明治安田生命J2リーグ 第23節
2020.9.30 [WED] 19:00 NACK

大宮

  • 48' 奥抜 侃志
  • 90+3' 畑尾 大翔
2 - 1
0 前半 1
2 後半 0

水戸

  • 18' 住吉 ジェラニレショーン
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 40 フィリップ クリャイッチ
DF 50 畑尾 大翔
DF 24 西村 慧祐
DF 6 河面 旺成
DF 13 渡部 大輔
MF 26 小島 幹敏
MF 7 三門 雄大
MF 18 イッペイ シノヅカ
MF 11 奥抜 侃志
85'
MF 10 黒川 淳史
90+2'
FW 19 イバ
83'

控えメンバー

GK 1 笠原 昂史
DF 3 河本 裕之
MF 22 翁長 聖
MF 41 小野 雅史
FW 28 富山 貴光
90+2'
FW 27 戸島 章
83'
FW 37 髙田 颯也
85'

監督

高木 琢也

スターティングメンバー

GK 50 松井 謙弥
DF 3 前嶋 洋太
DF 2 住吉 ジェラニレショーン
78'
DF 4 ンドカ ボニフェイス
DF 28 乾 貴哉
MF 23 外山 凌
60'
MF 25 平塚 悠知
60'
MF 20 森 勇人
46*'
MF 10 山口 一真
FW 15 奥田 晃也
FW 9 中山 仁斗
82'

控えメンバー

GK 21 牲川 歩見
DF 13 岸田 翔平
78'
DF 17 河野 諒祐
60'
MF 7 山田 康太
46*'
MF 8 安東 輝
60'
MF 27 松崎 快
FW 48 アレフ ピットブル
82'

監督

秋葉 忠宏
試合詳細
12 シュート 7
7 GK 14
7 CK 4
7 直接FK 9
0 間接FK 3
0 PK 0
試合データ

主審

先立 圭吾

副審

平間 亮

副審

船橋 昭次

第4の審判員

鶴岡 泰樹

入場者数

1,917人

天候

曇、弱風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

20.1℃/64%

HIGHLIGHT

畑尾の劇的なゴールで2試合連続の逆転勝ち!
前節の京都戦は2点のビハインドから後半のゴールラッシュで4-2と逆転勝利。7試合ぶりに勝点3をもぎ取った。前半の戦い方に課題が残ったとはいえ、多くのファン・サポーターが溜飲を下げたことだろう。だが、チームに一息つく余裕はない。中3日で行われる明治安田J2第23節・水戸戦。目指すは連勝だ。

相手のキックオフで前半がスタート。ファーストシュートは4分、6試合ぶりに先発した奥抜がペナルティエリアの外で粘り、つないだボールをイバがミドルシュートを放つ。枠をとらえることはできなかったが、攻撃への積極的な姿勢が現れた。その後もピッチを広く使い、くさびに入るイバを軸に攻撃を展開。黒川、奥抜は果敢に裏を狙い、水戸のディフェンスラインに揺さぶりをかけた。

長短のパスを織り交ぜながら、相手陣内の深い位置まで何度も侵入する。13分には、イバが左サイドから突破。パスを受けた渡部が中央へ折り返すが、奥抜の手前で相手にクリアされた。チャンスの数ではアルディージャが上回っていた。しかし、先制点は水戸。18分、CKのこぼれ球を住吉に蹴り込まれた。

32分、ペナルティエリアの密集からボールを外に出すと、渡部のクロスをイバがヘディングシュート。しかし、ボールは枠の外。カウンターの場面も、水戸の帰陣が速くスローダウンを余儀なくされた。前線でボールを動かすが、なかなかスキが見つからない。1点ビハインドのまま前半を終えた。

後半開始早々、積極的にイバにボールを集めた。その成果がすぐに現れる。48分、前線でパスを受けたイバが右サイドに流れ、中央に折り返したボールを黒川がダイレクトでスルーパス。「1タッチで決められる状況をチームで作り上げてもらった」と言う奥抜がスペースに入り込み、冷静にゴールに蹴り込んだ。

1-1。2試合連続となる奥抜のゴールで同点に追いついた。後半の立ち上がりはアルディージャのペースだった。その後もボールを保持し、ビルドアップから逆転ゴールを狙いにいく。相手のカウンターを警戒しつつ、思い切った攻撃を仕掛けられるのは、小島のリスクヘッジがあるからだろう。中盤で適切なポジションを取り、長短のパスを前線に配球した。

77分、決定的なチャンスが生まれる。黒川のパスをペナルティエリアの中で受けた奥抜がドリブルで突破。相手DFをかわしてGKと1対1になるが、体勢を立て直して放ったシュートはDFにブロックされる。83分、1人目の交代は戸島。さらに85分には、ドリブルで局面を打開できる髙田が入った。

アディショナルタイムは4分。90+1分には、西村のロングフィードからチャンスをつかんだ。前線で黒川が競り合うと、こぼれ球を拾った戸島がそのままシュート。惜しくも相手GKに阻まれたが、続けざまにセットプレーを得る。そして、90+3分、左からのCK。ファーサイドの畑尾がヘディングで競り勝った。一度は相手に止められたが、こぼれ球をもう一度、畑尾がシュート。土壇場での逆転ゴールで2連勝を飾った。

劇的な勝利を目の当たりにし、NACK5スタジアム大宮が盛大な拍手で沸いた。殊勲の畑尾は「勝ち続けることで、自分たちの自信にもなるし、やってきたことが間違っていないと証明できる。みんなで勝ち続けられるように頑張りたい」と手応えを口にした。次節の東京V戦は中2日で行われる。つかんだ自信を手に、11連戦の最後を勝利で締めくくりたい。

(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 高木琢也
試合の入りのところで水戸がロングフィードを含め前線からプレッシャーを掛けてくるイメージがあった中で、相手を裏返すことも必要なので我々も少し長いボールを入れていこうと選手たちに話をしていたのですが、しっかり理解してプレーしてくれました。

ただ蹴れば良いのではなく、相手のアプローチが弱ければしっかりボールを保持しようと伝えていましたが、セカンドボールの対応を含め良いアプローチができていたと思います。リスタートから失点しましたが、それ以外では相手にチャンスをあまり与えなかったと思います。

同点に追いついたシーンのように、一人の選手が動いた後のスペースに他の選手が顔を出して攻撃に変化を出すパターンが最近の試合では増えてきていますし、少しずつ積み重ねができていると感じます。ただ、まだ彼らの100%の力を出し切れてはいないと思いますし、ゲームを重ねながら活性化できるようにやっていきたいです。
選手コメント
MF 10 黒川 淳史
前半は自分たちの時間帯が長く内容も悪くはなかったですが、セットプレーで一瞬の隙を突かれました。そこは修正しないといけない部分です。

相手は中2日で後半は体力的にも落ちてきていました。ここ数試合を見ても大宮には走れる選手が多いですし、前からしっかりプレッシャーを掛けることで後ろの選手たちも対応がしやすくなると思います。今日はイバを中心に良いプレッシャーが掛けられました。

次は11連戦の最後の試合ですし、シーズン後半戦に入ってチームも少しずつ波に乗れてきていると思いますが、ここで満足してはもったいないですし、引き続きアグレッシブに戦い勝利して11連戦を終えたいです。
MF 11 奥抜 侃志
得点シーンは僕がワンタッチで決められる状況をチーム全体で作り上げてくれたので、僕は決めるだけでした。前の3人で意思疎通ができたプレーでしたし、自信を持って継続していきたいです。僕自身もシュートが少なかったのでゴールを狙う姿勢を出したかったですし、気持ちの部分が出たと思います。

チームとして失点した後も焦らず自分たちのプレーができていたと思います。ここ2試合は一人ひとりがチームのために走ることができているからこそ勝利につながっていると思います。

2試合メンバーから外れて自分の中でも思うところがありましたし、もう一度自分を見つめ直して次のチャンスに備えていました。結果としてメンバーから外れたことが自分にとってプラスになったのかなと思います。
DF 50 畑尾 大翔
得点後のパフォーマンスは前節は忘れてしまっていたのですが、妊娠している妻に向けたものでした。

試合全体として自分たちでしっかりボールを握って相手を押し込むことができていましたし、失点はしましたが相手が後半に落ちることは分かっていたので、これを続けていけば逆転できると思って声掛けをしていました。

勝点1で終わるのと勝点3で終わるのでは意味が違いますし、今日は絶対に勝点3を取って終わらないといけない試合だったと思います。最後は僕が決めましたが、全員でつかんだ勝点3だと思います。追い込まれた状況で勝っていくしかありませんが、昇格は手が届かない目標ではありません。前節があのようなゲームだったので今日は難しくなることも分かっていましたが、それでもしっかり勝てたことは自分たちの自信になると思います。
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