明治安田生命J1リーグ 第6節
2017.4.8 [SAT] 15:00
NACK
大宮
0
-
2
0
前半
1
0
後半
1
神戸
- 37' 中坂 勇哉
- 53' 岩波 拓也
試合経過
メンバー
スターティングメンバー
GK 1 加藤 順大
DF 19 奥井 諒
DF 4 山越 康平
DF 3 河本 裕之
DF 22 和田 拓也
MF 17 横谷 繁
MF 23 金澤 慎
77'
MF 28 長谷川 アーリアジャスール
59'
MF 14 清水 慎太郎
FW 7 江坂 任
FW 10 大前 元紀
59'
控えメンバー
GK 21 塩田 仁史
DF 20 大屋 翼
MF 40 茨田 陽生
MF 47 岩上 祐三
77'
MF 27 黒川 淳史
59'
FW 8 ドラガン ムルジャ
59'
FW 9 ネイツ ペチュニク
監督
渋谷 洋樹
スターティングメンバー
GK 18 キム スンギュ
DF 6 高橋 峻希
DF 5 岩波 拓也
DF 3 渡部 博文
DF 23 松下 佳貴
MF 7 ニウトン
MF 14 藤田 直之
MF 31 中坂 勇哉
89'
MF 29 大森 晃太郎
FW 15 小林 成豪
FW 19 渡邉 千真
87'
控えメンバー
GK 30 徳重 健太
DF 4 北本 久仁衛
DF 34 藤谷 壮
MF 16 高橋 秀人
MF 24 三原 雅俊
FW 21 田中 順也
89'
FW 33 大槻 周平
87'
監督
ネルシーニョ
試合詳細
4 | シュート | 13 |
---|---|---|
10 | GK | 6 |
3 | CK | 5 |
9 | 直接FK | 10 |
6 | 間接FK | 3 |
0 | PK | 0 |
試合データ
主審
家本 政明
副審
清水 崇之
副審
西橋 勲
第4の審判員
山際 将史
入場者数
9,598人
天候
曇、弱風
ピッチ状態
全面良芝、乾燥
気温/湿度
16℃/78%
HIGHLIGHT
黒川が公式戦デビュー。6連敗を喫するも明るい兆しになるか
苦しい状況が続いている。今日の神戸戦に敗れ、開幕からの連敗は「6」となった。勝点が奪えていないのは、18チームの中でもアルディージャだけだ。長谷川はこう試合を振り返った。「アルディージャのユニフォームを着ている以上、自分たちがやるしかない。一人ひとりがもっとやらないといけないことがたくさんあると思う」。試合終了のホイッスルが鳴る最後の最後まで、勝点を奪うために全員が死力を尽くした。
試合の入り方は慎重だった。立ち上がりはボールを保持される時間が続いた。それでもアルディージャは、先発に入った山越を軸に最終ラインが崩れることはなかった。縦にボールを入れられる場面はあったが、球際で体を張ってピンチを未然に防いだ。守備は安定していたと言っていい。
しかし、なかなかボールが動かせなかった。神戸が前線から掛けてくるプレッシャーによって、パスをインターセプトされる場面が何度もあった。ようやくボールを動かせるようになったのは、20分を過ぎたあたりからだ。22分、長谷川とのコンビネーションで右サイドを突破した奥井がゴール前にクロスを入れる。決定的な場面にはならなかったが、スピードに乗った攻撃が功を奏した。さらにその直後には、清水の縦パスを受けた江坂が中央突破。惜しくもオフサイドになったが、相手の守備を少しずつ攻略し始めていた。
しかし、のどから手が出るほど欲しかった先制点は、神戸に転がり込む。37分、右サイドバックの奥井のパスが相手にカットされると、そのままゴールライン付近まで持ち込まれ、クロスをゴール前で押し込まれた。パスミスが失点の要因の一つであることは間違いない。しかし、ここで目を向けるべきは相手のハードワークだろう。神戸は絶えることなく高い位置からプレッシャーを掛け、アルディージャのパスコースを封じていた。その結果によって生まれたゴールだった。
前半を0-1で折り返し、後半に入ってもアルディージャが守る時間が続いた。51分には小林に至近距離からシュートを打たれるが、これは右ポストに救われた。しかし直後の53分、神戸のロングスローがゴール前に入ると、混戦から最後は岩波にシュートを打たれて2点目を献上した。
少しでも状況を打開したい。アルディージャは59分、黒川を投入。クラブ生え抜きの19歳が、ついにデビューを果たした。その黒川は、「最初は少し緊張した」と言いながらも、ピッチに入るとアグレッシブなプレーを見せる。スペースに顔を出してパスを受け、ボールを持てば得意のドリブルで前線に侵入した。「ボールを持ったら前を向いて仕掛けようと思った」と黒川。守備でも積極的にボールを追った。
黒川と同時に入ったムルジャも積極的にボールを引き出した。77分に入った岩上も、果敢にシュートを狙いにいった。しかし、試合を通したシュート数は、神戸の「13」に対してアルディージャはわずかに「4」。最後までゴールを割ることができず、0-2で完封負けを喫した。
開幕からの連敗は「6」になった。「選手はよく頑張っているが、チームとして攻守の少し足りない部分がこういう結果を生んでいる」と渋谷監督。敗因は一つではない。技術や戦術は、もちろん大切だ。だが、それ以上に失くしてはいけないものがある。長谷川は言う。
「苦しい状況でも、声を出してチームを鼓舞したり、プレーで引っ張っていったりということが、もっとできたかもしれません。今日に関しては、間でボールを受けながら、相手を脅かすような攻撃ができました。ただ、最後の質を含めて、今のチームの雰囲気が出てしまったように感じます」
4月16日に迎える次節の清水戦の間に、4月12日にはルヴァンカップ柏戦を挟む。昨年のルヴァンカップは初戦に勝って勢いに乗った。まずはここで勝点を手にし、トンネルの出口を見つけ出したい。
(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)
試合の入り方は慎重だった。立ち上がりはボールを保持される時間が続いた。それでもアルディージャは、先発に入った山越を軸に最終ラインが崩れることはなかった。縦にボールを入れられる場面はあったが、球際で体を張ってピンチを未然に防いだ。守備は安定していたと言っていい。
しかし、なかなかボールが動かせなかった。神戸が前線から掛けてくるプレッシャーによって、パスをインターセプトされる場面が何度もあった。ようやくボールを動かせるようになったのは、20分を過ぎたあたりからだ。22分、長谷川とのコンビネーションで右サイドを突破した奥井がゴール前にクロスを入れる。決定的な場面にはならなかったが、スピードに乗った攻撃が功を奏した。さらにその直後には、清水の縦パスを受けた江坂が中央突破。惜しくもオフサイドになったが、相手の守備を少しずつ攻略し始めていた。
しかし、のどから手が出るほど欲しかった先制点は、神戸に転がり込む。37分、右サイドバックの奥井のパスが相手にカットされると、そのままゴールライン付近まで持ち込まれ、クロスをゴール前で押し込まれた。パスミスが失点の要因の一つであることは間違いない。しかし、ここで目を向けるべきは相手のハードワークだろう。神戸は絶えることなく高い位置からプレッシャーを掛け、アルディージャのパスコースを封じていた。その結果によって生まれたゴールだった。
前半を0-1で折り返し、後半に入ってもアルディージャが守る時間が続いた。51分には小林に至近距離からシュートを打たれるが、これは右ポストに救われた。しかし直後の53分、神戸のロングスローがゴール前に入ると、混戦から最後は岩波にシュートを打たれて2点目を献上した。
少しでも状況を打開したい。アルディージャは59分、黒川を投入。クラブ生え抜きの19歳が、ついにデビューを果たした。その黒川は、「最初は少し緊張した」と言いながらも、ピッチに入るとアグレッシブなプレーを見せる。スペースに顔を出してパスを受け、ボールを持てば得意のドリブルで前線に侵入した。「ボールを持ったら前を向いて仕掛けようと思った」と黒川。守備でも積極的にボールを追った。
黒川と同時に入ったムルジャも積極的にボールを引き出した。77分に入った岩上も、果敢にシュートを狙いにいった。しかし、試合を通したシュート数は、神戸の「13」に対してアルディージャはわずかに「4」。最後までゴールを割ることができず、0-2で完封負けを喫した。
開幕からの連敗は「6」になった。「選手はよく頑張っているが、チームとして攻守の少し足りない部分がこういう結果を生んでいる」と渋谷監督。敗因は一つではない。技術や戦術は、もちろん大切だ。だが、それ以上に失くしてはいけないものがある。長谷川は言う。
「苦しい状況でも、声を出してチームを鼓舞したり、プレーで引っ張っていったりということが、もっとできたかもしれません。今日に関しては、間でボールを受けながら、相手を脅かすような攻撃ができました。ただ、最後の質を含めて、今のチームの雰囲気が出てしまったように感じます」
4月16日に迎える次節の清水戦の間に、4月12日にはルヴァンカップ柏戦を挟む。昨年のルヴァンカップは初戦に勝って勢いに乗った。まずはここで勝点を手にし、トンネルの出口を見つけ出したい。
(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)
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監督コメント
監督 渋谷 洋樹
選手コメント
GK 1 加藤 順大
1点を失った後、2点目は失わないように後ろから声を掛けていましたが、2点目を奪われてしまいました。みんな最後まであきらめずに戦っていますし、得点を取ろうと必死にやっていると思います。ファン・サポーターの皆さんも悔しいはずなのに拍手をしてくれましたが、この悔しさは試合でないと晴らせません。下を見ても仕方がないですし、やるしかありません。とにかく勝ちたいです。
DF 3 河本 裕之
相手がロングボールを多用して攻撃してくると想定していましたから、空中戦で競り負けないこととチャレンジ&カバーを意識してプレーしました。今日は2失点してしまいましたので、反省点が多く残りました。勝たないといけないと思いますので、次の試合に向けてチームでしっかり取り組んでいきたいです。
FW 14 清水 慎太郎
点差以上に完敗したゲームだったと思います。後半の終わりにいくつか良い形がありましたが、90分を通してみると、理想のシーンは少なかったと思います。チーム全体として、ポジションニングが少しずつずれているのかなと感じます。負けてしまいましたが、すぐに次の試合はやってきますし、切り替えてチーム一丸となってやっていきたいと思います。
MF 27 黒川 淳史
公式戦に初めて出場できたことは素直にうれしく思います。0-2の状況での出場になったので、この状況をどうしたら打開できるかを考えてピッチに入りました。仕掛けるプレーや裏へのランニングを増やせば、良い攻撃になるのではないかと思っていました。
実際にピッチに立ってみて、自分がボールを受けるだけでなく、周りをフリーにするような動きにも取り組む必要を感じましたし、練習からしっかり取り組んでレベルアップしていきたいです。
実際にピッチに立ってみて、自分がボールを受けるだけでなく、周りをフリーにするような動きにも取り組む必要を感じましたし、練習からしっかり取り組んでレベルアップしていきたいです。