明治安田生命J1リーグ 第12節
2017.5.20 [SAT] 16:00 NACK

大宮

0 - 3
0 前半 0
0 後半 3

C大阪

  • 63' 清武 弘嗣
  • 76' 山村 和也
  • 86' 杉本 健勇
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 21 塩田 仁史
DF 13 渡部 大輔
DF 4 山越 康平
DF 2 菊地 光将
53'
DF 22 和田 拓也
MF 23 金澤 慎
MF 40 茨田 陽生
MF 16 マテウス
68'
MF 10 大前 元紀
68'
FW 7 江坂 任
FW 44 瀬川 祐輔

控えメンバー

GK 1 加藤 順大
DF 3 河本 裕之
53'
DF 19 奥井 諒
MF 15 大山 啓輔
68'
MF 17 横谷 繁
MF 47 岩上 祐三
FW 28 長谷川 アーリアジャスール
68'

監督

渋谷 洋樹

スターティングメンバー

GK 21 キム ジンヒョン
DF 2 松田 陸
DF 14 丸橋 祐介
DF 22 マテイ ヨニッチ
DF 23 山下 達也
90+1'
MF 6 ソウザ
MF 10 山口 蛍
MF 24 山村 和也
82'
MF 46 清武 弘嗣
90+1'
FW 8 柿谷 曜一朗
FW 9 杉本 健勇

控えメンバー

GK 27 丹野 研太
DF 3 茂庭 照幸
DF 5 田中 裕介
MF 7 関口 訓充
82'
MF 15 木本 恭生
90+1'
MF 17 福満 隆貴
90+1'
FW 11 リカルド サントス

監督

尹 晶煥
試合詳細
8 シュート 13
11 GK 9
3 CK 7
12 直接FK 9
6 間接FK 0
0 PK 0
試合データ

主審

上田 益也

副審

宮島 一代

副審

西村 幹也

第4の審判員

桜井 大介

入場者数

11,823人

天候

晴、弱風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

30.3℃/35%

HIGHLIGHT

前節の勢いをつなげられず0−3で敗戦
重要な一戦である。アルディージャは、明治安田生命J1リーグ第9節・浦和戦で今シーズン初白星を手に入れた。しかし、続く第10節・札幌戦は0−1で敗戦。トンネルの先に見えた光を、取り落としたかに思われた。

反撃が始まったのは、第11節・仙台戦だ。大前のゴールでドラマチックな逆転勝利をもぎ取った。だからこそ、同じ轍を踏んではいけない。ホームで勝点をつかみ、この勢いを本物にしたい。

立ち上がりは、わずかにボールを支配される。C大阪は前線でリズム良くパスをつなぎ、アルディージャの守備を崩しに掛かってきた。しかし、アルディージャは前節から復帰したセンターバックの菊地が立ちはだかった。高い位置でディフェンスラインを統率し、相手を何度もオフサイドの網にかけた。

守備から攻撃への切り替えもスムーズだった。2トップの一角に入った瀬川をターゲットに攻撃を組み立てていく。スペースに走り込む瀬川を目掛け、たびたびロングボールを供給。江坂やマテウスがカバーに入り、シュートチャンスをうかがった。

セットプレーも大きなチャンスになった。29分には大前が蹴ったCKに江坂が合わせてヘディングシュート。ゴール裏が大きく沸いた。「前半はしっかりとした守備で耐えるところを耐えて、チャンスを作っていた」と渡部が言うように、内容も決して悪くなかった。しかし、互いに大きな決定機がなく、スコアレスのまま前半を折り返した。

後半に入ると、C大阪が攻勢を強めてくる。「オーガナイズを崩して攻撃を仕掛けたが、逆に相手にカウンターからチャンスを与えてしまった」と渋谷監督。相手はゴール前に何度もボールを送り込んできたが、GK塩田を中心に粘り強くしのいだ。

後半だけで4本目のCKだった。ニアに入ったボールを清武に頭で押し込まれ、先制点を奪われた。これで試合が大きく動いた。アルディージャは長谷川と大山を同時に投入。攻撃を活性化し、左サイドに入った瀬川がキレのあるドリブルでチャンスを生み出した。しかし76分、最も警戒していたはずのCKから2失点目を喫する。

2点を追い掛ける苦しい展開の中、アルディージャの攻撃は相手の脅威になりきらなかった。思うようにパスがつながらず、シュートも後半はわずかに3本。さらに攻撃に比重を掛けたことで、守備が手薄になっていく。86分にはC大阪に3点目を献上した。開いた点差を埋めるには、3分のアディショナルタイムはあまりに短く、0−3のままタイムアップの笛を聞いた。

苦しい戦いは依然として続いている。勝点を争う広島と新潟がともに勝利したため、再び最下位に沈んだ。だが、下を向いている者はいない。「とにかく勝点を積み重ねることが大事。一試合一試合、目の前の相手と戦っていきたい」と、渋谷監督は前を向いた。

江坂も「一人ひとりがもっと走り、ボールを持ったときのクオリティーを上げなければいけない。個々が成長しないとチームも成長しない」と言葉に力を込めた。立ち止まっている時間はない。中3日でルヴァンカップの清水戦を迎える。チームを、そして仲間を信じ、前に進んでいきたい。

(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 渋谷 洋樹
選手コメント
MF 7 江坂 任
セットプレーで失点してしまい、もったいない試合になってしまいました。自分たちもマイボールの際に、もっとアイデアを出していく必要があると思いますし、攻撃のときに人数を掛けることができませんでした。攻守両面において、もっと全員が関わる必要があります。勝点を積み重ねていかないと上に引き離されてしまうので、もう一度しっかり準備して戦っていきたいです。
DF 13 渡部 大輔
前半は、ボールを持たれる時間も長かったですが、我慢しながらサイドを使って攻撃を仕掛けられていました。しかし後半は、マイボールの時間が極端に減って守勢に回ってしまいましたし、ビルドアップで無理に狙った結果、相手の守備に引っ掛けてカウンターを受けるシーンがありました。

ホームで情けない試合をしてしまったので、僕らも悔しいですが、応援している皆さんにも悔しい思いをさせてしまいました。もう一度気合いを入れ直し、気持ちの入った戦いを毎試合見せられるように、みんなでやっていきたいです。
MF 23 金澤 慎
連勝を目指して試合に臨みましたが、警戒していたセットプレーで失点して、自分たちがリスクを冒さなければいけなくなってしまいました。この状況を打破するには、自分たちが置かれている状況を全員が認識してトレーニングに打ち込み、粘り強く戦うしかないと思います。真面目にやっていくしかありません。

ブーイングを受けて当然の結果だと思いますし、ファン・サポーターの皆さんの期待に応えるのが僕たちの仕事です。今日の敗戦を糧にして次に向けてトレーニングするしかありませんので、また皆さんに喜んでもらえるように頑張りたいです。
MF 40 茨田 陽生
前半は自分たちもチャンスを作れた手応えがありましたが、後半にセットプレーから2本やられたことで、完全にリズムを崩してしまいました。全体的に運動量が落ちてきた影響もあったかと思いますし、キクさんのアクシデントもありましたが、チームとして引きずることなくプレーしていかなければいけませんでした。

連勝して波に乗っていきたかったですし、ファン・サポーターの皆さんに苦しい思いをさせてしまい申し訳ないですが、ここから這い上がっていくために変わらぬ声援をお願いします。
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