JリーグYBCルヴァンカップ グループステージ Aグループ 第2節
2017.4.12 [WED] 19:00 NACK

大宮

0 - 0
0 前半 0
0 後半 0

試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 21 塩田 仁史
DF 13 渡部 大輔
DF 4 山越 康平
DF 25 高山 和真
DF 20 大屋 翼
MF 40 茨田 陽生
MF 47 岩上 祐三
87'
MF 14 清水 慎太郎
MF 15 大山 啓輔
MF 27 黒川 淳史
72'
FW 9 ネイツ ペチュニク
75'

控えメンバー

GK 50 松井 謙弥
DF 3 河本 裕之
DF 6 河面 旺成
72'
MF 38 山田 陸
FW 8 ドラガン ムルジャ
75'
FW 11 播戸 竜二
FW 30 藤沼 拓夢
87'

監督

渋谷 洋樹

スターティングメンバー

GK 1 桐畑 和繁
DF 27 今井 智基
DF 5 中山 雄太
DF 2 鎌田 次郎
DF 22 輪湖 直樹
MF 14 伊東 純也
MF 28 栗澤 僚一
MF 6 小林 祐介
81'
MF 37 細貝 萌
MF 18 ドゥドゥ
76'
FW 24 大島 康樹
46*'

控えメンバー

GK 16 滝本 晴彦
DF 4 中谷 進之介
DF 13 小池 龍太
MF 17 手塚 康平
MF 10 大津 祐樹
81'
FW 11 ディエゴ オリヴェイラ
46*'
FW 9 クリスティアーノ
76'

監督

下平 隆宏
試合詳細
5 シュート 12
11 GK 9
4 CK 5
24 直接FK 11
0 間接FK 5
0 PK 0
試合データ

主審

山本 雄大

副審

作本 貴典

副審

小椋 剛

第4の審判員

蒲澤 淳一

入場者数

5,717人

天候

晴、弱風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

12.8℃/30%

HIGHLIGHT

若い力がデビュー、数的不利をしのいで勝点1を獲得
若い力が光明を与える大会になる。明治安田J1第6節から中3日で迎えたルヴァンカップのグループステージ初戦は、柏とのホームゲーム。グループAは、G大阪がAFCチャンピオンズリーグに出場してノックアウトステージ進出が決まったため、奇数の7チーム構成となった。そのため、3月に予定されていたG大阪との対戦がなくなり、他チームより遅く第2節で初戦を迎えた。

ルヴァンカップは、今シーズンから21歳以下の選手を1名以上先発で起用するルールが設けられた。先発には対象となる黒川と高山の名がある。他にも山越、大山と、ニューヒーロー賞の対象となる開幕時23歳以下の選手が先発し、控えには公式戦初出場を狙う藤沼や、ルーキーの河面と山田も名を連ねた。

試合は、相手の巧みな攻撃を受けながらも全体で押し返す展開となった。ボランチで先発した岩上は「後のことを考えず、とにかく気持ちの入ったプレーをサポーターに見せたかった」と、前線の選手の守備に連動してプレッシャーを掛け、豊富な運動量で中盤もカバー。立ち上がりはシュートまで持ち込まれる場面が多かったが、右サイドハーフの大山がサイドと中央で巧みにスペースを作るなど、少しずつ攻撃の起点を作っていった。

10分には、攻撃参加した右サイドバックの渡部のクロスにペチュニクが競り、こぼれ球を大山がシュート。15分には黒川が抜け出し、清水のシュートまでつなげた。前半終了間際には、左サイドの攻撃からペチュニクが抜け出して相手GKと交錯する、惜しい場面もあった。

後半も苦しい時間を耐えながら、ゴールに迫った。最大のチャンスは68分に訪れた。セットプレーの流れから、岩上がクロスを供給。高山がヘディングシュートを放ったが、クロスバーに嫌われた。4月7日に第1子が誕生した高山は、「どんな形でも良いから勝点が欲しかった。自分で得点して、ゆりかごダンスをしたかったので、すごく悔しかった」と振り返った。

試合は、決して悪い流れではなかった。しかし、70分に状況は暗転する。相手のカウンターを阻止した大屋が2度目の警告を受けて退場処分となり、数的不利に陥った。

それでも、選手の闘志は落ちなかった。84分には古巣対戦に燃える茨田が、自陣で相手と競り合いながらドリブルで前進。カウンターの起点を作ると、大山のクロスを清水がヘディングでたたいた。茨田のパワフルなドリブルや、終盤に運動量を上げた大山らの気迫あふれるプレーもあり、最後まで得点は奪えなかったが、数的不利の中で今季の公式戦で初となる無失点と勝点獲得を達成した。

リーグ戦6連敗中のチームを前進させる結果だ。キャプテンマークを巻いて奮闘した渡部は、「ピンチもあった中での失点ゼロは、次につながる。10人になったときにすごく団結して、助け合う気持ちを出せていた。最初から、あれぐらいやれればと感じた」と、全員でチームを前進させる気概を示した。

黒川が公式戦で初めて先発し、河面と藤沼も途中出場で公式戦デビューを飾った。山田も初のベンチ入りを経験。若い力がチームの底上げを促していく。次戦は、中3日で迎える明治安田J1第7節・清水戦。ルヴァンカップで発揮した団結力と粘り強さをリーグ戦につなげ、開幕6連敗のトンネルからの脱出を狙う。

(総評:平野貴也/写真:早草紀子)

続きを読む

監督コメント
監督 渋谷 洋樹
選手コメント
DF 13 渡部 大輔
公式戦で結果が出ていなかったので、少しでもこの流れを変えられるように、気持ちを見せてプレーしようと思いました。今日は若い選手が多く出ていたので、自分が声を出していかなければいけないと思い、意識していました。去年、この大会で悔しい思いをしていますし、1回負けるとグループステージ突破が厳しくなるので、今日の引分けをプラスにとらえて、みんなで力を合わせて頑張っていきたいです。
GK 21 塩田 仁史
リーグ戦で連敗していましたので、悪い流れを断ち切りたいと思ってゲームに入りました。後ろからつないでいきたい気持ちもありましたが、ここまでの反省を生かし、ビルドアップのリスクを必要以上に負わないようにハッキリとしたプレーを心掛けました。

今年初の無失点試合とはいえ、平日に応援に来てくれた人に勝利を届けることができずに申し訳ないです。でも半歩、進んだと思います。とにかく前を向いてやるだけですし、次のリーグ戦が大事ですから、しっかり戦いたいと思います。
MF 40 茨田 陽生
引分けで満足していい状況ではありませんが、チームとして少し前に進めたと思います。ここまであまり試合に出ていないメンバーが多かったので、みんなで奮起して絶対に勝ってやろうと思って試合に臨みました。

子どものころから柏と対戦したことはなかったので、違和感しかありませんでしたが、今日は大宮のファン・サポーターの皆さんに勝利をプレゼントしたいという気持ちでした。前を向いて進んでいこうと思いますので、叱咤激励も含めて、今後も熱い声援をお願いします。
MF 47 岩上 祐三
久しぶりに先発で出て、気持ちが入っていたのもあったのか、体力が持たずにチームに迷惑をかけてしまいました。自分の特長は出せたと思いますが、得点につながっていないので良かったとは言えません。勝点が取れたことを大きいと言ったら申し訳ないですが、数的不利の状況で失点をゼロに抑えられたのは自信になります。

ファン・サポーターの皆さんに勝利を届けられずに本当に申し訳ありませんが、今日も試合後にブーイングではなく、拍手やコールをくださり感謝しかありません。この次が大事になるので、変わらぬ後押しをお願いします。
フォトギャラリー

カテゴリー


X

パートナーバナー