明治安田生命J1リーグ 第23節
2017.8.19 [SAT] 19:00 ベアスタ

鳥栖

  • 44' ビクトル イバルボ
  • 60' ビクトル イバルボ
  • 74' 原川 力
3 - 0
1 前半 0
2 後半 0

大宮

試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 33 権田 修一
DF 13 小林 祐三
DF 5 キム ミンヒョク
DF 15 鄭 昇炫
DF 2 三丸 拡
MF 6 福田 晃斗
MF 14 高橋 義希
MF 4 原川 力
MF 7 河野 広貴
49'
FW 32 ビクトル イバルボ
85'
FW 11 豊田 陽平
90+1'

控えメンバー

GK 1 赤星 拓
DF 35 青木 剛
49'
MF 28 石川 啓人
MF 50 水野 晃樹
FW 9 趙 東建
FW 22 池田 圭
90+1'
FW 27 田川 亨介
85'

監督

マッシモ フィッカデンティ

スターティングメンバー

GK 1 加藤 順大
DF 4 山越 康平
DF 2 菊地 光将
DF 3 河本 裕之
DF 22 和田 拓也
MF 47 岩上 祐三
MF 17 横谷 繁
58'
MF 15 大山 啓輔
MF 37 カウエ
79'
FW 7 江坂 任
FW 33 マルセロ トスカーノ
85'

控えメンバー

GK 21 塩田 仁史
DF 25 高山 和真
MF 23 金澤 慎
85'
MF 40 茨田 陽生
MF 16 マテウス
58'
FW 14 清水 慎太郎
79'
FW 10 大前 元紀

監督

伊藤 彰
試合詳細
7 シュート 4
8 GK 9
3 CK 3
14 直接FK 12
1 間接FK 1
0 PK 0
試合データ

主審

佐藤 隆治

副審

中井 恒

副審

数原 武志

第4の審判員

武田 光晴

入場者数

14,816人

天候

晴、弱風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

28.8℃/67%

HIGHLIGHT

前半終了間際の失点が響き、0-3の完封負け
前節の新潟戦で、貴重な勝点3をもぎ取った。明治安田J1での白星は、実に6試合ぶりである。江坂のゴールは鮮やかだった。失点をゼロで抑えたことも大きかった。しかし、大事なのはここからである。順位はいまだ降格圏の16位。アウェイで勝利をつかみ、一気に浮上したいところだ。

フォーメーションは4-3-3。大山を最終ラインの前、いわゆるアンカーに配した布陣だ。守備時には、右サイドの岩上が最終ラインまで下がって5バックを形成。攻撃陣の頂点には江坂が入った。立ち上がりは、その江坂にボールを集め、2列目のカウエやマルセロが距離を縮めながら攻撃を展開していく。

チャンスはあった。13分には横谷がミドルシュート。20分には、岩上がペナルティーエリア内で折り返したボールを、マルセロがダイレクトでシュートを放った。惜しくもボールは枠を外れたが、アルディージャが何度かいい形を作っていた。

しかし、前半も中盤を過ぎたころから、鳥栖にボールを支配され始める。サイドチェンジを繰り返され、選手たちは徐々に体力を消耗していった。江坂とマルセロがポジションを入れ替える場面もあったが、なかなかボールが出てこない。我慢の時間が続いたが、44分、ビクトル イバルボに一瞬のスピードで振り切られ、先制点を献上した。

後半に入ると、1点を追うアルディージャが一気にギアを上げた。「立ち上がりはパワーを掛けようと監督からも言われていた。ゴール前にシンプルにクロスを入れたり、セカンドボールを拾ったりと、狙い通りにプレーできた」と大山。岩上が高い位置にポジションを取ることで、右サイドが活性化。横谷が最前線まで上がる機会も増えた。

58分には横谷に代えてマテウスを投入。さらに攻撃の圧力を強めていく。カウンターからチャンスも作った。しかし直後の60分、ビクトル イバルボに再び個人技で突破され、2点目を決められる。「前半は守備の意識を高くしたが、残り2分で失点してしまった。後半はどうしてもバランスを崩して攻撃をしなければいけなくなり、その裏を突かれて2失点してしまった」と伊藤監督。74分には、相手陣内のリスタートの流れから原川に決められて0-3。さらに苦しくなった。

79分、カウエに代わって入った清水が、江坂と2トップを形成。85分には、負傷したマルセロに代わって金澤がピッチに立った。終了間際には、マテウスが相手GKの意表を突くミドルシュートを放つが、これを止められて万事休す。3点差のまま試合終了のホイッスルを聞いた。

「後半も立ち上がりはいいリズムで攻撃を作れていた。しかし、ミスをしてはいけないところでミスをして、その結果、0-3というスコアで終わってしまった。抑えるべきところは、しっかり抑えないと、こういう結果で終わってしまう。そこを反省して、次の試合に臨みたい」

試合後にこう振り返ったカウエ。次節の広島戦に向けて、清水も「絶対に負けられない。ホームで勝って、そこから連勝できるように頑張りたい」と意気込みを語った。アルディージャにとっての正念場は続く。今こそ、チーム一丸になるときだ。

(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 伊藤彰
遠いところまでファン・サポーター皆さまが応援に来てくださったのに、勝点3、勝利をプレゼントできずに申し訳なく思っています。前半はしっかり守ろうと、守備の意識を高めていたのですが、残り2分で失点してしまいました。それにより、後半はバランスを崩して攻撃にいかなければならなくなった中で、その裏を突かれて2失点してしまいました。

残念な結果になりましたが、守備をもう一度修正して、攻撃も点を取れるように頑張っていきたいと思います。この一戦を、次につなげていきたいです。
選手コメント
DF 4 山越 康平
普段とは少し違うポジションで先発しましたが、まずは自分の持ち味である守備から入ろうと意識していました。5バック気味の時間が長くなってしまいましたが、チームとして前半はうまく対応できていただけに、終了間際に先制されてしまったのは非常にもったいなかったです。

鳥栖のイバルボ選手のような個人能力の高い選手は、世界に数多くいると思いますし、ああいう選手と渡り合っていかないとJ1では戦っていけないと感じました。ただ、ここで下を向いて立ち止まってはいけません。チーム一丸となって戦っていきたいと思います。
MF 16 マテウス
1点を追い掛ける状況でピッチに入りましたので、自分としては攻撃で仕掛けて得点チャンスを作ろうと考えていましたが、そこから2失点してしまい、残念な結果になってしまいました。次の試合に向けては、伊藤監督やコーチングスタッフがトレーニングの中で修正点を示してくれると思いますし、僕たち選手はしっかりとそれに応え、得点できるように改善していきたいです。

来週はホームで多くのファン・サポーターの皆さんと一緒に戦えますし、順位の近い広島が相手なので、ぜひ得点を挙げて勝利をつかみ取りたいと思います。
MF 47 岩上 祐三
序盤に良い形が何度かあった中で得点できなかったことが響きました。スタジアムには鳥栖サポーターが作る良い雰囲気がありましたし、その中で個人の能力で失点してしまったため、流れを持っていかれてしまったと思います。難しい展開になってしまいました。

遠くまで来てくださった方々も一緒に戦ってくれましたし、大きな声援が届いていたので、結果を出せず非常に申し訳ない気持ちです。来週はホームで順位の近い相手と対戦しますから、しっかりと上を向いて、応援してくださる皆さんのために戦って勝利したいと思います。次の広島戦、力強く後押ししてくれたらうれしいです。
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