明治安田生命J2リーグ 第19節
2020.9.13 [SUN] 19:00 NACK

大宮

  • 5' 小島 幹敏
1 - 1
1 前半 0
0 後半 1

山形

  • 54' 岡﨑 建哉
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 40 フィリップ クリャイッチ
DF 13 渡部 大輔
DF 50 畑尾 大翔
DF 3 河本 裕之
DF 4 ヴィターリス マクシメンコ
DF 6 河面 旺成
MF 41 小野 雅史
MF 7 三門 雄大
75'
MF 26 小島 幹敏
90+2'
MF 9 菊地 俊介
63'
FW 19 イバ
75'

控えメンバー

GK 46 松本 健太
DF 24 西村 慧祐
MF 15 大山 啓輔
75'
MF 18 イッペイ シノヅカ
FW 27 戸島 章
63'
FW 28 富山 貴光
90+2'
FW 37 髙田 颯也
75'

監督

高木 琢也

スターティングメンバー

GK 21 櫛引 政敏
DF 6 山田 拓巳
DF 23 熊本 雄太
DF 5 野田 裕喜
DF 19 松本 怜大
MF 18 南 秀仁
62'
MF 7 岡﨑 建哉
MF 17 中村 駿
MF 20 加藤 大樹
75'
FW 9 ヴィニシウス アラウージョ
62'
FW 11 山岸 祐也

控えメンバー

GK 30 佐藤 昭大
DF 36 小野田 将人
MF 10 中村 充孝
62'
MF 14 本田 拓也
MF 25 末吉 塁
75'
FW 13 大槻 周平
FW 16 北川 柊斗
62'

監督

石丸 清隆
試合詳細
6 シュート 15
9 GK 6
2 CK 12
6 直接FK 11
3 間接FK 4
0 PK 0
試合データ

主審

先立 圭吾

副審

櫻井 大輔

副審

塚田 健太

第4の審判員

阿部 将茂

入場者数

2,084人

天候

曇、弱風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

22.4℃/83%

HIGHLIGHT

小島が今シーズン初得点も追いつかれドロー
どんな試合が見られるか、というよりも、とにかく勝ちたい。雨の中、そんな気持ちでスタジアムに向かうとき「みんな、同じ気持ちなのだろうな」と思う。前節は、アウェイで琉球に0-5と大敗。4連敗を脱して再浮上しようとしている矢先のショッキングな結果だった。

積み上げてきた守備の再構築と、イバの新加入で変化の加わった攻撃の調整。両面を連戦の中で行い、同時に勝点も獲得しなければならない、難度の高い戦いだ。明治安田J2第19節は、ホームでの山形戦。大敗のイメージを払しょくする勝利を求めて臨んだ。

試合の立ち上がりから、まず守備に積極性が見られた。最終ラインからウイングバックを押し出してボールを奪いにいった。河本のラインコントロールと、畑尾の周囲への指示がピッチに響いた。

守備が機能すれば、攻撃の形も良くなる。5分、左サイドで三門が自陣からドリブルで前進すると、菊地がパスを受けてキープ。その間に大外をかけ上がった左ウイングバックの河面へボールを渡してクロスを入れると、中央のイバを越えて、逆サイドから渡部がシュートを狙った。積極的な守備とサイド攻撃という高木監督の基本スタイルに立ち戻り、攻守の形が見えた。

さらに、このこぼれ球を高い位置で回収して二次攻撃。イバが中央で収めて三門が右に展開し、今度は渡部のクロスを逆サイドから河面がボレー。逆サイドに詰めていた小島が押し込んで先制に成功した。小島は今シーズン初ゴールだ。

しかし、その後は引き気味になり、試合のペースを奪われた。山形は、ゴール前に密集してショートコンビネーションを仕掛ける中央突破と、それによって相手の守備を終結させてフリーの大外を使うクロス攻撃を展開。守備の狙いを絞り切れない厳しい時間が続いた。33分に少ないタッチのパスでゴール前を崩された場面は決定的なピンチだったが、クリャイッチの好守でしのいで前半を1点リードで折り返した。

後半は立ち上がりこそ互角だったが、最終ラインと中盤の間に入り込んでくる山岸に翻ろうされ、ピンチが増えた。54分、一度はサイドへ追いやった場面で、バックパスから強烈なミドルシュートを打たれて同点に追いつかれてしまった。59分にもゴール前で左右に振り回されてシュートを打たれたが、マクシメンコがゴールカバーに入って死守した。

高木監督は、75分に大山と髙田を同時に投入。63分にピッチに入った戸島をシャドーに置いたまま、髙田を1トップの位置に入れて反撃を狙った。89分、小島が中盤でボールを持つと、小野が左サイドをかけ上がり、バックパスを河面がクロス。大外に走り込んだ渡部のシュートはGKに防がれた。その後もアディショナルタイムに富山を投入するなど勝ち越しを狙ったが得点は生まれず、1-1の引分けに終わった。

守備は、試合の入り方に改善が見られたが、リードした後の戦い方には課題が残った。攻撃も複数得点を実現する部分は依然として課題だ。しかし、それは選手も分かっていることだ。

畑尾は「点を取った後が課題。下がり過ぎて相手の時間帯を長く作ってしまう現象が、数試合続いている。後ろを消す意識が強過ぎるのかもしれませんが、強気に出るというか、押し返していかないといけない」と話し、小島は「複数得点が少ない。昨年はセットプレーで点が入っていたので、そういうところで取りたい。点が入れば、試合の流れも変わる」と、組み立てや崩し方にこだわらない点の取り方もイメージに含めていた。

ホームで勝点3には届かなかったが、高木監督が「一つ前の試合はもちろん良くないゲームでしたが、そこから『1』を積み重ねることはできたと思います」と話したとおり、連敗することなく一歩前進したと捉えるしかない。延期されていた第9節・福岡戦まで中2日。次の戦いは、すぐにやって来る。

(総評:平野貴也/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 高木琢也
早い時間に点を取ってミスマッチの中で相手がボールを持つ時間が多くなりましたが、どうディフェンスをするかをゲーム中のコーチングなり選手間のコミュニケーションでうまく対応してくれたと思います。

後半の早い時間に失点をしたシーンは自分たちが攻めてスローインになってからの相手の攻撃だったので、もったいなかったと感じています。

前節の良くなかったゲームから勝点1を積み重ねることはできましたし選手のプレーも良かったので、これを継続していく必要があると思います。
選手コメント
DF 13 渡部 大輔
前節の反省点を生かすことがある程度はできたと思うのですが、勝つことができなかったのでもっと結果にこだわりたいです。

先に2点目を取らなくてはいけないという気持ちでいましたが、結果として2点目が取れず失点してしまいました。同じことを繰り返してしまっているのは反省点ですし、もっと皆で話し合って改善していきたいです。

今日はウォーミングアップの時からファン・サポーターの皆さんが手拍子でとても良い雰囲気を作ってくれて、すごく嬉しかったです。しっかりとそれに応えたいですし、次のホームゲームの福岡戦で絶対に勝てるように頑張ります。
MF 26 小島 幹敏
ゴールシーンはアキくんからワンタッチでグラウンダーが入ってくるかなと思っていたので当てるだけでした。これまでもチャンスがありましたし、ここ最近はずっと得点を意識していました。どんな形であれ点が取れて安心していますが、試合に勝てず残念です。

ボランチとシャドーの間という感覚でプレーしていますが、淳史や侃志のようなシャドーという形ではなく、中盤と関わりつつ前に関わったり、運動量を生かして前に出てたくさん点が取れればと思います。また、これから勝っていくためには複数得点が必要ですし、去年のようにセットプレーからも点が取れると流れも変わると思います。

守備に関しては、シャドーの位置からすると相手のサイドハーフが高い位置にいることが気になってズルズル下がってしまうことも問題かな思いますし、絞りすぎているのかなと考えることもあります。体力が続くのであればどんどん前から行ければ良いのですがそれもできません。途中から押し込まれる時間が続きましたし、守備の部分はチームとしての課題だと思います。
DF 50 畑尾 大翔
積極的に前から奪いにいこうと監督からも指示がありましたし、全体で下がりすぎずにできる限り前からプレッシャーをかけていこうと話をしていました。特に僕たちの右サイドは、相手の左サイドに攻撃の起点があるのでプレッシャーをかけて押し返したいという意図でした。

点を取った後に下がりすぎて相手の時間帯を長く作ってしまうことは、ここ数試合で起きている自分たちの課題だと思います。後ろを消す意識が強すぎて中盤の選手が前に出ていけていないと思うので、もう一度前から守備をしていくこと、また僕たちも中盤の選手を前に押し出していくことが必要かなと思います。

結果が出ていない中で反省すること、修正することは必要ですが、変えられるのはこれからの結果だけであって、過去の結果を引きずっていても意味がありません。良い意味で吹っ切れて、うまく切り替えて次の試合に臨みたいです。
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