明治安田生命J1リーグ 第28節
2017.9.30 [SAT] 19:00 NACK

大宮

0 - 0
0 前半 0
0 後半 0

清水

試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 1 加藤 順大
DF 19 奥井 諒
DF 2 菊地 光将
DF 3 河本 裕之
DF 13 渡部 大輔
MF 17 横谷 繁
84'
MF 37 カウエ
90+1'
MF 40 茨田 陽生
MF 10 大前 元紀
77'
FW 7 江坂 任
FW 33 マルセロ トスカーノ

控えメンバー

GK 21 塩田 仁史
DF 4 山越 康平
84'
MF 23 金澤 慎
MF 15 大山 啓輔
MF 28 長谷川 アーリアジャスール
MF 47 岩上 祐三
90+1'
FW 14 清水 慎太郎
77'

監督

伊藤 彰

スターティングメンバー

GK 13 六反 勇治
DF 5 鎌田 翔雅
DF 4 カヌ
DF 45 角田 誠
DF 25 松原 后
MF 22 枝村 匠馬
89'
MF 20 竹内 涼
MF 19 ミッチェル デューク
85'
MF 10 白崎 凌兵
MF 8 チアゴ アウベス
84'
FW 9 鄭 大世

控えメンバー

GK 21 高木和 徹
DF 44 フレイレ
89'
DF 2 清水 航平
MF 11 村田 和哉
MF 30 金子 翔太
FW 18 長谷川 悠
85'
FW 23 北川 航也
84'

監督

小林 伸二
試合詳細
8 シュート 5
9 GK 11
9 CK 7
13 直接FK 13
2 間接FK 1
0 PK 0
試合データ

主審

木村 博之

副審

八木 あかね

副審

中野 卓

第4の審判員

高寺 恒如

入場者数

11,545人

天候

晴、無風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

22.6℃/67%

HIGHLIGHT

全身全霊で戦った。しかし、ゴールが遠くスコアレスドロー
残り7試合で勝点21の17位。いったい誰が、このようなシーズンを予想しただろうか。開幕からまさかの6連敗。4月30日のさいたまダービーで初白星を得たものの、5月27日の柏戦後に監督交代を余儀なくされた。

伊藤監督の就任直後は順調に勝点を積み重ねたものの、7月以降は1試合おきに黒星を喫している。9月は1分け2敗。8月13日の新潟戦以来、白星も遠ざかっている。

今節は、他会場のデイゲームで動きがあった。16位・甲府が柏に勝ち、勝点3を積み上げた。14位・札幌と15位・広島の対戦は勝点1を分け合った。暫定ながら、13位・清水から16位・甲府まで勝点1差でひしめき合っている。勝点3を積み重ねていけば、アルディージャにも残留のチャンスは十分にある。

残留を争う清水との直接対決だ。フォーメーションは変則的な4-2-3-1。守備時は最終ラインに4人が並ぶが、右サイドバックの奥井がタッチライン際をかけ上がって積極的に攻撃参加。前線にボリュームをかけた布陣だ。

立ち上がりの5分、その奥井のアーリークロスからマルセロがヘディングシュート。さらに8分にも奥井のクロスからチャンスをつかんでいる。序盤はアルディージャが主導権を握っていた。

1トップの江坂と、2列目の大前、マルセロ、横谷の距離感が近くなったのもメリットだ。18分にはカウエの縦パスを受けた横谷から、近い位置を並走する江坂にスルーパス。惜しくも相手DFに阻まれたが、抜ければ1点という場面だった。

その後も、両者の意地と意地が激しくぶつかり合った。アルディージャはファイティングスピリットを絶やさない。必死にボールを追った。球際の競り合いにも負けなかった。ボールもよく動かした。ゲームを支配していたと言ってもいいだろう。しかし、清水も気力を前面に出して立ち向かってくる。どちらにとっても絶対に負けられない一戦は、スコアレスで折り返した。

「ファン・サポーターのために、自分たちのために、チームのために勝って帰ろう!」

伊藤監督の檄で送り出された後半、アルディージャが攻勢に出たのは60分を過ぎたあたりからだ。右サイドの奥井を軸に、波状攻撃を仕掛ける。江坂は言う。「後半の最初は相手に勢いがあって押し込まれる時間が続いた。もう一度、押し込みたいという狙いと、相手のセンターバックが前に強いタイプだったので、裏で起点を作ろうと思った。そこから自分たちのリズムになった」。

セットプレーからチャンスも作った。63分のCK、江坂のヘッドはゴールライン上でクリアされた。こぼれ球に反応した奥井のシュートもGKに阻まれた。65分には右からのクロスが相手DFにはじかれたが、こぼれ球を大前がダイレクトでシュート。その1分後には、奥井のスルーパスを受けた江坂が反転しながら相手をかわして左足を振り抜いた。DFに当たったシュートは惜しくもバーをたたき、ゴール裏のボルテージは最高潮に達した。

77分、大前に代えて清水を投入。7分後には山越をピッチに送り込み、高さのある菊地を最前線に上げてパワープレーを仕掛けた。何度も前線にボールを入れた。しかし、相手も体を張ってゴール前を固めてきた。最後のCKも相手にはね返され、0-0のまま試合終了のホイッスルを聞いた。

勝点1は確保したが、厳しい状況は受け入れなければいけない。だが、たとえわずかではあっても、可能性がある限り勝利を目指して戦う。それがプロフェッショナルの矜持だ。「状況は厳しいが、気持ちを切らさずに戦っていきたい」と河本は気丈に語った。クラブとともにサッカー人生を歩んできた渡部は、「絶対にJ2に落としたくない。残りの試合もプライドを懸けて全員で戦っていきたい」と意欲を見せた。

残り6試合、道を拓くためには、あきらめてはいけない。

(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 伊藤彰
選手コメント
GK 1 加藤 順大
勝ちたかったです。失点をゼロで抑えていれば負けることはありませんし、最低でも勝点1を積み重ねることができます。この試合に向けて準備してきましたし、守備面で取り組んだことは出せたと思います。相手にはチアゴ アウベスのようなシュート力がある選手もいましたが、みんなが体を張ってくれたおかげで無失点で終えることができました。落ち着いて守れていたと思います。

残り試合も失点をゼロに抑えていきたいです。やるしかありません。必死に戦うだけです。
FW 10 大前 元紀
古巣の清水戦ということで、もちろん意識はしました。勝たなければいけない試合で勝てなかったことは本当に悔しいです。攻撃では、セットプレーもチャンスになっていましたし、ポジションチェンジを生かしながら相手を崩してシュートに持ち込むシーンも作れていました。でも、得点を取って勝たないと残留できませんし、良いゲームをしても勝たなければ意味がありません。

どんな状況でも応援してくれているサポーターの皆さんからの声援が何よりの力になりますし、僕たちを信じてくれている人たちのためにも、下を向かず、あきらめずに、しっかり戦っていきたいです。
DF 13 渡部 大輔
慣れてはいない左サイドバックでの出場でしたが、失点が続いていたので、まずは失点しないことを考えました。自分たちが置かれている状況を考えれば、勝つことしかなかったので、勝利することができず悔しいです。

自分たちのミスでピンチを招いたり、セットプレーで押し込まる場面もありましたが、そこを耐えたことはプラス材料になると思います。緊張の糸を切らさないように全員が集中し、我慢強く食らいついていきたいと思います。
MF 37 カウエ
今日は少し戦い方を変えた部分もあり、二人のボランチが並ぶ形で試合に入りました。ゲームをコントロールできていましたし、茨田選手とのコンビネーションも良かったと思います。

チームとして良いゲームはしたと思います。相手が引いて守ってくるのは予想できていましたし、言い訳にしてはいけませんがペナルティーエリア内での微妙な判定もあり、私たちには少し運がありませんでした。残り6試合、得点を取って勝ち続けるしかないと思います。
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