明治安田生命J2リーグ 第38節
2023.10.7 [SAT] 14:00 NACK

大宮

  • 15' 室井 彗佑
  • 56' アンジェロッティ
2 - 1
1 前半 0
1 後半 1

山口

  • 88' 矢島 慎也
試合経過
監督コメント
連勝したことで負けているときより良い状態にあると思いますが、勝てていないときでも選手たちは勝つために毎回やってくれていましたし、より強いテンションで進んでくれているかなという印象を、選手たちからは受けています。

チームとしてやろうとしていることがスムーズにできているシーンも増えていますが、それがまだできていないシーンもあります。続けていくことで形になってきているものも出てきているので、その回数を増やしていくという作業は変わらないと思っています。

大分戦は最後にセットプレーで決めて勝つことができましたが、苦しいゲームはセットプレーで動くことが多いですし、仙台戦や磐田戦は最後にセットプレーで失点して落としているので、こうやって勝って次の試合に臨めることをプラスにしたいですし、こういったシーンを増やせるよう、トレーニングを含めてもっともっと求めていきたいです。

勝つために、できることは全部やりたいと思っています。選手も含めて全員が山口戦の重要性をわかっていますし、この試合に対してできる限りの準備をして、自信を持ってゲームに入れるように準備したいです。山口は調子がいいですし勢いもありますが、その勢いを我々が受けるのではなく、それ以上の勢いを我々が出さなければ勝点は取れないと思うので、それ以上のモノを出せるようにやります。

攻撃でも守備でも、自分たちからアクションを起こしたいです。相手の勢いに呑まれないためにも、我々が守備でどうするのか、攻撃でどうするのかといったところは、試合までの期間でしっかり整理して、選手たちが本当に自信を持ってゲームに入れるように準備して送り出したいです。
選手コメント
チームとしても個人としても、次も勝てるように良い準備をして臨みたいです。山口戦は、より攻守にアグレッシブに仕掛けていくことが大事になってくると思います。

2連勝しても自分たちは厳しい状況に変わりないですが、皆が次の試合に勝つために気を引き締めてトレーニングができていますし、一人ひとりが勝利に向けたいい準備ができていると思います。必ず勝点3を取って、少しでも残留圏に近づけるようにしたいですし、次の山口戦に勝つことだけを意識して挑みたいです。

まずは簡単に失点しないことが大事で、守備陣が踏ん張ることもそうですし、11人全員で声を掛け合って試合を運んでいくことが大事になってくると思います。あとは、セットプレーであったり、前線の選手たちもコンディションが上がってきていて特長を持った選手たちがいるので、味方を信じて90分間戦い続けたいです。

可能性はまだ残っているので、その可能性を信じて毎日を過ごすことが大事だと思いますし、少なからずチャンスはあるので、そこに向けて準備していきたいです。
大分戦は勝てたことがすべてだと思います。ここまでなかなか出番がありませんでしたが、失点シーンの振り返りなど、いつチャンスが来てもいいように準備はしていました。試合に出られない悔しさはもちろんありましたが、「チームGK」として毎日を全力でやってきましたし、こうやってチャンスが回ってきたときにいいプレーができて、チームも勝つことができたので、それは自信になっています。

徳島戦の終盤の1対1のようなプレーや飛び出しは、自分が一番得意な形なので、あの場面で出せたことはうれしかったですし、あのようなプレーをどんどん出していければと思います。

山口は前からのプレスが強くて、クロスからの攻撃も脅威だと感じています。前からのプレスについてはDFラインとも連携を取りつつゴールを死守して、あとは前線の選手たちに仕事をしてもらえればと思います。

サポーターの皆さん、いつも熱いご声援ありがとうございます。シーズン終盤となりましたが、残り5試合、一緒に戦ってください。
メンバー

スターティングメンバー

GK 40 志村 滉
DF 3 岡庭 愁人
DF 5 浦上 仁騎
DF 43 市原 吏音
DF 25 袴田 裕太郎
83'
DF 22 茂木 力也
MF 32 高柳 郁弥
MF 16 石川 俊輝
69'
MF 7 小島 幹敏
83'
MF 33 室井 彗佑
64'
FW 19 アンジェロッティ
64'

控えメンバー

GK 1 笠原 昂史
DF 4 カイケ
69'
DF 41 飯田 貴敬
83'
MF 8 栗本 広輝
83'
MF 39 泉澤 仁
FW 9 中野 誠也
64'
FW 28 富山 貴光
64'

監督

原崎 政人

スターティングメンバー

GK 21 関 憲太郎
DF 15 前 貴之
DF 66 キム ボムヨン
DF 3 ヘナン
MF 16 吉岡 雅和
69'
MF 8 佐藤 謙介
46*'
MF 27 成岡 輝瑠
MF 11 田中 稔也
46*'
FW 20 河野 孝汰
58'
FW 32 五十嵐 太陽
80'
FW 24 梅木 翼

控えメンバー

GK 31 寺門 陸
DF 22 生駒 仁
DF 40 平瀬 大
69'
MF 4 神垣 陸
80'
MF 6 矢島 慎也
46*'
MF 26 野寄 和哉
46*'
FW 9 皆川 佑介
58'

監督

フアン エスナイデル
試合詳細
9 シュート 6
12 GK 10
3 CK 4
15 直接FK 12
3 間接FK 8
0 PK 0
試合データ

主審

柿沼 亨

副審

船橋 昭次

副審

小出 貴彦

第4の審判員

穴井 千雅

入場者数

7,820人

天候

晴、中風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

23.5℃/20%

HIGHLIGHT

今季初の3連勝で最下位を脱出
徳島、大分を相手に2試合連続で1-0の勝利を収めた大宮は、3試合ぶりに帰ってきたホームで山口と対戦した。残留争いを繰り広げるライバルとの、決して落とせない一戦だ。

この試合に懸ける気持ちの強さは、試合開始前のゴール裏からも伝わってきた。ウォーミングアップに登場した選手たちに、一際熱い声援が送られる。太鼓が鳴り響き、大旗が揺らぎ、サポートの声が続く。勝点3獲得へ向けてスタジアムが一体となり、高まる緊張感のなかでキックオフを迎えた。

先発のピッチには大分戦と変わらぬ11人が立った。3試合連続のクリーンシートを狙う志村がゴールを守り、最終ラインは右から岡庭、浦上、市原、袴田の4人。石川と小島が中盤の底でコンビを組み、右に高柳、左に茂木。前線は室井とアンジェロッティの2トップ。出場停止明けのカイケ、中野、富山などがベンチから出場機会をうかがう格好となった。

「前半の最初から相手に向かっていけるように」(原崎監督)というゲームプランで試合に入った大宮は、キックオフ直後から前向きな姿勢を見せた。左サイドからのクロスのこぼれ球に反応した小島からのパスを受けたアンジェロッティはオフサイドの判定を受けたが、その直後、相手のトラップミスを拾った高柳が右サイドを駆け上がった岡庭を使うと、ドリブルの勢いのままフィニッシュ。ボールは枠を外れたが、ゴールに向かう積極性が表われたシーンだった。

歓喜の先制点は15分。右サイドで小島のスルーパスを受けたのは、高柳を追い越して思い切りの良いオーバーラップを見せた岡庭だ。ドリブルで相手陣内の深い位置まで侵入し、ゴール前を見据えてラストパス。このクロスを待ち構えていた室井が、見事なヘディングシュートでゴールネットを揺らした。

その後も大宮の時間が続く。左サイドライン際で素晴らしいトラップを見せたアンジェロッティからのスルーパスに抜け出た室井がファウルを受け、FKのチャンス。高柳の右足シュートは壁に阻まれたが、主導権を握る展開のなか追加点への期待が膨らんだ。

30分を過ぎるとゲームがやや落ちつき、山口がパスを繋ぐ場面もあったが、大宮は選手の距離が良く、連動した守備で対応。セカンドボールに対する反応も鋭く、ゴール前まで攻め入らせなかった。42分にはアンジェロッティのスルーパスを受けた茂木がペナルティエリアへ入り、相手にブロックされたボールをフォローにきたアンジェロッティが直接シュート。相手GKにセーブを強いるシーンもあった。

振り返れば、6分に五十嵐のクロスをニアサイドで合わせた河野のシュートが唯一ひやりとした場面で、大宮は安定した試合運びを続け、1点のリードを保って前半の45分を終えた。

ハーフタイムで選手2人を代えてきた山口に対して、大宮は受けに回ることなく、前への姿勢を貫く。52分には室井が掴んだFKを高柳がゴール前へ入れ、石川が立て続けにゴールへと迫った。そして56分、目の覚めるような追加点が生まれ、スタジアム全体が2度目の熱狂に包まれた。

右サイドから岡庭がスローインを入れると、アンジェロッティと石川が繋いで、室井の落としを受けたアンジェロッティがドリブルからフィニッシュ。左足での強烈な一撃がサイドネットに突き刺さった。

2点のリードを奪った大宮は、前線の2人を交代。さらに、石川を下げてカイケを投入。富山を頂点に右から中野、高柳、小島、茂木が並ぶ、前線からのプレッシングとポゼッションを継続しながら、後ろの枚数を増やすことで守備に厚みをもたせた。

80分以降は、圧力を強めてきた山口の攻撃を受ける展開となったが、小島に代えて栗本、袴田に代えて飯田を送り込み、試合を終わらせにかかる。終盤、矢島に1点を返されたものの、6分のアディショナルタイムを選手全員の身体を張った守りで耐え、今季初の3連勝を告げるタイムアップの笛を聞いた。

試合後には「大応援団の声援を感じながら戦うことができた」(袴田)、「皆さんと一緒に戦えたことが勝点3につながった」(石川)と、多くの選手たちがファン・サポーターの存在の大きさを口にした。

この日の勝利により、大宮は暫定ではあるが順位を一つ上げた。第15節以来、実に23試合ぶりとなる最下位脱出である。とはいえ、原崎監督は「全然気にはしていない。(J2に)残るためにやるべきことをやりたい」と表情を引き締めた。残り4試合。J2残留を懸けた熱い戦いは続く。

(総評:粕川 哲男)

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監督コメント
勝点3しか今の自分たちが求めているものはない中で勝点3を取れたということに対して、非常にうれしく思っています。選手にも話しましたが、前回のホームで順位が近い熊本を相手に勝点を落として、そういった不甲斐ない試合をしたあとのホームゲームだったので、なんとか全員で勝点3をファン・サポーターに届けようと試合に入りました。それをしっかりと選手がやってくれたことについては、非常に評価しています。

前半から自分たちがどれぐらいプレッシャーに行ってどう戦うかという部分では、やりたいことをだいぶ整理して選手たちはプレーしてくれましたが、もう少しスコアを動かしたかったですし、最後の失点はしっかり反省しなければいけませんが、勝ちながら修正できていることは大きいと思います。次の試合まで少し時間が空くので、選手たちとやるべきことをしっかりやっていきたいと思っています。

山口の縦に速い攻撃もありましたが、どうしてもプレッシャーに行きたかったので、前半の入りはまず前からプレッシャーに行こうと話しました。プレッシャーの掛け方もトレーニングして、そのとおりに選手はやってくれました。ボールの回収のところでポジションをもう少しコンパクトにしたかった場面もあったので、そこは前半が終わって少し修正しました。攻撃に関しては、山口のプレッシングがどの試合を見ても前半からかなり早いので、その背後をどう狙うかというところでもう少し精度が高ければというシーンもあったのですが、今日は風が強くて難しかったところもあり、その中でもしっかりと自分たちがやろうとしてることができている時間はあったかなと思います。あとはスコアを動かすところでの精度であったり、もう少し大胆にプレーできればというシーンもありました。

2トップの2人が点を取ってくれましたが、もちろんFWなので点を取ることが彼らの仕事です。ただ、この苦しい状況でしっかり守備でハードワークすることを毎試合やってくれていますし、その彼らに得点が生まれたことは非常にうれしいです。
選手コメント
1点目のアシストの場面は、その前から結構いい感じで前に行けるシーンが多くて、高柳(郁弥)との連携も良かったですし、いろいろなものが見えて、ムロ(室井)の動き出しも普段から意識しているところだったので、うまくハマったかなと思います。その前に自分でシュートを打ったシーンも中は見えていたのですが、GKもあまり大きい選手ではなくて、自分もスピードに乗っていたので、思い切って打ってみようという狙いでした。それもあってアシストの場面はGKの立ち位置がシュート体勢に入っていたので、柔らかいボールでいけるかなという感覚でしたし、その前のシュートが効いたのかなと思います。

内容もすごく大事ですが、球際や切り替え、運動量のところで相手より上回るというベースがやはりJ2では大事だと思いますし、それが同等かそれ以上に出せているのがここ数試合だと思います。ここで止まらずに、トーナメントだと思って、やることは変わらずにいきたいです。

スタンドを煽る場面もありましたが、ひさしぶりのホームゲームで、相手を呑み込むためにも雰囲気作りはすごく大事だと思っていて、自分自身もすごく乗りますし、「大宮のホームは最高だぞ」というのを感じたかったので、そういったパフォーマンスをしました。

大一番で勝てたことはすごくポジティブなことですしうれしさもありますが、次につながっただけという気持ちが正直なところです。だからと言ってネガティブになる必要はないですし、1試合1試合大切に戦っていけばどこが相手でも勝てると思うので、一つひとつ、目の前の試合をていねいに気持ちを出してやっていくだけかなと思います。
前半、点を決める前の場面でもあの位置に入って行っていましたし、ボールは来なかったですがあそこがフリーになるのはわかっていました。得点の場面もイメージどおりフリーになれたのでよかったです。

相手は結構ラインが高かったので、背後を取ることは常に狙っていました。この試合はずっと楽しみにしていてプレッシャーは特に感じませんでしたし、伸び伸びプレーできました。これまで全然点が取れていなかったのですが、やっと自分を出せてきたかなと思います。手応えもありますし、ここ数試合はチームとしてすごくいいサッカーができているので、次も連勝目指してやっていきたいです。

前からの守備に関しては、チームとしてプレッシャーを掛けて相手をハメに行くということをやっていますし、ここ数試合はそれがハマっているので、どんどん続けていきたいです。システムを変えて良くなった部分もありますし、その中で僕自身も結果が出てきて伸び伸びプレーできているのかなと思います。

プロ1年目で、最初の方はなかなか慣れなくて自分の良さを出せなかったですが、徐々に慣れてきて、いいプレーも悪いプレーもありますが、もっともっといいプレーを増やしていきたいです。

アンジェ(アンジェロッティ)とのコンビはすごくやりやすいですし、守備もしっかりしてくれるので、もっともっと自分たちのコンビネーションを出して上を目指していきたいです。

自分の良さをどれだけ伸ばせるかもそうですし、プロの世界は背後に走ればいいボールが来るので、あとは自分のタイミング次第ですし、今日はオフサイドに何回かかかってしまったので、そう言ったところは反省して次に生かしたいです。自分のプレーが良くなっている感覚はあって、もちろんトレーニングでもやっていますし、それを試合で出せるとすごく自信になります。自分の幅を広げていかないと上には行けないと思いますし、もっともっと成長していきたいです。
3連勝は素直にうれしいですし、自分たちが自信を取り戻すための3連勝だと思ってます。自分たちが今置かれている難しい状況の中で3連勝することができて、サポーターやファミリーの笑顔が見れたことが一番うれしいです。

自分たちが良い入りをして、良いサッカーをして、自分自身も得点に絡むことができてうれしいです。自分が中盤に降りたときのコンビネーションから自分がターンしてのドリブルで持ち込んで、いい形の綺麗なシュートを決めることができました。自分がターンをしたときに相手のセンターバックがあまりついてこなかったのが見えたので、自分が予想した形で決めることができました。それでチームが勝つことができたこともすごくうれしいなと思ってます。ただそれ以上に勝点3を取ったことがうれしいです。

次の試合まで2週間空きますが、しっかりと自分たちの準備に取り掛かる期間だと思ってます。勝ったからといって全てが合っているわけではないので、自分たちの弱点や修正しなきゃいけない部分ともしっかりと向き合って、詰められるようにしたいなと思っています。まだまだ難しい道は残ってるので、そこに向けてちゃんと向き合って、また新たな準備をしたいです。

この難しい状況でもサポーターの皆さんがスタジアムに足を運んでくれて応援してくれていることがすごく力になりますし、自分たちのことを信じて引き続きサポートしてもらえたらと思います。
フォトギャラリー

(写真:高須力)

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