明治安田生命J2リーグ 第41節
2019.11.16 [SAT] 14:00 NACK

大宮

  • 88' 大前 元紀
1 - 1
0 前半 0
1 後半 1

新潟

  • 62' 渡邉 新太
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 1 笠原 昂史
DF 45 櫛引 一紀
DF 3 河本 裕之
DF 6 河面 旺成
MF 5 石川 俊輝
MF 7 三門 雄大
MF 18 イッペイ シノヅカ
MF 8 茨田 陽生
55'
MF 33 奥抜 侃志
66'
MF 20 酒井 宣福
FW 22 フアンマ デルガド
70'

控えメンバー

GK 21 塩田 仁史
DF 50 畑尾 大翔
DF 13 渡部 大輔
MF 15 大山 啓輔
MF 11 ダヴィッド バブンスキー
55'
FW 10 大前 元紀
66'
FW 9 ロビン シモヴィッチ
70'

監督

高木 琢也

スターティングメンバー

GK 1 大谷 幸輝
DF 28 早川 史哉
DF 5 舞行龍ジェームズ
DF 4 大武 峻
DF 31 堀米 悠斗
MF 6 戸嶋 祥郎
MF 25 秋山 裕紀
71'
MF 11 渡邉 新太
MF 8 シルビーニョ
77'
MF 20 本間 至恩
85'
FW 9 レオナルド

控えメンバー

GK 30 田口 潤人
DF 32 新井 直人
MF 13 フランシス
85'
MF 17 カウエ
71'
MF 18 渡邊 凌磨
FW 19 矢野 貴章
77'
FW 39 矢村 健

監督

吉永 一明
試合詳細
13 シュート 10
9 GK 10
6 CK 3
6 直接FK 12
0 間接FK 1
1 PK 0
試合データ

主審

小屋 幸栄

副審

戸田 東吾

副審

日比野 真

第4の審判員

権田 智久

入場者数

11,919人

天候

晴、無風

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

17.4℃/40%

HIGHLIGHT

大前のPKで追いつくも、自動昇格へ痛いドロー
大事なホーム最終戦だ。明治安田J2第41節は新潟との対戦。前節・栃木戦は引分け、2位から3位へと順位を落とした。2位・横浜FCとは勝点で並んでいるが、得失点差で下回る。得点数も伸ばすためにも、攻め勝つゲームが期待される。

試合の立ち上がりは互角だったが、5分に奥抜が最初のシュートを放つと、次第に相手を押し込む場面が増えた。8分には茨田のシュートのこぼれ球をフアンマがシュート。9分には櫛引のクロスをフアンマが胸で落とし、シノヅカがミドルシュートを狙った。

中央からはスルーパス、サイドからはアーリークロスを繰り出し、ゴールへの積極性が目立った。時折カウンターで押し込まれ、ピンチになる場面もあったが、素早い帰陣でブロックを築いて押し返し、試合のペースは譲らなかった。

しかし、シュートやラストパスの場面で焦ったり、動きが硬くなったりと決め切るまでに至らなかった。河面は「勝点3がマスト。ミカさんが『やって来たことを出そう』と声を掛けてくれていたし、悪い展開ではなかったと思うけど、少し硬くなっていた部分があったように感じた」と振り返った。

29分、大きなサイドチェンジで左に展開すると、酒井が頭で折り返し、フアンマが競った後に茨田がヘディングシュートを狙ったが、GKに阻まれた。39分には左CKが逆サイドに流れ、茨田の折り返しを奥抜がヘディングで狙ったシーンも、ボールはGKの手中に収まった。

後半も開始早々にフアンマのポストプレーから石川がミドルシュートを放ったが、ゴールの枠を捉えられない。55分、高木監督は茨田に代えてバブンスキーを投入。相手陣内での仕掛けを増やしにいった。

しかし後半は、カウンターを受ける回数も増えた。62分、右サイドからワンツーで中央に入り込んだ渡邉にミドルシュートを決められ、先制点を奪われた。リードした新潟が少しずつテンポアップしてきたが、高木監督は66分に奥抜に代えて大前を投入すると、布陣を3-4-2-1から4-4-2に変更。両翼にドリブラー、前線に点取り屋が並んだ。

さらに70分、フアンマに代えてシモヴィッチを投入。前線の戦力を全て投じて押し返しにいく。79分、河面のロングフィードをシモヴィッチが収めて、大前がシュート。相手に阻まれたが、惜しかった。

攻め続けた結果が、88分に実った。右サイトからシノヅカがふわりとしたパスを前に送ると、シモヴィッチが相手のファウルを誘い、PKを獲得。これを大前がゴール右に決めて同点に追いついた。その後もパワープレーで前線にボールを集めたが、相手の走力に押し返されて追加点は奪えず、1-1の引分けに終わった。

2位・横浜FCが勝ったため、自動昇格の争いは、勝点2差を追う展開となった。最終節は、金沢とのアウェイゲーム。大前は「引分けたことで3位以上は確定した。負けていたら、次の試合の入り方は変わっていた。次は、もし負けても3位。今日みたいに硬さがある戦いではなく、前からどんどん行く試合ができれば」と話した。

「森社長や高木監督が、ホーム最終戦セレモニーで『勝って帰って来る』と話していたように、僕たちもその気持ちしかない」と、三門は勝利に向けて迷いのない姿勢を示した。逆転での自動昇格か、プレーオフかは試合が終わってみなければ分からないが、できることは勝つことだけ。思い切り、力を出し切るのみだ。

(総評:平野貴也/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 高木 琢也
今シーズン最後のホームゲームとなりましたが、ファン・サポーターの皆さまやパートナーの皆さまなど多くの方に、一年間ご支援・ご声援いただきありがとうございました。長かったようで意外と短い今日までのホームゲームでした。

チームとしては昇格を狙う中で重要なゲームでしたが残念な結果になりました。要因としては自分の中で2つあると考えていて、1つ目は精神的な面、2つ目はそこからくるプレーの硬さを見ていて感じました。

新潟がすごく良かったかと言うと、決してそうではなかったと思います。最近の新潟の試合をずっと見ていてももっと良いゲームをしていましたが、今日は意外と隙があるなという印象でした。そこを我々が突けなかったのは残念です。もう一点付け加えると、切り替えのときに出ていくパワー、ディフェンスに入ったときのボールへの密集がかなり足りませんでした。

最後の金沢戦は何が起こるかわからない状況ですが、今日のゲームの反省を踏まえて、ファン・サポーターの皆さまに良い報告ができるよう準備をしたいと思います。
選手コメント
MF 5 石川 俊輝
勝たなければいけない試合だったので、今すぐに切り替えることができないのが正直な気持ちです。しかし、順位が確定したわけではありません。明日にはしっかりと切り替えて顔を上げ、最終節で勝って臨みをつなげるようにハードな練習をこなして、心身を100%の状態にして臨みたいと思います。

今日もたくさんの方が応援してくださり、本当に感謝しています。その期待に応えられなかった悔しさを金沢戦にぶつけ、勝利という結果でお返しできるように頑張りたいと思います。
MF 11 ダヴィッド バブンスキー
勝たなければいけない上に、なるべく多くのゴールが必要な試合でした。チームとして主導権を握り、ゴールに向かって攻撃する場面を増やしたいと考えてピッチに入りました。いくつかチャンスを作れたとは思います。金沢戦は、すぐにやってきます。来週の練習で、チームとしても個人としても今日の反省点を改善したいと思います。

残念ながら自力で目標を達成できる状況ではありませんが、昇格のチャンスを生かすためには、自分たちが金沢に勝たなければ何も始まりません。可能性がある限り、気持ちを切らさず戦い続けたいと思います。
MF 20 酒井 宣福
何としても勝ちたかった。それに尽きるので非常に悔しいです。前半からチャンスがあったのに決めるべきところで決め切れず、苦しい展開になってしまいました。失点場面はもう半歩、寄せることができれば防げたかしれないので悔やまれます。

今日のように多くのお客さんが来てくれた試合で勝って、新しいファンやサポーターの方を一人でも増やしていかなければいけないのに残念です。僕たちは最後まであきらめずに信じて戦います。チームだけでなく、サポーターの皆さんも含めて、クラブが一つになって昇格をつかみ取りたいですし、目の前の試合に勝つことだけを考えて戦いたいです。
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