦う姿を見せなければいけないですし、それができれば間違いなく良くなると思っています。