明治安田J3リーグ 第6節
2024.3.23 [SAT] 14:00 NACK

大宮

  • 4' 茂木 力也
  • 25' 杉本 健勇
  • 39' 杉本 健勇
3 - 1
3 前半 0
0 後半 1

宮崎

  • 76' 橋本 啓吾
試合経過
監督コメント
宮崎の大熊裕司監督は同級生で非常によく知っていますが、チームとしては非常にハードワークで、前線からのプレスに来て、切り替えが早いというようなイメージを持っています。

次はホームでの試合になりますが、NACK5スタジアム大宮は自分たちのスタジアムですし、そこでしっかり力を出せる準備をすれば必ず勝てると全員が信じているので、すごく有利だと思っています。選手のジャッジが必ずアグレッシブになって、ポジティブな方向に向かっていくことを、環境が後押ししてくれるというか、選手はかなり高い恩恵を受けていると思うので、あとは僕がしっかり結果に結びつけるということをやっていきたいです。

どの試合もものすごく大事ではありますが、引分けた次のゲームということで、なんとしてもパワーを結集して勝利をもぎ取らなければいけないので、位置付けとしてはしっかり勝利をつかみに行くゲームだと考えています。ただ、選手たちは1試合1試合、同じメンタル、マインドでしっかり臨んでくれているので、気負わずにいつもどおりに、しっかりと力を出せる準備をしてくれると思います。

宮崎戦が連戦最後の試合になりますが、着実に前進はしてきていますし、ここで5試合の区切りにはなるので、しっかり勝点3を取ってまた次のゲームに向かっていけるようにしたいです。
選手コメント
相模原戦は、追い風だった前半で2点目を取らなければいけなかったのと、後半に勇気を出してボールを動かしにいくまで少し時間がかかってしまって、失点してから火がついた部分があったので、そこを自分たちでもう1つマインドを変えてやれていればと思います。

ただ、こういうゲームもあるので、その中でゼロで抑えなければいけないですし、そこは反省点なので次に生かしたいです。勝点1で満足している選手はいなかったですし、試合後のロッカーでも「次だよ」「次、勝つよ」という声がみんなから出ていたので、すぐ次に切り替えてやっていきたいです。

またすぐ宮崎戦になりますが、中2日とか中3日とか連戦とかは関係ないですし、NACKは僕たちの要塞だと監督も言っています。相模原戦ではどちらがホームかわからないぐらい多くのサポーターの方がスタジアムに来てくれましたが、そういったことも含めて宮崎戦は必ず勝たなければいけません。自分たちにプレッシャーをかけてそれを跳ね除けていけるように、NACKでは絶対に負けないように、もう一度やっていきたいです。NACKは僕たちのプライドが詰まっている場所だと思います。僕は一年目ですがそういう認識を監督からみんなに植え付けられていますし、そこでもう一度サポーターと喜び合えるようにしたいです。
相模原戦では、自分自身プロ初ゴールを決めることができて、それは今後につながると思うのですが、チームとして勝点2を落としてしまったという部分では、痛い引分けになったと思います。前半は風に後押しされる形で相手陣地に攻め込む回数が多かったので、前半で1点だけでなく、2点、3点と取れれば良かったのですがそれがができず、逆に後半は相手に勢いがある中で失点をしてしまったのは、自分たちのスキというか甘さが出てしまったと思います。

自分の中ではもう少し早い初ゴールをイメージしていましたし、周囲からも得点を期待していただける声がたくさんあった中で、なかなか決められずに少し焦りもありました。ようやく1点取ることができたので、ここから波に乗っていければと思っています。

開幕からここまで全試合に出場させてもらっていますが、最初の方はスタジアムの雰囲気であったりプロの強度などに慣れずに、自分のプレーを出すことが難しいゲームもありました。試合をこなしていく中で、自分の武器であるガツガツしたプレーなどは出せるようになってきたので、良い形で試合経験を積めているかなと自分では思っています。

中2日でハードな戦いになりますが、また自分がゴールを決めて、今後こそチームを勝たせるゴールを決められるように頑張っていきたいと思います。
メンバー

スターティングメンバー

63'
46*'
75'
46*'

控えメンバー

63'
46*'
46*'
75'

監督

長澤 徹

スターティングメンバー

GK 55 青木 心
DF 2 青山 生
82'
DF 33 黒木 謙吾
DF 4 大武 峻
DF 15 辻岡 佑真
46*'
MF 22 田中 純平
MF 5 坂井 駿也
46*'
MF 7 魚里 直哉
MF 20 阿野 真拓
63'
MF 41 上野 瑶介
63'
FW 11 橋本 啓吾

控えメンバー

GK 57 植田 峻佑
DF 3 代 健司
DF 16 吉田 朋恭
46*'
DF 36 吉永 昇偉
82'
MF 14 江口 稜馬
46*'
MF 38 楠 大樹
63'
FW 18 吉澤 柊
63'

監督

大熊 裕司
試合詳細
17 シュート 7
9 GK 9
4 CK 3
11 直接FK 12
2 間接FK 2
1 PK 0
試合データ

主審

中井 敏博

副審

秋澤 昌治

副審

佐藤 裕一

第4の審判員

高橋 一生

入場者数

4,445人

天候

曇時々晴、弱風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

10.2℃/36%

HIGHLIGHT

加入後初ゴールの杉本が2得点1アシスト、前半3得点で快勝
明治安田J3第6節は、宮崎を相手に迎えるホームゲームだ。アウェイで相模原と引き分けて開幕からの連勝が止まった前節から、わずか中2日での連戦。長澤監督は、先発を5人入れ替えた。浦上、村上、清水、種田の4人は、今季リーグ戦では初出場となった。

試合は、開始早々にゴールが生まれる理想的な展開でスタートした。4分、小島から清水、茂木と右サイドへパスを回すと、リターンパスを受けた清水が縦パス。杉本が中央へのターンを仕掛けると「良い形でターンできて、得点より気持ち良かった」と話したスルーパスが通り、相手の背後に抜け出した茂木がシュートを突き刺し、先制に成功した。

13分には、植田のロングフィードを杉本が空中戦で競り勝ち、藤井がドリブルで運んで背面パス。フリーになった杉本がミドルシュートを放つ好機もあった。守備は、何度か自陣ゴールに迫られたが、ゴール前で守備陣がブロック。シュートを打たせなかった。

25分、全体を押し上げると、ハーフウェーライン付近で左からのバックパスを受けた村上がドリブルで持ち上がって右にパス。試合前、村上に「運んできてくれ」と言っていたという中野克にボールが渡ると、利き足ではない右足でクロス。杉本のヘディングシュートが、ポストに当たってゴールイン。鮮やかに流れるような攻撃で追加点を奪った。

試合のペースを相手に渡すことなく試合を進め、37分には小島のロングパスで抜け出した藤井が相手GKに倒されてPKを獲得。杉本がゴールに右に決めて3点目を奪った。杉本は加入後初得点だったが、「そんなの何も気にしていない。チームが勝てば良い。チームのためにプレーしている」と振り返った。

泉、石川を投入して迎えた後半も、攻勢が続いた。51分、左のショートコーナーからゴール前に入パス。中野克がシュートを狙ったが、ゴールの枠の上。52分、今度は中野克が右から持ち込むカットインシュートを放ったが、ゴールポストに嫌われた。どちらも、惜しい場面だった。

宮崎がプレッシングに出てくると、ビルドアップのリズムが悪くなったが、試合のペースを相手に渡すことはなかった。守備では「相手の前線のポイントにパスを送らせないために、プレッシャーを与え続けようと思っていた」と話した杉本がプレッシングのスイッチを入れ、相手がパスの出しどころを失う場面が続出。66分に小島、68分に中野克がミドルシュートを狙うなど、攻め続けた。

しかし、チャンスを逃し続ければ、ピンチが生まれるものだ。76分、相手にクロス攻撃からゴールを奪われて失点。一瞬、会場が静まり返った。点を奪った相手に勢いが生まれ、試合終盤は、互いに攻め合う展開となった。

83分、泉のFKから村上が強烈なヘディングシュートを打ったが、ゴールの左。昨季まで大宮に在籍していた吉永を投入して反撃を狙った宮崎は、90分にロングフィードのこぼれ球をゴール前につないでシュートを打ってきた。大ピンチとなったが、相手のシュートもゴールの枠をとらえなかった。

逆にアディショナルタイムには、左から泉がドリブル。小島のクロスの跳ね返りを泉がヘディングシュートで狙い、GKが弾いたボールを藤井が狙うチャンスもあったが、これも決まらなかった。結局、後半は多くのチャンスを作りながらゴールを奪うことができなかったが、試合は3-1でタイムアップ。開幕からの無敗を継続する勝利を挙げた。

次戦は、北九州とのアウェイゲーム。後半に惜しいシュートを連発した中野克は「練習します。早く点を取らないと、(長澤)徹さんに怒られる」と勝った後で苦笑いを浮かべたが、次節に向けては「一戦も落とせない意気込みで臨みたい」と勝ち続けるための改善を誓った。

(総評:平野 貴也)

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監督コメント
気温がガクンと下がって、午前中もちょっと雪やら雨やらがぱらついた中で4,000人以上の方が来てくれて、本当にまた力になって勝つことができたので、サポーターの皆さんには本当に感謝しています。ありがとうございました。

連戦で中2日、ナイトゲームからデーゲームという、おそらく日程上では一番過酷なスケジュールだったのですが、選手はよく走り切ったと思います。宮崎はすごく強度が高くて、本当に本質のところを外してないなと思っていました。どのゲームも紙一重のゲームできていたので、かなり警戒をして今日は臨みました。

直近の相模原戦からちょっとプレーのリズムが回復してきていたので、少しいけるかなとは思っていました。そのとおりに、試合が始まってから非常に良いリズムで勇気あるボールの動かしから、かなりリズムよく入っていったので、1点目もそうですがファイナルサードでかなり冷静にプレーできるようになってきたので、そこは選手が日頃のトレーニングでしっかり積み上げているものと、自分自身で磨いてるものが出たと思いますし、非常に良い形で取れたと思います。

後半はメンバーを替えてもう一つギアをというところで、かなりギアが上がってチャンスはかなりあったのですが、まだチームが未熟というか、全部入るわけはないんですが、決定打を外したあとに何が起こるかというと、やっぱり流れが反転しますし、相手は助かったと思って非常に良いマインドに数分間なるのですが、そこまだ感じられないなと、今ロッカーで話してきました。サッカーのゲームを本当に理解するというか本質のところで、ただ、これは口で言ってもダメで体験してやられて初めてわかるものなので、そこはチームとしてロッカーで反省してきましたし、また次につながるようにしっかりトレーニングしていきたいと思います。
選手コメント
宮崎も切り替えの部分であったりインテンシティのところは高いと思っていたのですが、自分たちがそれを上回るという部分では試合の入りも良かったですし、前半に3点取れたのでそこは良かったと思います。ただ、後半の戦い方のところで、チャンスがたくさんあった中でもっと仕留めるべきでしたし、失点もしてしまったので、後半は良い部分もありましたが、あとは決め切るところをもっと突き詰めていかなければいけないと思います。

自分自身のコンディションは良かったですし、勝利してチームを助けることができたので、そこが一番良かったです。

PKのキッカーが自分というのは試合前に決まっていたのですが、(藤井)一志も調子が良くて前節も決めていたので蹴らせてあげたい気持ちもありました。託された中でしっかり決めることができて良かったですし、一志のプレーもすばらしかったです。

今日もたくさんのサポーターが来てくれましたが、チーム全体でこの連戦を乗り越えるというところで、いろいろな選手が試合に出れなくても頑張っていて、本当に全体で作り上げてきたので、そこはみんなに感謝したいです。ただ、まだまだシーズンは続きますし、次のアウェイ北九州にもたくさんのサポーターが来てくれると思うので、しっかり勝って、4月も連戦がありますが頑張りたいと思います。
先制点のシーンは、(杉本)健勇くんがああいうところでボールを持ったときはいつも時間を作ってくれて、相手も健勇くんに集まるので、周りを走れば必ずチャンスになると思っていました。(藤井)一志がしっかりファーに強いアクションを起こしてくれたおかげで、相手もそっちに意識がいってニアが空いたと思うので、一志にも感謝しています。

今日は初出場の選手もいたので、個人的には早い時間で点を取って楽にゲームを進めさせてあげたいなという気持ちもありましたし、僕自身、最初からやってやろうという気持ちもありました。連戦で相手もきつかったと思いますけど、相手がきつければきついぶんだけ僕は有利になるので、そこは自信を持ってプレーできて良かったかなと思います。健勇くんが点を取れたのもチームとしても本当に良いことですし、僕自身もすごくうれしかったです。

誰が出ても結果を出せるというのはチームにとっても良いことですし、練習からみんな激しく良い競争ができていて、みんなが意識高く練習してるからこそ、誰にいつチャンスが来てもいい準備ができていると思います。それが今日の結果につながったのかなと思います。

みんな怖がらずにチャレンジして、どんどんボールを前につけたりとか、縦パスを入れたりとか、そういったこともできていたと思います。チャレンジしてボールを取られたシーンもありましたけど、そこから失点したわけではないので、怖がることはないかなと思いますし、そこでミスしても切り替える意識がみんなすごく高いので、自信を持ってやり続けていけばチャンスも生まれますし、もっと良くなっていくかなと思います。後半あれだけチャンスもあったので、仕留め切れるように、もっと質を上げていきたいと思います。
勝てて良かったですが、後半に失点してしまったので、後半の試合運びや集中力のところでまだまだ課題があるなと感じました。個人的には守備の面ではすごくやれているなという感触はありましたが、攻撃の質や技術の部分はまだ課題があるなと思っています。

後半ピンチを招いてしまった縦パスもあったのですが、練習中から(杉本)健勇くんに縦の意識を強めたほうがいいというアドバイスをもらっていて、今日はそれを意識してやっていたので、健勇くんもそれを感じてくれていてパスが通ればもっと良かったけど大丈夫だよみたいなアクションをしてくれていました。

僕の持ち上がりから得点に結びつけることができて、意識してやっていた部分だったので得点という結果につながってよかったです。セットプレーも僕が相手の脅威になれれば得点のバリエーションも広がるので、次は決められるようにしたいですし、90分通して集中力を切らさずにやっていきたいと思います。
フォトギャラリー

(写真:早草紀子)

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