明治安田生命J1リーグ 第2節
2017.3.4 [SAT] 15:00
味スタ
F東京
- 66' 森重 真人
- 90+1' 中島 翔哉
2
-
0
0
前半
0
2
後半
0
大宮
試合経過
メンバー
スターティングメンバー
GK 33 林 彰洋
DF 2 室屋 成
DF 3 森重 真人
DF 5 丸山 祐市
DF 6 太田 宏介
MF 37 橋本 拳人
MF 8 髙萩 洋次郎
MF 17 河野 広貴
54'
MF 38 東 慶悟
77'
MF 15 永井 謙佑
86'
FW 13 大久保 嘉人
控えメンバー
GK 1 大久保 択生
DF 4 吉本 一謙
DF 22 徳永 悠平
86'
MF 23 中島 翔哉
54'
MF 27 田邉 草民
FW 20 前田 遼一
77'
FW 44 阿部 拓馬
監督
篠田 善之
スターティングメンバー
GK 21 塩田 仁史
DF 19 奥井 諒
DF 2 菊地 光将
DF 3 河本 裕之
DF 20 大屋 翼
MF 15 大山 啓輔
69'
MF 40 茨田 陽生
MF 28 長谷川 アーリアジャスール
67'
MF 44 瀬川 祐輔
76'
FW 7 江坂 任
FW 9 ネイツ ペチュニク
控えメンバー
GK 1 加藤 順大
DF 4 山越 康平
DF 13 渡部 大輔
MF 16 マテウス
69'
MF 17 横谷 繁
67'
MF 47 岩上 祐三
FW 8 ドラガン ムルジャ
76'
監督
渋谷 洋樹
試合詳細
5 | シュート | 8 |
---|---|---|
6 | GK | 8 |
4 | CK | 6 |
14 | 直接FK | 9 |
2 | 間接FK | 4 |
0 | PK | 0 |
試合データ
主審
山本 雄大
副審
田中 利幸
副審
竹田 明弘
第4の審判員
塚田 智宏
入場者数
27,259人
天候
晴、弱風
ピッチ状態
全面良芝、乾燥
気温/湿度
18.4℃/35%
HIGHLIGHT
再びセットプレーから先制され、悔しい開幕2連敗
2017シーズンの初勝利を目指す第2節は、FC東京とのアウェイゲームだ。開幕戦は川崎Fを相手に手応えのあるゲームを展開したが、敗れてしまった。たった1試合の結果だが、2失点したため最下位。試合2日前、渋谷監督は「ここから一つひとつ、上がって行くだけ」と、出直しに懸ける意気込みを話した。今日は昨シーズン最終節で敗れた相手との対戦。借りを返すとともに、今シーズン初の白星でチームに勢いを与えたいところだ。
試合は、互角の展開で進んだ。前半は開幕戦同様に積極的な守備が機能し、じっくりと反撃の機会をうかがった。相手の左サイドにいた永井の快足カウンターに苦しめられる場面が少しずつ増えたが、ピンチばかりではなかった。
18分、中央へ入り込んだ長谷川が空けた右サイドのスペースに奥井が走り込んでボールを受けると、今度は長谷川が縦へ抜け出し、その後方のスペースで江坂がパスを呼び込んで強烈なシュート。GKにはじかれたが、相手の守備を切り崩した(3Dハイライト映像[A Point of View]はこちら)。江坂は「クロスやシュートに行ける場面は増えていたし、やっていることは間違っていないとみんなが感じていると思う」と、手ごたえを話した。
後半に入るとFC東京は中島を投入し、攻撃を活性化。自陣に押し込まれる場面が増えた。それでも粘り強く守っていれば、チャンスは来る。58分、茨田が中盤で相手にはさまれながらターンしてドリブルで前進すると、縦パスを受けた江坂がワンタッチでループシュート。クロスバーを越えてしまったが、惜しいシーンだった。
しかし、試合の流れは変えられなかった。66分、相手の左CKからパスをつながれ、森重にミドルシュートを決められた。開幕戦に続き、セットプレーから先制点を許す苦しい展開。ただ、押し返せなかった守備ではなく、チームが感じていたのは攻撃の課題だった。茨田は「失点前、自分たちのスローインがかみ合わなかったところから相手ボールになった」と振り返り、奥井は「攻撃が同サイドになり過ぎていた」と、相手にとって守りやすい攻撃が多かったことを改善点に挙げた。
失点後、渋谷監督はすかさず横谷、マテウス、ムルジャを順に投入し、ばん回を図った。ペチュニクとムルジャの2トップは積極的に前方のスペースへ飛び出し、ゴールへ向かって行く2人をマテウスや奥井が後方からフォロー。85分、ムルジャのバックパスから奥井がクロスを送り、逆サイドから走り込んだ江坂がヘディングシュートを狙うなど、ゴールを狙い続けた。
しかし、試合終了間際に生まれたゴールは、意地の同点ゴールではなく、開幕戦を彷彿とさせる失点だった。FC東京の大久保がループシュート。GK塩田がはじいたボールを中島が押し込んだ。間もなく、試合終了。開幕戦に続き、セットプレーで先制され、終了間際に追加点を許す展開で、2連敗となってしまった。
次戦は、ホームでの磐田戦。初得点、初勝利を目指して戦うのみだ。奥井が「2試合とも前半の方が内容は良い。そこで先に取れれば、失点ゼロに抑えるとか、昨シーズンのような試合運びができると思う」と話したように、次はリードを奪って試合を進めたい。3度目の正直に期待したい。
(総評:平野貴也/写真:荒川祐史)
試合は、互角の展開で進んだ。前半は開幕戦同様に積極的な守備が機能し、じっくりと反撃の機会をうかがった。相手の左サイドにいた永井の快足カウンターに苦しめられる場面が少しずつ増えたが、ピンチばかりではなかった。
18分、中央へ入り込んだ長谷川が空けた右サイドのスペースに奥井が走り込んでボールを受けると、今度は長谷川が縦へ抜け出し、その後方のスペースで江坂がパスを呼び込んで強烈なシュート。GKにはじかれたが、相手の守備を切り崩した(3Dハイライト映像[A Point of View]はこちら)。江坂は「クロスやシュートに行ける場面は増えていたし、やっていることは間違っていないとみんなが感じていると思う」と、手ごたえを話した。
後半に入るとFC東京は中島を投入し、攻撃を活性化。自陣に押し込まれる場面が増えた。それでも粘り強く守っていれば、チャンスは来る。58分、茨田が中盤で相手にはさまれながらターンしてドリブルで前進すると、縦パスを受けた江坂がワンタッチでループシュート。クロスバーを越えてしまったが、惜しいシーンだった。
しかし、試合の流れは変えられなかった。66分、相手の左CKからパスをつながれ、森重にミドルシュートを決められた。開幕戦に続き、セットプレーから先制点を許す苦しい展開。ただ、押し返せなかった守備ではなく、チームが感じていたのは攻撃の課題だった。茨田は「失点前、自分たちのスローインがかみ合わなかったところから相手ボールになった」と振り返り、奥井は「攻撃が同サイドになり過ぎていた」と、相手にとって守りやすい攻撃が多かったことを改善点に挙げた。
失点後、渋谷監督はすかさず横谷、マテウス、ムルジャを順に投入し、ばん回を図った。ペチュニクとムルジャの2トップは積極的に前方のスペースへ飛び出し、ゴールへ向かって行く2人をマテウスや奥井が後方からフォロー。85分、ムルジャのバックパスから奥井がクロスを送り、逆サイドから走り込んだ江坂がヘディングシュートを狙うなど、ゴールを狙い続けた。
しかし、試合終了間際に生まれたゴールは、意地の同点ゴールではなく、開幕戦を彷彿とさせる失点だった。FC東京の大久保がループシュート。GK塩田がはじいたボールを中島が押し込んだ。間もなく、試合終了。開幕戦に続き、セットプレーで先制され、終了間際に追加点を許す展開で、2連敗となってしまった。
次戦は、ホームでの磐田戦。初得点、初勝利を目指して戦うのみだ。奥井が「2試合とも前半の方が内容は良い。そこで先に取れれば、失点ゼロに抑えるとか、昨シーズンのような試合運びができると思う」と話したように、次はリードを奪って試合を進めたい。3度目の正直に期待したい。
(総評:平野貴也/写真:荒川祐史)
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選手コメント
DF 2 菊地 光将
チームとして悪くない戦いをしていると思いますが、いつまでも『悪くない、悪くない』と言ってはいられませんし、『悪くない』で終わらせてはいけません。今のような試合内容で結果がついてくれば、また上に行けるチームだと思いますし、やっているサッカーは決して間違っていないと思いますので、次もブレずにしっかりと結果を求めていきたいです。
ホームでは先日の開幕戦で敗れていますので、次の磐田戦に向けて全員で勝つ準備をして勝利をつかみとりたいです。
ホームでは先日の開幕戦で敗れていますので、次の磐田戦に向けて全員で勝つ準備をして勝利をつかみとりたいです。
FW 9 ネイツ ペチュニク
前節と似たような形の敗戦となってしまいました。前半から良いプレーをして何度も攻撃を仕掛けましたが、残念ながら得点が入りませんでした。2試合を終えて勝点ゼロの状態ですが、一度しっかりと落ち着いて、どうやって勝つのかを考えることが重要です。
ここまで悪い内容ではないですから、良かった部分を維持して次に臨みたいですし、足りなかった部分は修正して勝利につなげるように努力したいと思います。
ここまで悪い内容ではないですから、良かった部分を維持して次に臨みたいですし、足りなかった部分は修正して勝利につなげるように努力したいと思います。
DF 20 大屋 翼
失点しないことを第一に考え、守備からリズムを作りたいと考えていました。守備は組織的に対応できていましたし、カウンター以外は危ない場面も少なかったと思います。一方で攻撃に関しては、もっと相手に怖さを与えなければいけないと思います。相手に引かれてしまうと難しい部分もありますが、裏を狙うのか足元に出すのかなどの意識を合わせていきたいですし、勝つことだけを考えて良い準備をしたいと思います。
ゲームについては、ロングボールを入れ、その後のセカンドボールを拾うことで主導権を握ろうとする相手の戦い方に、しっかり対応することができていました。我々もボールを動かすことができていましたが、攻撃においてもっともっと徹底して落とし込まないと、得点には至らないと感じました。相手の守備の仕方もあると思いますが、チャンスになりそうだという場面で、一つ、二つ、ボールを持ち過ぎていたり、少し遅れたりしている部分がありました。もう少し攻撃の形を徹底することができれば得点に至ったのかと思います。
セットプレーで失点してしまったり、セカンドボールから失点してしまったり、アディショナルタイムで失点してしまったりという点に関して、その時間帯のプレーも、もっと学習していかなければいけないと思います。ただ、選手たちは得点を取るためにハードワークしてくれていましたし、失点をゼロで終えるためにハードワークしてくれていましたので、やり続けるしかないと思います。得点を奪って、しっかりと失点をゼロで終えられる試合を迎えるためにも、しっかりと良い準備をして、来週のホームゲームへ向かっていきたいと思います。