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　グアムキャンプ、宮崎キャンプと1年間の長いシーズンを戦うために体を鍛えあげるハードなトレーニングキャンプも今日で最終日となりました。選手たちは「やっと終わった!」という気持ちと、「いよいよシーズン開幕に向けて次の段階に入る!」と両方の気持ちでいると思います。そして、宮崎キャンプ最終日は12:00より徳島ヴォルティスと宮崎県総合公園にて練習試合を行いました。結果は4−2で勝利を収め、この宮崎キャンプの練習試合では3戦3勝と非常に良い結果でキャンプを締めくくることが出来ました。しかし、ベルデニック監督は「まだまだいい所も悪い所もある」と厳しく振り返っておりますが、総合的には「選手個々の特長や現時点でのポテンシャルがしっかりと確認できた」と納得のキャンプだったのではないかと思います。

　そして、本日は鈴木 茂代表取締役社長がクラブを代表して宮崎県知事の河野俊嗣様を表敬訪問し、宮崎牛15キロを頂き、そのあと宮崎市観光商工部部長の河野善見様・スポーツアドバイザーの川崎公村様を表敬訪問いたしました。宮崎のみなさまのお陰で良いキャンプを行うことが出来ました。ありがとうございました。




ベルデニック監督　キャンプ総括コメント
「宮崎キャンプでは、4日間で3試合という非常にタイトなスケジュールで練習試合を行いました。疲労のある中での試合もありましたが、けがの危険性も考慮しながら、負荷を高く与えることで超回復させるという狙いもありました。各々の試合については、いい部分も悪い部分もあった大分戦(2/9)、相手がアグレッシブに来たためにいいプレーができなかった富山戦(2/11)、いい形を多く作り出すことができた徳島戦(2/12)とありましたが、やろうとしていることは試合の中で表現できましたし、選手個々の特長や現時点でのポテンシャルがしっかりと確認できたキャンプになりました。

グアムキャンプ中に選手と個人面談を行ないましたが、その後は非常にモチベーション高く取り組んでいると感じられ、いい影響があったのではないかと思っています。ほぼ全選手が「もっと成長したい、もっとうまくなりたい」と口にしていましたが、それと同時に「クラブやチームメートをサポートしていく」という思い、「自分たちがクラブを大きくするんだ」という意識がモチベーションにつながっているとも感じられました。彼らは決してエゴイストではありません。非常にポジティブで、そうした意識がある限り必ずやチームは成長していくだろうと思うことができました。

Ｊ１リーグ戦の開幕までは、まだ2週間以上あります。当然、全体的に安定しない部分はありますので、そういった部分を改善し安定させながらチームを仕上げていきたいと思います。まずは昨年終盤の好調だった頃のコンディション、フォームに早く戻していくことが大切です。昨年は、そのレベルに到達するまで3か月も試行錯誤してしまいました。始動から開幕までの6〜7週間で昨年のフォームに戻していきたいと思っています。さらに、そのレベルに戻していきながらも、昨年以上のプレーの質を求めていくこと、向上させていくこと、そしてプレーに安定感をつけていくことが課題になってきます。

キャンプでの練習試合でまず第一に考えたのは、「全員にチャンスがある」ということを選手たちに意識してもらえるようなメンバー構成にする、ということです。同じスタートラインから、全体を見ながら平等にチャンスを与えていきました。宮崎から帰った後は、開幕に向けてメンバーをある程度固定させてチームを固めていきたいと考えています。湘南とのプレシーズンマッチからは、現時点でのベストメンバーをセレクトしていきたいと思います。もちろんその中で、いくつかのポジションは競争になるでしょう。キャンプでいいパフォーマンスを見せた選手にはさらにチャンスを与え、チームを固めていくところで評価していきたいと思います。」