明治安田生命J2リーグ 第19節
2021.6.19 [SAT] 18:00 サンアル

松本

0 - 0
0 前半 0
0 後半 0

大宮

試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 16 村山 智彦
DF 33 大野 佑哉
DF 2 星 キョーワァン
DF 43 常田 克人
MF 29 村越 凱光
65'
MF 5 前 貴之
MF 22 米原 秀亮
65'
MF 23 外山 凌
65'
FW 14 鈴木 国友
78'
FW 11 阪野 豊史
65'
FW 8 河合 秀人

控えメンバー

GK 1 圍 謙太朗
DF 27 下川 陽太
65'
DF 20 浜崎 拓磨
65'
MF 7 田中 パウロ淳一
MF 17 表原 玄太
65'
MF 28 小手川 宏基
78'
FW 18 戸島 章
65'

監督

柴田 峡

スターティングメンバー

GK 31 上田 智輝
DF 8 馬渡 和彰
DF 3 河本 裕之
DF 42 山越 康平
DF 22 翁長 聖
81'
MF 37 松田 詠太郎
81'
MF 7 三門 雄大
MF 26 小島 幹敏
71'
MF 41 小野 雅史
61'
FW 19 イバ
FW 10 黒川 淳史

控えメンバー

GK 1 笠原 昂史
DF 43 山田 将之
81'
MF 4 松本 大弥
MF 5 石川 俊輝
MF 15 大山 啓輔
61'
MF 48 柴山 昌也
71'
FW 17 ネルミン ハスキッチ
81'

監督

霜田 正浩
試合詳細
9 シュート 12
17 GK 16
4 CK 5
9 直接FK 10
3 間接FK 0
0 PK 0
試合データ

主審

荒木 友輔

副審

岡野 宇広

副審

竹長 泰彦

第4の審判員

國吉 真吾

入場者数

4,933人

天候

曇時々雨、中風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

18.6℃/74%

HIGHLIGHT

勝利への想い届かず、0-0で勝点1を分け合う
風向きは確実に変わっている。前節の栃木戦は1-1のドロー。それでも、イバが今シーズン初ゴールを決めるなど、前向きな材料が見えた。あとは勝利だけだ。霜田新体制での2試合目となる明治安田生命J2第19節は、松本とのアウェイゲーム。フォーメーションは前節と同じ4-1-2-3。インサイドハーフが大山に代わって小野が入った以外は、前節と同じ布陣となった。

立ち上がりは、守備から入った。果敢に出てくる松本を球際で押さえ、奪ったボールを前線のイバに集める。しかし、セカンドボールが拾えず、最初の10分は松本のペースで進行した。変化を見せたのは15分、右サイドでボールを持った松田がドリブルで中に入っていく。小島とのワンツーからシュート。「攻撃は基本的に自由にやらせてもらっている。試合の中でチャレンジもできて、いいシーンも作れたと思う」と松田が振り返るように、攻撃への意識の高さを見せたシーンだった。

GK上田のキックの精度も生きた。26分、自陣ゴール前の上田から一気に前線へ。センターサークル付近で一度は相手にクリアされたが、こぼれ球を拾った小野がキープ。裏に抜け出した黒川にパスが渡り、大きなチャンスを生み出した。「キックの正確性、飛距離といった彼(上田)のストロングポイントをチーム戦術に生かしたい」と霜田監督。36分には、イバのシュートのこぼれ球を最前線に走り込んでいた馬渡が反応。左足で放ったシュートは相手GKに止められたが、全員がハードワークを貫いてゴールに迫った。

4連敗中の松本が圧力をかけてくる中、守備陣の冷静な対処によって前半の失点を0でしのいだ。アンカーの三門が危険なスペースを消し、ベテランの河本が最終ラインでボールを落ち着かせた。GK上田も巧みにボールをさばき、相手のプレッシャーを無力化した。前半は守る時間が長かったアルディージャだが、狙いを持った形で後半につないだと言っていいだろう。

後半開始早々、相手にシュートチャンスを与えるが、河本が身を挺してブロック。さらに自陣ゴール前まで持ちこまれたボールも、戻ってきた小島が体を張って防いだ。ピンチのあとにはチャンスあり。50分、右サイドを突破した松田のクロスをイバが競り合い、こぼれたボールを翁長がシュート。惜しくもミートしなかったが、サイドを起点にいい形の攻撃を展開した。

霜田監督が最初のカードを切る。61分、小野に代えて大山を投入。63分、右サイドをドリブルで振り切った松田がシュート。直後のCKで河本が高さを見せるが、ヘディングシュートは枠を外れる。さらに左サイドでアップダウンを繰り返す翁長が、流動的にポジションを変え、黒川との連携から相手のディフェンスラインの裏を狙う。そこに代わったばかりの柴山が加わり、攻撃が活性化された。

サイドから何度もチャンスを作った。76分、カウンターから右サイドの松田がクロス。相手がクリアし切れなかったボールを、イバが至近距離からシュートを放つ。決定的なシーンだったが、ボールはポストをかすめて枠を逸れた。81分、松田に代えてハスキッチを、翁長に代えて山田を投入。フォーメーションを4-2-3-1にして、攻撃を厚くした。

残り時間が5分を切ってから、松本が猛攻を仕掛けてきた。しかし、アルディージャに下を向く者は一人もいない。ゴールへの思いが途切れることはなかった。4分のアディショナルタイムを経て、試合終了のホイッスル。最後まで死力を尽くした一戦は、0-0で勝点1を分け合う結果となった。

試合後の霜田監督は、最後まで戦った選手を称えつつ、勝点3を取れなかったことに悔しさをにじませた。「ゴールは近づいているが、勝点3のためには得点を取らないといけない。それでも、体を張る球際、守備の安定感は、どこにも負けないものがついてきた。2戦連続ドローだが、負けていないことをポジティブに考えて、次の試合に全力で勝点3を取りにいきたい」。次節は27日、山口とのアウェイゲームだ。連続未勝利は14試合となったが、次こそ勝点3を奪いたい。

(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)

続きを読む

監督コメント
監督 霜田 正浩
こういった状況なので何が何でも勝点3を取りたかったですし、それにふさわしいゲームはできましたが、相手のゴールをこじ開けられず、勝点1に留まったことは本当に悔しいです。頑張っている選手たちに勝点3で報いたかったですが、それができなかったのは監督の責任です。

ゴールは近づいてきていると思いますが、勝利のためには得点を取らなければいけないですし、攻撃をもっともっと充実させなければいけません。それでも球際は体を張って戦っていますし、守備の安定感はどのチームにも負けないものがついてきていると思います。

2戦連続ドローですが、負けていないことをポジティブに考えて、次の試合に勝てれば負けなしを続けられますので、全力で勝点3を取りにいきたいです。
選手コメント
FW 19 イバ
右サイドからのクロスなどビッグチャンスがありましたし、ストライカーとして点を決めなければいけませんでした。勝点3を取れなかったことにがっかりしています。

攻撃はすごく順調にきていて、ボールをキープすること、チャンスを作ることはできるようになってきていますし、そこはこの2週間で違いを感じる部分です。

霜田監督は明確な戦術とやりたいサッカーを伝えてくれていますし、すごく良い要求があってアグレッシブな攻撃ができています。チャンスは多く作れているので良い方向に向かっていると思います。
MF 26 小島 幹敏
自分たちの2ボランチに相手が厳しくきていたので、アンカーを使いながら3人で剥がしたいと考えていたのですが、そういったシーンをあまり作れませんでしたし、一人が落ちるなど臨機応変さが足りませんでした。それでも前後半通してチャンスはありましたし、勝てないのは決めきれていないことに尽きると思います。

センターバックのコウモさんやコッシーを中心にディフェンス陣は戦える良い選手が揃っていますし、チームとしてハードワークできていたと思います。

次節もアウェイですが大宮サポーターの後押しを受けて、ひさしぶりの勝利を届けられるように頑張ります。
MF 37 松田 詠太郎
攻撃は自由にやらせてもらっているので、自分がサイドを取っているときはカズくんが真ん中のポジションを埋めてゴール前に入っていくなど、試合の中で調整しながらチャンスシーンも何度か作れました。

個人としては試合を重ねるごとにコンディションも上がっていますが、結果を残せていないことは悔しいですし、今後の課題です。

良いシーンや体を張って守る部分などは徐々に出てきていると思いますし、あとは前線の選手が得点を決めることだけだと思うので、チームの流れを変える一点を早くチームにもたらしたいです。
フォトギャラリー

カテゴリー


X

パートナーバナー