第93回 天皇杯 2回戦
2013.9.7 [SAT] 13:00 NACK

大宮

  • 16' チョ ヨンチョル
  • 37' チョ ヨンチョル
  • 51' 今井 智基
  • 73' チョ ヨンチョル
4 - 0
2 前半 0
2 後半 0

岡山ネクスト

試合経過
メンバー

スターティングメンバー

GK 1 北野 貴之
DF 27 今井 智基
DF 34 片岡 洋介
DF 17 高橋 祥平
DF 8 下平 匠
MF 6 青木 拓矢
MF 7 上田 康太
MF 18 橋本 早十
59'
MF 9 チョ ヨンチョル
77'
FW 24 鈴木 規郎
65'
FW 32 長谷川 悠

控えメンバー

GK 31 清水 慶記
DF 3 福田 俊介
DF 2 菊地 光将
MF 20 和田 拓也
59'
MF 25 宮崎 泰右
77'
MF 13 渡邉 大剛
FW 28 富山 貴光
65'

監督

スターティングメンバー

GK 29 松原 修平
DF 37 山本 拓矢
DF 31 西原 誉志
DF 16 金光 栄大
MF 43 呉 大陸
73'
MF 41 幡野 貴紀
MF 28 岡﨑 和也
85'
MF 24 坂本 和哉
FW 33 飯田 涼
49'
FW 40 藤岡 浩介
FW 27 新中 剛史

控えメンバー

GK 50 木和田 匡
DF 58 板野 圭竜
DF 47 田中 雄輝
MF 45 加藤 健人
MF 23 宮田 直樹
85'
MF 36 寄特 直人
73'
FW 32 竹内 翼
49'

監督

試合詳細
22 シュート 11
10 GK 17
5 CK 5
10 直接FK 12
3 間接FK 1
1 PK 0
試合データ

主審

井上 知大

副審

高橋 佳久

副審

今岡 洋二

第4の審判員

高寺 恒如

入場者数

2,051人

天候

晴、弱

ピッチ状態

全面良芝、乾燥

気温/湿度

31.2℃/56%
ヨンチョルのハットトリックで4-0の快勝!
天皇杯が開幕し、アルディージャが2回戦に挑んだ。相手のファジアーノ岡山ネクストはJ2ファジアーノ岡山の育成チームで、地域リーグ(中国リーグ1部)に所属している。カテゴリーではJFLの下に位置するが、ノックアウト方式の天皇杯で油断は禁物だ。アルディージャにとっては初戦となるだけに、試合の入り方が重要になるだろう。

ノヴァコヴィッチ、ズラタン、ニールが代表戦で不在ということもあり、先発メンバーはこれまでの試合から大きく入れ替わった。GKには北野が入り、DFは左から下平、高橋、片岡、今井が最終ラインを形成。ボランチは青木と上田が組み、サイドハーフは右に橋本、左にチョ ヨンチョルが入った。ツートップは鈴木と長谷川がコンビを組む。無失点はもちろん、ゴールラッシュでJ1リーグ戦に弾みをつけたいところだ。試合は13時3分、ファジアーノ岡山ネクストのキックオフではじまった。

立ち上がりこそファジアーノ岡山ネクストの勢いに押される場面もあったが、徐々にペースを取り戻したアルディージャが攻勢に出る。

先制点は16分に生まれた。上田が右のオープンスペースに展開すると、走り込んだ今井が持ち前のスピードを生かしてドリブル突破。逆サイドに抜けたクロスをチョ ヨンチョルが冷静にけり込み、アルディージャが幸先よく1点を奪った。

その後も前線からのアプローチで中盤を制したアルディージャが、長短のパスを織り交ぜながらチャンスをつかむ。相手の3バックの裏にできたスペースを果敢に狙った。持ち前のスピードを存分に発揮したのがチョ ヨンチョルだ。17分には長谷川のスルーパスに抜け出して決定的なシュートを放った。22分には左サイドの突破から橋本のシュートをお膳立て。得点こそならなかったが、ゴールラッシュを予感させるシーンを立て続けに演出した。

さらに今井も積極的なオーバーラップで攻撃に厚みを加えた。待望の追加点は37分。今井のクロスに頭で合わせてチョ ヨンチョルが2点目をゲット。いい時間帯にリードを広げたアルディージャが、2-0で前半を折り返した。

後半に入っても、アルディージャの優勢は変わらない。51分には今井の攻撃的な姿勢が3点目を生んだ。右サイドでボールを奪うと、ドリブルでペナルティエリアまで侵入し、思い切って右足を振り抜いた。「勢いを持って攻め上がれた」と今井。後半の立ち上がりに3点目を奪ったアルディージャが、完全に試合の主導権を握った。

守備では高橋と片岡が最終ラインを統率し、相手に付け入るすきを与えなかった。ファジアーノ岡山ネクストのミドルシュートがポストを直撃する場面はあったが、崩されることはなかった。相手のセットプレーも、GK北野を軸に守備陣が懸命にゴール前で体を張った。

73分にはチョ ヨンチョルがPKを決めて、自身初となるハットトリックを達成。4-0でファジアーノ岡山ネクストを突き放し、試合を決定づけた。

4-0の快勝で2回戦を突破した。J1の貫録も見せた。しかし、試合内容を考えれば、課題が残ったのも事実。小倉監督は「相手の勇敢なプレーを前に、自分たちのサッカーができなかった。あと1点、あと一歩が、これからのJ1リーグ戦につながる。その大切さを思い知らされた」と気を引き締めた。「連敗を抜け、チームはいい方向に向いている。今日の勝利で勢いをつけて、残りのJ1リーグ戦を戦っていきたい」と今井。1週間後の新潟戦に向けて、弾みをつける一戦となった。

総評(総評:岩本勝暁/写真:早草紀子)

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監督コメント
監督 小倉 勉
今日は序盤から、相手の素晴らしい勇敢なプレーとプレッシャーに対し、自分たちのサッカーを全くさせてもらえない中で90分間が終わってしまったような感じを受けています。選手たちにも話をしましたが、あと1点、あと1歩、というところがこれからのJ1リーグ戦にもつながっていくと思いますので、そういう大切さを思い知らされた試合だったと感じています。

Q:本来の力を発揮できればもっと大差で勝てたということか?
試合のスコアもそうですけど、それは選手たち自身が一番よくわかっていると思います。選手たちには「この試合のビデオを最低1回は見てほしい」と言いました。そして何を感じるか、何を思って試合に臨むかが、次の新潟戦につながっていくと思います。まず選手たち自身に、そういう面をじっくり考えてもらいたいと思っています。
選手コメント
DF 27 今井 智基
Q:個人的には1得点2アシストだったが?
アシストは、(チョ)ヨンチョルくんが決めてくれたのが大きいです。得点は、勢いを持って攻め上がれたので「シュートで終わればいいかな」と思って打ちました。入って良かったです。2-0の状況で3点目が非常に大事でしたし、後半が始まってすぐだったので、チームがいい流れに乗るということも踏まえて、得点できて良かったと思います。

Q:これで公式戦2連勝だが今後への手応えは?
8連敗の時期はとても苦しかったですが、横浜FM戦に勝てたことでチームもまたいい雰囲気になり、いい方向を向けると思っています。このまま勢いづいて残りのJ1リーグ戦も頑張っていきたいです。
MF 9 チョ ヨンチョル
Q:試合全体を振り返って。
13時試合開始で暑い中での試合でした。相手もアグレッシブに来て、序盤は少し大変でしたが、どんどん流れをつかんで、その中で得点を取ることもできました。ただ、全体的にはもっと得点を取れる場面があったので、そこは修正していきたいです。

Q:3得点それぞれの得点シーンを振り返って。
試合前からメロ(今井)と「中に飛び込むから、タイミングが合えばクロスを上げて」という話をしていました。1点目と2点目は、それが本当にぴったりと合った得点だったので、コミュニケーションを取っておいて良かったな、という感じです。3点目は、(下平)匠くんがもらったPKを僕に蹴らせてくれたので、本当に感謝しています。

Q:J1リーグ戦の次節新潟戦への意気込みを。
前節横浜FMに勝って、今日もいい形で勝てたので、また1週間しっかりと準備して、新潟でもいい試合をできるようにしたいです。僕もこの勢いに乗って得点を取りたいですし、絶対に勝利したいと思っています。
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