明治安田生命J2リーグ 第32節
2023.8.26 [SAT] 19:00 NACK

大宮

0 - 4
0 前半 1
0 後半 3

長崎

  • 21' 米田 隼也
  • 49' 米田 隼也
  • 54' フアンマ デルガド
  • 90+3' フアンマ デルガド
試合経過
監督コメント
仙台戦は、選手が交代して配置も変わった中で、最後にセットプレーから失点してしまいました。オーガナイズもそうですが、セットプレーも含めて、誰が出ても同じことができるようにしなければいけないと、あらためて感じました。岡山戦の勝点1をつなげることができませんでしたが、次はホームですし、勝点3しかないと思っているので、サポーターの皆さんの声援をしっかり受け止めて戦いたいと思います。

長崎はフアンマ選手が一番点を取っていますし、映像を観ても攻守において彼がキーになるので、彼を自由にさせないことが大事だと思っています。

少しチームが上向いてきた中での敗戦になりましたが、負けてしまった現状を受け止めて、ただ、負けてしまったことは取り返せないので、「もう一度ここから」という思いで、選手たちは精力的にトレーニングに取り組んでいます。ホームで仕切り直しができるので、もう一度勝ち続ける、その一歩目にしたいです。

ここ数試合は試合の入りも悪くないですし、自分たちから仕掛けることはできています。前節はアウェイでしたが、次はここ最近負けていないホームでアドバンテージも間違いなくありますし、しっかりと結果につなげるためにも、選手たちが思い切ってプレーできる準備をして臨みたいです。
選手コメント
仙台戦は絶対に勝点を取らなければいけない試合でしたし、チャンスもあった中でそこを決め切れなかったことであのような展開になってしまったと感じています。そこはまだ自分たちの力不足で、この順位にいる理由だと思うので、皆がどれだけ体を張れるか、ゴール前は気持ちが技術を超えてくる部分もあると思いますし、勝つことだけを考えてまた次の試合に臨みたいです。

システムが変わって失点は確実に減っていますし、自分たちでボールを持ってサッカーをする時間は増えているので、あとはもっと質を上げていければと思います。ただ、5枚で守っていても一人ひとりの対人で負けてしまうと崩れてしまいますし、球際で負けないというところはもっとやっていきたいです。

長崎は強力な外国籍選手がいて、他にも能力のある選手が多いので、チーム全体でチャレンジ&カバーをして守り切らなければいけないと思います。逆に、その外国籍選手たちにどれだけ守備をさせられるかが大事だと思うので、自分たちが主導権を握れるような試合をしたいです。
個人としては途中出場が多いですが、毎試合必ずチャンスは作れていると思いますし、そのチャンスをモノにできないと出場時間も増えないと感じています。自分がチャンスを決められれば、チームも余裕を持って試合を進めることができますし、そこで貢献できるようにやっていきたいです。

今はシャドーの位置で出場することが多いので、チームとして求められるプレーをしつつも、背後への抜け出しやスピードなど、自分の良さもどんどん出していければと思います。

次はまたNACKでの試合になりますが、どんな天候でもいつも多くのサポーターが来てくれますし、岡山戦で初ゴールを決めたときの歓声には鳥肌が立ちました。あの瞬間をまた何度も作れるようにやっていきたいですし、次は引分けのゴールではなく、チームを勝たせるゴールを決めたいです。ファン・サポーターの皆さんも含めチーム全員で、勝利だけを求めて戦えればと思います。
メンバー

スターティングメンバー

GK 1 笠原 昂史
DF 41 飯田 貴敬
88'
DF 34 大森 理生
73'
DF 17 新里 亮
DF 43 市原 吏音
DF 3 岡庭 愁人
MF 9 中野 誠也
62'
MF 32 高柳 郁弥
88'
MF 7 小島 幹敏
MF 11 黒川 淳史
62'
FW 10 シュヴィルツォク

控えメンバー

GK 35 南 雄太
DF 5 浦上 仁騎
DF 22 茂木 力也
88'
MF 8 栗本 広輝
88'
MF 39 泉澤 仁
62'
FW 33 室井 彗佑
62'
FW 19 アンジェロッティ
73'

監督

原崎 政人

スターティングメンバー

GK 21 波多野 豪
DF 8 増山 朝陽
75'
DF 25 櫛引 一紀
DF 18 今津 佑太
DF 23 米田 隼也
81'
MF 10 カイオ セザール
88'
MF 6 鍬先 祐弥
MF 47 マテウス ジェズス
81'
MF 2 マルコス ギリェルメ
88'
FW 50 中村 慶太
FW 9 フアンマ デルガド

控えメンバー

GK 1 富澤 雅也
DF 3 岡野 洵
81'
DF 5 奥井 諒
75'
MF 19 澤田 崇
81'
MF 35 安部 大晴
88'
MF 38 松澤 海斗
88'
FW 32 ジョップ セリンサリウ

監督

ファビオ カリーレ
試合詳細
15 シュート 9
4 GK 10
7 CK 5
10 直接FK 8
1 間接FK 0
0 PK 1
試合データ

主審

榎本 一慶

副審

細尾 基

副審

金次 雄之介

第4の審判員

関谷 宣貴

入場者数

8,072人

天候

曇、弱風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

32.3℃/87%

HIGHLIGHT

得点機は作るも…連敗を喫す
8月最後の試合となる明治安田生命J2第32節は、長崎を迎えてのホームゲームだ。NACK5スタジアム大宮は、試合前からファン・サポーターの声援に包まれている。

前節からのスタメンの入れ替えは3人で、長崎から期限付き移籍のカイケが契約の関係で出場できない。代わって大森が5試合ぶりに先発に名を連ねる。さらに、左ウイングバックに岡庭が入り、中野が2試合ぶりに2シャドーの一角を担う。

アウェイで仙台と対戦した前節は、後半アディショナルタイムの失点で0-1で敗れた。3試合ぶりの勝利をめざす戦いが、19時03分にキックオフされた。

試合の入りは悪くなかっただろう。この日は5-4-1ではなく5-3-2のシステムとし、前線からプレッシャーをかけていく。

1分、岡庭が左サイドからクロスを入れると、中野がヘディングで合わせる。4分には飯田の前線へのフィードが、中野の動き出しとシンクロする。DFとGKの間でボールを収めた背番号9がシュートへ持ち込むものの、相手GKにシュートコースを消されてしまった。

12分にも相手ゴールを脅かす。岡庭のクロスは相手DFにクリアされるが、セカンドボールを飯田が右足シュートへつなげる。強烈な弾道の一撃が、相手GKを襲った。

21分に右サイドを崩されて先制されるが、直後の24分に敵陣でパスカットし、シュヴィルツォクがペナルティエリア内から右足で狙う。ここもGKに弾かれた。

その後も相手ゴールへ迫る。31分、小島がペナルティエリア外正面から左足ミドルを浴びせる。39分には敵陣右サイドで飯田が相手のパスコースを限定し、黒川が相手ペナルティエリア内でパスカットに成功する。そのまま左足を振り抜くが、シュートはゴール左へ逸れた。

43分にもフィニッシュへ持ち込む。守備ブロックの外側でボールを動かしながら、新里がブロックの内側へ縦パスを入れる。これを収めた中野が左足でシュートすると、ボールは際どくゴール左へ外れた。前半のうちに2点目が生まれることはなく、0-1でハーフタイムを迎えた。

次の1点をどちらが奪うのかで、試合の行方は変わってくる。大宮は前半同様にアグレッシブな入りを見せるが、49分に自陣右サイドのスローインから2失点目を喫してしまう。さらに54分にPKから失点し、0-3まで点差が拡がってしまった。

62分、原崎監督が動く。黒川と中野を下げ、泉澤と室井を投入する。69分には泉澤が左サイドからドリブルで持ち込み、ペナルティエリア内から左足で狙う。この一撃はGKに弾かれるが、セカンドボールを小島が収めて室井がシュートする。しかし、ジャストミートできなかったボールは相手DFにクリアされた。

このままでは終われない。カウンターを受けることも織り込んで、攻撃に人数を割く。73分には右CBの大森を下げてFWのアンジェロッティを起用し、システムも4バックに変更する。

ファン・サポーターの声援を後押しに、大宮は攻勢を仕掛ける。78分、泉澤のコントロールショットが、惜しくも相手GKに弾き出された。

最後の交代カードは88分、高柳と飯田が退き、栗本と茂木がピッチに立つ。アディショナルタイムに入ってもゴールを目ざし、アンジェロッティのヘディングシュートがゴールカバーの選手にかき出される場面もあった。しかし、90+3分にカウンターから被弾し、0-4で試合終了のホイッスルを聞くことになった。

試合後の原崎監督は、「先にスコアを動かせるチャンスがなかったわけではないので、そこで取りたかった」と話した。前半に決定機を迎えた黒川も、「前半に得点を奪えていない試合が続いているので、前半に取れればまた違う勢いが生まれる。少ないチャンスだとしても、そこを決め切るかどうかで結果が変わってくる。そこは突き詰めていきたい」と語る。

リーグ戦は残り10試合となった。1試合の重みと緊張感が増していく中で、勝点を積み重ねていくことができるか。チームとしての胆力が問われるいまこそ、一体感を高めていきたい。

(総評:戸塚 啓)

続きを読む

監督コメント
ホームで勝点0という、非常に残念で悔しい結果になりました。

前半は1失点こそしましたが、それ以外の時間に関してはプランどおりでした。相手の攻守ともにそこまでの脅威は感じなかったので、後半の早い時間に追いつきたいと考えていました。

ただ、簡単にセットプレーから失点してしまい、その後はバランスを崩して攻撃に行くという、自分たちにとって苦しい形になりました。

先にスコアを動かせるチャンスはなかったわけではないのですが、そこを取れなかったことが敗因だと感じています。
選手コメント
ひさしぶりのスタートからの出場で絶対に勝ちたい試合でしたが、このような惨敗に終わって悔しい気持ちでいっぱいです、

戦術どうこうというよりも、まずは大宮のために戦う姿勢であったり、球際の一つひとつにこだわるということがすべてかなと思うので、ワンプレー、ワンプレーに気持ち気持ちを込めて、後悔しないサッカーをしたいです。

残り10試合はあっという間に終わってしまうと思いますし、半分以上は勝たないと残留は厳しいので、危機感を持って練習からもっともっと競争しなければいけないと思いますし、厳しい言葉も飛び交うような環境を作っていかなければいけないと思います。もっともっと自分に厳しく、仲間にも厳しく、チームを勝たせるために行動していきたいです。

サポーターの皆さんにはいつも応援していただき、感謝しています。本当に厳しい状況が続きますが、大宮ファミリーみんなでこの逆境を乗り越えていきたいと思いますし、批判もあると思いますが、ここでチーム一丸となることが本当に大切だと思います。選手は本当に本気で練習から取り組んでいくので、どうか信じて一緒に戦ってほしいです。
5-3-2の形で臨みましたが、相手もアンカーを置いて3枚で、前半は前から守備に行けてハマっていたので良かったのですが、先に失点して負けてしまい残念です。

僕と(黒川)淳史が少し前目に入る形だったのですが、もう少し高柳と距離を縮めたり、平行ぐらいでサポートができれば良かったですし、もう少し気を使えれば良かったと思います。もう少し高柳からワンタッチで自分のところに入るかなと思いましたが、相手もいる話ですし、コミュニケーションを取りながらうまく距離感を縮められれば良かったです。

前半は自分たちの方がチャンスは作っていたと思っていますが、ワンチャンスでやられてしまい、決定力不足という課題が出たと感じています。守備はうまくいっていましたが、相手のブロックが綺麗にを中を閉めてきていて、そこを崩すことが難しかったです。
前半はベンチから観ていて、誰もが絶対に出すだろうというところにパスを出しているというか、予想外のパスとかがなかったので、そういったパスがあれば崩せるかなと感じていました。逆サイドに変えるフリをして、もう一度同じサイドで攻めるとか、そういったプレーができれば崩れていくなと思っていましたし、そこを意識してピッチに入りました。

後ろに人数をかけているぶん、ある程度は後ろの選手で前にボールを持って来れればベストですが、今はそこに掛ける人数が多くなってしまっているので、クバ(シュヴィルツォク)が孤立してしまう印象があります。クバが真ん中や前線にいれるようにうまくビルドアップできればと思います。

厳しい戦いが続きますし、残り10試合しかないですが、時間がない中でも、個人個人がもっと成長するしかないと思います。
フォトギャラリー

(写真:早草紀子)

カテゴリー


X

パートナーバナー