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ファン・サポーターの皆さまへ

日頃より大宮アルディージャに対し熱いご支援・ご声援を賜り誠にありがとうございます。
 本日行われた天皇杯準々決勝をもって、トップチームの2012シーズンの試合日程はすべて終了いたしました。シーズンを通して、皆さまには多くのご声援をいただき、誠にありがとうございました。深く御礼申し上げます。
 2012シーズンを終えての総括を以下の通りお伝えさせていただきます。


<チームの未来>
 トップチームに関しましては、継続性のあるチーム作りを目指すとともに前シーズンの戦力の維持とさらなる上積みを基盤に、リーグ戦で“勝点50以上”を目標といたしましたが、結果として今シーズンもJ1残留を争う形となってしまいました。この点につきましては、私たち大宮アルディージャが目標を達成するために果たすべき努力が足りなかったものと感じております。しかしその中でも鈴木淳前監督に替わり、6月に就任したベルデニック監督のもと、チームの課題であった守備面の改善を行い、9月以降のリーグ戦では11試合無敗、その期間では4失点という安定した戦いをしてくれました。また天皇杯についてはシーズン終盤の安定した戦いを継続し、リーグ戦とは違う一発勝負という戦いの中、ベスト8で敗退という結果となりましたが、来シーズンはさらなる高みを目指して参ります。
 来シーズンに向けては、今シーズンの結果の分析を行うとともに、練習環境の改善と併行し、フィジカル強化・コンディション維持のための改善を行い、現有戦力をベースにしたチーム力のアップを図りシーズンを通し安定した戦いを続け、ひとつでも上の順位を目指し、勝利で皆さまと喜び合えるシーズンにして参ります。
 アカデミー活動ではユースからジュニアの3世代揃っての活動として6シーズン目を迎えることができました。それぞれのカテゴリーにおいて、各大会で着実に結果を残せるようになり、選手個人を見てもユースから3選手がトップ登録をし、さらに年代別の日本代表や選抜チームに選出され、国内トップクラスの選手との切磋琢磨、そして海外遠征などの経験がチームに還元されてきていると感じております。そして2013シーズンには川田 修平選手のトップチーム昇格が決まり活躍を期待しています。
 また今夏には、東 慶悟選手がロンドンオリンピック日本代表メンバーとして、全試合に出場、44年ぶりのベスト4進出に大きな役割を果たしてくれました。大宮アルディージャ、そしてホームタウンを代表して国際舞台で持てる力をすべて出し切り闘ってきた経験は、リーグ戦終盤のチーム力の向上によい影響を及ぼしてくれたものと感じています。クラブとしては、このように国際大会に出場する選手をひとりでも多く輩出することで、継続的なチーム力の向上につなげていきたいと考えております。


<クラブの未来>
 待望の新クラブハウス・練習場が完成し、来シーズンより活動が始まります。これまでクラブに関わってこられた皆さまの念願であった“ホームタウンにクラブハウス・練習場”を実現するものであり、Jリーグ参入15周年目にこの時を迎えられることを大変うれしく思います。
 新クラブハウスは、「Ardija Vision 2020 "未来を、ともに。"」の実現に向けての基盤となり、 かつ実現を加速させるものであり、これを機にクラブの一体感をより強固にし、チームの強化・ファン・サポーターの皆さま、ホームタウンの皆さまとの交流を活性化させる重要な役割を担っております。多くの方々とともにクラブの未来をともに歩み、そして未来をともに創り上げていける場としてまいります。
 昨年発生した東日本大震災の復興に向けては、「長期的」かつ「継続的」に実施するものとして、今年もホームゲームでの募金活動を始め、被災地でのサッカー教室や大宮ロータリークラブ様と協力してサッカーボールの寄贈などを行いました。クラブとしては、被災地の皆さまの要望を伺いながら、“環境の復興”とともに“心の復興”に向けても活動を行ってまいります。


<地域の未来>
 ホームタウン活動については、これまで以上に親密に活動できたことを実感できる1年でありました。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。具体的には、大宮駅構内へのスタジアム案内看板の設置、駅前商店街への選手バナーの設置、そしてホームゲーム開催時にビジタークラブ歓迎施策としてのフラッグ掲出など、これまでにない新たな取り組みをホームタウンの皆さまとともに実施させていただくことができました。前述の施策以外にも多くの方から協働施策のご提案をいただくなど、大宮アルディージャを通じた地域活性化の想いを強くしていただいていると思います。
 また、さいたま市北部少年サッカー指導者協議会の加盟チームおよびアルディージャサッカースクールを卒業した子供たちを対象に「未来を、ともに。絆カード」の贈呈を開始しました。試合によってはチケット完売のためご利用いただけない事態も発生しており、絆カードをお持ちの皆さまには大変申し訳なく思っております。しかしながら、このカードに込めた「サッカーを通じて、出会った仲間という“人生の宝物”を大切にしてほしい。仲間との絆をいつまでも忘れてほしくない。」という想いは、確実に皆さまにお届けできていると感じており、継続的な活動がクラブ理念である「より良い地域社会」を実現するものと思っております。
 これからもクラブとしては、「大宮」を名乗らせていただいている一員として、これからも継続的に活動を行い、ホームタウンの皆さまとともに歩みを進めてまいります。


 2012シーズンは「人に優しいクラブ運営」をテーマに掲げ、スタジアムにご来場いただく皆さまをはじめ、クラブに関わるすべての方ひとりひとりを大切にし、喜んでいただけるクラブ運営を行ってまいりました。シーズン終盤では「大宮共闘」を掲げ、クラブに関わるすべてのアルディージャファミリーが一丸となって闘い抜き、来シーズンもJ1の舞台で戦えることになりました。まだまだ改善すべき部分はありますが、皆さまからのご意見をいただきながら、クラブ理念である「夢と感動をわかち合える、より良い地域社会の実現に貢献します。」に向けて来シーズンも継続的に取り組んで参ります。引き続きご支援・ご声援をよろしくお願いします。

大宮アルディージャ
代表取締役社長 鈴木 茂


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