明治安田生命J2リーグ 第22節
2020.9.26 [SAT] 18:30 サンガS

京都

  • 12' 中川 風希
  • 15' 中川 風希
2 - 4
2 前半 0
0 後半 4

大宮

  • 52' イッペイ シノヅカ
  • 57' 黒川 淳史
  • 76' 畑尾 大翔
  • 90+3' 奥抜 侃志
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 34 若原 智哉
DF 2 飯田 貴敬
DF 5 黒木 恭平
DF 23 ヨルディ バイス
DF 25 上夷 克典
DF 46 森脇 良太
90'
MF 10 庄司 悦大
MF 11 曽根田 穣
79'
MF 14 中川 風希
79'
MF 22 谷内田 哲平
56'
FW 9 ピーター ウタカ
56'

控えメンバー

GK 21 清水 圭介
MF 8 荒木 大吾
79'
MF 24 川﨑 颯太
MF 31 福岡 慎平
56'
MF 32 上月 壮一郎
79'
MF 40 黒木 聖仁
90'
MF 41 金久保 順
56'

監督

實好 礼忠

スターティングメンバー

GK 40 フィリップ クリャイッチ
DF 50 畑尾 大翔
DF 24 西村 慧祐
DF 4 ヴィターリス マクシメンコ
46*'
DF 6 河面 旺成
MF 41 小野 雅史
46*'
MF 7 三門 雄大
MF 18 イッペイ シノヅカ
MF 26 小島 幹敏
MF 10 黒川 淳史
90'
FW 19 イバ
46*'

控えメンバー

GK 1 笠原 昂史
DF 13 渡部 大輔
46*'
MF 22 翁長 聖
MF 11 奥抜 侃志
46*'
MF 9 菊地 俊介
46*'
FW 28 富山 貴光
90'
FW 37 髙田 颯也

監督

高木 琢也
試合詳細
8 シュート 13
9 GK 2
3 CK 3
8 直接FK 11
0 間接FK 3
0 PK 0
試合データ

主審

佐藤 隆治

副審

桜井 大介

副審

竹長 泰彦

第4の審判員

植田 文平

入場者数

4,133人

天候

曇、無風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

22.2℃/85%

HIGHLIGHT

J2通算200勝! 今シーズン最多4ゴールで逆転勝利を奪う!
2020明治安田生命J2リーグも後半戦に突入した。シーズン前半戦を終えて7勝5分け9敗。15位という成績は到底、納得できるものではない。しかし、これが現実である。ならば、ベクトルを合わせて前に進んでいくだけではないか。J1昇格という目標ははっきりしている。チームは、まだまだ戦えるはずだ。

第22節・京都とのアウェイゲーム。前回対戦が9月2日のホームゲームと考えると、それほど時間は経っていない。しかし、この試合を境にアルディージャは3分け3敗と勝てていない。一方の京都は4勝1分け。大きく明暗が分かれてしまった。そのためか、互いに慎重な立ち上がりになった。そして12分、中川に先制点を許す。わずか3分後、同じような形で中川に2点目を献上した。

失点の時間帯、さらに2失点目までの時間が短いところは、前節の徳島戦と同様だ。その後も苦しい時間が続いた。前がかりにはなっているものの、選手同士の距離が広く、イバにボールが入っても攻撃が続かない。中盤がやや間延びし、セカンドボールの多くを京都に支配された。

チャンスは28分、右サイドからのクロスをファーサイドの河面が頭で合わせた。シュートは左に外れたものの、一つの攻撃の形が見えた。しかし、その後も防戦が続く。不用意にボールを奪われて、ピンチを招くシーンもあった。33分にはカウンターからウタカに抜け出されたが、ギリギリのところで西村がブロック、畑尾がクリアした。40分を過ぎたあたりからボールを保持する時間も増えたが、ゴールは遠く2点のビハインドで前半を折り返した。

後半のスタートから菊地、奥抜、渡部の3選手を同時に投入。前線にフレッシュな選手を送り込んで、攻撃の活性化を図った。「守備のところで自分がスイッチを入れ、攻撃に切り替わったところでより多くボールに関わることを意識した」と菊地。早速その効果が出る。開始早々にボールを奪うと、細かいパス交換から後半最初の攻撃で前線に侵入。高い位置からプレッシャーをかけるなど、攻守に躍動感が生まれた。

流れが、変わった。52分、左サイドからの攻撃。相手のゴールライン付近で三門が粘ると、いったん戻したボールを渡部がクロス。ゴール前に飛び込んだシノヅカが頭で合わせて1点差に迫った。さらに攻勢は続く。57分、相手のクリアボールを黒川がインターセプト。そのままドリブルで突破し、鮮やかにゴールを射抜いた。

黒川の2試合連続ゴールで同点に追いついた。攻撃のギアが一気にトップに入った。61分には渡部が左サイドでボールを奪うと、黒川がシュート。65分には河面が蹴った右CKを畑尾が頭で合わせる。シュートは相手GKに収まったが、前半と比べると明らかにチャンスの数が増えていた。72分には奥抜の右サイドの突破から、ゴール前のこぼれ球を黒川がシュート。これは惜しくも相手GKに阻まれた。

そして、ついに待望のゴールが生まれる。76分、右からのCK。河面が蹴ったボールに空中戦で競り勝ったのは畑尾だ。バックステップで自らの前方にスペースを作ってヘディングシュート。見事にゴールネットを揺らした。

今シーズン初の3ゴール目から、なおも攻勢に出る。82分にはゴール前でフリーになったシノヅカがシュート。しかし、相手GKの正面をついた。京都はセンターバックのバイスを前線に残し、パワープレーを展開。激しい攻防が続く。88分には奥抜が中盤からドリブルで突破。シュートは相手GKに止められた。

アディショナルタイムは4分、黒川に代わって入った富山が前線からボールを追う。90+3分、奥抜がハーフウェーライン手前から超ロングシュートを決めて4点目。これで勝敗は決した。アルディージャが7試合ぶりの勝利を奪った。

今シーズン最多の4ゴール。2点ビハインドからの逆転勝ちで、勝点3を手に入れた。「諦めない試合がここ数試合、チームに浸透している。相手に対しても、また、自分たちに対しても、今日はゲームをコントロールできた」と高木監督。殊勲の畑尾も、「率直にうれしいです。喉から手が出るほど欲しかった勝点3。アウェイで勝てたことは次につながる」と前を向いた。

今シーズン初の逆転勝利で、クラブとしてのJ2リーグ通算200勝目を飾った。次節は中3日。ホームに水戸を迎える。つかんだ勢いを、この先の戦いにつなげなければいけない。

(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 高木琢也
ホームで負けていない京都とのアウェイゲームで、スコア的にも0-2からの逆転勝利になりましたが、前節を含めここ数試合は諦めない姿勢がチームにどんどん浸透していると感じます。

もちろん自分たちで先に点を取ってそういった状況にならない方が良いのですが、結果的にそうなっても一人ひとりが諦めなかったことがこの結果につながったと思います。試合内容でもうまくいったところがあって得点を重ねられたと思いますし、今日は相手に対しても自分たちに対してもゲームをコントロールできたと思います。
選手コメント
MF 9 菊地 俊介
0-2で負けていましたし、前線で守備のスイッチを入れることと、守備から攻撃に切り替わったときにボールに絡む意識を持っていました。

後半から3人が交代で入り、前から行こうと話していました。うちには力のある選手がそろっている中で、ようやく力を発揮できたと思います。今日もキャプテンの三門選手を中心に、みんなで声を出し合って良い雰囲気でした。

シーズン前半戦はふがいない結果だったので、後半戦は全部勝つ気持ちで戦いたいですし、勝ち続けないと上に行けません。すぐにホームゲームがあるので切り替えて、僕自身もコンディションを整え、チーム内の競争に勝ちながらゴールに絡むプレーをしたいです。
MF 18 イッペイ シノヅカ
前半はうまくプレッシャーを掛けられずに全体が引いてしまった部分もあったのですが、後半は前から行くことで相手のミスを誘って逆転することができました。得点シーンは大輔君が少しマイナス気味に良いボールを出してくれましたし、自分でもずっと狙っていた形でした。気持ちで決めたゴールだと思います。

今日は今シーズンで初めて4点取れましたし、ここからみんなで爆発して連勝を重ねていきたいです。次のホームゲームも応援よろしくお願いします。
DF 50 畑尾 大翔
失点シーンはボール保持者がフリーな状態でDFラインを高く保ちすぎていたかなと思います。ここ数試合はDFラインを上げられないことが課題だった中でラインを上げられるようにはなったのでコミュニケーションを取って改善したいです。

後半はメンバーも代わり割り切ってアグレッシブに前から行くことができました。交代で入った選手たちがエネルギーを出してくれたことがチームを前向きにさせたと思います。ゴールシーンはその前にも同じような場面があって、もう一度同じボールが来れば勝てると思っていたので、蹴る前にアキに頼んでいました。見事に全く同じところにボールが来たのでしっかり決められて良かったです。

ここまでの結果に誰も納得はしていないですが、変えられるのは未来の結果だけです。この試合が良いスタートになるようにしたいですし、次の試合がすごく大事だと思います。
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