明治安田生命J2リーグ 第24節
2021.8.9 [MON] 18:00 デンカS

新潟

  • 33' 島田 譲
  • 90+4' 谷口 海斗
2 - 2
1 前半 0
1 後半 2

大宮

  • 72' 中野 誠也
  • 90+5' 西村 慧祐
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 1 小島 亨介
DF 25 藤原 奏哉
80'
DF 35 千葉 和彦
DF 5 舞行龍ジェームズ
DF 31 堀米 悠斗
MF 17 福田 晃斗
MF 20 島田 譲
64'
MF 24 ロメロ フランク
64'
MF 33 高木 善朗
MF 10 本間 至恩
75'
FW 7 谷口 海斗

控えメンバー

GK 41 藤田 和輝
DF 28 早川 史哉
DF 50 田上 大地
MF 8 高 宇洋
64'
MF 19 星 雄次
80'
FW 9 鈴木 孝司
64'
FW 11 髙澤 優也
75'

監督

アルベルト

スターティングメンバー

GK 35 南 雄太
DF 4 松本 大弥
46*'
DF 3 河本 裕之
DF 24 西村 慧祐
MF 15 大山 啓輔
87'
MF 7 三門 雄大
MF 8 馬渡 和彰
MF 10 黒川 淳史
71'
MF 11 奥抜 侃志
57'
MF 6 河面 旺成
FW 33 河田 篤秀
71'

控えメンバー

GK 31 上田 智輝
DF 20 櫛引 一紀
DF 43 山田 将之
87'
MF 26 小島 幹敏
71'
MF 48 柴山 昌也
57'
FW 27 中野 誠也
71'
FW 19 イバ
46*'

監督

霜田 正浩
試合詳細
16 シュート 5
4 GK 11
9 CK 3
21 直接FK 11
1 間接FK 3
1 PK 0
試合データ

主審

井上 知大

副審

佐藤 貴之

副審

竹長 泰彦

第4の審判員

長峯 滉希

入場者数

12,587人

天候

晴、弱風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

31℃/45%

HIGHLIGHT

土壇場で西村が執念の同点ゴール。勝点1を死守する
東京五輪による中断期間が明け、およそ3週間ぶりに明治安田生命J2リーグが再開した。第24節は新潟とのアウェイゲームだ。夏の補強にも手応えを感じさせる。7月に加入したGK南、FW河田がスタメン入り。さらにケガから復帰した奥抜が第2節の甲府戦以来、約5カ月ぶりのスタメンに名を連ねた。果たして中断期間の成長、チームの一体感を見せられるか。いよいよ巻き返しの後半戦がはじまる。

立ち上がりから積極的にアプローチを仕掛けていく。存在感を発揮したのが右サイドハーフに入った馬渡だ。高い位置で相手にプレッシャーをかけ、奪ったボールを素早く前線に繋いだ。右サイドバックの松本もアップダウンを繰り返した。サイドを崩して、クロスから河田の得点力を生かす。攻撃の意図は明確だった。しかし、前半は新潟にボールを支配され、セットプレーから何度もピンチを招いた。霜田監督も「球際で勝てるような入り方をしなければいけなかった」と反省を口にした。

21分には新潟のロメロ・フランクのヘディングシュートがバーを叩いた。大きなピンチだった。飲水タイムのあとも、新潟が優勢にゲームを進めていく。そして33分、新潟に先制点を許した。セットプレーのあとのクリアボールを島田に蹴り込まれてしまった。

43分にはセットプレーからチャンスをつかんだ。相手のクリアボールに反応した馬渡が至近距離からシュート。相手GKが弾いたボールを奥抜が頭で押し込んだ。しかし、相手にクリアされてゴールネットを揺らすことができない。1点ビハインドのままハーフタイムを迎えた。

ベンチが動いた。後半のスタートから松本に代えてイバを投入。前線に厚みを持たせた。さっそく効果が現れた。47分、河田が下がりながら相手のボールを奪う。奥抜がそのボールを前に運んだ。前線に残っていた三門が左サイドでパスを受けると、中に切り返してシュート。枠をとらえることはできなかったが、決定的なシーンだった。

GK南のビッグセーブも飛び出した。52分、献上したPKをストップ。押し込まれそうになったこぼれ球は、西村がギリギリのところでクリアした。

57分、奥抜に代わって柴山がピッチイン。飲水タイム後の71分には、中野と小島を同時に送り込んだ。その直後だった。右サイドで柴山がボールを奪う。ドリブルで中へ仕掛けると、代わったばかりの中野に縦パスを送った。振り向いた中野は素早く体勢を立て直し、豪快に右足を振り抜いた。鮮やかにゴールネットを揺らし、1-1の同点に追いついた。

残り時間が少なくなり、攻防が激しくなった。86分には、馬渡のロングスローを河本がヘディングシュート。ボールはわずかに枠を外れた。87分、大山に代わって山田が入った。アディショナルタイムは6分。新潟が猛攻を仕掛けてくる。谷口のヘディングシュートはポストに救われた。鈴木のシュートは枠を逸れていった。しかし、90+4分、攻撃の枚数を増やしてきた新潟に勝ち越しゴールを決められた。

1-2。しかし、アルディージャに諦める者は一人もいない。90+5分、前に入れた長いボールを西村が頭で繋いだ。ゴール前に入ったボールを中野が頭で落とす。反応した西村が、ボールの落ち際に合わせて右足を振り抜いた。シュートがゴール右隅に突き刺さった。

2-2。土壇場で同点に追いついた。執念が実ったゴールだった。その後、三門が2枚目のイエローカードで退場となったが、新潟のセットプレーを全員が体を張って防いだ。貴重な勝点1を獲得した。

途中から入って1ゴール、1アシストと殊勲の中野は「チームがやりたいことにどう貢献するかをもっと突き詰めてやっていけば、もっといいゲームができるし、勝つゲームを多く作っていける」と手応えを口にした。次節はホームで迎える秋田戦。勝点3を獲ることが、チームに課せられたミッションだ。

(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 霜田 正浩
初めてゲーム内容があまり良くなくて、自分たちのやりたいことができない90分でした。それでも強豪の新潟に対して最後に追いついてアウェイで勝点1を取れたということは、選手たちの成長を本当に感じますし、サポーターの思いも感じます。

ちょっとずつですが、僕らは前に進んで行かないといけないと思います。途中から出場した選手も頑張ってくれましたし、戦う姿勢、一体感を持って皆でやれているので、これを途切らすことなく、勝点3を取りにいきたいです。
選手コメント
FW 27 中野誠也
復帰までに想像以上に時間がかかりましたが、やはりサッカー選手としてピッチに立てることは嬉しいことだなと感じました。

自分の持ち味である背後に抜けていく部分を出してゴールを狙ってこいとシモさんからも言われていましたし、まずはそれを表現しようとピッチに入りました。前半は足元へのパスが多くうまくいっていない部分もあったので、背後を狙ったり、イバに当ててそらしたところを自分が狙うイメージでプレーしました。

得点シーンはシバが幹敏に出したのかなと思いますが、右に流れた自分がそのパスに反応してしまい、良い形でボールを置けたので振り切りました。今日はウォーミングアップからシュートに関しては良い感覚があったので、素直に振れてうまく当てることができました。
FW 33 河田 篤秀
自分自身、満足できるプレーではなかったですが、まだ加入して間もなくすり合わせている段階なので、これから試合を重ねてどんどん良くなっていけばと思います。

チームとしてやるべきことはできていたのですが、そこから状況に合わせて攻撃でも守備でも臨機応変な対応ができなかったことは次への課題です。攻撃では低い位置でのボール回しがうまくいかず、攻撃回数が少なくて練習の成果を出せませんでした。守備も改善の余地はありますが、真ん中を簡単にやらせない、ゴール前で体を張るという最低限の部分はできていたので、あとは積み上げるだけだと思います。

個人としては点を取りたい気持ちもありますが、まずはチームがうまく回るように、最大限の力を出せたらと思います。
GK 35 南 雄太
2失点してしまったことは反省点ですが、皆が追いついてくれたので、次につながる勝点1だったと思います。PKの場面は、本間選手の事前情報はなかったのですが、駆け引きに勝つことができました。

引分けが続いていますが、次はホームですし、なんとか勝ちたいです。僕自身も大宮の選手としてNACKで試合をするのが初めてなので、すごく楽しみにしています。ぜひ勝って皆で喜びたいです。
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