明治安田生命J1リーグ 第33節
2017.11.26 [SUN] 13:00 NACK

大宮

0 - 0
0 前半 0
0 後半 0

甲府

試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 1 加藤 順大
DF 47 岩上 祐三
DF 4 山越 康平
DF 25 高山 和真
DF 22 和田 拓也
MF 28 長谷川 アーリアジャスール
MF 37 カウエ
MF 40 茨田 陽生
69'
MF 7 江坂 任
77'
FW 33 マルセロ トスカーノ
86'
FW 16 マテウス

控えメンバー

GK 21 塩田 仁史
DF 35 キム ドンス
DF 13 渡部 大輔
77'
MF 23 金澤 慎
MF 17 横谷 繁
FW 10 大前 元紀
86'
FW 44 瀬川 祐輔
69'

監督

石井 正忠

スターティングメンバー

GK 1 河田 晃兵
DF 5 新里 亮
DF 2 島川 俊郎
72'
DF 6 エデル リマ
MF 22 小出 悠太
MF 40 小椋 祥平
MF 8 新井 涼平
MF 14 田中 佑昌
84'
MF 35 高野 遼
90+2'
FW 39 リンス
FW 10 ドゥドゥ

控えメンバー

GK 23 岡 大生
DF 3 畑尾 大翔
DF 4 山本 英臣
72'
MF 16 松橋 優
MF 28 橋爪 勇樹
90+2'
FW 11 堀米 勇輝
84'
FW 20 黒木 聖仁

監督

吉田 達磨
試合詳細
6 シュート 8
8 GK 8
3 CK 6
10 直接FK 12
2 間接FK 7
0 PK 0
試合データ

主審

飯田 淳平

副審

三原 純

副審

堀越 雅弘

第4の審判員

塚田 智宏

入場者数

12,435人

天候

晴、無風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

16.7℃/29%

HIGHLIGHT

守備改善も得点できず、2度目のJ2降格が決定
いよいよホーム最終戦だ。明治安田J1第33節は、残留争いの相手である甲府をホームで迎え撃つ。試合前の時点で、勝点は24。残留ラインの15位・広島が勝点30。リーグが残り2試合のため、勝ったとしても広島が敗れなければ降格が決まってしまう。苦しい状況だが、まずは目の前の試合に勝つことで残された可能性を全力でつかみにいくしかない。

前節で先発した大山と奥井が出場停止となった影響もあり、就任2試合目に臨んだ石井監督は、前節から先発メンバーを複数入れ替えた。前線はマルセロとマテウスの2トップ。中盤はカウエと茨田がダブルボランチを組み、左に江坂、右に長谷川という組み合わせで、右サイドバックには岩上が入った。

甲府も勝点を積み上げる必要があるため、互いに失点のリスクを回避しながら得点を狙う展開となった。前節は、仙台の攻撃に対して守備が整わずに後手を踏んだが、この日は最終ラインを高く保ち、常にプレッシャーを掛けられる守備が機能した。

最前線のリンス、シャドーストライカーのドゥドゥがカウンターで強烈な突破力を見せる相手に対し、FWに入って来るパスを山越がことごとくシャットアウト。背後を取られることを怖がらずにボールをはね返した。山越は「相手の2トップがカギだったけど、強くマークにいけたし、あまり仕事をさせない守備はできたと思う」と手ごたえを口にした。

ただし、攻撃は機能したとは言い難かった。マルセロとマテウスが中盤に下りてパスを受け、ドリブルで前に運びながら攻撃の時間を作ったが、相手陣内の深い位置での崩しに良いリズムで移ることができず。パスを回してサイドからクロスを入れる展開が多くなったが、甲府の守備は堅く、クロスが思うように通らなかった。前半のシュートは9分、岩上のFKを長谷川がニアサイドで合わせた1本のみに抑えられてしまった。

後半に入ると、次第に攻撃のギアを上げてきた相手に押し込まれた。50分、57分、59分とピンチが続いたが、GK加藤順や山越、高山らが体を張ってゴールを死守。逆に60分には、左から押し込んで茨田のパスから和田がシュートを放って反撃を見せた。

さらに69分に投入された瀬川が、「相手も点を取りにこなければならない状況なので、オープンな展開になると予想していた。前に出て来る相手を何人か外せればと思った」と話した通り、スピードアタックを敢行。試合は互いに背後を突き合う展開となった。

70分に右CKから江坂がヘディングシュート、76分には岩上のクロスをマルセロが狙ったが決め切れず。試合終了間際には相手2トップに急襲されたが、加藤順が鋭い飛び出しでしのいだ。最後まで一進一退の攻防が続くも得点は生まれず、試合はスコアレスで終了。J2降格が決まってしまった。

シーズン最終戦は、2位・川崎Fとのアウェイゲーム。攻撃のけん引役として活躍したマテウスは、「降格は決まってしまったけど、残り1試合に決勝戦のような気持ちで臨みたい」と、白星を勝ち取る覚悟を語った。悔しい結果になったが、最後に意地を見せてシーズンを締めくくりたい。

(総評:平野貴也/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 石井正忠
選手コメント
MF 7 江坂 任
今シーズンは常に苦しい状況でしたが、スタジアムに足を運んでくださったファン・サポーターの皆さんの後押しがすごく力になりましたし、とても感謝しています。チームが苦しいときや、今日のような残留が懸かった試合で、チームを助けるゴールを決められず、申し訳なく思います。

キャプテンマークを巻かせてもらったり、全試合に出場させてもらったにもかかわらず、結果を残すことができなかったので、自分の責任や力不足をすごく感じています。もっとチームを引っ張って、勝たせることができる選手にならないといけないと感じました。
MF 16 マテウス
シーズン開幕当初から結果を残せず、ズルズルきてしまいました。立て直すことができず、J2に降格することになったことはすごく悔しいですが、J1に戻るために切り替えて頑張らなくてはいけません。開幕当初はケガで離脱し、チームに貢献できませんでした。

復帰後は活躍できた試合もあって自信がつきましたが、チームとして結果を残せませんでしたし、もっと貢献しなければいけない部分はたくさんあると感じました。今シーズンの反省を生かし、さらに強くなって、1年でJ1の舞台に戻ってきたいです。
DF 22 和田 拓也
自分たちの力不足だと思います。うまくいかない中でどうしたら良いかを、もっと選手たちで考えないといけないし、同じ方向を向くというところで全然足りなかったと思います。キクさんだけにチームのことを任せてはいけないし、自分も含めて、チームが勝つために、取り組むべき部分が今年は足らなかったと思います。仲が悪いわけではないんですが、一体感が足りませんでした。やっているサッカーがきれいではなくても、みんなが同じ方向を向いていればどうにかなると思っていましたが、そこが足りなかったからの結果だと思います。

一年間応援してくださったファン・サポーターの皆さんには本当に感謝しかありません。来年は、またJ2で戦うことになりますが、一年で戻ってこられるように、選手もクラブもしっかりやっていきたいと思います。
MF 47 岩上 祐三
ファン・サポーターの皆さんに申し訳なく思うし、今日も最後まで応援してくださり、本当に感謝しています。その中で結果を残せなかったことが、悔しいです。監督が代わることで、自分に求められることが変わって難しい部分もありましたが、色々な特長があることは自分の強みだと思って、試合に出たときにはチームのためにプレーしようと思っていました。

まだ、もう1試合残っています。まずは、次の試合に勝つこと、最後の1試合をしっかりプレーすることを考えたいと思います。
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