明治安田生命J1リーグ 第24節
2017.8.26 [SAT] 19:00 NACK

大宮

  • 60' 菊地 光将
1 - 1
0 前半 0
1 後半 1

広島

  • 53' パトリック
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 1 加藤 順大
DF 19 奥井 諒
DF 2 菊地 光将
DF 3 河本 裕之
67'
DF 22 和田 拓也
MF 16 マテウス
MF 15 大山 啓輔
90+2'
MF 37 カウエ
MF 40 茨田 陽生
FW 7 江坂 任
81'
FW 33 マルセロ トスカーノ

控えメンバー

GK 21 塩田 仁史
DF 4 山越 康平
67'
MF 47 岩上 祐三
90+2'
MF 17 横谷 繁
MF 28 長谷川 アーリアジャスール
FW 14 清水 慎太郎
FW 10 大前 元紀
81'

監督

伊藤 彰

スターティングメンバー

GK 34 中林 洋次
DF 40 丹羽 大輝
DF 5 千葉 和彦
DF 4 水本 裕貴
DF 3 高橋 壮也
MF 6 青山 敏弘
MF 2 野上 結貴
90+2'
MF 44 アンデルソン ロペス
83'
MF 30 柴﨑 晃誠
MF 18 柏 好文
FW 39 パトリック

控えメンバー

GK 21 廣永 遼太郎
DF 43 椋原 健太
MF 7 茶島 雄介
MF 10 フェリペ シウバ
90+2'
MF 15 稲垣 祥
83'
MF 29 森島 司
FW 50 工藤 壮人

監督

ヤン ヨンソン
試合詳細
13 シュート 5
7 GK 10
7 CK 4
8 直接FK 9
2 間接FK 2
0 PK 0
試合データ

主審

井上 知大

副審

山内 宏志

副審

清水 崇之

第4の審判員

柿沼 亨

入場者数

11,511人

天候

曇、弱風

ピッチ状態

全面良芝、水含み

気温/湿度

28.1℃/62%

HIGHLIGHT

菊地の気迫のヘディングで追いつくが、追加点が奪えずドロー
16位と17位。順位の上では苦しんでいる両チームだが、ともに状態は上向きだ。この一戦で浮上のきっかけをつかみたいという思いも共通するところだろう。しかし、ホームのアルディージャが勝点を手放すわけにはいかない。前節は鳥栖に0-3で敗れ、広島との勝点差は「1」に縮まった。すぐ上をいく甲府、札幌との差も紙一重。残留争いから抜け出すためにも、欲しいのは「+3」だった。

立ち上がりはアルディージャが果敢に攻めた。4分、マテウスが右サイドに大きく展開。奥井が上げたクロスのこぼれ球を茨田がダイレクトでシュートを放つ。コースを突いたボールは相手GKにはじかれたものの、相手ゴールを脅かした。その後も、マテウスがハードワークして攻守両面で活躍する。懸命にボールを追いかける姿勢が、見る者の胸を打った。

「前半はいい形で右サイドを崩せていた。クロスも自分がイメージしたボールを蹴れていた」と奥井が振り返ったように、その後もチャンスは続く。23分、ドリブルで仕掛けたマテウスから、相手の股を抜いた技ありのクロス。惜しくもマルセロには合わなかったが、再びチャンスを演出した。直後の24分には、マテウスが左サイドからニアに速いクロスを入れる。和田がゴール前に走り込むが、これは相手DFにクリアされた。通っていれば、確実にゴールネットを揺らしていたシーンだ。

前半の終盤もアルディージャがボールを持つ時間が長くなる。最前線の江坂がボールを引き出し、インサイドハーフの大山と茨田が攻守のバランスを保つ。守備では、アンカーのカウエが最終ラインの前に強固なブロックを築き、相手の侵入を封じ込めた。何より、そのファイティングスピリットが、チームの闘志に火をつけた。マルセロも献身的な守備でチームを鼓舞。最後は広島のセットプレーが続いたが、GK加藤順を軸に粘り強く守った。前半は0-0。ゲームをコントロールしていたのはアルディージャの方だった。

後半も一進一退。先にチャンスをつかんだのはアルディージャだ。51分、左からのCKを菊地が頭で合わせたが、シュートは惜しくも相手GKにはじかれる。直後の53分、前からプレッシャーを掛けてくる広島に自陣でボールを奪われると、クロスをパトリックに頭で押し込まれた。欲しかった先制点を相手に与えてしまった。

しかし、すぐに反撃に出る。同点ゴールは60分、セットプレーから生まれた。「キクさんのところは勝てると思った」。大山がピンポイントで合わせたボールを、菊地が気迫のヘディングでゴールにねじ込んだ。

1-1。ここから試合は拮抗した。68分には大山が右45度の位置から狙い澄ましたシュートを放つが、惜しくもバーに阻まれた。試合終盤、広島は青山のポジションを一列上げて前掛かりに攻めてきた。90分にはCKからヘディングシュートを許したが、GK加藤順がファインセーブで封じた。アディショナルタイムは4分。最後の最後にFKを得たが、これをモノにできずタイムアップ。同点のまま試合を終えた。

どん欲に勝利を狙いにいった。結果的に勝点1にとどまったが、戦う姿勢は最後まで示した。下を向いている選手はいない。攻守に貢献したマテウスは、「最初からアグレッシブにプレーすることを求められていた。それを最後まで継続できたことは次の試合につながる」と前を向いた。明治安田J1は残り10試合。今日の勝点1を今後に生かすためにも、次節・鹿島戦までに攻守のレベル上げていきたい。

(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 伊藤彰
選手コメント
DF 2 菊地 光将
今日もホームで熱い声援を送ってくださり、力になりました。残留を争う相手とのホームゲームだったので勝点3が欲しかったです。降格圏を脱出するためには、勝点3を取らないと上にいけませんし、決めるべきところを決め、守るべきところを守るという、当たり前のことを積み重ねていけなければなりません。そういう部分をもう一度、みんなで見つめ直して戦っていくことで、応援いただいているファン・サポーターの皆さんに、良い結果を届けられるように頑張っていきたいです。
MF 15 大山 啓輔
勝点3を取りにいくという意気込みで試合に臨みました。前節の鳥栖戦での反省を生かし、前からプレッシャーを掛けていくところと、引いて守るところのメリハリある守備ができたと思います。同点ゴールのFKでは、ミスマッチを探して蹴りました。その前のCKでもキクさんは競り勝っていたので、そこを狙いました。ホームでの試合だっただけに勝ちたかったですが、この勝点1をしっかり次に生かしていきたいです。
FW 33 マルセロ
どんな試合でも同じですが、今日も強い気持ちで勝点3を目指して戦いました。多くのチャンスを作り、勝点3にふさわしい内容だったと思いますが、相手GKの素晴らしいセーブもあり、残念ながら勝点1に終わってしまいました。

ファン・サポーターの皆さんは、今日も素晴らしい応援をしてくれて選手の力になりました。皆さんも勝点3が欲しかったと思いますが、私たちは下を向くことなく、今後も勝点3を目指して戦っていきますので、これからも一緒に戦ってください。
MF 40 茨田 陽生
攻守に勢いを出せましたし、得点チャンスもあったと思いますが、良い結果に結びつきませんでした。互いに負けられない一戦で、気持ちがぶつかりあった末の引分けだと思います。広島は、監督とシステムが変わっても、つなぐ意識が高く技術も高かったです。ここから彼らは勝点を積み重ねてくるでしょうし、それに負けないように自分たちは、一戦一戦を後がないと思って戦うしかありません。しっかり結果にこだわって、チーム一丸となって戦っていきたいです。
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