明治安田生命J2リーグ 第24節
2019.7.27 [SAT] 19:00 NACK

大宮

  • 68' 大前 元紀
1 - 0
0 前半 0
1 後半 0

山口

試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 32 加藤 有輝
DF 19 奥井 諒
DF 2 菊地 光将
DF 6 河面 旺成
MF 15 大山 啓輔
MF 5 石川 俊輝
MF 8 茨田 陽生
61'
MF 18 イッペイ シノヅカ
FW 36 吉永 昇偉
FW 22 フアンマ デルガド
82'
FW 10 大前 元紀

控えメンバー

GK 21 塩田 仁史
DF 3 河本 裕之
MF 26 小島 幹敏
MF 39 嶋田 慎太郎
MF 11 ダヴィッド バブンスキー
61' 77'
MF 33 奥抜 侃志
77'
FW 9 ロビン シモヴィッチ
82'

監督

高木 琢也

スターティングメンバー

GK 17 吉満 大介
DF 6 前 貴之
DF 13 楠本 卓海
DF 49 菊池 流帆
DF 26 川井 歩
73'
MF 18 高木 大輔
MF 29 三幸 秀稔
MF 14 吉濱 遼平
85'
MF 4 高井 和馬
65'
FW 24 山下 敬大
FW 38 宮代 大聖

控えメンバー

GK 50 廣末 陸
DF 15 ドストン
MF 40 小野原 和哉
MF 5 佐藤 健太郎
MF 8 佐々木 匠
85'
FW 7 田中 パウロ淳一
73'
FW 19 工藤 壮人
65'

監督

霜田 正浩
試合詳細
9 シュート 8
11 GK 7
5 CK 6
16 直接FK 16
4 間接FK 3
0 PK 0
試合データ

主審

井上 知大

副審

勝又 弘樹

副審

阿部 将茂

第4の審判員

森川 浩次

入場者数

8,033人

天候

晴、中風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

28.7℃/70%

HIGHLIGHT

連敗はしない! 大前の2試合連続ゴールで勝利をつかむ
7月最後のホームゲームとなる明治安田J2第24節は、15位の山口を迎える。前節・京都戦は終盤に猛追したが、2-3で競り負けた。連敗はできない。J2ホーム通算100勝の区切りとなる白星をつかむのだ。

前節は4-4-2で戦ったが、今節は3-4-2-1が採用された。GKは3試合連続先発の加藤で、3バックは右から吉永、菊地、河面が構成する。ダブルボランチは大山と石川で、右ウイングバックに2試合ぶりの先発となる奥井が、左ウイングバックにはイッペイ シノヅカが起用された。前節に移籍後初出場を飾ったシノヅカは初先発だ。2シャドーは右に茨田、左に大前で、1トップはフアンマ。大前は15節・柏戦以来の先発となった。

立ち上がりこそFKやCKを与えたが、落ち着いてゲームを進めていく。11分には両チームを通じてこの試合最初の決定機をつかむ。石川が左サイドに流れたフアンマにボールを預け、ペナルティエリア内へ走り込んでリターンパスを受ける。マイナスのクロスはDFに当たってコースが変わるものの、走り込んだ大前へ。背番号10は左足ワンタッチシュートで狙うが、相手GKのセーブに阻まれた。

その後も相手ゴールへ迫る。奥井が右サイドに張り出し、石川が高い位置を取って攻撃に人数を割く。石川が最終ラインへ落ち、河面とシノヅカを前線へ押し出すこともある。中盤へ下がってボールを引き出す大前の動きも効果的だった。

流動的に立ち位置を取る中で、25分にシノヅカがゴールへ迫る。左サイドからドリブルで持ち込んでカットインし、右足を振り抜く。パンチ力のあるシュートがGKを鋭く襲った。27分にはピンチを迎える。宮代に最終ラインの背後を突かれるが、冷静に間合いを詰めたGK加藤が右足でブロックする。前半は0-0で終了した。

後半も立ち上がりは押し込まれた。GK加藤のしっかりとしたキャッチングで失点を許さず、55分に得点機をつかむ。大前の右CKが混戦を誘い、シノヅカのシュートがバーに嫌われた。直後の58分、山口の右CKからヘディングシュートを浴びるが、ここもGK加藤がセーブする。試合の流れはまだ、どちらのものとも言えない。

交代選手の投入も視野に入る時間帯で、先に動いたのは高木監督だった。61分、茨田に代えてバブンスキーを投入する。

NACK5スタジアム大宮に、待ち望んだ歓喜が訪れたのは68分だった。大山のパスを受けたバブンスキーのシュートはGKにはじかれるが、こぼれ球を大前が右足で蹴り込む。「こぼれ球にうまく反応してミートできた」という主将の2試合連続ゴールで、ついにリードを奪った。

ここから先はアクシデントに見舞われた。77分、途中出場のバブンスキーがケガで交代を余儀なくされ、奥抜がピッチに送り込まれる。82分にフアンマからシモヴィッチへの交代でカードを使い切った直後には、シノヅカが足を痙攣させてしまう。シノヅカは素早くピッチへ戻るが、高木監督はシノヅカを2シャドーの右に置き、奥抜を左ウイングバックに下げる。守備のリスクを考えた手当てだ。

後半アディショナルタイムにはゴール前で直接FKを与えるが、壁がブロックしたボールを河面がドリブルで持ち出し、CKへ結びつける。直後、試合終了のホイッスルが鳴り響いた。

2試合ぶりのクリーンシートを記録したGK加藤は、「みんなが体を張ってシュートコースを限定してくれたので」と、チーム全体の頑張りを強調した。次節は中3日でのアウェイゲームとなるが、石川は「僕たちは追う立場。勝点3を取っていかないといけない。一戦一戦、全力で戦って、上位に追いついて追い越せるようにしたい」と言葉に力を込める。

得点源となるべき大前のあげたゴールを、守備陣を中心に守り切っての勝利には、攻守が噛み合っているとの表現が当てはまるだろう。J2ホーム通算100勝目は、次節以降への期待が膨らむ一戦となった。

(総評:戸塚啓/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 高木琢也
前節は勝てなかったですが、今節は勝つことができて良い流れになったと思います。

試合前の予想とは内容も含め僕の中では少し違っていましたが、トレーニング自体や選手の状況としては良い週を過ごすことができました。ただ、いざ試合が始まると当然相手がある中でうまく自分たちがはまるシーンが少なかったというのは反省点です。反省できるのは内容だけで勝点は反省できないので、そういう意味で今日は元紀がスタートから出た中でよく結果を残してくれたと思っています。

プレーの改善はもっともっとありますが、勝点を伸ばしながら取り組んでいきたいと思います。
選手コメント
DF 2 菊地 光将
前半に1つ、危ない場面がありましたが、有輝に救われました。最後までみんなが体を張って、みんなが集中したことで、無失点で終えられました。だからこそ、元紀の決勝点があると思いますし、全員で取った勝点3です。

個人としては、ボールの位置や相手の動きを見ながらラインコントロールをしつつ、背後のケアを意識していました。後半のピンチの場面では、飛び込まずに我慢することができました。中3日なので、まずは回復させることが大事で、その上で岐阜の対策をしたい。最近アウェイでは勝てていないので、しっかりと勝って、ホームに帰ってきたいと思います。
FW 10 大前 元紀
良い流れで啓輔からバブに渡ったとき、追い越すのは間に合わなそうだったので中央で待っていたら、こぼれ球が来ました。久しぶりの先発で、結果を残さなければいけないと思っていましたし、それが自分の得点に、そしてチームの勝利につながったことが一番です。相手のボランチの横でパスを受け、ゲームを作ることを意識していました。

シーズン後半戦は難しい試合が増えますが、クラブの総力戦だと思います。ファン・サポーターの皆さんも一体となって良い結果を出せるように、一緒に頑張っていきましょう!
DF 19 奥井 諒
チャンスよりもピンチの方が多かったのが現実で、反省点が多くあると思います。でも、シーズン前半戦で勝ち切れなかった相手に対して、勝点3を取れたことが一番の収穫です。勝つことでポジティブに修正していけると思います。山口はウイングバックが高い位置を取っていたので、奪った後のスプリントがポイントだと考えていました。

勝点3を連続して取っていかなければ、順位は上がっていきません。引分けや負けでなく、何よりも勝利が大事ですし、連戦ですが連勝して、勝点を伸ばしていきたいと思います。
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