明治安田生命J2リーグ 第36節
2018.10.6 [SAT] 16:00 NACK

大宮

  • 45' マテウス
  • 59' マテウス
2 - 1
1 前半 1
1 後半 0

水戸

  • 17' ジェフェルソン バイアーノ
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 22 笠原 昂史
DF 13 渡部 大輔
85'
DF 3 河本 裕之
DF 50 畑尾 大翔
DF 6 河面 旺成
MF 8 茨田 陽生
90+3'
MF 15 大山 啓輔
MF 7 三門 雄大
MF 16 マテウス
FW 28 富山 貴光
FW 10 大前 元紀
74'

控えメンバー

GK 21 塩田 仁史
DF 4 山越 康平
DF 20 酒井 宣福
85'
MF 17 横谷 繁
MF 24 ダビド バブンスキー
90+3'
MF 39 嶋田 慎太郎
74'
FW 9 ロビン シモヴィッチ

監督

石井 正忠

スターティングメンバー

GK 50 松井 謙弥
DF 2 田向 泰輝
DF 5 伊藤 槙人
DF 24 細川 淳矢
DF 6 ジエゴ
MF 13 田中 恵太
79'
MF 8 前 寛之
MF 10 木村 祐志
MF 27 茂木 駿佑
MF 46 伊藤 涼太郎
46*'
FW 9 ジェフェルソン バイアーノ
54'

控えメンバー

GK 1 本間 幸司
DF 33 福井 諒司
MF 14 佐藤 祥
MF 18 白井 永地
79'
MF 19 平野 佑一
FW 40 岸本 武流
46*'
FW 47 バティスタ
54'

監督

長谷部 茂利
試合詳細
10 シュート 9
6 GK 7
4 CK 6
26 直接FK 10
1 間接FK 4
0 PK 0
試合データ

主審

柿沼 亨

副審

西村 幹也

副審

桜井 大介

第4の審判員

川俣 秀

入場者数

7,537人

天候

晴、弱風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

27.1℃/72%

HIGHLIGHT

マテウスの2得点で逆転、上位にとどまる
絶対に、勝つ。試合開始2分、茨田の思いの乗ったミドルシュートが、いきなりクロスバーをたたいた。チームの決意が感じられた。

前節は、昇格を争う相手にアウェイで敗戦。プレーオフ出場圏から一歩後退した。目標である優勝、J1復帰を果たすためには、この試合を含む残り7戦は、もう負けられない。水戸をホームに迎えた明治安田J2第36節、オレンジ軍団は必勝態勢で臨んだ。

8分には、マテウスが斜めに差し込んだパスを、ゴール前で受けた富山がマークを外してシュートを打つ好機もあった。しかし、力が入り過ぎた部分があった。自陣から攻撃を組み立てる際、連係ミスで何度もボールを失った。

ミスが焦りを呼び、ミートし損なうクリアが散見。17分、自陣でボールを奪って攻撃に移ろうとしたとき、大山の縦パスをジエゴに奪われる。こぼれ球に河本が反応したが、伊藤涼にシュートを許し、セカンドボールを押し込まれた。3失点を喫した前節の反省から守備を立て直してきたが、先制を許す厳しい展開になった。

ただ、攻守は表裏一体。守備だけの問題ではない。畑尾は、無失点に抑えられなかった悔しさをのぞかせながら、「前と後ろの距離を縮めて全体をコンパクトにすることに取り組み、そこはできていた。ただ、守備は攻撃の裏返し。良くない状態でボールを失えばピンチになる」と、苦い表情で振り返った。

2人のセンターバックにサイドバックやボランチが加わって攻撃の起点を作ろうとしたが、相手にプレッシャーを掛けられ、ボールを奪ってもすぐに奪い返された。三門は「福岡戦と同じように、プレスを掛けられて(マイボールで落ち着く)時間ができず、縦パスを取られてピンチになった」と反省点を挙げた。

課題を突きつけられる形になったが、前節の反省が生かされた部分もあった。失点しても焦らずに試合を組み立てることで、流れを手繰り寄せた。冷静なパス回しから意図的に攻撃を展開し、じわじわと押し返した前半終了間際。大山の右CKにフリーで走り込んだマテウスがヘディングシュートを決めて同点に追いつくと、後半はペースを握った。

59分、相手DFのコントロールミスを見逃さず、マテウスがボールを奪ってドリブルシュート。ゴール正面の上にたたき込み、逆転に成功した。リードを奪うと、今度は相手に焦りが生まれた。反撃を受ける時間もあったがはね返し、2-1で逆転勝利。パーフェクトな内容とは言えないが、求めていた結果に着地することができた。

残り6戦、勝つか負けるかは、天地の差だ。プレッシャーは、さらに強まる。しかし、だからこそ三門は、「負けられないという気持ちを、みんなが持っている。福岡戦ではミスを恐れて少しビクビクしていたけど、この時期だからこそ自信を持って強気にやろうと、若手や中堅の選手にしている。今日は、はね返すメンタリティーが逆転の要因になったと思う」と、前向きな姿勢を貫く重要性を訴えた。

次節は、再びホームで栃木と対戦する。うまくはいかなくても、乗り越える強さが重要な時期だ。勝ったことで上位争いに踏みとどまることができた。反省点や課題を抱えながらも、勝利を重ねてJ1復帰への道を突き進みたい。

(総評:平野貴也/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 石井正忠
ひさしぶりのNACK5スタジアム大宮でのホームゲームになりましたが、多くの方が私たちの応援に来てくれていましたので、必ず勝点3をとろうと試合に臨みました。
 
先制されましたが前半のうちに同点にできたことが今日はポイントになったと思います。ハーフタイムに自分たちの戦い方をもう一度整理して、後半はしっかりとボールを動かすことができましたし、守備でも相手にチャンスを与えるような場面は少なかったと思います。その点は今週のトレーニングの成果を試合で出すことができたと感じています。
 
今日は先発で出た選手も交代で入った選手も、全員が役割を果たしてくれましたし、今週のトレーニングでは試合に出れなかった選手たちも相手チーム役としてしっかり取り組んでくれて良い準備ができました。その成果がこの試合に表れたんじゃないかと思います。
選手コメント
DF 3 河本 裕之
自分のミスで失点してしまったので、勝つことができて良かったです。先制点を許したことで流れは悪かったと思いますが、前半の終わりにコーナーキックから同点にすることができたのが大きかったです。

相手のフォワードは体格も大きくフィジカルの強い選手でしたが、特長がはっきりしていたので落ち着いてするようにしました。僕たちは1試合1試合勝つだけです。この後の試合も勝利を目指して頑張ります。
GK 22 笠原 昂史
ゼロで抑えることを目標にしていましたし、あの失点は自分のプレー次第で防ぐことができたと思います。反省して次に生かしていきたいです。

守備のやり方を整理して試合に臨んで、できていた部分とできなかった部分があると思いますので、もう一度、トレーニングからしっかり取り組んでいきたいです。

今日は勝利することができましたが、続けられなかったら意味がありません。サポーターの皆さんの熱いサポートに感謝していますし、この後も勝利で皆さんの声援に応えることができればと思います。
FW 28 富山 貴光
うまくゲームに入ることができましたが、自分のミスから失点してしまいました。前半で追いつけたことが大きかったと思いますし、その後も粘り強く戦い逆転できて良かったです。

久しぶりのNACKでの試合でしたが、ホームスタジアムで受ける声援は本当に力になりますし、気持ちよくプレーすることができます。ホーム、アウェイ問わずに僕たちの後押しをしてくれている皆さんのためにも、勝点3を取り続けていきたいです。
MF 39 嶋田 慎太郎
どんどんボールを受けてサイドを使っていければと思ってピッチに入りました。もちろん得点を奪うことができれば良かったですが、チームが勝利することが一番大切です。

最後までチームとしてひとつになって戦うことが一番大事ですし、みんなで積み重ねてきたことをピッチで表現できれば、必ず勝利に近づくことができると思います。次もNACKで戦えるので、一週間後も熱い応援をよろしくお願いします。
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