明治安田生命J1リーグ 第8節
2017.4.21 [FRI] 19:00
吹田S
G大阪
- 16' 井手口 陽介
- 41' 泉澤 仁
- 54' 倉田 秋
- 62' 堂安 律
- 65' 三浦 弦太
- 77' 堂安 律
6
-
0
2
前半
0
4
後半
0
大宮
試合経過
メンバー
スターティングメンバー
GK 1 東口 順昭
DF 22 オ ジェソク
DF 2 三浦 弦太
DF 6 金 正也
DF 4 藤春 廣輝
69'
MF 8 井手口 陽介
69'
MF 10 倉田 秋
MF 25 藤本 淳吾
76'
MF 39 泉澤 仁
MF 38 堂安 律
FW 53 赤﨑 秀平
控えメンバー
GK 16 田尻 健
DF 5 丹羽 大輝
DF 14 米倉 恒貴
69'
DF 35 初瀬 亮
MF 7 遠藤 保仁
69'
FW 20 長沢 駿
76'
FW 37 髙木 彰人
監督
長谷川 健太
スターティングメンバー
GK 21 塩田 仁史
DF 13 渡部 大輔
DF 4 山越 康平
DF 3 河本 裕之
DF 22 和田 拓也
MF 40 茨田 陽生
46*'
MF 47 岩上 祐三
MF 7 江坂 任
MF 27 黒川 淳史
46*'
FW 10 大前 元紀
81'
FW 14 清水 慎太郎
控えメンバー
GK 50 松井 謙弥
DF 25 高山 和真
DF 19 奥井 諒
DF 20 大屋 翼
MF 15 大山 啓輔
46*'
MF 17 横谷 繁
46*'
MF 28 長谷川 アーリアジャスール
81'
監督
渋谷 洋樹
試合詳細
15 | シュート | 6 |
---|---|---|
5 | GK | 13 |
5 | CK | 2 |
8 | 直接FK | 13 |
0 | 間接FK | 2 |
0 | PK | 0 |
試合データ
主審
松尾 一
副審
田中 利幸
副審
松井 健太郎
第4の審判員
村井 良輔
入場者数
13,074人
天候
曇、弱風
ピッチ状態
全面良芝、水含み
気温/湿度
17.2℃/47%
HIGHLIGHT
遠い初勝利、J1リーグクラブワーストの6失点で敗戦
トンネルの出口は、まだか。明治安田J1第8節、G大阪とのアウェイゲームは暗闇に希望の光を灯しながら挑む一戦だった。開幕6連敗と厳しいスタートを強いられ、ルヴァンカップ初戦とJ1第7節の清水戦で引分けて、公式戦の連敗をストップ。清水戦では今シーズン初の先制点を奪い、勝利に近付く試合を展開した。自信の回復につながるはずだ。
G大阪がAFCチャンピオンズリーグに出場しているため、週末ではなく変則的に金曜日に試合が組まれたが、会場の市立吹田サッカースタジアムには、何としてもシーズン初勝利を後押ししようというアルディージャのファン・サポーター約400名がかけ付けた。
選手たちは、序盤から積極性を見せた。茨田のロングパスで清水が左サイドへ抜け出したり、リーグ初先発の黒川がドリブルで運んだりするシーンがあったが、どちらもGK塩田の素早いハンドスローによるもので、攻守の切り替えが速かった。
ところが、16分に井手口にミドルシュートを決められ、苦しい展開となった。リードを得た相手に余裕が生まれると、最終ラインから中盤にパスが出たところを狙われ、前線にパスが入らなくなった。黒川は「ポジションを取るのが遅れ、悪い体勢でパスを受けて、相手がアタックしやすい形になっていた」と厳しい状況を振り返った。
左サイドハーフの黒川とFW清水の位置を入れ替えるなど試行錯誤したが、次のゴールも相手に奪われた。41分、G大阪は逆サイドからのパスを受けた泉澤が追加点。前半終了間際、渡部のクロスに江坂と茨田が飛び込んだ場面は前半唯一のチャンスだったが、決め切れなかった。
2点を追う展開で迎えたハーフタイム、渋谷監督は一気に2人の選手交代を行ったが、苦しい流れは止まらなかった。51分に中央でスルーパスを通され、GK塩田が赤崎にかわされた場面は河本がスライディングでカバーしたが、54分にミドルシュートのこぼれ球を押し込まれ、勝利が遠のく3点目を決められた。
さらに62分、堂安にミドルシュートを決められ4点目。3分後の65分、CKの流れから5点目。77分には自陣深くでボールを奪われ6点目。その後、清水のクロスから江坂がボレーを狙う場面などもあったが、パスワークを相手に狙われ、逃げた先をまた狙われる悪循環からは抜け出せなかった。
江坂は「パスを入れた後、敵陣に潜り込んだりサポートに行ったりするのも大事だし、ボールを受けた選手がマークに来た選手を自分ではがせば、状況を改善することもできた。逃げようとするパスが多くなってしまって狙われた」と、課題を口にした。1対1で仕掛ける気概がなければ、相手に脅威を与えられず、パスワークは生きない。
試合は0-6の大敗となった。J1リーグではクラブワーストとなる失点に落胆は隠せない。それでも、目の前の一戦を勝つしかないことに変わりはない。河本は「なかなか言葉が見つからない。反省して…、と言葉にすると簡単になってしまう。でも、落ち込んでいるだけでなくて、チームの方向性とか気持ちの面で、もっとやっていかないといけない」と言葉を絞り出した。
次戦は、5日後の4月26日に行われるルヴァンカップのグループステージ第3節で、札幌とのアウェイゲーム。4月下旬から5月上旬は連戦となり、来週末にはホームのさいたまダービーも控えている。少しでも早く、暗いトンネルの突破口を切り開きたい。
(総評:平野貴也/写真:早草紀子)
G大阪がAFCチャンピオンズリーグに出場しているため、週末ではなく変則的に金曜日に試合が組まれたが、会場の市立吹田サッカースタジアムには、何としてもシーズン初勝利を後押ししようというアルディージャのファン・サポーター約400名がかけ付けた。
選手たちは、序盤から積極性を見せた。茨田のロングパスで清水が左サイドへ抜け出したり、リーグ初先発の黒川がドリブルで運んだりするシーンがあったが、どちらもGK塩田の素早いハンドスローによるもので、攻守の切り替えが速かった。
ところが、16分に井手口にミドルシュートを決められ、苦しい展開となった。リードを得た相手に余裕が生まれると、最終ラインから中盤にパスが出たところを狙われ、前線にパスが入らなくなった。黒川は「ポジションを取るのが遅れ、悪い体勢でパスを受けて、相手がアタックしやすい形になっていた」と厳しい状況を振り返った。
左サイドハーフの黒川とFW清水の位置を入れ替えるなど試行錯誤したが、次のゴールも相手に奪われた。41分、G大阪は逆サイドからのパスを受けた泉澤が追加点。前半終了間際、渡部のクロスに江坂と茨田が飛び込んだ場面は前半唯一のチャンスだったが、決め切れなかった。
2点を追う展開で迎えたハーフタイム、渋谷監督は一気に2人の選手交代を行ったが、苦しい流れは止まらなかった。51分に中央でスルーパスを通され、GK塩田が赤崎にかわされた場面は河本がスライディングでカバーしたが、54分にミドルシュートのこぼれ球を押し込まれ、勝利が遠のく3点目を決められた。
さらに62分、堂安にミドルシュートを決められ4点目。3分後の65分、CKの流れから5点目。77分には自陣深くでボールを奪われ6点目。その後、清水のクロスから江坂がボレーを狙う場面などもあったが、パスワークを相手に狙われ、逃げた先をまた狙われる悪循環からは抜け出せなかった。
江坂は「パスを入れた後、敵陣に潜り込んだりサポートに行ったりするのも大事だし、ボールを受けた選手がマークに来た選手を自分ではがせば、状況を改善することもできた。逃げようとするパスが多くなってしまって狙われた」と、課題を口にした。1対1で仕掛ける気概がなければ、相手に脅威を与えられず、パスワークは生きない。
試合は0-6の大敗となった。J1リーグではクラブワーストとなる失点に落胆は隠せない。それでも、目の前の一戦を勝つしかないことに変わりはない。河本は「なかなか言葉が見つからない。反省して…、と言葉にすると簡単になってしまう。でも、落ち込んでいるだけでなくて、チームの方向性とか気持ちの面で、もっとやっていかないといけない」と言葉を絞り出した。
次戦は、5日後の4月26日に行われるルヴァンカップのグループステージ第3節で、札幌とのアウェイゲーム。4月下旬から5月上旬は連戦となり、来週末にはホームのさいたまダービーも控えている。少しでも早く、暗いトンネルの突破口を切り開きたい。
(総評:平野貴也/写真:早草紀子)
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選手コメント
DF 4 山越 康平
一人ひとりが戦えていなかったと思いますし、僕自身も球際や寄せの部分が甘かったと思います。そこが甘くなるとG大阪のようなクラブにはやられてしまうのだと、あらためて感じました。体を張るところとか、一つひとつのプレーをもっと戦わなければいけません。技術とかではなく、気持ちの部分や体を張るところなど基本的なことを見直して、練習から取り組んでいかなければと感じました。
FW 10 大前 元紀
厳しい結果となりました。率直に力の差があったと思います。試合の入り方は悪くなかったと思いますが、早い時間帯の失点でしたし、良くないタイミングで取られてしまいました。自分たちは相手より戦えていませんでしたし、球際の部分でも相手に上回られてしまったと思います。戦術の話より前に、一人ひとりがもっと戦わなければいけないと思いますし、やれることがあるのではないかと思います。
MF 47 岩上 祐三
平日にもかかわらず、大阪まで来てくれたファン・サポーターの皆さんに本当に申し訳なく思います。この結果を受け止めるしかありませんが、何が良くて何が悪かったのか、試合を終えた直後の今は整理できていません。
6失点のいずれも取られ方が良くなかったですし、試合序盤にミドルでやられて苦しくなったと思います。勝ちたいという強い気持ちは持っていますので、それが空回りしないように平常心で挑んでいきたいです。
6失点のいずれも取られ方が良くなかったですし、試合序盤にミドルでやられて苦しくなったと思います。勝ちたいという強い気持ちは持っていますので、それが空回りしないように平常心で挑んでいきたいです。
ガンバさんはACLで戦っているだけの力強さがありました。球際のところで攻撃させてもらえなかった、それが一番大きかったと思います。それでもチャンスは我々にもありましたし、そこを決めきれるかどうかだったと思います。相手は決め、我々は決め切れなかった。そういう部分がこの結果につながったと思うので、チャンスをしっかりと決める、ピンチをしっかりと防ぐ、そういうサッカーの基本的なことに加え、ボール際のプレーを意識して、次の浦和戦に向けて選手たちの頭をクリアにして臨んでいきたいです。先程もお話ししたように、その前にルヴァンカップの札幌戦があります。まだどういう選手たちが出るかは分かりませんが、しっかり次につながるようにやっていきたいと思います。