明治安田生命J1リーグ 第10節
2017.5.6 [SAT] 13:00
札幌ド
札幌
- 58' 宮澤 裕樹
1
-
0
0
前半
0
1
後半
0
大宮
試合経過
メンバー
スターティングメンバー
GK 25 ク ソンユン
DF 20 キム ミンテ
DF 4 河合 竜二
DF 24 福森 晃斗
MF 26 早坂 良太
MF 27 荒野 拓馬
MF 10 宮澤 裕樹
MF 6 兵藤 慎剛
90+2'
MF 38 菅 大輝
79'
FW 22 金園 英学
66'
FW 9 都倉 賢
控えメンバー
GK 1 金山 隼樹
DF 35 進藤 亮佑
90+2'
MF 7 ジュリーニョ
66'
MF 15 菊地 直哉
MF 16 前 寛之
79'
MF 19 石井 謙伍
MF 44 小野 伸二
監督
四方田 修平
スターティングメンバー
GK 21 塩田 仁史
DF 13 渡部 大輔
DF 4 山越 康平
DF 23 金澤 慎
DF 25 高山 和真
DF 22 和田 拓也
MF 28 長谷川 アーリアジャスール
69'
MF 40 茨田 陽生
63'
MF 47 岩上 祐三
81'
FW 7 江坂 任
FW 44 瀬川 祐輔
控えメンバー
GK 1 加藤 順大
DF 20 大屋 翼
MF 15 大山 啓輔
MF 16 マテウス
63'
MF 17 横谷 繁
81'
FW 8 ドラガン ムルジャ
FW 9 ネイツ ペチュニク
69'
監督
渋谷 洋樹
試合詳細
13 | シュート | 6 |
---|---|---|
8 | GK | 12 |
6 | CK | 8 |
7 | 直接FK | 9 |
1 | 間接FK | 3 |
0 | PK | 0 |
試合データ
主審
中村 太
副審
作本 貴典
副審
数原 武志
第4の審判員
藤井 陽一
入場者数
15,498人
天候
屋内、無風
ピッチ状態
全面良芝、乾燥
気温/湿度
23.9℃/53%
HIGHLIGHT
セットプレーから失点、リーグ戦連勝ならず
ゴールデンウイークが終盤に差し掛かった中、試合が続いていく。ルヴァンカップ・仙台戦から中2日で迎える明治安田J1第10節は、札幌とのアウェイゲーム。北の大地で今シーズン2勝目を狙う。先発の多くは、第9節・浦和戦でシーズン初勝利に貢献したメンバーだ。4月末のルヴァンカップで、同じ札幌ドームで強烈なゴールを挙げた瀬川には、再現が期待される。
ただ、中盤から後方の布陣構成は、これまでにはない並びとなった。センターバックの山越と高山の間に金澤が入り込み、渡部、和田の両サイドバックとともに5バックを形勢。中盤は岩上が下がり目に入り、茨田と長谷川が少し上がり目となる構成だった。岩上は「守備面ではセカンドボールを取ったり、相手のFWにボールが入ってもサポートに行けたりしていたと思う。ただ、攻撃面でもっと前に出なければいけなかったと思う」と振り返った。
札幌は、競り合いに強い都倉と金園を前線に配してきた。「どうしても半径5メートルくらいのところにボールを収められてしまい、最終ラインを下げさせられてしまった」と瀬川が話したように、相手はロングパスを送り込んできた。相手FWを物ともせずにはじき返せれば良いが、それが難しければセカンドボールの回収が重要だ。
5バックは守備面で奏功した。後方に人数を増やした布陣で、相手の攻撃をじっくりと受け止める形になったが、逆襲を狙いながら試合を進めることはできた。10分には茨田のロングパスからカウンターを仕掛け、瀬川が左サイドの深い位置から鋭いクロスを供給。20分過ぎにFKからゴールに迫られるシーンもあったが、28分には中盤からのバックパスを山越がワンタッチで前線へ送り、江坂がヘディングでそらしたところを瀬川がシュートへ持ち込んで反撃した。
攻撃では前線の2人だけで奮闘するシーンが多かったが、ロースコアの展開に持ち込んで1点を奪えれば、浦和戦のように勝利は見えてくる。しかし58分、左CKから先制点を奪われてしまった。渋谷監督は、すかさずマテウスを投入。69分にはペチュニクを投入すると同時に金澤を中盤に押し出し、布陣を従来の4-4-2に戻して攻撃のテンポアップを図った。リードを守ろうとする相手に対し、77分に瀬川のクロスに江坂が飛び込んでチャンスを作ると、88分には右CKにペチュニクがヘディングで合わせたが、最後まで得点を挙げることができなかった。
試合前の時点で札幌との勝点差は7。残留争いに巻き込まなければならない相手に突き放される結果となったことは、痛恨だ。金澤は「現状では複数得点を取るのは難しい。その中で先に取られると、バランスを崩して攻めなければいけなくなる。だから、先に失点しないという気持ちをより強く持ってやらないと…」と、言葉を絞り出すように話した。
次戦は、中3日で迎えるルヴァンカップ・FC東京戦。ここまで2分け1敗と勝利がなく、ノックアウトステージ進出が厳しくなっているが、あきらめるわけにはいかない。苦境を脱する道を切り拓く勝利が求められる。
(総評:平野貴也/写真:早草紀子)
ただ、中盤から後方の布陣構成は、これまでにはない並びとなった。センターバックの山越と高山の間に金澤が入り込み、渡部、和田の両サイドバックとともに5バックを形勢。中盤は岩上が下がり目に入り、茨田と長谷川が少し上がり目となる構成だった。岩上は「守備面ではセカンドボールを取ったり、相手のFWにボールが入ってもサポートに行けたりしていたと思う。ただ、攻撃面でもっと前に出なければいけなかったと思う」と振り返った。
札幌は、競り合いに強い都倉と金園を前線に配してきた。「どうしても半径5メートルくらいのところにボールを収められてしまい、最終ラインを下げさせられてしまった」と瀬川が話したように、相手はロングパスを送り込んできた。相手FWを物ともせずにはじき返せれば良いが、それが難しければセカンドボールの回収が重要だ。
5バックは守備面で奏功した。後方に人数を増やした布陣で、相手の攻撃をじっくりと受け止める形になったが、逆襲を狙いながら試合を進めることはできた。10分には茨田のロングパスからカウンターを仕掛け、瀬川が左サイドの深い位置から鋭いクロスを供給。20分過ぎにFKからゴールに迫られるシーンもあったが、28分には中盤からのバックパスを山越がワンタッチで前線へ送り、江坂がヘディングでそらしたところを瀬川がシュートへ持ち込んで反撃した。
攻撃では前線の2人だけで奮闘するシーンが多かったが、ロースコアの展開に持ち込んで1点を奪えれば、浦和戦のように勝利は見えてくる。しかし58分、左CKから先制点を奪われてしまった。渋谷監督は、すかさずマテウスを投入。69分にはペチュニクを投入すると同時に金澤を中盤に押し出し、布陣を従来の4-4-2に戻して攻撃のテンポアップを図った。リードを守ろうとする相手に対し、77分に瀬川のクロスに江坂が飛び込んでチャンスを作ると、88分には右CKにペチュニクがヘディングで合わせたが、最後まで得点を挙げることができなかった。
試合前の時点で札幌との勝点差は7。残留争いに巻き込まなければならない相手に突き放される結果となったことは、痛恨だ。金澤は「現状では複数得点を取るのは難しい。その中で先に取られると、バランスを崩して攻めなければいけなくなる。だから、先に失点しないという気持ちをより強く持ってやらないと…」と、言葉を絞り出すように話した。
次戦は、中3日で迎えるルヴァンカップ・FC東京戦。ここまで2分け1敗と勝利がなく、ノックアウトステージ進出が厳しくなっているが、あきらめるわけにはいかない。苦境を脱する道を切り拓く勝利が求められる。
(総評:平野貴也/写真:早草紀子)
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選手コメント
DF 4 山越 康平
相手のキーマンである都倉選手に競り負けてしまう場面が多かったのが悔やまれます。高いレベルで戦うためにも、ああいう選手にも勝てるようになっていきたいですし、無失点で抑えるために守備の選手として一つひとつのプレーを意識して取り組んでいきたいと思います。攻撃ではシンプルにボールを動かすこと、そして前線の選手の動き出しを生かせるロングボールを意識しました。
多くの方が札幌まで応援に来てくださったのに、勝利を届けられず本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。次のリーグ戦はホームですし、勝点3を得られるように良い準備をしていきたいです。
多くの方が札幌まで応援に来てくださったのに、勝利を届けられず本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。次のリーグ戦はホームですし、勝点3を得られるように良い準備をしていきたいです。
MF 7 江坂 任
人数を掛けて攻撃する場面を増やすことと、そしてゴールへ向かっていく姿勢を見せようと考えていました。チーム全員で走らないと勝てないというのは、先日のさいたまダービーで再確認できたと思うので、今日も守備への意識を高く持って臨みました。その中でも得点チャンスは作れていたので、やはりそれを決め切れていれば、試合の展開も違っていたと思います。
ファン・サポーターの皆さんに勝利を届けられず、ここまで厳しい戦いが続いていますが、ここでバラバラになってしまってはいけないですし、前を向いて戦い続けるしかありませんので、一緒に戦ってもらえたらと思います。
ファン・サポーターの皆さんに勝利を届けられず、ここまで厳しい戦いが続いていますが、ここでバラバラになってしまってはいけないですし、前を向いて戦い続けるしかありませんので、一緒に戦ってもらえたらと思います。
MF 47 岩上 祐三
普段と違うシステムで臨みましたが、個人的には初めてではなかったので、迷うことなく試合に入ることができました。うちの前線に良い形でボールが入る場面もあって、そこへのサポートも悪くなかったですし、相手のFWにパスが入ったときには守備のサポートもできていたと思います。自分がボールを持ったときには、茨田とアーリアがフリーになることが多いだろうと狙っていましたし、任と祐輔の動き出しを生かせた部分もありました。
チームとして、チャンスを決めるという部分に取り組んでいきたいです。内容どうこうより、まずは勝利を求めて取り組んでいくことが必要ですし、『自分がやらなければいけない』という思いを、選手全員が持つことが大事だと思います。
チームとして、チャンスを決めるという部分に取り組んでいきたいです。内容どうこうより、まずは勝利を求めて取り組んでいくことが必要ですし、『自分がやらなければいけない』という思いを、選手全員が持つことが大事だと思います。
今日の試合に勝てば、上の順位のチームに近づくことができましたし、負ければまた離されてしまうという状況ですから、非常に重要な試合だということは選手たちも、私自身も分かっていましたし、また、ファン・サポーターの皆さんも分かっていたと思います。
今日は普段の4-4-2から、少し崩した守備、そして攻撃のやり方をしました。準備期間が少なかったですが、選手たちは前半、良い攻撃と守備を見せてくれました。後半に入っても、相手のパワフルな前線に対して簡単に引かずにプレーしてくれていましたが、相手の強みであるセットプレーで失点してしまったことが非常に残念です。
その後は4-4-2に変え、相手のオーガナイズと違う形にして攻撃しましたが、この結果になったことを受けて、私自身の責任をすごく感じています。選手は非常に良く戦ってくれていたので、勝たせてあげられなかったことを申し訳なく思います。
リーグ戦の約3分の1を終えて勝点は4しかなく、当初思っていた順位や勝点ではありません。しかし試合は続きますので、しっかりと準備をして次に向かっていかなければいけないと思います。選手は本当に今日、必死にやってくれましたので、勝たせてあげられなかった監督としての私の責任を、すごく感じています。