明治安田生命J2リーグ 第40節
2021.11.21 [SUN] 14:00 NACK

大宮

  • 10' 三門 雄大
1 - 3
1 前半 2
0 後半 1

水戸

  • 23' 松崎 快
  • 45+1' 藤尾 翔太
  • 64' 藤尾 翔太
試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 35 南 雄太
DF 8 馬渡 和彰
68'
DF 3 河本 裕之
68'
DF 6 河面 旺成
DF 22 翁長 聖
MF 7 三門 雄大
MF 26 小島 幹敏
68'
MF 10 黒川 淳史
MF 41 小野 雅史
FW 27 中野 誠也
53'
FW 33 河田 篤秀
68'

控えメンバー

GK 44 後藤 大輝
DF 20 櫛引 一紀
68'
DF 24 西村 慧祐
68'
MF 5 石川 俊輝
FW 11 奥抜 侃志
53'
FW 34 佐相 壱明
68'
FW 19 イバ
68'

監督

霜田 正浩

スターティングメンバー

GK 16 牲川 歩見
DF 40 黒石 貴哉
DF 33 三國 スティビアエブス
DF 43 鈴木 喜丈
DF 3 大崎 航詩
MF 50 中里 崇宏
84'
MF 17 新里 涼
MF 14 松崎 快
74'
MF 15 奥田 晃也
84'
FW 9 中山 仁斗
84'
FW 31 藤尾 翔太
64'

控えメンバー

GK 41 中山 開帆
DF 35 岡本 將成
74'
MF 8 森 勇人
MF 25 平塚 悠知
84'
MF 46 伊藤 涼太郎
64'
FW 7 山根 永遠
84'
FW 11 安藤 瑞季
84'

監督

秋葉 忠宏
試合詳細
10 シュート 8
4 GK 14
8 CK 1
9 直接FK 12
2 間接FK 0
0 PK 0
試合データ

主審

吉田 哲朗

副審

田中 利幸

副審

戸田 東吾

第4の審判員

長峯 滉希

入場者数

5,424人

天候

曇、弱風

ピッチ状態

全面良芝

気温/湿度

16.9℃/45%

HIGHLIGHT

三門の今季初得点で先制も…ホームで手痛い敗戦
明治安田生命第40節は、NACK5スタジアム大宮でのホームゲームだ。4試合ぶりの勝利を目指して、4-4-2でスタートした。最終ラインは右から馬渡、河本、河面、翁長で構成される。河本は7試合ぶりの先発で、Jリーグ通算400試合目(J1で239試合、J2で161試合)の出場となる。

中盤と2トップは前節と同じ選手たちが並ぶ。控えの7人では石川が2試合ぶり、佐相が6試合ぶりのメンバー入りとなる。

勢いを持って試合に入った。キックオフ直後、敵陣左サイドのスローインを素早くリスタートし、小野がゴール前へクロスを入れる。詰めていた黒川が頭で落とすと、中野が右足ボレーで狙った。3分には左CKから河田が頭で合わせた。
 
10分には先制点を奪う。小島が中盤から右サイドの馬渡へ展開する。馬渡は左足でクロスを入れ、DFに当たったボールを小野が収め、後方へ落とす。走り込んだ三門が、右足でゴール右上へ突き刺した。三門のリーグ戦でのゴールは、2019年6月の岐阜戦以来だ。

その後も水戸の前線からのプレスを剥がし、14分には小島のスルーパスから馬渡が右サイドを突く。試合の入りは申し分のないものだったが、23分にワンチャンスを生かされて同点に持ち込まれてしまう。

26分の飲水タイムを挟んで、大宮はペースを取り戻す。相手にチャンスを与えずに試合を進めていったが、前半終了間際に2失点目を喫した。自陣でボールを奪われ、そのまま得点を決められた。前半は1-2で折り返す。

後半もスタートから相手に圧力をかけていく。51分、左サイド深くから翁長がロングスローを入れ、右CKを獲得する。キッカーの河面が絶妙なクロスを入れると、GKの目前にこぼれたボールに河本と翁長が反応するが、わずかに届かずにプッシュできない。

53分には霜田監督が交代のカードを切る。中野を下げて奥抜を起用し、奥抜が2列目の右サイドに入り、黒川が2トップへポジションを上げる。

58分には右サイド深くで起点を作り、小野のパスからペナルティエリアすぐ外の三門が狙う。コースを狙ったシュートが、わずかにゴール右へ逸れた。

相手のプレスを嫌って前線へ蹴り出すのではなく、自陣からしっかりとつなぎながら攻撃を繰り出していった。しかし、64分に痛恨の失点を献上してしまう。

ビハインドが2点に広がり、霜田監督は68分に4人の選手を送り出す。最終ラインを3バックにして3-4-2-1とする。水戸も74分の選手交代で3バックに変更してきたが、大宮は相手ゴールへ迫っていく。

77分、敵陣右サイドからのFKから、途中出場の櫛引がヘディングで合わせる。しかし、枠へ持っていくことはできない。

80分、3バック左の河面が斜めの縦パスを入れ、2シャドーの奥抜が1トップのイバへつなぐ。イバのワンタッチパスから奥抜がペナルティエリア内へ入り込むが、相手DFにクリアされる。

敵陣での攻防はなおも続く。87分、右サイドのスローインを櫛引が入れ、ペナルティエリア内のイバが相手を背負いながら落とし、走り込んだ佐相が左足でシュートする。至近距離からの決定的な一撃だったが、相手GKに弾き出された。

最終盤は3バック中央の西村を前線へ上げ、パワープレーにも活路を求めようとした。しかし、得点を奪うことはできない。猛攻は実らず、1-3のまま終了のホイッスルを聞いた。

他会場の結果を受けての順位は、前節と同じ17位となっている。ただ、勝点1差の37で金沢と相模原が迫る。順位こそ変わらないものの、降格圏の19位との勝点差が詰まった。試合後のフラッシュインタビューに応じた霜田監督は、「もう2試合しかない。いまから急にサッカーがうまくなることはないので、しっかり気持ちを込めてサポーターのために全力で戦う」と話した。

36節から5試合連続で勝利を逃すこととなり、状況はよりシビアになっているが、自力で残留をつかみ取ることができる。霜田監督は「下を向いている暇はない」とも語る。今のチームには敗戦を悔やむよりも、1ミリも無駄にせずにパワーに変えていくことが求められるのだろう。残り2試合にすべての思いを注ぎ込み、J2に踏みとどまるのだ。

(総評:戸塚啓/写真:早草紀子)

続きを読む

監督コメント
監督 霜田 正浩
せっかくホームで大勢のサポーターが一緒に戦ってくれたのですが、その期待に応えられなかった悔しさしかありません。

試合内容はスコアほどの差があったとは思いませんが、失点の仕方は自滅してしまった形でしたし、もう少しイーブンな時間を長くしたかったです。

点を取りにいって点が取れなかったので、いろいろな反省はしますが、残り2試合しかないので、次の試合に勝つことだけを考えたいと思います。
選手コメント
MF 10 黒川 淳史
早い時間で先制できたのですが、追加点が取れず自分たちで難しい展開にしてしまいました。自分たちのミスからの失点ですし、ゲームコントロールの部分が課題です。場所や時間帯、相手の勢いによってプレーの選択をしなくてはいけないですし、ここ数試合はもったいない失点が多いです。

カウンターだけでなく、前の選手が相手陣内でキープして時間を作ることができればと話をしていて、良い部分も出ましたが、まだまだ改善の余地があると思います。きれいにやろうとするだけでなく、単純に走ることや戦うことなど、もっと勢いを出すためにはアグレッシブにやっていかないといけないと思います。
DF 20 櫛引 一紀
結果が必要な状況で負けてしまい厳しくなりましたが、残り2試合で自分たちが勝てば残留を決めることができますし、他のチームの結果を気にしなくても良いという意味では運があると思うので、ポジティブにとらえたいです。

今日も前半は良い入りができて、良いゲーム運びができていたと思いますが、同点に追いつかれると今までできていたサッカーができなくなったり、後半になると流れが変わってしまう傾向がここ数試合はあるので、良い時間をいかに長く続けられるか、最後のところで体を張れるかが大事だと思います。

守備のやり方を変えるなどもありますが、最後は守る気持ちだと思いますし、残り2試合はそこがすごく大事になってくるので、戦う姿勢を見せられる選手がピッチに多くいればいるほどチームにとってプラスになると思います。
FW 34 佐相 壱明
負けている状況でピッチに入りましたので、前へ前へ向かっていくプレーを出そうとしましたが、追加点が取れずに悔しい結果に終わりました。

右のウイングバックとして、クロスを上げることとゴール前に入っていくことを求められていましたが、チャンスを決め切らないといけないシーンでしたし、もっと冷静にGKの動きを見て蹴るべきでした。

とても厳しい状況ですが、サポーターの皆さまの応援が力になりますし、重要だと思っています。残り2試合、最後の最後まで一緒に戦ってください。よろしくお願いします。
フォトギャラリー

カテゴリー


X

パートナーバナー