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「NTTベトナムプレゼンツ 大宮アルディージャサッカー教室 in ベトナム」開催レポート
 5月6日(日)から7日(月)にかけて、「NTTベトナムプレゼンツ 大宮アルディージャサッカー教室 in ベトナム」を実施しました。

 NTTベトナムはベトナムへの支援活動として、毎年、恵まれない町や村の学校や病院施設を訪問し、支援金や文房具、生活用品などを届けております。今回の活動は、NTTベトナムの支援活動の一環として、ベトナム独立戦争の聖地ディエン・ビエン・フーから車で4時間かけて行くトゥアチュアにおいて、大宮アルディージャとサッカー教室を開催することにより、現地の子どもたちにサッカーの楽しさを体験してもらいたい、より笑顔になってもらいたいという目的のもと実施しました。

※ディエン・ビエン・フーとは…
ハノイの西方350kmに位置する。第一次インドシナ戦争中最大の「ディエン・ビエン・フーの戦い(1954年)」にて最後のフランス軍を壊滅・撤退させた場所としてベトナム人および海外からの観光者に広く知られている。


■5月6日(日)
 初日はハノイから午前中の飛行機にてディエン・ビエン・フーまで約1時間のフライト。その後、車に乗り込み険しい山道を約4時間かけてトゥアチュアという村に向かいました。到着が遅くなったにもかかわらず、現地の小学校の生徒と先生、関係者の皆さまから心のこもったセレモニーを開催していただき、NTTベトナムとともに我々も歓迎していただきました。
 先生のお話では、訪問した村のある学校は校舎も宿舎も壊れてしまっていて、使える教室やキッチンなどをみんなで共有して過ごしているとのことでした。セレモニーを開催してくれた学校の宿舎も屋根が壊れていて、雨漏りがするところで子どもたちが寝泊まりをしていました。その子どもたちが一生懸命の歓迎セレモニーを開催してくれたので、伊東真吾U-12コーチは「明日は絶対に子どもたちに喜んでもらえる活動をしなければならない」と意気込んでいました。

■5月7日(月)
 サッカー教室は、午前8時00分よりトゥアチュアのサーニェ小学校に入ると、昨日に引き続き、生徒約600名が盛大な歓迎セレモニーを開催してくれました。セレモニーが終わると、NTTベトナム福山所長の挨拶の中で、大宮アルディージャを紹介していただき、サッカー教室がスタート。NTTベトナムのロゴが入ったオレンジ色のTシャツに着替えた約30名の子どもたちがグラウンドに移動すると、伊東真吾U-12コーチとともに一斉にグラウンドに散らばり、みんな元気いっぱい、笑顔いっぱいにグラウンドを走り回ってサッカーを楽しみました。


□NTTベトナム 福山正文所長 コメント
私はおかげさまで20年以上もベトナムにいるので、この国を可能な形で援助したい、めぐまれない地方の町や村の施設や、子どもたちをサポートしたいという気持ちからスタートしたこの活動です。ここまでお金や支援物資を届ける活動をしておりました。貧しいところの病院では、重病患者に手渡しで支援物資を届けたこともありました。しかし、ある時から物をあげるだけではなく、貧しい子どもたちの心に残る(しみわたる)活動ができないかと考えていたところ、大宮アルディージャのアジアでの活動を知り、「これだ!」と思ったことがきっかけで、今回の支援活動にアルディージャにも来てもらうことになりました。今回は一緒に活動できて、間違いなく子どもたちの心に残る、ハートとハートが触れ合える素晴らしい活動となったと確信しております。

□伊東真吾 地域プロデュース部U-12コーチ コメント
日本とは環境も文化も違う地でサッカーを通して交流を持てたことをとても嬉しく思います。東南アジアでの活動を通して常に思うことは、ボール1つあれば言葉や国境の壁は一瞬で吹き飛んでしまうということです。今回は決して恵まれているとは言えない環境の子どもたちとふれあいましたが、最初は不安そうにこちらを見て距離を取っていた彼らが、最後には溢れんばかりの笑顔で元気にハイタッチしに来てくれたことにとても感動しました。今後もこういった活動を通して少しでも多くの人々に笑顔と感動を届けたいと思うとともに、今回多大なるご協力を頂いたNTTベトナムの方々、そしてとても暖かく迎えてくれた現地の方々に感謝を申し上げます。

□秋元利幸 事業本部グローバル推進担当 コメント
今回はNTTベトナムとご一緒させていただき、ベトナムのディエン・ビエン・フーからさらに奥の貧しい町で活動しました。ここは、普段は外国人は入れない村なのですが、特別に入れていただきました。現地の幼稚園を訪問して校舎を建てる資金を寄付したり、恵まれない子どもたちを訪問して積極的触れ合う福山所長を見ていると「私たちももっとやらなければ」と気づかされました。最後に訪問した小学校は、今回訪問した中でも一番貧しく、どこの小学校にも入れない子どもが約100人通っていました。子どもたちは靴を履いてなかったり、洋服が買えずに1年間毎日同じものを着ているのだそうです。1人の子どものランチボックスを見せてもらったところ、言葉は悪いですが、中には干からびたご飯がほんのすこしだけ入っているだけでした。子どもたちに優しい笑顔で買ってきたお菓子を配る福山所長に、初めは怖がって険しい表情をしていた子どもたちも次第に笑顔になり、美味しそうにお菓子を食べ始めました。この光景を見て、NTTベトナムと一緒に我々も何かできるのではないか、やらなければならない事があるのではないか、と感じました。


 大宮アルディージャでは国際交流、社会貢献活動の一環として、東南アジア諸国を対象に、今後も様々な活動を行ってまいります。
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