明治安田生命J2リーグ 第13節
2021.5.9 [SUN] 15:00 正田スタ

群馬

  • 90+2' 田中 稔也
1 - 1
0 前半 0
1 後半 1

大宮

  • 76' 小野 雅史
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 1 清水 慶記
DF 8 岩上 祐三
80'
DF 4 川上 優樹
DF 3 畑尾 大翔
DF 14 平尾 壮
65'
MF 6 内田 達也
80'
MF 15 金城 ジャスティン俊樹
65'
MF 41 中山 雄登
MF 7 加藤 潤也
MF 11 田中 稔也
FW 50 大前 元紀

控えメンバー

GK 21 松原 修平
DF 32 渡辺 広大
DF 24 光永 祐也
65'
MF 16 久保田 和音
80'
MF 38 天笠 泰輝
65'
MF 19 白石 智之
80'
FW 39 髙木 彰人

監督

奥野 僚右

スターティングメンバー

GK 40 フィリップ クリャイッチ
50'
DF 8 馬渡 和彰
89'
DF 42 山越 康平
DF 20 櫛引 一紀
DF 13 渡部 大輔
MF 10 黒川 淳史
MF 7 三門 雄大
MF 26 小島 幹敏
MF 41 小野 雅史
FW 27 中野 誠也
84'
FW 17 ネルミン ハスキッチ

控えメンバー

GK 1 笠原 昂史
50'
DF 22 翁長 聖
89'
DF 43 山田 将之
MF 5 石川 俊輝
84'
MF 48 柴山 昌也
FW 19 イバ
FW 49 大澤 朋也

監督

岩瀬 健
試合詳細
6 シュート 8
11 GK 8
10 CK 3
7 直接FK 7
0 間接FK 1
0 PK 0
試合データ

主審

清水 勇人

副審

清野 裕介

副審

イ サンギ

第4の審判員

野堀 桂佑

入場者数

2,340人

天候

曇、強風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

22.4℃/39%

HIGHLIGHT

終了間際に被弾…土壇場で勝点3を逃す
5月2日の明治安田生命J2第11節から、中3日で組まれてきた3連戦のラストマッチは、アウェイの群馬戦だ。7試合勝利なしの苦しい状況から抜け出すためにも、今日こそ勝利が欲しい。

スタメンは前節から2人変更があり、右センターバックに山越が、2トップの一角に中野が入った。システムはこれまでと同じ4-4-2で、ミラーゲームとなる。

強い風が吹くコンディションで、前半は風上に立った。8分には決定機を生み出す。2列目右サイドから黒川が中央へドリブルで持ち込み、DFラインの背後へスルーパスを通す。走り込んだ小野がGKと1対1になったが、GKに阻まれてしまった。

その後は相手ゴールに迫れなかったが、25分に右サイドバックの馬渡がカットインから左足で狙う。ここから風上の利点を生かし、ペナルティエリア内外からシュートを浴びせていく。しかし、相手ゴールをこじ開けることはできず、0-0でハーフタイムを迎えた。

前半と同じ11人でスタートした後半開始早々、アクシデントに見舞われる。バックパスをキックで処理したクリャイッチが、足を痛めて交代を余儀なくされてしまったのだ。50分、笠原が第4節の相模原戦以来となるピッチに立った。

風下となった後半は立ち上がりから群馬を押し込んでいく。52分、黒川が右サイドからカットインしてペナルティエリアへ侵入し、左足でシュートする。1分後、黒川のアーリークロスが左サイドへ流れ、小野がペナルティエリア内左から左足を振り抜いた。どちらも得点には至らなかったものの、攻撃にリズムが生まれつつある。

62分にはゴール正面やや右のアングルで直接フリーキックを得る。黒川が相手DFからボールを奪い、ファウルを誘った。フリーキックは小野が左足で狙ったが、壁にブロックされてしまった。
 
68分にはコンビネーションから相手ゴールへ迫る。最終ラインから持ち出した山越が、前線にミドルパスを供給する。ハスキッチが頭で落とすと、黒川が右足で相手ゴールを鋭く襲った。

守備陣も奮闘する。71分、相手の右コーナーキックをきっかけとする攻防で、笠原が2度のビッグセーブでチームを救う。

攻守ともに集中してプレーできている。先制点が欲しい中で、76分に均衡を破った。小島が敵陣でボールを奪うと、小野が引き取ってドリブルで持ち出し、ペナルティエリア外から左足を強振する。鮮やかなミドルシュートが、ゴールネットに突き刺さった。

リードを奪ったあとの試合運びは、今シーズンここまでの課題だ。84分、岩瀬監督は中野を下げ、石川を送り込む。第7節の秋田戦以来の出場となる背番号5は2列目右サイドに入り、黒川が前線へポジションを上げた。

終盤は群馬に押し込まれるが、風向きを考えれば想定内だ。岩瀬監督は89分にも動き、馬渡が退いて翁長が送り出される。

アディショナルタイムは6分だった。勝利は見えている。ところが、90+2分にコーナーキックから追いつかれてしまった。GK笠原はヘディングシュートに食らいつき、ゴールカバーの三門も懸命にかき出そうとしたが、ボールの勢いがまさってしまった。

試合後の岩瀬監督は「最後まで勝点3を取るためにファイトして、狙いとするものに風がある中でもトライして、何とか勝点3をもぎ取る意思を見せただけに、勝ち切りたかった」と話した。

この日のサブメンバーには、今シーズン初めてイバの名前があった。柴山や大澤も控えていた。しかし、クリャイッチの予期せぬ負傷交代によって、交代の機会を使い切っていたのは不運と言うしかない。

群馬と勝点を分け合ったことで、順位は22位のままとなっている。ホームに戻る次節こそは、勝利をつかみ取りたい。

(総評:戸塚啓/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 岩瀬健
アウェイにもかかわらず400人近くのサポーターが来てくださって、ゴール裏から大きな後押しをしてもらいました。スタジアムに入る際には拍手で迎えてもらってすごく心強かったです。ありがとうございました。

前半は風上からスタートして、相手がどう守るか、どう攻めるかに対しては、おおよそ想定内で進んでいった中で、チャンスも何度か作ることはできました。

後半は少し風向きが変わりましたが、自分たちの狙いとするところ、プレッシャーが強まったときの相手の背後のスペース、ボランチとCBの間のスペースを見逃さない中でボールを前に運んでいく、チャンスがあればシュートを狙っていこうという中で、雅史のアイデアと勢いの良さで先制できました。終盤は逃げ切るためにいくつかカードを切ったのですが、最後の最後に同点にされてしまいました。

なんとかこの状況を変えられるように、次のゲームに向けて取り組んでいきたいです。
選手コメント
GK 1 笠原 昂史
ここ最近は外から観ていると少しネガティブというか自信がないような感じもしたのですが、選手同士で雰囲気を変えてやっていこうということで、今日はピッチ内でも声を掛け合って球際もバトルして、すごく良い雰囲気で戦えていたとは思います。

ただ、これをベースにして、さらにプラスアルファしていかないと勝ちにはつながらないと思うので、トレーニングから厳しくやっていきたいです。セットプレーからの失点の多さは相手もあることですが、自分たちはマンツーマンであれば付いている相手に自由にやらせないことや、GKがチャレンジする部分も必要だと思いますし、際のところでの戦いが重要だと思います。
MF 41 小野 雅史
内容どうこうではなく、間違いなく勝たなくてはいけないゲームだったので、本当に悔しいです。ここ数試合はシュート数も増えて自信を持って打てるようになったので、その意識が結果に結びつきました。自分がチームを勝たせたいという思いがプレーに出たと思うのでそこは継続していきたいですが、もう1点、2点取れるチャンスもあったのでそこは確実に決めないといけないですし、自分が2点目を取ることにフォーカスしていきたいです。

この順位でありながら今日も多くの方が応援に駆けつけてくれて本当に嬉しかったですし、なんとしても勝ちを届けたかったので、申し訳なく思っています。ただここで終わりではないので、ここからやり続けるしかないですし、見届けて欲しいです。
DF 42 山越 康平
良い時間に先制してあと一歩のところだったのですが、気をつけていたセットプレーでやられてしまい、すごく悔しいゲームでした。

勝てていない中で大切なことは、球際や運動量、切り替えなど当たり前のことをもっと一人ひとりがチームのために徹底してやらなくてはいけないと感じています。仲間と喧嘩するぐらい言い合うことも時には大事なのかなと思っています。勝たなくては意味がないですが、チームがやろうとしていることはできてきているので、あとは勝点3をつかみ取れれば流れは変えられると思います。

なかなか勝てないですが、皆で一丸となってまずは勝点3を取りにいきたいです。
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