明治安田生命J2リーグ 第33節
2023.9.3 [SUN] 19:00 NDスタ

山形

  • 61' 後藤 優介
1 - 1
0 前半 0
1 後半 1

大宮

  • 53' シュヴィルツォク
試合経過
監督コメント
長崎戦に関しては選手たちも悔しい思いがあると思いますが、それでも下を向いている選手ははいないですし、ダメだった部分をしっかり受け止めているので、「できていること」と「できていないこと」をお互いにしっかり精査をして共通認識を持って、次の試合に向けて進んでいければと思います。失点の仕方を見ても細かい部分でのミスなので、それが試合で起きないように練習から突き詰めてやっていくしかないと思っています。

山形はやることがはっきりしているチームですし、前節敗れるまでは連勝もしていて、チームとしての迫力がある印象です。何もないところから得点が生まれる場面も多く、個人の決定力も高いと感じます。山形に対して、自分たちがどうやって守ってどうやって攻めるか、そこを選手としっかり詰めることにフォーカスしていきたいです。

我々は、勝ち続けなければ残留できない状況ですし、アウェイですがしっかり勝点3を取れるように準備をして臨みたいです。クラブ全体で危機感を持って、選手、チームスタッフ、クラブスタッフ、皆が「絶対に残留する」という同じ思いでやっていますし、そこは絶対に崩れないようにしていきたいです。
選手コメント
試合を通して得られるものもありますし、シーズンを通してできることが増えてきている感覚もあって、試合に出続けていることでコンディションも上がってきているのかなと思います。

長崎戦は、やはりゴール前で決め切ること、守り切ることを徹底しなければ、あのような結果になってしまうと感じました。自分自身もボールを奪われたり細かいミスが多かったので、それを減らさないとチームが良い方向に進まないですし、もっとこだわらなければいけないと感じました。

最近はボランチで出場する機会が多い中で、自分たちが前向きを作れたり、良いテンポが出せれば、前線も活性化されて良い攻撃ができている感覚がありますが、そこでボールを失う回数、引っ掛かる回数が増えてしまうと、チームとしても攻めにくくなってしまうので、その自覚を持ってプレーできればと思います。

次は山形との試合ですが、どの試合も負けられない戦いですし、相手よりも気持ちや戦う姿勢を見せて、勝つために貪欲に頑張りたいと思います。ここから残留に向けて勝ち続けなくてはいけないですし、そのためにチーム一丸となって戦いますので、応援よろしくお願いします。
岡山戦でようやく初得点を決めることができて、気持ち的にラクになりましたし、吹っ切れた部分もあるかなと思っています。プレーの中でも、徐々に自分の良さであったり特長は出せるようになってきているかなと感じます。

ここまで途中出場が続いていますが、先発でも途中からの出場でも役割は変わらないですし、自分の仕事は点を取ることなので、その中で自分の得意なプレーをどんどん出せればと思います。

前節の長崎戦は悔しい結果になってしまいましたが、次の山形戦はどんな内容でも絶対に勝たなければいけません。内容どうこうよりも、勝点3だけを取れるようにやっていきたいですし、気持ちを見せて戦いたいと思います。もう残留に向けてやるしかないという覚悟を持っていますし、1日1日を無駄にせず過ごしていきたいです。
メンバー

スターティングメンバー

GK 1 後藤 雅明
DF 6 山田 拓巳
DF 3 熊本 雄太
DF 5 野田 裕喜
DF 41 小野 雅史
MF 29 髙江 麗央
81'
MF 25 國分 伸太郎
56'
MF 18 南 秀仁
FW 42 イサカ ゼイン
74'
FW 11 藤本 佳希
74'
FW 10 チアゴ アウベス
56'

控えメンバー

GK 16 長谷川 洸
DF 27 喜岡 佳太
MF 15 藤田 息吹
81'
MF 24 横山 塁
74'
MF 28 泉 柊椰
56'
FW 9 デラトーレ
74'
FW 49 後藤 優介
56'

監督

渡邉 晋

スターティングメンバー

GK 1 笠原 昂史
DF 41 飯田 貴敬
83'
DF 4 カイケ
DF 17 新里 亮
DF 43 市原 吏音
DF 3 岡庭 愁人
MF 33 室井 彗佑
64'
MF 32 高柳 郁弥
77'
MF 7 小島 幹敏
MF 11 黒川 淳史
64'
FW 10 シュヴィルツォク
77'

控えメンバー

GK 35 南 雄太
DF 25 袴田 裕太郎
DF 22 茂木 力也
83'
MF 6 大橋 尚志
64'
MF 39 泉澤 仁
77'
FW 9 中野 誠也
64'
FW 19 アンジェロッティ
77'

監督

原崎 政人
試合詳細
15 シュート 12
12 GK 16
5 CK 2
11 直接FK 10
5 間接FK 1
0 PK 0
試合データ

主審

高山 啓義

副審

竹田 和雄

副審

篠藤 巧

第4の審判員

宇田 賢史

入場者数

6,664人

天候

晴、弱風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

29.4℃/54%

HIGHLIGHT

連敗は止めたが勝点3には届かず
J2残留にすべてを懸ける大宮アルディージャと、プレーオフ進出へ向けて戦うモンテディオ山形の一戦。目標は異なるが、前節ともに大敗した両チームが目指すのは、流れを取り戻すための「勝点3」だ。

大宮は、契約上の理由で(期限付移籍中のため)長崎戦を欠場したカイケが最終ラインに戻り、前線では室井が16試合ぶりに先発に名を連ねた。残りの9人は前節と同じ。悔しさと危機感を覚えただろう彼らが、どう気持ちを切り替え、どのような戦いを見せてくれるのか。

この日の大宮はカイケ、新里、市原が3バックを形成。飯田と岡庭がサイドに構え、小島、高柳、黒川の3人が中盤にポジションを取り、シュヴィルツォクと室井が2トップを組んだ。しかし、立ち上がりは山形のすばやいパスワークに苦しみ、最終ラインの裏を取られてしまう。パンチングやキャッチングなど、GK笠原のプレーがクローズアップされる場面が続いた。

最初の好機は16分。室井が前線の左サイドで奪ったFK。シュヴィルツォクとのコンビネーションから小島がゴールに迫ったが、角度のないところからの一撃は相手GKの正面を突いた。

飲水タイム後の32分、立て続けに決定機が訪れる。飯田から室井への縦パスは相手DFに阻まれたが、シュヴィルツォクが高い位置でパスカットして黒川へラストパス。GKと1対1の場面での左足シュートは弾かれたが、こぼれ球を拾った小島が右足でフィニッシュ。相手に当たりCKになったものの、先制への期待が高まる惜しいシーンだった。

その後もボールを持たれる時間帯が続いたが、大宮はしっかりブロックを築いて対応。カイケが高さで跳ね返し、市原が粘り強く相手を追い、新里が冷静なカバーリングを見せた。前半終了間際のピンチも、チアゴ・アウベスのヘディングシュートを笠原が抑えて事なきを得た。

前半のアディショナルタイムにはシュヴィルツォクのFKをカイケが頭で狙ったが、枠をとらえ切れず。両チーム無得点のままハーフタイムを迎えた。

我慢の守備を続け、ボールを奪い返して攻撃に転じる展開のなか、待望の先制点は53分。右サイドの相手コーナー付近で飯田が粘り、中途半端なクリアを高柳が回収。縦パスを受けた小島がポケットに入り込んで懸命に繋ぐと、中央で待ち構えたシュヴィルツォクが右足でプッシュして歓喜に繋げた。

しかし61分、左サイドからイサカ ゼインに侵入を許し、笠原が弾いたボールを後藤優に押し込まれて追いつかれてしまう。その後、勝利を目指して大橋と中野を投入した直後には、立て続けに訪れた決定的ピンチを笠原と市原が防ぎ、なんとか失点は免れた。

68分、シュヴィルツォクがもぎ取ったFKでは高柳のフリックから小島が左足で狙ったが、枠を捉えたシュートはGKに弾かれてゴールならず。77分にはシュヴィルツォクに代えてアンジェロッティ、室井に代えて泉澤を投入。さらに最後のカード、飯田に代えて茂木を送り込み、2点目を狙いにいった。

終盤は山形の圧力を受ける苦しい時間帯が続いたが、ともにカウンターから攻撃を繰り出すオープンな展開となった86分、泉澤がドリブルを仕掛け、左サイドを走るアンジェロッティへ。ゴール前まで持ち込み左足で強烈なシュートを放ったが、GKに弾かれて得点には至らなかった。

アディショナルタイムは5分。小島が足を止めずにボールを運び、カイケが1対1で強さを見せつけ、茂木、泉澤、岡庭がゴールを目指した。90+5分のCKでは小島のキックを泉澤が拾い、試合終了の笛までもう1点を狙いにいったが、あと一歩で勝利に届かず。勝点1を分け合うドローゲームとなった。

リーグ戦は残り9試合。残留圏との勝点差は7で、最下位という状況は変わっていない。連敗を止め、3試合ぶりにゴールを奪いはしたが、まだまだ足りない。今後も、勝利のみを目指す戦いが続く。

(総評:粕川 哲男)

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監督コメント
この順位でもサポーターの方がここまで来て応援してくれることがすごく力になっていますし、どうしても勝点3を届けたかったのですが、勝点1という結果に終わり非常に悔しいです。

前半はそこまで悪いゲームではなかったですが、もう少し自分たちの時間を作れたかなという反省点はあります。

後半の入り方も悪くなく、先にスコアを動かしたところまでは良かったのですが、得点したあとに相手に勢いを与えてしまい、それを失点する前に止めたかったですが、交代も含めてなんとかできれば良かったと思います。

この状況で勝点1では物足りないですが、選手たちはそれでも最後の最後まで、最後の1分1秒まで、しっかり勝ちにいってくれましたし、その気持ちは間違いなく、まだまったく死んでいないので、残り9試合で残留できるように選手たちもやってくれると思いますし、そこを信じてまたしっかり前に進んでいきたいです。
選手コメント
ひさしぶりの試合出場になりましたが、交代で入って特に最初の方はボールロストも多かったですし、そこはしっかり改善しなければいけないと感じています。

自分が出てからも何度もチャンスはあったので、そこで点を取って勝ち切れるようなチームになっていかなくてはいけません。中盤を3枚でやっているときは中を締めながら、山形は縦パスが多かったのでそれを入れさせないように、サイドに追いやることを意識してプレーしました。

自分のシュートシーンもありましたが、あのような場面で次は枠に入れられるように、練習から意識して取り組んでいきたいです。
点を決められたことはもちろんうれしいですが、試合に勝てなかったことがとても残念です。前後半を通してチャンスはあったと思うのですが、そこを決め切ることができませんでした。アウェイゲームということで少し自分たちにとって難しく、山形にとって有利な部分もあったかなと感じます。

前節から2トップのような形で臨んでいますが、前節よりも今日の試合の方が良くなってきていると思います。ただ、勝ち切れなかったことだけが残念です。

残り9試合に向けて、まだまだ改善しなければいけないところもありますが、今日のような試合を続けていくことが大前提だと思います。しっかり映像を見てミーティングをして改善して、また次の試合に臨みたいです。
今のシステムでの守備の形にはまだ慣れていなくて、少ししんどかったです。(黒川)淳史がズレたらボランチになって、変わったら自分が行って淳史が絞ってというその繰り返しなので、少しメリハリがないとしんどいかなという感じでした。たまにウイングバックが縦ズレしてくれたら助かるのですが、それがなくて相手のサイドバックが低い位置にいるとズレられなくてほぼ自分が行く形になるので、対応が厳しかったです。

攻撃は、奪った瞬間に俺とか淳史がグッと前にスピードを持って出れたらチャンスなので、きつい中でも前に出ていかなくてはいけないですし、今日は涼しかったので良かったですが、より走力が必要だと感じました。

得点の場面のような動きをもっと増やせればいいと思いますし、低い位置では組み立てに参加しつつ、ゴール前とかアタッキングエリア、ペナルティエリアの中では、今日みたいにシュートやラストパス、突破ができるようになると、チーム全体としても厚みが増すと思います。

自分たちは勝点を積み上げるしかないので負けなかっただけまだ良かったとは思いますが、やはり勝たなくてはいけません。
フォトギャラリー

(写真:早草紀子)

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